つながり ~君は1人じゃない~   作:ティア

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気がつけば、UAが10000を超えておりました(本来、前回言うべき話ですが) これも、読んでいただける人たちのおかげです。本当にありがとうございます!

さて、今回はあまり長くないですね。ファイトはするんですが、そこまで内容を濃くできなかった自分が憎い。

後、前から言ってた新しい小説の予告(自分で小説の予告するって何だよとか思うけど)を短編として投稿しました。よかったら、そちらにも足を運んで下さい。

一応、最後に予告乗せておきます。いらないとか、しつこいと思う人は無視して下さい。ですが、そちらの方もよろしくお願いいたします。


ride81 密林に煌めく絆の剣

「「スタンドアップ!「ザ……」ヴァンガード!!」」

 

MFSが起動し、辺りが光に包まれる。光が消え去った時、周りには森林が広がっていた。

 

「これは……森?」

 

「おっ、こいつはいいな。俺は自然が大好きなんだ。そんな俺が使うのは……ブラックボード・オーム!(5000)」

 

なるほど。この風景は、ヒロシさんのクランに合わせて決められたものか。

 

「なら私は、春風のメッセンジャー!(5000)」

 

ヒロシさんの使うクランは、グレートネイチャー。リアガードを強化することに特化したクランで、強化されたリアガードはターン終了時に退却すると言うデメリットも持つクランだ。

 

ただ、退却すること=デメリットとは言い切れないのも、このクランの特徴。むしろメリットに変えるだけの力も秘めていて、そちらも厄介となってくる。非常に使い勝手はいいクランだ。

 

「先攻はシオリさんに譲るよ」

 

「わかりました。私のターン、ドロー。小さな解放者 マロン(7000)にライド!メッセンジャーは左後ろに移動。ターンエンドします」

 

「俺のターン、ドロー!シルバー・ウルフ(8000)にライド!ブラックボードはそのまま後ろだ。2体で、ヴァンガードにアタック!」

 

シルバー・ウルフがマロン目掛けて飛び掛かる。その前に立ちふさがるものは……。

 

「ノーガードです」

 

いない。まだ序盤だし、ガードはもう少し後からで大丈夫だ。

 

「ドライブチェック、バイナキュラス・タイガーだな」

 

「ダメージチェック、ブラスター・ブレード・解放者」

 

私がダメージゾーンにカードを置いている傍ら、ウルフの爪がマロンの体に傷をつける。傷口に手を押さえてはいるが、まだ立ち続けるだけの気力は残っているようだ。

 

「ターンエンドだ」

 

 

シオリ:ダメージ1 ヒロシ:ダメージ0

 

 

「私のターン、ドロー!横笛の解放者 エスクラド(9000)にライド!続けて、メッセンジャーの前に2体目のエスクラド(9000)をコール!ヴァンガードのエスクラドでアタックします!(9000)」

 

「おっと、トライアングル・コブラでガードだ!」

 

笛から放たれる音撃が、コブラの体に振動を伝える。悶えながら消えていったが、立派にガードは果たせている、

 

「ドライブチェック、五月雨の解放者 ブルーノ。なら、メッセンジャーのブースト、エスクラドでアタック!(14000)」

 

「スキルを考えるとガードしたいが、余裕がないな……。ノーガードと行こうか!」

 

ダメージには、特別名誉博士 シャノアールが入る。ヒロシさんの言う通り、ここからスキルが発動する。

 

「エスクラドのスキル!CB1で、デッキトップのカードをスペリオルコールする!……円卓の解放者 アルフレッド!!(11000)」

 

追撃を狙うにはあるがたいけど、できれば手札に来て欲しかった。グレード3はあるから、手札事故はしていないけど……。

 

「アルフレッド、アタックだよ!(11000)」

 

「ノーガードだな。ダメージチェック、ウォッシュアップ・ラクーン」

 

「ターンエンドです」

 

 

シオリ:ダメージ1(裏1) ヒロシ:ダメージ2

 

 

「よし、俺のターン。ドロー、ランプ・キャメル(9000)にライド!続けて、バイナキュラス・タイガー(9000)とモノキュラス・タイガー(7000)をコール!」

 

バイナキュラスはともかく、モノキュラスをコールした場所は前列。アタックするとしても、今のままではパワーが足りない。

 

けど、さっきも言ったように、グレートネイチャーの特徴を活かせば……。

 

「バイナキュラスでアタック!この時、スキル発動!他のリアガードにパワー4000を与える代わりに、ターン終了時にパワーを与えたリアガードを退却させる!」

 

スキルでパワーを補い、どれだけ弱いユニットでも強靭な力を手にすることができる。

 

「俺はモノキュラスを指定し、パワープラス4000するよ(11000) そしてメインのアタック!(9000)」

 

「バイナキュラスなら、グイディオンでガード!」

 

バイナキュラスの体が光り、直後にモノキュラスも同様に光を纏う。パワーを分け与えたバイナキュラスは、エスクラドに牙をむく。が、それを受け止めたのはグイディオンだった。

 

「ブラックボードのブースト、ランプ・キャメルでアタック!(14000) ドライブチェック、ホルダー・ヘッジホッグ。おっ、こいつはいい。クリティカルトリガーだ。パワーはモノキュラスへ(16000) クリティカルはランプ・キャメルへ!(14000 ☆2)」

 

トリガーの恩恵なのか、勢いを増して突進するランプ・キャメル。エスクラドは避けきれずに、激突による衝撃で空中に飛ばされてしまう。

 

「くっ……。ダメージチェック、未来の解放者 リューと、王道の解放者 ファロン」

 

「モノキュラスもアタック!こいつで3ダメージだ!(16000)」

 

「……仕方ない。これもノーガード!」

 

ダメージチェックでは、猛撃の解放者がめくられ、トリガーが発動。けど、クリティカルトリガーなので、もう必要はない。

 

温厚な人なのに、ファイトスタイルは野生の獣そのもの。これで私は、ダメージは4にまで追い詰められてしまったことになる。

 

「ランプ・キャメルは、アタックがヒットしたことでCB2して1ドローだな。で、ターンエンド。モノキュラスは退却するよ」

 

 

シオリ:ダメージ4(裏1) ヒロシ:ダメージ2(裏2)

 

 

「私のターン、スタンドアンドドロー」

 

手札には、アルフレッドは来なかった。本当ならライドしたかったけど、仕方ない。

 

なら……今回はこっちで行く。

 

「束ねし力は折れず輝き、煌めきは絆へと変わる!ライド・ザ・ヴァンガード!!」

 

エスクラドの姿が光に包まれ、足元にサークルを形成していく。そのサークルの輝きが強まり、やがて現れたのは……ペガサスにまたがる、絆の名を宿したエルフ。

 

「絆の解放者 ガンスロッド・ゼニス!!(11000)」

 

ガンスロッドの進化形態であるユニットが、私のヴァンガードとして降臨した。

 

「五月雨の解放者 ブルーノ(7000)を2体コール!コールするのは、ヴァンガードとアルフレッドの後ろだよ!」

 

弓を携えた少年が、ガンスロッドとアルフレッドの後ろで膝をつく。2体に付き従うようなブルーノは、これからの展開に置いて大きく役立つことになる。

 

「エスクラドで、ランプ・キャメルにアタック!ブーストはつけない!(9000)」

 

「ぐ……そう来たか。なら、カスタネット・ドンキーでガード!」

 

「ブルーノのブースト、ガンスロッド・ゼニスでアタック!私のダメージは4枚のため、今こそゼニスは限界を超える!リミットブレイク!!」

 

エスクラドの音撃がドンキーと相殺する。が、直後に駆け抜けるガンスロッドが、ランプ・キャメルを狙う。リミットブレイクを発動するために、後方に手を突き出しながら。

 

「CB1、エスクラドをデッキの下に置くことで、代わりにデッキの一番上のカードをコールする!」

 

攻撃を終えたエスクラドが突如現れたサークルへと吸い寄せられてしまう。代わりにそこから現れたのは……。

 

「……よし、スペリオルコール!ブラスター・ブレード・解放者!(9000)」

 

マントをなびかせ、白を基調とした剣を持つ戦士、ブラスター・ブレードだった。

 

「この効果でコールされたブラスター・ブレードは、パワープラス10000される!(19000) さらにブラスター・ブレードのスキルでCB2、バイナキュラスを退却!」

 

パワーの上昇したリアガードを用意するだけではなく、リアガードも削り取ることに成功した。予想以上にいい動きだ。

 

「まだだよ、ブルーノのスキル!デッキからユニットがコールされるたび、パワープラス3000!2体とも発動するよ!(10000)」

 

スキルを連鎖させ、一気に陣営を整える。これで私は、このアタックを含めてまだ3回アタックが行える。

 

「そしてこれが、メインのアタックだよ!(21000)」

 

「くっ……ノーガードしかないな」

 

「ツインドライブ!1枚目……希望の解放者 エポナ。ゲット!クリティカルトリガー!!パワーはアルフレッドに(16000) クリティカルはガンスロッドに!(21000 ☆2) 2枚目……絆の解放者 ガンスロッド・ゼニス」

 

ガンスロッドが斬撃を与え、同時に2枚のカードがダメージゾーンに置かれる。シルバー・ウルフと、特別名誉博士 シャノアールだ。

 

「メッセンジャーのブースト、ブラスター・ブレードでアタック!(24000)」

 

「ガードしたいが、この手札じゃきついかもな……。ノーガード!ダメージチェック、ディクショナリー・ゴート。いや、まだ捨てたもんじゃないな。ヒールトリガー!」

 

ブラスター・ブレードが斬撃と同時に立ち去る。その隙を狙い、ディクショナリー・ゴートが援護に駆けつけた。

 

「ダメージを1枚回復し、パワーをランプ・キャメル!(14000) ふぅ~危ない……」

 

「まだですよ!ブルーノのブースト、アルフレッドでアタック!(26000)」

 

「さすがにこれ以上は黙ってられないかな。ホルダー・ヘッジホッグと、ぐるぐるダックビルでガード!」

 

「ターンエンドです」

 

 

シオリ:ダメージ4(裏4) ヒロシ:ダメージ4(裏1)

 

 

「俺のターン、ドロー。こいつはちょっと、マズい展開かな……?」

 

ヒールで回復されたと言っても、3ダメージと手札3枚、おまけにリアガードを1体回復させたのは大きいはずだ。

 

「けど、俺は諦めない。最後まで楽しんだ奴が勝つからな!ライド!」

 

瞬間、ランプ・キャメルの姿が赤黒いオーラに包まれる。そのオーラが晴れた時、さっきまでとは違った異形の獣がそこにはいた。

 

「学園の処罰者 レオパルド“Я”!(11000)」

 

体中に黒輪を宿した、深緑色の獣。Яの名を語るのは、レオパルドと呼ばれるユニットだった。

 

「特別名誉博士 シャノアール(11000)、ぐるぐるダックビル(7000)をコール!ダックビルのスキルで、シャノアールを指定!指定したユニットがターンエンド時に退却すれば、1ドローできるスキルを与えるよ」

 

シャノアールはブレイクライドを使えるユニット……。そっちにライドしなかったのは、ブレイクライドを諦めて攻めるしかないほど、私が彼を追い詰めている証拠なのかもしれない。

 

その上、彼の手札は0枚だ。私もダメージ4だし、手札は4枚。ここを勝負所と踏んだのかもしれない。

 

「さぁ、行こうか。レオパルド“Я”のリミットブレイク!ブラックボード・オームをロックして、シャノアールとダックビルにパワープラス4000!ターンエンド時に2体は退却するよ!(シャノ 15000)(ダック 11000)」

 

ブラックボードが黒輪に包まれ、身動きが取れなくなる。だが、その黒輪の放つ禍々しい光を浴びたシャノアールとダックビルは、赤黒いオーラをまとう。

 

さっきまでとは違い、理性を損なわれたかのように狂暴になる2体。それを見て口角を上げたレオパルド“Я”は、笑っているようにも見えた。

 

「行くよ、レオパルド“Я”でアタック!(11000)」

 

「リアガードにはパワーを与えても、単体のパワーは脅威じゃない……。だったら、エポナでガード!ヨセフスもガードに参加させて、トリガー2枚でも突破できないようにするよ!」

 

「でも、リアガードまで凌げたわけじゃない。ツインドライブ!1枚目……ケーブル・シープ。2枚目……トライアングル・コブラ。ゲット!クリティカルトリガー!効果は全てシャノアールへ!(20000 ☆2)」

 

レオパルド“Я”の爪撃を、エポナとヨセフスが受け止める。だが後ろには、唸り声をあげてガンスロッドを狙うシャノアールがいた。

 

「ダックビルのブースト、シャノアールでアタック!(31000 ☆2)」

 

エポナたちの横を通り過ぎ、一直線に飛び掛かるシャノアール。ガンスロッドは、攻撃が迫る直前で空中に逃げるも、追い打ちをかけるように鋭い爪をガンスロッドに向けて飛び上がり……。

 

「光輪の解放者 マルクで完全ガード!コストはガンスロッド・ゼニス!」

 

両社が激突しようかと思われた瞬間、割り込んだ第三者が盾を展開して防御する。執拗に突破を試みるシャノアールだったが、マルクは防御しながら左足で蹴りを入れて地面に落とす。

 

「危なかった……」

 

「あちゃ~ダメだったか。なら、仕方ない。ターンエンド。レオパルド“Я”のスキルで、シャノアールとダックビルは退却。ダックビルのスキルで1ドロー」

 

シャノアールの退却によって、さっき与えたダックビルのスキルが発動した。たかが1枚、されど1枚。完全ガードも握られているし、この1枚が要となる。

 

「さらにレオパルド“Я”のスキル。退却したリアガードを、再びリアガードとしてコールする!」

 

赤黒いオーラが消え、シャノアールとダックビルは理性を取り戻す。その後ろで、黒輪に縛られていたブラックボードも解放されていた。

 

 

シオリ:ダメージ4(裏4) ヒロシ:ダメージ4(裏1)

 

 

「私のターン、スタンドアンドドロー」

 

向こうは完全ガードを持っているとは言っても、手札は3枚だけ。そこを突いて、一気に押し切れば、あるいは。

 

けど、私だって手札は1枚だけだ。下手をすると、自分で首を絞める恐れはあるけど……。

 

「……ここは攻める!メッセンジャーの上から、小さな解放者 マロン(7000)を上書きコール!メッセンジャーは退却するよ!」

 

メッセンジャーが光となって消え、代わりにマロンが現れる。向こうだって、状況を見据えて勝負に出たんだ。こっちも勝負に出るよ!

 

「ブルーノのブースト、ガンスロッドでアタック!(18000)」

 

コストがないため、今回はリミットブレイクは不発だ。

 

「……ノーガード!」

 

残りのアタックを防ぐために、ここをノーガードすると言う事か。けど、私がクリティカルトリガーを引けば、向こうにヒールトリガーを引かれない限り……勝てる!

 

「ツインドライブ!1枚目……光輪の解放者 マルク。2枚目……猛撃の解放者。ゲット!クリティカルトリガー!!パワーはアルフレッド(16000) クリティカルはガンスロッドへ!(18000 ☆2)」

 

ペガサスが地を駆け、ガンスロッドが剣を後ろに構える。レオパルド“Я”も迎え撃つ体勢を取るが、両社がすれ違う瞬間、ガンスロッドの剣が一足早くレオパルド“Я”を切り裂いていた。

 

「いや、まだだね。俺は最後まで、このファイトを楽しむさ。そうすれば、トリガーは応えてくれる!」

 

「…………」

 

「1枚目、モノキュラス・タイガー。2枚目……っ!学園の処罰者 レオパルド“Я”。トリガーはなしだ……!」

 

 

 

 

***

 

 

 

 

「いや~負けたよ。まだまだ楽しむ心が足りていないみたいだ」

 

「いえ……。どっちに転んでも、おかしくはなかったですよ」

 

MFSが機能を停止して、ガンスロッドやアルフレッドの姿が消えていく。そこに近づいてきたのは、対戦相手のヒロシさんだった。

 

「いやいや、シオリさんはちゃんとヴァンガードを楽しんでた。勝ち負け以上に、楽しさが伝わってきたよ」

 

「ヒロシさん……」

 

「あんたなら、きっと勝てるさ。またファイトしたいものだな」

 

「こちらこそです。またファイトしましょうね!」

 

「あぁ。楽しみにしてるよ」

 

去り際もいい人だった。何より、楽しむことを忘れていない人だったのが、強く印象に残る。またどこかの大会で会えるのなら、その時もファイトしてみたいな。

 

けど、こうして見ると……秋予選でファイトしたチーム、破滅の翼のメンバーは素行が悪かった。あんな人たちが少なくなって、誰もが気持ちよくファイトできるようになればいいんだけどな……。

 

「終わったみたいだな」

 

「あれ、小沢君。観客席にいたはずじゃ……」

 

「俺も今から、このMFSでファイトだ。さっきバックルが光ってな」

 

私に続いて、小沢君もファイトか。なら、早くここから立ち去った方がよさそうだ。

 

「がんばってね、小沢君」

 

「あぁ。心配しなくても、俺は勝つぞ。そのつもりでここにいるんだからな」

 

ハイタッチを交わし、やる気を小沢君に流し込む。私はデッキを片手に、観客席へと戻る通路に向かって行った。ここからは、小沢君に何とかしてもらうしかないからね。

 

「応援してるからね、小沢君」

 

 

 

 

***

 

 

 

 

MFSが起動し、ファイトテーブルへと形を変える。俺はデッキを取り出し、ファイトの準備を進めていく。

 

この日のために、俺は新しいデッキを組んできたんだ。全ては優勝して、グランドマスターカップの優先参加権を手にするため。秋に果たせなかったことを、今果たすためだ。

 

「みんなで全国に行くために、俺は負けるわけにはいかない。そのために……!」

 

まずはこのファイト、今後の勢いを作るために、勝たせてもらう!

 

「「スタンドアップ!ヴァンガード!!」」

 

手札を引き終え、俺たちはファーストヴァンガードを表にする。MFSの選んだ舞台は、火山地帯。

 

「青雲の宝石騎士 ヘロイーズ!(5000)」

 

「ドラゴンナイト サーデグ!(5000)」

 

ロイヤルパラディン……宝石騎士のデッキか。リアガードを展開する力に優れ、攻撃力が高かったはず。

 

「…………」

 

俺は手札にある1枚のカードを見る。新しく切り札として投入したカードだが、少々使い勝手が難しいカードだ。

 

だが、使いこなせば正気を呼ぶカードになるのも事実。だからこそ、使いこなして勝つしかない……!

 








※ここから先は、本小説とは関係ありません。








これは、星に心奪われた少女の物語。



これは、星に誓いを立てた少年の物語。



交わるはずのない、両者の物語。



それらがもし、交わったとすれば?




「無理なんだよ!私には、誰かを勇気づけるだけの力なんてない!!」




もたらされた出会いが、二人を結ぶ糸になったとすれば?




「約束する。俺が、誰が何と言おうとも、最後までお前を信じて見せる」




繋いだ糸の交わる果て、そこに響くのは少女の嘆き。




それぞれの苦難を抱え、乗り越えた先、約束の地に少女たちが集う時……。





バラバラだった心をつなぐ、1つの音が紡がれる。








『BanG Dream! 澄み渡る空、翔け抜ける星』







2019年、1月始動――。






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