好きな俳優は竹野○豊、好きな女優は真木よ○子のメガネコです。
最近前書きに書くことがなくなってきた…。
あと感想が100件超えました!
始めた当初は、感想なんて一件来るかこないかだろうなぁと思っていたのが、その百倍…。
本当に見てくださっている方々には感謝しています!
感想があると作品を作るペースも早くなりますしw本当に励みになってます(*ノωノ)
今回は少し短いです。
でもめぐりさんは出てきます!
ご指摘ご感想があればしていただけると幸いです。
めぐりside
休み明けてからの数日は八幡君にとっては平和だったようだ。
私としては毎日登下校一緒に出来ているし、お弁当も好き嫌いなく食べてくれているし、
何も言うことはない。
と言うか、逆にうまくいきすぎて不安になるくらいだ。
しかも今日は生徒会室を使って八幡君と二人でのお弁当だ。
ルンルン気分で生徒会室に向かっていく。
入り口に一人の男の子がいた。
私はその姿をみて思わずうれしくなって手を振りながら近寄る。
「八幡君、待った?」
「いえ、さっき来たところですよ。」
なんかこの会話は付き合っている恋人同士の会話みたいだ。
そう思ってしまい、急に恥ずかしさがわいてくる。
固まってしまった私を心配してくれたのか
「顔が赤いですよ?熱でもあるんですか?」
そう言いながら彼が優しく私のおでこに触れる。
「そんなに熱くないですけど……今日は早く寝てくださいね?」
「う、うん…。」
こういうことを平然とやってくるんだから、この人は…。
自分以外の人に、特に女の子にはこんなことやってほしくはないなぁ……。
優しいのはいいことだけどさ…。
そんなことを考えながら生徒会室の扉を開け、中に入る。
長机に弁当を置き、彼の隣に座る。
そして持ってきた紅茶を紙コップに注ぎ彼に渡す。
「いつもありがとうございます。めぐりさん」
彼はそう言いながら受け取る。
「別にいいよ~。私がしたくてしてるんだからさ。」
そう言って微笑む。
「「いただきます」」
・
・・・
・・・・・
二人とも弁当を食べ終わり、食後のゆっくりとした時間を楽しんでいる。
「昨日何かあった?」
私がそう聞くと
「………何もなかったわけではないです…。」
彼が少しためらいがちに言ってくる。
もしかして、また何か言われ始めたのだろうか?
「何があったの?」
真剣な表情で聞き返す。
「いや、俺の事ではないんですが…。相模って覚えてますか?」
急に相模さんのことが出てきて私は思わず顔をしかめる。
彼の悪口を広めている人であり、今回のことで一番どうにかしなければならない人だ。
その彼女に何が……。
「うん…覚えているけど…。」
「相模が今クラスで孤立しているんです。そのこと自体は何も思わなかったんですが、沙希が危ない場面にあっていたということを昨日聞いて、気になっているんです。」
ん?今沙希って言わなかった…?
また女の子……………。
少し暗い気持ちが芽生えてしまう。
「あ、あの…めぐりさん…?なんでムッとしてるんですか?」
彼は戸惑ったように聞いてくる。
ジト目で彼を見ながら
「沙希ちゃん?だっけ。八幡君のお友達…?」
と聞いてみる。
「え、ええ、そうですけど………。それが何か…?」
ボッチって何なんだろう…。
あんなにかわいい子たちがいて、女友達がいるのにボッチなんだろうか…?
またライバルが増えたことに小さくため息をつく。
「また、女の子か……」
ぽしょりと口から洩れてしまう。
まあ、しょうがない。
もともと二人強力なライバルがいたんだ。
今頃一人増えても変わらないだろう。
それに私はひく気はないし…。
首をプルプル振って気持ちを切り替える。
「でも相模さんが責められているのって、ひどい言い方かもしれないけど自業自得じゃないかな…。」
私は素直に思っていることを言う。
悪口を広めて、そのせいで責められる。
正直何も言えない…。
「そのことに関しては、俺も自業自得だと思うんですよ。
でも、俺は周りの人が気にくわないんです…。」
彼はゆっくりと言葉を紡いでいく。
「一人の奴が何かを言われていたら、周囲にのって自分もそいつのことを悪く言う。
そいつがかわいそうだと言われ始めたら、さも自分は心配してましたよ、みたいな顔でみんなでそいつのことを心配してたみたいに言う。」
「そんなくだらない連中のせいで被害が大きくなることが許せないんです。
例えば、相模のことで俺が文句を言うのは分かります。
でも、関係ない上級生に顔を殴られることは本当に相模のせいなんでしょうか?」
「その上級生と相模には何の関係もないのに……。
今嫌われ者だからって、一方的に因縁つけられて。」
「沙希があの場にいなかったら、もっとひどい事になっていたかもしれない…。」
「俺のわがままですが、相模を助けるのに手を貸してくれませんか?
お願いします。」
そう言って彼は私に頭を下げる。
ずるいなぁ………八幡君は。
そう言われたら断れるわけないじゃない。
本当に優しい人。
普通は自分の事悪く言っている人がどうなろうと気にしないのに…。
でも、そういう優しい君だから私は好きになったんだけどね。
「分かったよ、お姉さんに任せなさい!」
私は胸を張ってそう答えた。
そして私はいくつかのことを彼に頼んだ。
・
・・・
・・・・・
放課後奉仕部に行く。
隣には八幡君がいる。
まずは四人で話し合いがしたい。
と言うより八幡君のいう相模さんを助けたいというのはおそらく私が言っても二人は納得しないだろう。
特に雪ノ下さんは…。
ノックをし、部室に入る。
由比ヶ浜さんが
「八幡!と城廻先輩…?」
私の方を向いてきょとんとしている。
雪ノ下さんには話をしていたので、人数分のお茶が用意されている。
「どうぞ、先輩。八幡も。」
彼と私は由比ヶ浜さんと雪乃さんの対面に並んで座る。
「今回は、八幡君のことを解決するために手伝いをお願いしたいの。」
私は彼女たちに真剣な声で話しかける。
「それは全然いいですよ!ね、雪乃!」
元気に由比ヶ浜さんが答え。
「ええ、もちろん。では、私たちはどのようにすればいいでしょうか?」
雪ノ下さんも快諾してくれた。
「二人ともありがとな…。」
嬉しそうに彼が彼女たちに微笑む。
彼女たちも
「頼ってほしいと言ったのはこちらだから。」
「あたしも頼ってほしいって言ったから、頼ってくれてうれしいし」
と照れながら答えている。
三人の世界にいるようで、私は少し寂しさを感じてしまう。
でも今はそんな事より大事なことがある。
「私が考えているのはね………」
まず、一つ目は、相模さんが体育祭の実行委員長をもう一度引き受けてくれること。
引き受けることで、大きな場で彼に謝ってもらう。
皆がいる場所で謝ることで、彼の悪いイメージを少しでも減らそうというのが目的だ。
もう一つの理由としては、相模さんが失敗してしまった文化祭でのことを体育祭で塗り返すということが目的である。
これで相模さんも助けることが出来るのではないかと私は考えた。
これにはいろいろな問題がある。
相模さんが引き受けてくれるかどうか。
今の状態の相模さんが指揮をとったことで、おそらく統率しにくくなるということ。
相模さんが大勢の前で謝ってくれるかと言うこと。
二つ目のは、私一人ではどうしようもないので、奉仕部の二人の力を借りたい。
相模さんの説得は私がどうにかしなければならない。
このことを二人に伝えると、予想通り渋い反応が返ってきた。
「私達が出来る範囲でのサポートはします。ですけど…相模さんを助けるというのは?」
相模さんを助けることに関して、雪ノ下さんはあまり乗り気ではないようだ。
「うーん、さがみん引き受けてくれるかな…。」
由比ヶ浜さんもあまり納得していないように見える。
私はそれにこう答えた。
「今の相模さんなら引き受けてくれる可能性はあると思う。」
八幡君から昨日の出来事を聞き、今なら彼女を説得することが可能だろう。
「でも、相模さんを助けるっていうのは……。」
雪ノ下さんは納得していないようだ。
「俺からのお願いなんだ…。俺は相模を助けたいんだ。
これ以上誰かが知らない人にまで悪意を向けられるのを見たくないんだ。
実際に体験したからさ…。わがままを言っているのは分かっている。それでもお願いできないか?」
彼が真剣な声で、二人に頼む。
そこで二人はあきれたように笑みを浮かべ。
「あなたがそういうなら相模さんを助けましょう。」
雪ノ下さんがそう答える。
「ヒッキーは優しいよね…、そこがいいところなんだけどさ!
あたしも何ができるかわかんないけど頑張るよ!」
由比ヶ浜さんもそう答える。
二人が協力してくれるのはうれしい。
それでも、三人が仲良く話しているのを見るともやっとした気持ちを抱いてしまう。
これが嫉妬なんだろうか?
そんなことを考えていると
「八幡、今日は先に帰ってくれないかしら。城廻先輩と話したいことがあるの。」
雪ノ下さんがそう言っている。
「あ、ああ、分かった。じゃあ、三人ともまた明日。」
何かを察したのか彼は部屋を出ていく。
私たち三人もそれぞれ挨拶を返す。
そして、三人だけになった時、雪ノ下さんがゆっくりと口を開いた。
「先輩は八幡のことをどう思っているんですか?」
いかがでしたでしょうか?
友人に書いてできたものを見せたら、いつの間にかサキサキssに変わってるやん!と怒られ書き直したものです。
しょうがないね…サキサキ二番目に好きだもの…。
三番目は平塚先生、はるのん。四番目は、バンブーファイトのお姉さん、ガハママ。
私は、年上好きなのだろうか…(; ・`д・´)
最近自分に疑問に思う日々。
次回は、めぐりんが二人に思いを…
最後まで見てくださりありがとうございました(^o^)丿