つながり ~君は1人じゃない~   作:ティア

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はい、3連続ですw

ファイト前で焦らすのもどうかと思ったので、さっさと書き上げました。需要があるかはわからない。もう最近そんなこと考えないで書いてるから。

でも、前の話でも書きましたが、この秋予選終わればカードプール進むので。まぁ、少しですが……。

とりあえず、目標は時空の先導者のカードプールまで進めることですね。あ、時空の先導者はもう少し待って下さい。

では、どうぞ。


ride53 勝者の立つ場所は

グランドマスターカップ決勝。MFSの不備により、1日遅らせて行われることになった。けど、その甲斐あって佐原君と森宮さんはデッキを強化することができた。

 

「何だかんだあったっスけど……とうとう来たっスね。この時が」

 

「そうね。今日のファイトに勝てば、全国に行ける」

 

既に私たちはホールにいる。係りの人にステージ脇の控室に案内され、そこで待機していた。外の様子は、モニターで確認することができる。

 

「しっかし凄いっスね。延期になってるのに、観客席が普通に埋まってるじゃないっスか」

 

「それだけヴァンガードが人気ってことよ」

 

観客の中には、忍者チームの姿やアイドルチーム、ミズキたちの姿もいた。昨日はファイターだった人たちも、今日は応援役に回ることになる。

 

「……お、来たぞ。最上たちだ」

 

控室に入ってきたのは、昨日と変わらず2人のチームメイトを引き連れた最上君だ。

 

「やはり、待つのはお前たちだったようだな。星野シオリ」

 

「うん。今日は全力で行く。持てる力を出し切って、最上君に勝つよ」

 

ファイト前から火花を散らしあう。私は1度負けているから、今の状況はミズキに似ているのかもしれない。

 

「おっと!俺たちのことも忘れないでほしいっスね!そんなガキ相手に、俺たちが負けるわけないっスよ!仮にシオリさんが負けても、残り2勝で勝ちっスね!」

 

「何だと!?俺たちのことバカにするってのか!?」

 

声変わりしたばかりの、少し高めの声。やはり、中学生という解釈で間違ってないのだろう。

 

「ナツキさん!このまま言われっぱなしじゃ気が済みませんよ!何とか言ってやってください!」

 

「放っておけ。お前の実力を知らないから、強がりを口にできるんだ」

 

「そうさ、ヒロム。兄さんの言うとおりだよ」

 

と、さっきまで後ろで黙っていたもう1人のチームメイトが前に出る。最上君のことを兄さんと呼ぶってことは、もしかして……。

 

「あなた、最上ナツキの兄弟なの?」

 

「そう。俺は最上タツヤ。で、このうるさいのが小野ヒロム」

 

「タツヤさん!うるさいのって紹介の仕方はないですよ!」

 

「実際にうるさいじゃん。俺につきまとってくるし」

 

「だって、タツヤさんは俺の憧れなんですから!」

 

どことなく、話し方も最上君……あ、どっちかわからないか。お兄さんに似ている。

 

「あんた、俺たちのこと甘く見ているみたいだけど……強いぜ?あんたが相手なら、遠慮はしないよ」

 

「兄貴と一緒で大口叩くのが得意っスね!いいっスよ!返り討ちにしてやるっス!」

 

「……おい待て。俺に対するその偏見はなんだ」

 

『大変お待たせいたしました!これより、グランドマスターカップ関東エリア秋予選、決勝戦を始めたいと思います!』

 

と、そこに響き渡る声。照明が暗くなり、ステージに立つアナウンサーにスポットライトが当てられる。

 

『まずは、この決勝戦を延期する事態になってしまったことをお詫び申し上げます。それから、延期にも関わらず大勢の観客に集まっていただいたことを感謝いたします!』

 

アナウンサーの言葉が始まる。後は、ファイトするのを待つだけだ。

 

「……絶対勝つわ。他でもない私のために。こんな私を頼ってくれる、チームのために。だから……見守っていて」

 

森宮さんは首からかけたペンダントを握りしめ、祈りを込めていた。今日という日を戦い抜くための力を得るために。

 

「ノスタルジア……今日は見逃してやるっスよ。ファイトするなら、それにふさわしい舞台が必要っスからね!」

 

このファイトで勝利すれば、グランドマスターカップ決勝大会、つまり全国大会に参加することができる。

 

けど、それだけではチームの数が不足してしまう。だから春の予選と秋の予選。どちらも4回戦以上を勝ち上がっているチームは、決勝大会の参加枠をかけた選考大会に出場することができる。

 

最上君なら、そこから這い上がってくることは容易だろう。そういう意味でも、今日は私にファイトさせることにしたのかも。

 

「……最上君。私は勝つ。そして、全国に行く。約束したんだ、ナオヤさんと!!」

 

「宣戦布告か。いいだろう。迎え撃ってやる」

 

あのイベントの時、私は誓った。もう1度、ナオヤさんとファイトするって。そのための舞台は……全国なんだ。

 

『さぁ、そろそろ決勝戦に残った2チームに登場してもらいましょう!』

 

「みんな、時間よ!」

 

「うん!」

 

「了解っス!」

 

「頼んだぞ、みんな!」

 

言われなくても、わかってるよ。負けるつもりなんて全くない!

 

「行くぞ、タツヤ。ヒロム。これが秋予選の最後のファイトだ」

 

「やってやりますよ!見ててくださいね、タツヤさん!」

 

「ファイトに集中してたら見られないけど」

 

「冷たいですよ~!」

 

どちらのチームも準備はできた。後は……示すだけだ。ファイトで。

 

『まずは、Aブロックの勝利チーム!エレメンタルメモリー!初出場ながら、好成績で勝ち上がってきました!』

 

私たちは控室を出てホール中央へ。大歓声を聞きながら、MFSのある場所まで歩いていく。

 

『続いてBブロックの勝利チーム!アビスナイツ!こちらも初出場ですが、余裕のあるファイトで、危なげなく勝ち進んできました!』

 

「へぇ。余裕っスか」

 

「さすが、デッキが見えるだけのことはあるわね」

 

それもそうだけど、やはりタツヤ君とヒロム君の強さに注目が行く。最上君に劣らず、勝利を重ねているのだから。

 

最上君たちもMFSの前にそれぞれ立つ。タイミングを見計らったように、MFSが変形してファイトテーブルの形になる。

 

『では、ファイターたちが準備をしている間に、各対戦カードの紹介をしておきましょう!』

 

私たちがデッキをシャッフルしている最中、アナウンサーの紹介が始まる。

 

『まずはエレメンタルメモリー、森宮リサ!対するはアビスナイツ、小野ヒロム!』

 

「あなたが相手なのね。よろしくお願いするわ」

 

「おう!タツヤさんの前で負ける姿なんて見せられないからな!勝ちに行くぜ!うおおお!!」

 

平本さん以上にうるさいな……。佐原君の言うように、ガキだよ。本当。

 

『続いてエレメンタルメモリー、佐原トウジ!対するはアビスナイツ、最上タツヤ!』

 

「あれ?あんたが相手なの?」

 

「みたいっス。約束通り、返り討ちにしてやるっスよ」

 

「それはこっちの言うセリフだね。覚悟しなよ?」

 

最上君の弟とは言っても、実力は未知数。佐原君……気を付けて。

 

『最後はエレメンタルメモリー、星野シオリ!対するはアビスナイツ、最上ナツキ!』

 

「待っていたよ、最上君。あの時のリベンジも含めて、勝つ!」

 

「俺もだ。……そうだ、ファイトの前に1つ言っておきたいことがある」

 

「えっ?」

 

「涼野マサミから、正式に星野も会う約束を取り付けた。というか、むしろ向こうから望んできた。力について気になるんだと」

 

一体いつの間にそんなことを……。

 

「……っていうか、それって私いいように使われてない?」

 

「知らん。だが、力について知り合いのは事実だろう?」

 

「それはそうなんだけどさ……」

 

『さぁ、準備はよろしいでしょうか?そろそろ始めたいと思います!』

 

私は気持ちをファイトに切り替え、目の前の最上君を見据える。

 

『では、スタンドアップしてください!』

 

行くよ。これが……私たちの、すべてを決めるファイトだ。

 

「「「「「「スタンドアップ!「「ザ!」」ヴァンガード!!」」」」」」

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

「星輝兵 ダストテイル・ユニコーン!(5000)」

 

「フルバウ!(5000)」

 

舞台は小惑星。眼下には星々が光り輝いている。こいつはシャドウパラディンのブラスターデッキっスか。これはまたずいぶんと古いデッキっスね……。

 

「今、あんたが思ったこと当ててやろうか?」

 

「いきなりっスね。まぁ、聞くだけ聞いてやるっスよ」

 

「このデッキ、古いとか思ったでしょ?」

 

「正直そうっスよ」

 

恐らく、切り札はファントムブラスター・ドラゴン。決めつけるには早いんスけど、かなり前のカードを使っているのは確か。

 

「俺とファイトした人は、皆そう思ってるみたいでね。でも、なめないでよ?カードに時期は関係ない。カードなんて、使い方さえ考えたら現環境のデッキとでも十分に渡り合えるんだから」

 

「いいこと言うっスね。そういうの、悪くないっスよ」

 

「褒めてくれるのは嬉しいな。じゃ、そろそろ始めようか。俺のターン、ドロー。ブラスター・ジャベリン(6000)にライド!」

 

フルバウが光に包まれ、槍を構えた兵士、ブラスター・ジャベリンが現れる。

 

「フルバウのスキル、ジャベリンにライドされた時、デッキからこのカードを手札に加える」

 

そう言って俺に見せたのは……漆黒の剣を携えた騎士。

 

「ブラスター・ダークっスか」

 

「そう。さらにブラスター・ジャベリンは、ソウルにフルバウがいる時、常にパワー8000。ターンエンド」

 

連携ライドにも成功し、次のライド先も確保した。これが強みなんスよね。

 

「俺のターン、ドロー!魔爪の星輝兵 ランタン(7000)にライド!ダストテイルはそのまま後ろへ。ブーストして、ランタンでアタック!(12000)」

 

ランタンが接近し、爪をジャベリンに突き付ける。だが、その攻撃を槍で受け止め、競り合いに入った。

 

「ノーガード」

 

「ドライブチェック、星輝兵 コロニーメイカーっスね」

 

決定打のない2体の競り合いは、ジャベリンの背後に回ったダストテイルが、鋭利な尾を突き刺したことで決着する。

 

「ダメージチェック、デスフェザー・イーグル。クリティカルトリガーか。効果はジャベリンに与えておく」

 

「ターンエンドっスよ」

 

 

トウジ:ダメージ0 タツヤ:ダメージ1

 

 

「俺のターン、ドロー。ブラスター・ダーク(9000)にライド!ソウルにブラスター・ジャベリンがいることで、常にパワー10000!」

 

禍々しいオーラが、傷口を抑えるジャベリンのまわりを取り囲み、そのオーラを割いてダークが登場した。

 

「髑髏の魔女 ネヴァン(3000)をコール。スキルでCB1、手札1枚を捨てて2枚ドローするよ」

 

2枚目のジャベリンが捨てられ、代わりに新たな戦力が加わる。

 

「カースド・ランサー(9000)、グルルバウ(7000)をコール。まずはカースド・ランサーでアタック!(9000)」

 

槍を両手で持ち、先端をランタンに突き付けて突進してくる。

 

「星輝兵 ネビュラキャプターでガード!」

 

が、ネビュラキャプターによってわずかに進路をずらされた。

 

「次はブラスター・ダークでアタック!(10000) ドライブチェック、アビス・ヒーラー。ヒールトリガー。ダメージを1枚回復して、パワーはネヴァンへ(8000)」

 

く……カースド・ランサーのダメージを1枚表にするスキルを使わせないためのガードが、このトリガーで無駄になってしまった。ダメージごと回復したら、表がどうとか関係ない。

 

「ダメージは、獄門の星輝兵 バラジウムっス」

 

「グルルバウのブースト、ネヴァンでアタック!(15000)」

 

「こっちもノーガード!ダメージは、星輝兵 インフィニットゼロ・ドラゴン」

 

ネヴァンの髑髏から迸る雷撃が、ランタンを捉えて襲い掛かる。

 

「ターンエンドだね」

 

 

トウジ:ダメージ2 タツヤ:ダメージ0

 

 

「俺のターン、スタンドアンドドロー!」

 

まぁ、まだ始まったばかりっスから、どうとでもなる。さっきのガードも、後で響いてくるはずっスから。

 

「星輝兵 メビウスブレス・ドラゴン(9000)にライド!」

 

ランタンが変化し、メビウスブレスへ。グレード2からロックが使える、優秀なユニットだ。

 

けど……連携ライドでパワーが上がっているっスからね。ヒットするかどうか、半々ってところか。

 

「無双の星輝兵 ラドン(9000)と、獄門の星輝兵 バラジウム(7000)をコール!ダストテイルのブースト、メビウスブレスでアタック!(14000)」

 

「アビス・ヒーラーでガード!」

 

メビウスブレスの光線は、アビス・ヒーラーに激突して爆発する。その隙にダストテイルがまた背後に回り込むが、ダークはそれを予測し、攻撃を剣で受け止めた。

 

「ドライブチェック、星輝兵 ヴァイス・ソルダード。ゲット!クリティカルトリガー!効果は全てラドンへ!(14000 ☆2)」

 

「ガードはできたけど、トリガーを引かれたか……」

 

「バラジウムのブースト、ラドンでアタック!ラドンは星輝兵のヴァンガードがいるなら、パワープラス3000!(24000 ☆2)」

 

「仕方ないか。ノーガード」

 

ダークがダストテイルと交戦している中、ラドンがライフルで狙撃。撃ち抜かれたダークは、ダストテイルを無理やり退けてその場を離れた。

 

「ダメージチェック、1枚目はブラスター・ダーク。2枚目は、黒の賢者 カロン」

 

にしても、あいつ本当に古いカードしか使ってないっスね……。カースド・ランサーは時期が離れているっスけど、他は初期のカードだ。

 

「ターンエンドっス」

 

 

トウジ:ダメージ2 タツヤ:ダメージ2

 

 

「俺のターン、スタンドアンドドロー」

 

さて、問題はここから。フルバウからの連携と考えると、ファントムブラスター・ドラゴンで来ると予想できる。

 

でも、ライドを安定させるためにフルバウ等が採用されているだけかもしれない。そうなれば、意表をついたカードが出てくるなんてこともあり得るわけっスか。

 

「ライド!幽玄の撃退者 モルドレッド・ファントム!(11000)」

 

「……おっ」

 

これは、ブレイクライドのユニット。ってことは、他に切り札がいるわけっスか。どんな奴なんスかね?普通に考えたら、思い当たるのはいるんスけど……。

 

「グルルバウ(7000)をカースド・ランサーの後ろにコール。グルルバウのブーストで、ネヴァンのアタック!(10000)」

 

「読めないっスね……ノーガード!ダメージチェック、障壁の星輝兵 プロメチウム」

 

「モルドレッド・ファントムでアタック!スキルにより、パワープラス2000!(13000)」

 

モルドレッドが黒のペガサスを駆り、メビウスブレスに近づく。その手には、剣を握りながら。

 

「ヴァイス・ソルダードでガード!トリガーは2枚!!」

 

「ツインドライブ。1枚目……カースド・ランサー。2枚目……グリム・リーパー。クリティカルトリガー。効果は全てカースド・ランサーに与える(14000 ☆2)」

 

ソルダードがガードに入ってくれたが、胴体を真っ二つに切り裂かれて消えていく。

 

「グルルバウのブースト、カースド・ランサーでアタック!(21000 ☆2)」

 

「ノーガードっス。ダメージチェック、1枚目、星輝兵 コロニーメイカー。2枚目、星輝兵 ネビュラキャプター。ドロートリガーっス!1枚引いて、パワーをヴァンガードへ」

 

「ターンエンドするよ」

 

 

トウジ:ダメージ5 タツヤ:ダメージ2

 

 

「やられっぱなしじゃ終われない!俺のターン、スタンドアンドドロー!」

 

このターンでグレード3。勝負はここからっスよ!

 

「誘え!滅び渦巻く世界へ!!ライド!星輝兵 インフィニットゼロ・ドラゴン!!(11000)」

 

メビウスブレスが光に包まれ、巨大な黒輪を背負ったインフィニットゼロへ。互いにブレイクライドのユニットになり、強力な一手を打つための準備を整えていく。

 

「無双の星輝兵 ラドン(9000)をコール!そのままモルドレッドにアタックするっス!星輝兵のヴァンガードがいるから、パワーは3000プラスされている!(12000)」

 

「ネヴァンでインターセプト」

 

ラドンのライフルに貫かれたのは、モルドレッドではなく、ネヴァンの持っていた髑髏だった。武器を失ったネヴァンは、退却する。

 

「ダストテイルのブースト、インフィニットゼロでアタック!スキルでパワープラス2000!(18000)」

 

「ノーガードするよ」

 

「ツインドライブ!1枚目、星輝兵 ステラガレージ。ゲット!ヒールトリガー!ダメージを1枚回復して、パワーはまだアタックしていないラドンへ!(14000) 2枚目、星輝兵 カオスビート・ドラゴン」

 

ラッキーっス!俺ってこの秋予選、本当にヒールトリガーに恵まれているっスよね。

 

「ダメージチェック、幽玄の撃退者 モルドレッド・ファントム」

 

「バラジウムのブースト、ラドンでアタック!スキルでパワープラス3000!(24000)」

 

「あれ?ダメージ狙いでいいの?ブレイクライドできるようになるけど」

 

「そんな気遣い無用っスよ。で、どうするんスか?」

 

「もちろん、ありがたくノーガード。ダメージは、暗黒の盾 マクリール」

 

「追いついたっスよ!ターンエンド!」

 

 

トウジ:ダメージ4 タツヤ:ダメージ4

 

 

「俺のターン、スタンドアンドドロー。さて、ダメージも4枚にしてくれたし、こいつを使うか」

 

来る……あいつの切り札が!

 

「絶望を宿す黒き刃、白き世界を蝕む嘶きを聞け!ブレイクライド!」

 

モルドレッドの瞳が真っ赤に染まり、その姿が人のものではなくなっていく。手には2本の大剣を持ち、暗黒の翼を広げた災厄の竜。その名は……。

 

「ファントム・ブラスター・オーバーロード!!(11000)」

 


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