遅れてしまいました。
ダーク・クルセイダーと言うモンスターが存在する。このモンスターは手札から闇属性モンスターを墓地に送ることで自身の攻撃力を永続的に400上げることができるモンスターであり、しっかり嵌れば凄まじい強さを発揮するモンスターでもある。
ではここで現状を把握してみるとしよう。手札と言う物が存在せず、かつ召喚されるモンスターが既に全て理解できる上にどこからでもいつでもコストさえ払えれば召喚できると言う状況で、手札とはどこまでの事を言うのだろうか。
まあ、そんなものは非常に簡単だ。召喚できる全モンスターが手札としてカウントされることになる。要するに、その中から闇属性を持つ魔物を全て墓地へ送ることによってダーク・クルセイダーの攻撃力は送ったモンスターの数×400ポイント上昇する。ついでに究極封印神エクゾディオスの攻撃力は×1000ずつ上昇する。
さらにそこから『現世と冥界の逆転』を使った上でもう一度全モンスターを墓地に送れば更に上昇する。……エクゾディオスの場合は一度下がってから同じだけ上昇するので結局は変わらないし、ギリシャ神話の方で死人が蘇る訳でもないからそこまで大した能力ではないんだがな。
それに、この効果によって墓地に送られたモンスターは残念なことに復活しない。墓地に送られたならそこまで。後には空になり、白紙になった石板が残るだけだ。要するに早々使えない。
なお、使わないとは言っていない。
「カタパルト・タートルを召喚。ダーク・クルセイダーで攻撃後、ダーク・クルセイダーを射出。そしてそのままカタパルト・タートルも射出」
「
「神官アクナディンが死んだ!」
「いや死んどらん! 勝手に殺すな! 死ぬかと思ったのは事実だが!」
まあ、加減してなかったら死んでたのは間違いないだろうが、確かに死んじゃいない。だがホヒ(仮)。なんでお前がそのネタを知ってるんだ? この時代にはそのネタはまだ無いはずだぞ? 2000年以上もネタを先取りしよってからに。それについては俺がどうこう言える立場じゃないが。AC北斗の拳とか筐体ごと作り上げたりしたし。
しかしこの片眼は復活が早いな。まるで世界がこれから先に進んでいくために必要不可欠な存在であるからと保護しているかのようだ。
……いや、もしかしたら本当に保護しているのかもしれんな。今までの神官達が大きな怪我を負うこともなく気絶だけで済んでいるのもそれが関わっているのかもしれない。しかし気絶すらしないと言う点ではこの片眼はより強く保護されているような気がする。
もしもこの世界に世界意思と言えるものが存在し、ある程度決まった流れを作ろうとしているのならば、この場に居る多くの神官たちは物語の核心部に関わりはするが居なくともそこまで大きな問題が出るわけでもない程度の存在であり、片眼だけは物語の核心部の中でも根幹に近い部分に関わっているのだろうと予測できる……と言ってもこれは答えを既に知っているからこそのメタ読みに近いものだからわざわざ話すこともないだろうし、話したところで信用されるかどうか……。
まあ、そう言う時には話さないのが一番だ。一番楽で一番角が立たない。ただ、何も言わないまま何が起きても問題なく対処できるように色々とやっておかなくちゃな。
これまでの決闘で、無色の石盤に魔物を呼び寄せることには慣れた。次は呼び寄せた魔物を出さないまま一度返してから別の魔物を呼べるようにならないといけない。書き換えられたカードを書き換え直すためのスキルを得るために色々やって来たが、この場所は実に良い練習場所だ。ちょくちょく来よう。
今日のバクラ
「ヒャハハハハァ!右足の小指には包帯を分厚く巻き!その上から安全靴を装着!これで俺の修正を防ぐ術はねぇz」
ザシュウッ!
「左ィィィィィィィィ!?」