IS・人並みの幸せ   作:1056隊風見鶏少尉

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本当にお久しぶりです。
実を言うとエタってました。
仕事と疲れから全く書く気も起きず、しかし書きたい欲もないわけでなく焦り、でも今後が浮かばない悪循環に陥っていまして……
でも完結までは持っていくつもりでいますので気長に待っていただけると嬉しいです。
 それから今更ですが誤字報告、感想等ありがとうございます。

あととても短いです。すみません、これから感覚を取り戻していきます、


二十七話『5回目のはじめまして』

 

 ――それから、決死の思いで引き金となる言葉を見つけ出したのだが、その言葉を知る者にとっては何故その言葉なのか理解しがたいものであった。

 

 『篠ノ之』

 

 それが愛染朝陽の記憶の忘却の言葉(ワード)だった。

 

 

 

 

 

 

――あ、おはようございます皆さん。僕が目覚めてから4日が過ぎました。

 あれからよく覚えていない、というか思い出せないが正しいのでしょうか? ひどく記憶が曖昧な気がします。

 どこまで? というのも定かでないような……あ、ですが流石に最近のことは覚えていますよ。といっても痛い思い出ですが。

 ――すこし暗くなってしまいましたね、いけません。ですがそれだけではないんです、嬉しいことはそれ以上にありましたから。

 そう! 僕に始めてかもしれない友達ができたんです。織斑一夏(いちか)くん、織斑千冬(ちふゆ)先生、山田麻耶(まや)先生、『『篠原』箒(ほうき)』ちゃん、布仏本音(ほんね)ちゃん、鳳鈴音(りん)ちゃん、更識簪(かんざし)ちゃん、先輩の牧部理澄(まきべ)さん、三姉妹のウォルトさんたち、他にもたくさんいました。とても嬉しい限りです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――どうもおはようございます。愛染朝陽です。あれから一週間が経ちました。壊してしまった左の義眼と左腕の義手の再交換の手配、筋力の低下で今は自室による勉強をしています。車椅子に乗っているので移動は問題ないのですが、授業はまだしもISによる訓練、負った怪我が治りきっていないので了承できないと千冬先生にキツく言われたので言われた通りに自室でやっています。

 これが普通に難しいのです、独特の専門用語が各所にあるため覚えられず四苦八苦していてなかなか進みません。前にもらっていたであろう要点がまとめられたプリント群やノートがなければ進められなかったのでとても助かりました。

 

 

 『――んっ、んんっ……はぁっ。すこし休憩しましょうか』

 

 大きく伸びをして体をほぐす。3時間ほどして今はもう12時ほど。もうお昼ですか。

 お茶でも飲もうと冷蔵庫に向かう。暖かいのを飲もう思ったのですが茶葉を購買で買い忘れたので買い置きしておいたペットボトルを手に取る。

 しかし、ここですこし問題がおきてしまった。

 

 『……か、固いですね』

 

 筋力の低下した僕の腕では持つのは出来るが片腕でペットボトルのキャップを開けるのがすこし困難だった。義手にもまだ慣れていないこともありさらに難しく感じる。

 四苦八苦したあと、足にはさんでようやく開けることができた。

 お茶を飲みながらすこし考え事をする。前は布仏本音(ほんね)ちゃんという子がいたらしいが今は一人部屋になっている。深い理由は教えてくれなかったが事情があるらしい。何だろうと思いつつもそこで話は打ち止めた。

 そういえば、お昼はお腹が空いていないので食べなくていいか、それなら

勉強を続けようと机に向かって再び勉強を再開し始めた。

 

 

 

 

 

 

 あれから何度か休憩を挟みながら勉強して、時刻は午後7時。夕食の時間になりました。

 ですが僕のお腹は空きません。やっぱり少しおかしいなと一週間前にも思っていたことですが、仕方がありません。空かなくても食べないと倒れてしましますので食べます。

 その時扉がノックされたのでどうぞと促す。入ってきたのはよく知っている人たちだった。

 

 「邪魔するぞ愛染」

 

 部屋に入ってきたのは千冬先生、摩耶先生、ラウラちゃん、箒ちゃん、鈴ちゃんだった。

 

 『あ、皆さんどうしたんですか? こんなにいっぱいで来るなんて』

 

 「なに、もう夕食の時間だろう? なら一緒に食べないかと思ってな」

 

 時間からしてちょうどなのだろう、それで僕を誘いに来た、といったところだった。

 

 『いいですよ。行きましょうか』

 

 そう言って僕はペットボトルを机の上に置き、広げていた教科書類を閉じてから車椅子を動かして出口に向かった。

 

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