魔法界最強の魔法使い!(ただし魔法が使えない)
原作知識は一応あるがほぼ無いものと等しい
礼儀はある(お辞儀が出来るくらい)ただし遠慮はない
はてさてどうしたものか...
木々を抜け現れたのは白い髭の魔法使い。ホグワーツ魔法高等学校
校長アルバス・ダンブルドアだった。
「だ、ダンブルドア校長...?」
私がそう口に出すと当の本人は
「いかにもわしがアルバス・ダンブルドアじゃが...君は一体何者じゃ?」
肯定し疑問をぶつけて来た。その顔はあからさまに私を警戒していた。因みに私は笑顔だ!満面の笑みだ!だって原作キャラだよ?
初めてのまともな会話だよ!?
「私?私は...うーん、誰でしょうか?」
しかし駄目だ。警戒を解いて貰おうと自分を名乗ろうとしたが依然名前が思い出せない。するとダンブルドアが
「名前も思い出せないのかの?いや、まずは名前よりもこの状況を
説明して貰おうかの」
「えっ?状況??」
ダンブルドアに言われて周りを見回すと、あーーなるほど、こりゃ気になるわな。的な状況が広がっていた。
「あっ...えーと...その...」
湖の近く横たわる銀色の血を流す一角獣。そしてそこから一直線に銀の血は私へと伸びている。更には私自身が銀の血塗れだ。どうやら先程の化け物が散らしていたのは水とかでは無くこの銀の血だったわけだ。
「わっ私は何も知りません!」
こーゆー時は知らぬ存ぜぬだよねっ!偉い人の決まり文句なのだ。
これならダンブルドアが警戒を解いてくれるはずっ!
しかし現実はそう上手くは行かなかった(当たり前である)
「...どうやら君にはわしの部屋まで来て貰う必要がありそうじゃのう...?」
先程よりも警戒の色を濃く、ついでに呆れた様な顔つきになったダンブルドアは私にそう要求してきた。
「えっもしかして私問題児扱いですか?」
「...そのようじゃの。杖をしまってわしについて来なさい」
おっとそうだった。杖をローブのポケットにしまう。
そしてこの時私は気がついていなかったのだ。
ダンブルドアに、ホグワーツに、魔法界にとって私が問題児などでは無く
手に負えないレベルの怪物だった事に。
ーーーーーーーーーーーーーーー
これはほんの少し前のお話になる。
彼女が未だ雲の上から落下している最中の事だ。
ダンブルドアはまだやって来ないホグワーツ特急に乗ってやってくる
新たな生徒達へのスピーチを考えながら窓の外を眺めていた。
「今年はきっと荒れるのぅ...」
そうなのだ。今年はあのハリー・ポッターが入学するのだ。何かしら起こらないはずがない。きっとあの子は父親と同じ様にグリフィンドールに入るのだろう。そうダンブルドアが思い出に浸ろうとした時だった。
呆然と見つめていた空に黒い塊を確認したのだ。それは小さな光、魔法を使用した際の光を放った。何事かと、そう思った矢先にこちらに走ってくる人影を捉えた。
「だっダンブルドア先生!空から、空から女の子がぁー!
ハグリッドが下で叫んでいる。何事かと見ると空を指差している様だ。
そしてその指差す先、先程の黒い塊をよく見れば白い髪が確認できた。
「なんと!あれは人ではないか!」
「そうなんです先生!助けてやってください!」
ハグリッドに助けを求められずとも直ぐに助けに行くつもりだった。しかしそれは全くの予想外の出来事によって遮られた
ゴゴゴ...
地面が、揺れる。
「なんじゃと!?まさか...浮いているのか!?」
ホグワーツが『浮いた』。浮く事自体は魔法でできる以上何ら問題はない。
しかしその規模が問題なのだ。このホグワーツを丸ごと浮かせる為には最高の魔法使いと呼ばれる自分と同じレベルの魔法使いを5人集めて全員で、更に全力でやらなければいけない様なものだったのだ。
「フィニート・インカーターテム!」
ただしそれは浮かべる時の話。終わらせるのならば実際、終束呪文を習得していれば誰にでもできる事なのだ。
「一体何が...いや、先に助けに行かねばならぬ」
そうだった。余りにもあり得ない事だったので目的を忘れるところだった。先程の場所を見てみれば既に白髪の少女は消えていた。あの高さからして既に森に落ちたのだろう。名前からわかる様に禁じられた森には危険な生き物がたくさんいる。早く助けに行かなければ。
「しかし...ホグワーツを浮かすとはの...」
ダンブルドアはその圧倒的な魔法力に戦慄を覚えつつ、ホグワーツを浮かせた犯人であろう少女を助けるべく城を出たのであった。
はい。ほぼダンブルドア先生でした。
そして主人公はだいぶやらかしてました。
修正としては主人公は魔法が使えない、ではなく
まともに魔法が使えないです。
因みに次回はダンブルドアスタートです。
それではいつになるかわからない次回に会いましょう。