つながり ~君は1人じゃない~   作:ティア

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ride66 異端者

「……随分と長話になってしまったな」

 

最上君の過去。それは、兄弟の関係が抱える優劣の闇。それによってすれ違い、狂わされ、アクセルリンクを手にすることになった。

 

私はその話を聞き終えて、涼野カズヤという人物が、最上君の中で大きな意味を持っているのだと知った。自身も、弟をも侮蔑され、抱いた感情は簡単に消えるようなものではない。

 

「最上君が涼野カズヤに固執するのは……過去に味わった怒りや憎しみのようなものをぶつける……復讐のような意味があるの?」

 

「怒り……確かにな。だが、俺はそんな短絡的な思考で動いてはいない」

 

「なら、最上君が涼野カズヤ君を狙う理由って……?」

 

「あの時の無力な俺を超える。それが、俺が奴にリベンジする理由だ。俺の事などどうでもいい。タツヤを馬鹿にされ、何もできなかった俺が一番許せない。怒りを抱くのは、過去の俺に対してだ」

 

それが、最上君を突き動かす原動力。向けられた怒りの矛先は、過去の自分の首元に突き付けられていた。

 

でも、私の怒りの矛先は、別の人物へと向いていた。

 

「なかなか興味深い話だったな。いい体験をさせてもらったよ」

 

「…………」

 

「ん?どうした、ロメリア。そんなに怖い顔をして」

 

「……私は、疑問に思ってました。表向きは人の好さそうな女性。ここに来た時も、ミステリアスだとは感じていましたが、最上君が露骨に嫌う理由がわからなかったんです」

 

「ほう?それで?」

 

「今の最上君の話を聞いてようやくわかりましたよ……!ノスタルジアカップの行き過ぎた主催、その裏側にいたのは……あなただったんですね!?」

 

話では、責任者が辞職したという部分しか知らなかった。元より、あの時の私はそれどころではなかった。それが、まさかこの人による悪行だったとは……!

 

「気づいていなかったのか?レゼンタからアクセルリンクの話は聞いているのだろう?その時に、何か疑問に思う点はなかったのか?」

 

「言ったはずです。私は何も知らない。記憶があいまいだと。それよりも、よく悪気もなく開き直ることが出来ますね!」

 

「悪気か……。そんなものを感じる心など、当に捨てているよ」

 

なら、この人は本心から、あのような大会を行っていたってことか……!そんなの、許せるはずがない!

 

「これが、奴の本性だ。だが、奴の残酷さは、まだこんなものじゃない」

 

「えっ……?」

 

「話してやれよ、涼野マサミ。元より、そういう話だったんだろう?」

 

責め立てられ、敵対する意思を見せているにも関わらず、その表情には余裕が感じられる。

 

「お前に急かされずとも、そのつもりだ。それにロメリア。お前には、その力の事についても問いただすことがある」

 

「……力が変わっていること、ですか」

 

「原因はわからずとも、それを究明することはできる。そのための協力とでも言おうか」

 

強力だって……?こんな人のために、力を貸してやるつもりなんてない。あの非道なやり方を聞けば、誰だってそう思う。最上君の話を聞いて正解だったよ。

 

「断らせてもらいます。そんなの、許す方がおかしい」

 

「だろうな。となると、これから私が話すつもりだった事も、お前には反りが合わないことだろな」

 

それが、最上君の言っていた残忍な魔性を示す事か。ちらりと最上君を見ると、頷いて肯定を示す。やはり、そう言う事なんだ。

 

「まぁいい。答えはわかりきっているが、隠すような事でもあるまい。今から話すのは、ある頼み事だ」

 

「頼み事……?」

 

「そうだ。お前たちのように、アクセルリンクを使える者は現状いない。ゆえに、情報も限られたものばかりだ。お前のように、異端者が現れることも証明されたからな」

 

異端者……。響きは悪いけど、今の私はとにかく異質だ。こんな力が使えるだけでも、十分に異質なんだけど。

 

「だからこそ、情報が欲しい。私には、何としても成し得たいことがあるからな。そのための研究に、協力してほしいということだ」

 

「だったら、あなたの言うように答えは出てますよ。協力はしません。それに、成し得たいことって……一体何なんですか?」

 

アクセルリンクを研究することで生まれるもの。それが、彼女の言う成し得たいことだとは思う。根っこが歪んでいる人間だ。考えることも、善良な事だとは決めつけがたい。

 

「あぁ、そうか。言っていなかったな。私は、アクセルリンクを人為的に体現する方法を探している。ただ、それだけだ」

 

「人為的に……使えるように!?」

 

現実離れしている。この力を、普遍的な力に仕立て上げようとしている。そう言っているのだ。彼女は。

 

デッキが見える。私のように、カードを操作できる力を持つ。それは、ヴァンガードと言うカードゲームを根底から崩すことにつながってしまう。

 

「そんなの、ヴァンガードがヴァンガードじゃなくなってしまう!開発部長のあなたが、どうしてそんなことを!?」

 

「待て、星野。確かにそう言った側面もある。お前の怒りはもっともだ。だが、本質はそこじゃない」

 

ヴァンガードを崩壊させることが、涼野さんの目的ではない?だとすれば、一体何を考えているんだ……?

 

「どういう事……最上君」

 

「アクセルリンクが使えるようになる条件……覚えているか?」

 

「え?確か、感情の変化がどうとかって……」

 

「希望と絶望。極端な感情の変化だ。それを涼野マサミは、人為的に行おうとしている」

 

「待って、最上君。つまり、それって……!?」

 

ようやくわかった。涼野さんの残酷さ。裏側に秘めた魔性が、手に取るようにわかる。

アクセルリンクを習得するのに、希望が必要と言うのなら……それを分け与えてやればいい。

 

なら、逆は?

 

「俺たちがそうであったように……こいつは、アクセルリンクを理由に、日本中に災いをもたらそうとしている。絶望の布教。アクセルリンクと言う希望を餌にな」

 

ニヤリと、涼野さんが笑みを浮かべる。そんなの、人道を外れるのもいいところだ。

私自身が現実味のない力を持っているからこそ、笑い飛ばして否定することもできなかった。

 

彼女は、そのためにアクセルリンクを……。

 

「そう言う事だ、ロメリア。私がアクセルリンクにこだわるのは、その性質に心惹かれたからだ。この研究が成功すれば、世界はあるべき姿へと変貌を遂げるはずだからな」

 

この人は、最上君の考えを否定することはなかった。と言うことは、狙いは本当に……!?

 

「あるべき姿だと?やはり、あの時から何も変わっていないな!涼野マサミ!」

 

「そうさ。変わるはずがない。この力は、示すべきものだ。その存在を認知され、ようやく全てが救われるのだから」

 

「人を不幸にして、救われる……?あなたの言っていることは、矛盾してますよ!?」

 

「理解できないか?何事においても、リスクと言うものがあるだろう?お前たちが強大な絶望を乗り越えてその力を手にしたようにな」

 

軽すぎる。行き過ぎた行いも、思考も、まるで何も考えちゃいない。こんなにも他人を愚弄したいと、それも表に出せる人はいるものなのか……?

 

「なのに、揃いも揃って何を言う。人々を絶望に追い込み、その果てに見るつながりの力。希望だ。それを与えし私は、悪魔とでも?それが偽善とでも?」

 

「恐怖や憎しみを与える時点で、それは希望でも何でもない!ただの自己満足だ!」

 

「言うな、ロメリア。だが私は、世界のためを思ってアクセルリンクの発現を目指している。エゴを押し通す幼稚な子供などと同等に扱わないでほしいな」

 

どこか世界のためだ。それこそ、自分の思うままに話を進めているんじゃないの?

 

「最上君。この事、すぐに知らせた方がいいよ。警察とか……」

 

「確かに、そのような手段に訴えるしか、止める手立てはないな。だが、ダメだ。どうにもならん」

 

「どうして!?」

 

「証拠がない。こいつは、机上の空論を並べ立てているだけに過ぎないからな。実際、どのように国内を恐怖に陥れるのか、詳細なプランは語られてもいないだろう」

 

確かに……アクセルリンクを広めたい、そのために災厄をばらまきたいと言っているだけで、何の危険性もない。

まして、アクセルリンクを持っていない人からすれば、絵空事にしか聞こえない。

 

「それどころか、下手に俺たちが感情で動いてみろ。相手はあれでもかなりの権力者だ。個人的な恨みで、俺たちが涼野マサミを悪者に仕立て上げようと思われても仕方ないだろう」

 

「なかなか考えているな。それで、手出しはできないと」

 

「あんたは黙っていろ」

 

よくよく考えたら、おかしい話ではあった。何故、最上君は前からこの話を知っているのも関わらず、誰かに知らせることをしなかったのだろうと。

 

そのタネがこれだ。これでは、うかつに手出しもできない。

 

「だ、だからって……。確かに向こうがただ勝手に言っているだけかもしれないけど、こんなこと聞いて、黙って見逃すしかないの?」

 

「そうするしかない。そもそも、アクセルリンクについてはどう説明する?」

 

「だ、だよね……。一人ずつに見せて、説明していくって言うのは、無理だよね……」

 

「1度が限界の星野が、どうやって何人も説得するんだ」

 

そうなんだけどさ……。なら、今は涼野さんの話を半分冗談だと割り切って、帰るしかないってこと……?

 

「私の話は以上だ。そちらに協力の意志がないのであれば、もう話すことは何もない。反論を聞くこともな」

 

つまり、帰れと。涼野さんは、そう言っている。

 

「……どうしても、カズヤについては何も教えてくれないのか?」

 

「言ったでしょう?今日はどこにもいない。それにカズヤは、表には出ない」

 

話が前後してしまったが、最上君は涼野カズヤ君を探している。結局、まだその話は完結していない。

 

「そもそも、居場所を突き止めたところでカズヤがファイトに答えてくれるとでも?」

 

「それは……」

 

「まぁいい。これでも私は、受けた恩は返す主義だ。ロメリアと言う特殊なケースが存在すると教えてもらった礼だ。望み通り、いい情報を教えよう」

 

「何!?」

 

まさかの展開だ。最上君にとっては願ったり叶ったりだろう。私の方を見て、フッと微笑んでいた。

 

「と言っても、お前にも関係のある話だがな、ロメリア」

 

「私にも……?」

 

話が読めない。最上君の話に、どうして私まで関係してくるんだろう?接点が思い当たらない。

 

あれこれ考えていると、涼野さんが一つ質問を投げかけてきた。

 

「今から2か月後……。12月と聞いて、お前たちは何を想像する?」

 

「12月……紅白か?」

 

「いや、クリスマスだと思う……」

 

「正解だ、ロメリア。そのクリスマスの日に、私はある大会を開催する」

 

その言葉に、私も最上君も警戒を強める。ノスタルジアカップの話を聞いたばかりだ。またあのような事態にならないとは言い切れない。

 

「大会は個人戦。4ブロックに分かれ、トーナメント形式で行う。ブロックの代表者で決勝を行い、勝った者が優勝だ」

 

個人の大会か。チームと違い、一回負けたら即敗退。まさに自分の力が試される場。なんだけど……。

 

「……それがカズヤと、何の関係がある?」

 

「私にも関係あるって、どういう……?」

 

今の話だけでは、何も見えてこない。ただクリスマスに開催する大会の詳細を聞いただけだし。

 

「順番に答えよう。まずはロメリアの質問からだが、その優勝賞品は、グランドマスターカップ決勝大会への優先参加権だ」

 

「それって、優勝すればグランドマスターカップの決勝大会に!?」

 

それは大いに関係ある。次の挑戦の舞台は春。だが、それとは別に冬にも挑戦の機会が巡ってきたことになる。

 

特に個人戦なら、4人全員が負けるまでチャンスがある。ある意味、ここが狙いどころだ。

 

「だが、あんたがやろうとしている大会は、予選大会とは違うだろう?なのに、優先参加権を勝手に与える真似をしていいのか?」

 

開発部長だからと言って、そんなことをしては優先枠が一つ増えてしまう。それでは残りの枠に入れるチームが減ってしまうことになるのではないか。

 

「簡単な話よ。別の地区で優勝したチームが、優先参加権を放棄したのよ。その空白を埋めるための大会でもある」

 

「放棄しただと?」

 

「何か不具合でもあったのだろう。私もその場にいたが、不正はどうやら行っていないみたいだからな。本人たちの事情、と言ったところか」

 

理由はわからないが、これは好機だ。どこの誰かはわからないが、素直に感謝しよう。

 

「だが、それなら俺は参加する意味すらない。もう決勝大会に行くことは決まっているはずだ」

 

あ、そうか。最上君は逆に邪魔な存在になってしまう。この大会を教えたところで、何のメリットもない。

 

そんな考えは、すぐに否定される。

 

「確かに、このままでは意味がない。だが……カズヤもこの大会に参加すると言ったら、どうだ?」

 

「何……!?」

 

なるほど。それは最上君にとっては無視できない話だ。参加を決めない理由はどこにもない。

 

「安心しろ。カズヤには私から承諾を取ってある。当日に来ないなどという事態にはさせないと約束しよう」

 

「本当なんだな?」

 

「あぁ。もし、こちらから約束を破ることになれば、その時は罰を受けようか。何なら、カズヤとファイトさせてほしい、なんて望みでも聞いてやろう」

 

そこまで言うなら、この言葉は信用してもよさそうだ。最上君も、すぐに納得した。

 

「わかった。せいぜい自分の首を絞めないようにするんだな」

 

「もちろんだ。再戦はクリスマスまでのお預けだな。当たるかどうかは別として、だが」

 

トーナメントだし、必ず当たるとは限らないのか。してやられたかもしれない。が、最上君は大して気にもしない様子で、

 

「ふん。カズヤが会場にいるのなら、ファイトする機会はある。問題はない」

 

らしいです。私が心配するまでもなかったみたいだよ……。

 

「だが、問題は大会についてだ。ノスタルジアカップの時みたいにはならないだろうな?」

 

「公式の大会だからな。あの時みたいな真似はしない。それに、いずれは終わりの見えるトーナメント形式だ。何も問題はない」

 

そうは言っているけど、どうなるかはわからない。参加はするけど、一応注意はしておいた方がよさそうだ。

 

「待って、最上君。それだと、もし最上君が優勝したらどうなるの?参加権のこととか……」

 

「言われてみれば、そうか……」

 

今日の予選も優勝する腕はある。クリスマスの大会も、優勝するかもしれない。そうなれば、大会荒らしもいいところだ。

 

「それなら心配ない。参加権は準優勝の者が手にすることになる。そこまで勝てたらの話だが」

 

「……どういうことだ?」

 

「ただの冷やかしだ。気にするな」

 

裏がありそうだな……。最上君でも勝てない相手を、仕込んでいるのか。それとも、そのカズヤ君の実力がより増しているのか。

 

「楽しみにしていろ。聖なる夜に開かれる大会、『クリスマスカップ』にな」

 

「クリスマスカップ……」

 

それが、私たちの新たなる挑戦の舞台の名前か……。

 

「そうだ、ロメリア。最後に一つ、忠告も兼ねて言っておこう」

 

「忠告……?」

 

「……お前は異端者だ。正道から逸れ、存在するはずのない道を歩く異端者だ」

 

近寄り、私の顔の前まで詰め寄って、ネットリと言葉を紡ぐ涼野さん。その威圧感に、私は足がすくんで後ずさりそうになる。

 

「いずれまた、お前と話をすることになるだろう。その力を求めて、な」

 

そして私は見た。涼野さんの目を。

 

暗く、光を灯していない、冷たい目だった。感情のない無機質な眼光が、私を捉えて離さない。人の目を見て、ここまで恐怖を覚えたのは初めてだった。

 

だが、私が離れる前に、涼野さんの方が離れた。心臓の鼓動の高まりが、まだ収まらない。

 

「さぁ、私の話は以上だ。ここにいても、同じ話しかできない」

 

 

 

 

***

 

 

 

 

「成果はあったようで、なかった気もするな」

 

「いや、あったよ。あの人の事、今日でわかったから」

 

部屋を後にして、私は最上君の話を思い返していた。過去ではなく、涼野さんについて。

 

ノスタルジアカップ。ぼんやりと覚えている殺伐とした大会の主催者が、涼野さんだったこと。内に秘めた狂気の一端を、私は今日目撃したこと。

 

そして涼野さんは、アクセルリンクを広めようとしている。理由は結局よくわからないが、世界を救うとか、必要な事だと言っていた。

 

けど、私にはどうしても、絶望を広めたいようにしか思えない。もし、あの人とまた対峙することになるのなら、私はどうするだろう?

 

まだ形にもなっていない、悪魔のような計画を秘めた女性を前にして。

 

もし、私が何かできるとすれば、それは……まだまだ先の話なのかな?

 

「まぁいい。これでやるべきことは見えた。星野も、俺もな」

 

「そうだね。次はクリスマスか……」

 

みんなに話したら、きっと驚くだろう。近いうちに情報は発表されると思うが、早く伝えたい。何であれ、今日は敗北者だから。次の希望を、届けたい。

 

でも、何か忘れているような……?

 

「そう言えば……星野」

 

「何?」

 

「今思い出してしまったから、申し訳ないとは思うが……」

 

気まずそうにしているけど、何かあったっけ?心当たりとかもないんだけど……。

 

「アクセルリンクの話と、ロメリアについてはどうなったんだ?」

 

「あっ」

 

思い出した。そう言えば、そうだったね……。

 

「……まぁ、いいよ。この力の事、涼野さんだって全てわかっていたわけじゃないし、それに……」

 

涼野さんは、アクセルリンクの事を解き明かすことによって、絶望を広めようとしている。それほどの力を秘めたものを、私は宿している。実感は、相変わらず湧かないけど。

 

だから、安易に触れるものではないのかもしれない。今は、私も彼女に狙われているのだから。

 

「ユニットの声を聞いて、力を借りる力。その証として得た、ロメリアって言う名前。その認識だけで、もういいかなって」

 

「まぁ、そうなんだが……」

 

「それに、無理に解き明かす必要もないよ。アクセルリンクの事を知って、ロメリアって呼ばれるようになった理由を知ったところで……私は一人のファイター、星野シオリだから」

 

こんな力なんて、私にはもったいないものだ。こんな力を使って勝ったところで、何も嬉しくなんてないから。

 

それはこれからも変わらないし、使うときはきっと、相当な事態の時だろう。

それこそ、彼女の計画を阻止する時、とか。いや、現実味が全然ないのはわかっているけどね!?

 

でも、この力を偶然にも手にした意味があるのだとしたら。

 

その答えはまだ、私にはわかるはずもない。

 

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