俺は隊室へと足を踏み入れる。既に隊室には俺以外全員揃っていた。
「わりぃ遅れた」
「おっそいよ!比企谷、何してたの?」
先程の電話の主である少女折本かおりが開口一番説教を垂れる。『ウケる!それある~』が口癖でさばさばした性格をしたヤツで我が隊のエース攻撃手でありムードメイカーの今時女子高生。
「平塚先生の呼び出しだったんだろ?何したんだ?」
ソファーでお茶を飲みながら寛いでいる少年、本牧牧人。狙撃手で俺とほぼ入隊時期が同じですぐに意気投合した寡黙で理知的、援護射撃で隊を支えるいい奴だ。
「どうせこの前の作文でしょ?あれほどやめろって言ったのに」
我が隊オペレーター、仲町千佳。折本の親友で同期。オペレーター内でも屈指の分析、支援、戦況把握力に優れ俺たちを的確にサポートするお姉さん。小さいけど万能その2である。
「なんか今失礼なこと思わなかった?」
「なんのことかな?」
なぜか心の中を読まれた気がするが軽く流して俺は隊室に備え付けてある冷蔵庫のもとへ。俺のボーダー活動の原動力とも呼べるソウルドリンクMAXコーヒーを手に取り一気に飲み干す。美味い、もう一杯!!と行きたいところだが折本がそれを止める。
「比企谷、ルールを守らないと罰金、ダメ絶対。まったくウケないよ」
そう、MAXコーヒーは一日一杯と冷蔵庫の戸に張り紙がしてあるのだ。ちなみに仲町が丁寧な字で一筆書いた。
「くっ!?いやちょっと平塚先生に呼ばれてつかれてさ」
「そんくらいで疲れるか?これから防衛任務だぞ」
そう4時から俺たちの隊は防衛任務に付く。ならその前の景気付けにもう一杯くらいいいだろに。
「よくそんな甘いの任務前に飲めるよね」
「仲町も飲むか?飲めばわかる」
「わかりたくないからいらないわ」
「なんだよつれないなぁ。いいじゃんMAXコーヒー」
「はいはいショボくれない。そろそろ時間だから準備して」
折本に先導されて渋々俺は自分の専用トリガーを起動する。すぐさま青を基調とした隊服に換装される。
「んじゃ行きますか」
「「「了解」」」
俺達比企谷隊の今日のボーダー活動の開始である。
~比企谷隊プロフィール(簡略版)~
比企谷八幡
比企谷隊の隊長で万能型。主に弧月、アサルトライフル型のトリガーを使用。
折本かおり
比企谷隊のエース攻撃手。弧月、サブにはスコーピオンを使う異色攻撃手ナンバー5。
本牧牧人
比企谷隊の狙撃手。ライトニングとアイビスを使用。元はシューターだった。
仲町千佳
比企谷隊オペレーター。隊のお姉さん、小さいけど万能その2。三上とは通じるものがあるらしく仲がいい。
とりあえず今のところはこんな感じ。あとで細かいとステータスなどはBBFを元に書きたいと思います。
比企谷隊の隊服は嵐山隊のを色を青くした感じ。隊のエンブレムは狼のバックに月。(誰か書いてくれないかな)
感想、指摘ございましたらよろしくお願いいたします。