七色のドリフト使い(再制作予定)   作:独田圭(ドクタケ)

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えー、どうも。
誤字が半端無いアホな作者ことDoctor Kです。

改めて思いますが小説を書くのって、かなり頭を使いますね。そのせいかストーリーやキャラ設定を考える度に苦労します。

完結するまでかなり時間が掛かりそう・・・(白目)


第5話 豆腐屋デート?そして衝撃の事実

 

 

 

 

池谷とのバトルに勝ったその翌日

 

アリスは自室のベッドに寝転がりながら昨日のバトルを振り返っていた。

 

昨日のバトル、結果的にはアリスが勝利したが反省すべき点も勿論あった。

 

池谷の後ろに付いて走っていた時は相手の分析に専念していたが自分でも知らぬ間にテンションが上がり、池谷を追い抜いた後はパフォーマンスドリフトを多用し過ぎた。

 

バトルには勝ったが彼女の性格上、勝ったから良いかという気持ちにはなれなかった。

 

アリス「(はぁ・・・あの時の私は限度という物をわきまえていなかったのかしら、その点藤原くんは私とは違うわね。)」

 

拓海の走りもドリフト中心のスタイルだが、アリスのそれとは違って彼の場合のドリフトは速く走る為の手段に過ぎない。これは一緒に走り込みをしている彼女だからこそ分かる事だ。

 

普段はメカや駆け引きを教えているが、アリスもまた拓海にテクニックを言葉ではなく走りそのもので教えられていた。

 

アリス「考え事をしていても仕方がないわ、今から山に行きましょう。」

 

新たな課題が見つかれば答えが出るまで走り込みあるのみ、まだ昼間なのだがアリスは家の玄関を出て車に乗り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

住宅街を出て車は商店街に入る。

 

どうせなら拓海も一緒に誘おうと思った時、拓海の実家が豆腐屋をやっている事を思い出し、ついでだから少し寄って行こうと思い立った。

 

アリス「確か藤原くんの家は商店街の入り口付近にあるって武内くんから聞いたんだけど・・・」

 

どういう話の流れでその話になったかは覚えていないが以前アリスは拓海の親友の樹から拓海の家の事について聞いていた。

 

その時は拓海とほとんど接点が無かった為大して興味は無かったが、今思えば結構重要な情報だったとアリスは思う。人生何が幸いするか分かった物では無い。

 

探し始めて数分程で目的の場所はあった。

 

でかでかと藤原とうふ店と書かれており、その家の横には今ではすっかり見慣れたハチロクの姿があった。

 

本当はコインパーキングみたいな場所に車を停めたかったが商店街の中なので生憎そのような場所は無く、仕方がないので他の車の通行の邪魔にならない様に車を停めた。

 

アリス「ごめん下さい!!」

 

程々の勢いで戸を開け、来客を告げるべく普段出した事の無い程の声量で呼び掛けた。

 

しかし少し待っても反応が無い。

 

??「おぉ、少し待っててくれ。」

 

と思いきや居間から目が開いているのか閉じているのか分からない目を持つ、若干ぶっきらぼうな感じの中年の男がのっそりと現れた。

 

恐らく拓海の父親なのだろうとアリスは見当を付ける。

 

??「はい、いらっしゃい。」

 

アリスを客だと思って対応しているこの男こそ、かつて伝説の走り屋と呼ばれた男、藤原文太。拓海の実の父であり拓海に走りを教え込んだ張本人でもある。

 

とりあえず豆腐の事は後にして、アリスは此処に来た当初の目的を伝える事にした。

 

アリス「あの、拓海くんの友達で拓海くんに用事があって来たんですけど。」

 

文太「拓海に用か、これまた珍しいな。ところであんた、名前は何て言うんだ?」

 

アリス「私はアリス・マーガトロイドと言います。拓海くんとは同じ学校の同級生です。」

 

文太「マーガトロイドだと?・・・なんか久しぶりにそんな名前を聞いた気がするな。」

 

アリス「えーっと、どういう事ですか?」

 

文太「いや、此方の話だ。拓海に用が有るんだろ、ちょっと待ってな。」

 

そう言うと文太は奥に引っ込んで行った。

 

文太「『たくみー!!起きろ!!いつまで寝てんだ!!お客さんだぞ!!』」

 

拓海「『どーせ樹だろぉ。』」

 

文太「『いいから早く来い!!』」

 

ドタドタとゆっくりとした足取りで2階からいつも以上に眠そうな顔をした拓海が降りて来た。

 

拓海「はい、どちら様・・・ってあれ?」

 

アリス「こんにちは、元気にしてた?」

 

予想もしていなかった人物の突然の訪問に拓海は呆然とする。

 

アリス「ふふっ、私が来た事に驚いたかしら?」

 

拓海「そりゃ驚いたよ。てっきり樹が来たと思っていたからさぁ。」

 

文太「ほぉー、この娘は拓海の彼女か何かか?」

 

アリス「か、彼女!?私と拓海くんは友達という関係であって、彼女なんて・・・//」

 

拓海「親父ぃ!?何茶化してんだよ!!」

 

文太のまさかの言動に2人共赤面し、必死に弁解する。だが内心では・・・

 

アリス「(藤原くんの彼女と言われて悪い気はしないけど・・・・・・って何考えてんのよ私!?)」

 

拓海「(アリスの彼氏だったらどんなに良かったか・・・)」

 

なんて事を思う2人だった。

 

拓海「と、とりあえず上がってよ、ここで立ち話してるのも何だし。」

 

アリス「え、えぇ。お邪魔します。」

 

逃げるようにその場を離れ、拓海はアリスを2階の自室に案内した。

 

その道中、先の文太の発言を意識してか2人共無言だった。

 

一言で言えば拓海の部屋は殺風景な感じだった。物が散らかっている訳じゃ無ければ、特別何かがある訳でも無かった。あるのは机とベッドだけ。

 

拓海「良く俺ん家が分かったな。」

 

アリス「武内くんから藤原くんの家の事は聞いていたし、藤原くんの車にステッカーが貼ってあったでしょ、それを頼りに探してみたのよ。迷惑だった?」

 

拓海「別に迷惑なんかじゃ無ぇよ、それと拓海って呼び捨てで良いよ。名字で呼ばれると何だかむず痒いんだ。」

 

アリス「分かったわ、でもなんとなく呼び捨てで呼ぶのは嫌だから拓海くんで良い?」

 

拓海「別に良いよ。」

 

アリスは拓海のみならず異性を呼び捨てで呼ぶ事に抵抗があった。理由は単になんとなくだが。

 

時刻は昼を過ぎていた。アリスは拓海の誘いもあって、拓海の家で昼食を採る事にした。

 

拓海「商売の売れ残りしか無いけど、大丈夫かな?」

 

アリス「良いわよ、気にしてないわ。」

 

昼食のメニューはご飯と野菜炒めに商売で作っている手作りの豆腐で作った厚揚げと冷奴だった。豆腐はご飯のおかずにはならないがアリスはそれでも良かった。

 

一口運ぶと大豆特有のほのかな甘味が口に広がる。

 

アリス「・・・美味しい。」

 

拓海「そうか?市販の豆腐とあまり変わらないと思うけど。」

 

アリス「そんな事無いわ、拓海くんが丹精込めて作っているからやさしい味がするわ。」

 

拓海「俺が作ってる訳じゃ無いけどね・・・」

 

拓海に向かってニッコリと微笑む。拓海はアリスの笑顔にしばし見とれていた。

 

その後食事を終えてアリスが拓海に峠に行こうと言い出し、拓海もそれに了承した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、池谷達が勤めるガソリンスタンドでは・・・

 

池谷「それはもう一瞬の出来事でしたよ、大人しかったと思ったら急にパッシングされてあっという間に突き放されたんですよ。」

 

??「負けた割には随分嬉しそうじゃ無いか。」

 

池谷「あそこまで力の差を見せ付けられると悔しさ通り越していっそ清々しいんですよ。」

 

樹「池谷先輩、バトルの後も同じ様な事言ってましたよねぇ。」

 

??「それほどインパクトの強いドライバーだったという訳か。」

 

池谷と樹の会話に参加している、これまた中年の男性がいた。

 

男の名前は立花祐一。ガソリンスタンドの店長をしており昔は走り屋をやっていたらしく、文太と良く一緒に秋名山を攻めていたという。

 

店長「それで、その娘の名前は何て言うんだ?」

 

池谷「店長、その事なら前に話したじゃないですか。」

 

樹「そうですよ、俺や拓海と同じクラスで走り屋をやっている女の子の事ですよ、名前はアリス・マーガトロイドって言います。」

 

樹がそう言うと、祐一の表情が変わった。

 

店長「何!?マーガトロイドだと!!」

 

池谷「どうかしたんですか店長?」

 

店長「いやなに、久しぶりにその名を思い出したんだよ、20年振りかな。」

 

祐一は自分達が走り屋やっていた頃の話をし始めた。

 

店長「その頃、俺や文太は毎日のように秋名山を攻めていたんだ。その時ぐらいかな、秋名に一人の走り屋が現れたんだ。腕も凄かったが驚いた事にその走り屋は女性だったんだ、名前は【アリシア・マーガトロイド】って言う。俺達は半分ナンパみたいな感じで声を掛けたんだ、あっさり断られたけどな。それからアリシアは俺達と良く一緒に秋名を攻めるようになったんだ。バトルでは文太とアリシアが秋名を走れば、プロのドライバーですら相手にならなかった。いつしか2人は【秋名の2大巨頭】と呼ばれるようになっていたよ。その後文太ともバトルをしてな、アリシアが文太を負かしたんだ。」

 

池谷・樹「「ええぇぇぇぇ!!」」

 

あまりにも衝撃的な事実に池谷達は開いた口がふさがらなかった。

 

店長「その直ぐ後にアリシアは子供が出来たからと言って走り屋を辞めたから文太を負かしたのは後にも先にもアリシアだけとなったんだ。」

 

池谷「その子供ってまさか・・・」

 

樹「絶対アリスの事だ!!」

 

店長「恐らくそうだろう、その息子達が今では一緒に秋名を攻めてんだ。全く、まさに運命的な巡り合わせだな。」

 

過去の文太の秘密を知った池谷と樹。

 

文太を唯一負かしたアリシア・マーガトロイドという女性の存在。

 

そして十数年の時を得て、秋名山で出逢ったその息子と娘。

 

このままいけば2人は確実に親と同じ道を辿るだろう。

 

一つ違う所があるとすれば、アリスと拓海は互いに好意を持っているという事。

 

この違いがこの先どう影響してくるのか、

 

それはまだ誰も知らない・・・

 

【完】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





まず初めに原作との違いをお伝えします。

・拓海がすでに走り屋をやっている。
・池谷達は拓海が走り屋をやっている事を知っている。
・レッドサンズと交流戦をやっていない。
・文太がバトルで一度負けている。
・樹が空気・・・などなど。

以上の点です。

尚、アリスの母親に関しては物語の展開上、必要だと判断し登場させました。

ちなみにアリス母の名前は戦ヴァル1のヒロインの名前を頂戴しました。

前書きで白目剥いてましたよね?

ありゃ嘘だ!!オラ、スンゴクワクワクシテキタゾ!!




・・・失礼しました。




ではご機嫌よう。




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