ちっちゃくなっちゃった、ゆーのくん。   作:形右

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 お久しぶりでございます。今回は、『空白期』の話と『ガイアパロ』を書いている途中で急に思いついて書き上げた《フェイト編》でございます。
 にやにやしながら見て頂けるような出来を目指して書いてみました。それがどんな程度かお確かめ頂ければ幸いです。

 それでは、どうぞ!


『金色の閃光のまどろみ ――memorys to Fate.――』

 夜中、まさに「真夜中」と称すにふさわしいほどの深夜のことだった……。

 

 巨大な邸宅の廊下を歩く一人の金髪の女性(今は見た目ロリ)名をフェイトという少女の姿があった。彼女は、最近この家にとある青年(今は見た目ショタ)名をユーノという少年と共に住み始めた住民の一人である。

 彼女が一体全体何故こんな真夜中に一人廊下を歩いているのかというと、まぁ端的に言えばこの家に住んでる少年と一緒に寝たかったからだ。勿論別に夜這いなんて真似をしようというわけではない(というか、出来ない……恥ずかしくて……)。彼女は別に特殊な性癖があるわけではないので、そこまで深い考えはなく……なんとなく昔のことを思い出しながら彼の元を訪れようとしているだけである。

 ちなみに、他のみんなはそれをしようとしてごたごたした小競り合いの内に、疲れて眠ってしまった。彼女は少し全力ではなく、皆が疲れてしまうのを待っていた。何事も全力全開だけでは乗り越えられない。時にはこういうことで、特利を得ることもある。

 はてさて、そんなことを考えているうちに彼の部屋の前まで到着した彼女は、最近の自分たちの傾向への警戒として、当然鍵をかけているであろう彼の部屋のドアのノブを静かに上下させる。

 やはり、鍵はかかっていた。

 しかし、そんな事では彼女は止められない。ただ勿論、ドアを壊すなんてことはしない。あくまでも自分は、彼と一緒に眠りたいだけだ。……あの時みたいな感じに……。それが理想だと彼女は考えている。

 しかし、あの時とは違い、彼の部屋にはロックが掛かっている。だが、幸いなことに彼女はレアスキルである『電気変換気質』を持っている。〝電気〟と一口に言っても、これは中々に凡庸性が高い。攻撃に転換させるのは勿論のこと、〝電気〟のその性質上〝熱〟や〝磁力〟への応用もできる。

 熱で焼き切るというなら、べつに電熱でなくても、『炎熱系』の魔導師であるよく模擬戦をしている〝烈火の将〟や幼馴染のマテリアルである〝星光の殲滅者〟でもいいだろう。(まぁ、彼女らが細かいコントロールが得意かどうかは知らないが)

 ただそれだと、ドアを壊すのとあまり変わらないし、下手をしたら火事になる。

 だとすればそれは使わない。要は鍵だけを開けられればいいのだから、鍵を壊すなんてことをしたいわけでもない。相棒である斧であり、鎌であり、剣でもあるデバイスを使えば鍵だけの切断もできる。切るのは得意だ。でもそれもしない。だって、〝磁力〟を操作してしまえば簡単に、しかも何も壊さなくても開けられるのだから。

 ガチャッと部屋の戸が静かながらも確かな開錠音を鳴らし、部屋の戸が開いた。(ただ、弟か息子のような存在であり、今は妹か娘的な存在と共にちょっと遠い世界で暮らしている彼もまた、自分と同じ「F」の産物であり……『電気変換気質』を持っている。彼は、自分とは違い素直ないい子なのでこんなことはしないだろうが、彼といい感じな娘的な存歳の桃髪の少女の部屋に入る時とか、ケンカして謝るときなどに強引に入ったりしないか……少し心配になる。何せ、上手く使えば電子錠だって開けられるのだし、凡庸性はかなり高く、広いので……自分みたいにちょっとイケないことに使わないか〝母親〟的な部分が心配と自らの行動を嘆くような警告を鳴らし、〝女の子〟としても部分がそれを仕方ないと肯定し、鼓動を高鳴らせたままに胸を熱くさせる)

 そんな葛藤を一旦頭から離して、そっと部屋の中にお邪魔する金髪の少女フェイト。

「……お邪魔しまーす…………?」

「……すぅ……すぅ…………」

 よし、と彼女は小さくガッツポーズをした。彼は起きてない。つまり、拒否はしない。前も拒否しなかったから別に問題はないとは思うが(年齢的な問題は、今は関係ない。もう一人の娘的な存在……むしろこちらの少女の方が自分に似ている。彼と自分との子供っぽいという意見も含めて、えへへな感じ……である少女が先に子供になってしまった彼を見た時から、いつの間にか父親的な存在であったはずの彼に好意を寄せ始めた。いや、元からそういう感情あは有ったのだろうが年齢と、煮え切らないながらもどう見たってできてるよねな自分とは別の彼女のこの世界に置ける「母」の存在に、半ばあきらめていたのだろうが……その垣根は、取り払われてしまった。プラス十三からマイナス五歳まで縮まった年の差は、彼女を一人の女に変えてしまった。まぁ、それはさておき……今の彼と自分は『子供』である――つまり、問題など……微塵も無い←結構あるけどね、主に争奪的な意味で)それだから、今邪魔するのものもなく、久々に思う存分温かそうなところで寝られるならこれでもいいやと彼女は短絡的な思考のまま(お忘れ化とは思うが、これが今作のロストロギアの特徴であるとここに記そう:詳しくは第一話「ちっちゃくなる」を見てくださると分かると思います)彼のベットにもぞもぞともぐりこむ。

 やっぱりとても暖かい。それはやっぱり昔から変わらない。

 

 あのとき、そうそれは……丁度「ジュエルシード」をめぐる争いの後の、初公判の前日の夜のことだ。

 

 あの時、ユーノは自分の証人としてミッドの方を訪れており、色々と助けてくれた。ジュエルシードは元々彼の見つけたものだが、それを運んでいたところを襲ったのは……これは確定ではなく、あくまでも推測だったが……彼女の母親であるプレシアだったと言われている。(のちに、何の因果か蘇った〝家族〟と再会したときそれをリンディ母さんの方がプレシア母さんに尋ねていたのをフェイトは聞き、あれは実は偶然でジュエルシードを探していたところにユーノが発掘したことを知り、それをどうにかしようとしていたら地球にばらまかれてしまったというのが本当らしい……)

 まぁ、その当時はフェイトは「利用されていただけ」という建前で裁判を乗り切ることになっているとはされていたものの……。やはりどこか不安であったのは確かだ。

 その上、あのとき……後半の前日になって、一緒にいてくれた自分の使い魔であるアルフが今回は被告席には入れないというのはかなり堪えた。勿論、最終判決の際はアルフも被告に入っていたが、一番初めの時は入れなかった……というより、最初のは最終で「ほぼ無罪」になるための形式上のものと言っていいが、半ば事情聴取に近いため緊張していた。勿論、前日の内に「被告」である自分は裁判所入りを果たし、「発掘者」であるユーノも「証人」として同行していた。(この場合の承認は、被告の発言に差異が無いかの証人である)

 信じられるものは少なかったあの頃の自分は、縋っていた母も、姉のようなリニスも失い……使い魔であるアルフとも、そのあとで観察担当兼引き取り先として温かく迎え入れてくれたリンディやクロノ、エイミィとも放され……あんまり喋った事の無い同世代の男の子と二人、おまけに元々の敵対の図は、私と彼のもので……それが彼が負傷し、なのはとの敵対に変わり、その後和解という結果に終わった……というのも、より一層緊張を加速させたのだが――当時の自分が思ったよりも、彼は優しかった。

 何というか、落ち着いた。不安でつぶれそうな自分を、あまり感じた事の無い雰囲気で包んだ。今にして思えば、あの感じは姉のアリシアかリニス(いまは二人とも復活を果たしてます。リニスさんはWの次の時系列辺りで復活の予定です)に似ている気がしたのだが……それは当時は分からなかった。ただ、安心した。

 そんな風に思えたのは、きっと彼と私が……どこか、似ているから。

 共に天涯孤独。自分のルーツを一度は閉ざされた。孤独を知る者同士でもあった。

 だからきっと彼に甘えてしまったのは仕方ない事だろう。

 そんな風にだらけてしまうのは、彼がいけないんのだ。彼の持つ雰囲気が、私を和ませてくるから悪いのだ。

 だから、私はあの時彼と一緒に眠った。色々な意味で、あたたかかったから。(大人になってから、たまに思い出して悶えることも多いが、大切な思い出ではある)

 そのあとも、執務官になるのを助けてもらったり、「空白の時」の際も……色々とあった。

 でも、総じて彼は温かかった。

 だから、私は彼に甘える。

 

 ――私だって、女の子だもん……。結構、弱いんだよ……? だからね、ユーノ。なのはたちばっかりじゃなくて、私のことも……ちゃんと見ていてね……?

 

 彼の腕に抱き着きながら、彼女はほくほくとして眠った。

 なのはたちと一緒にいるのも温かいが、似ている者同士だからこそ……感じられるものもある。同族嫌悪の段階など、もとから超えてしまっていた。

 ――彼も私も、一人が辛いのは知っているから。傷つくことも傷つけることの痛みも、知っているから。そして、それを救ってくれた、優しさも……知っているから。だからこそ、思いやりの大切さを知っている。ぬくもりの大切さを知っている。だから、甘えたいし……ホントは甘えてほしい。「依存」なんて呼ばれるかもしれない。でも、そんなのは言葉の一側面でしかない。可能性だって、想いの形だって、無数に存在しているのだから……いまの私は、ユーノの隣にいたい。

 ただそれだけだと、彼女は思いながら、まどろみの内に溶けていった……。

 

 

 

 

 

 

 * * * おまけ・そのいちっ!

 

 

 

 翌朝の司書長の反応。

 

「……、」

「zzz…………」

「……ボク、どうしたらいいんだろう」

 大人に戻ったら、少しは自重してくれるかな……?(むしろ逆効果です:より具体的には既成事実的な何かを、創らされるでしょう。きっと←飢えた獣たち(乙女たち)を見ながら)

「……それにしても…フェイト、昔っから……割と甘えん坊だなぁ…………まぁ、僕もきっと君のことは言えないんだろうけど……」

 そんな二人の和やかな雰囲気に、家中の糖分濃度の上昇を察知した他の女の子たちが飛び込んでくるまで……後、十分ほど。

「…………むにゅ……ゆぅのぉ…………」

「はいはい、何でしょうか、可愛い眠り姫……?」

 そのセリフを、聞き取り/られて……眠り姫(フェイト)が目を覚まし、怒った女の子たちが飛び込んでくることになるまで、後……五分、いや……一分。

 

 

 

 * * * おまけ・そのにっ!

 

 

 

「やっと名前出してもらえました……」

 ごめんなさいリニスさん。セリフ入れるの忘れてました……。本当にごめんなさい。ナンバーズ書くのに気を取られてました(いやいや、あたしらのせーにすんなよ『9番』)すみません……みなさん。

「まぁ、これからフェイトの傍にいられれば私はそれで……」

 出番、いっぱい用意しますね。

「しかるべき場所に、私のやるべきこと、いるべき場所()があれば、そこへと誘ってください」

 はい、分かりました。

「でも、家庭教師だった身としては……ある意味少しホッとしました」

 なににです?

「……フェイトがあまりこう……痴女のような扱いではなくて、です」

 ああ、ハイ……。

「まぁ、夜這い、なんて 行為もちょっとアウトかとも思うのですが……微笑ましい、ということで、まぁ、今回はいいです」

 そいつはどうもです。

「うちの子があんまり変態みたいなかんじにならなようにお願いますね?」

 はい、きっと…………たぶん。

「……今、多分て言いました?」

 いえ、言ってませんが……。

「…………まぁいいです、ギャグでも節度をわきまえてくださいね。あの子は儚げですが……芯は強い子なんですから」

 ……はい。

「よろしい♪」

 

 確かに、痴女扱いは二次の影響だよなと思う今日この頃。

 

 

 

 * * * おまけ・そのさんっ!

 

 

 

 次回の更新予定は、ステージ・シフト第二弾。 『ウルトラマンガイアパロ』を予定しております。

 

 予定では、配役は――

 

 我夢――ユーノ。アッコ――ティアナ。博也――クロノ。玲子――エイミィ。

 

 メインはこんな感じで、

 

 コマンダー――はやて。千葉参謀――シャマル。堤チーフ――シグナム。稲森博士――リンディ。ジョジー――スバル。ダニエル――ロッサ。キャス――フェイト。田端――ヴィータ。リンブン――ヴィヴィオ。学友三人組こと、サトウ、マコト、ナカジ――アリサ、すずか、なのは。

 

 

 

 大地に宿りし赤き光と、海に宿りし青き光。

 二つの光の織り成す物語が、始まる!

 

 

 

 




 いかがでしたでしょうか?

 少しでもニヤッとしていただけたのでしたらよかったです。

 最後に書き添えましたように『ガイアパロ』を書いているのですが、配役は大体こんな感じにしようと思っています。何かご意見がありましたら是非是非どうぞ。
 後、この話と一緒に新しい意見板として活動報告も上げときますので、そちらにパロディ元の原作の案をどしどしご応募していただけたら嬉しいです。

 それでは今回も閲覧いただき、誠にありがとうございました。
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