「最近、宴会が多くて疲れが取れないんです……はぁ」
「そうなんだ……そう言えば準備とか妖夢の仕事だもんね。大変だねぇ」
今日は紫お姉ちゃんと白玉楼に遊びに来てます。紫お姉ちゃんと幽々子さんは頭が良い会話をしている間、僕と妖夢は雑談に励んでいた。
そして、お茶を手にしながら妖夢の冒頭のセリフ。無責任に頑張れとは言えない様子で言われてしまったのだ。
「そうなんですよね……ところで、太助様は宴会に来ていませんよね? 見た記憶が無いのですが」
「ああ……僕はお酒が駄目みたいでね。ビールを飲んだ時に激しい頭痛と吐き気に襲われちゃって……それからお酒の類には手を出してないんだ」
「そうだったんですか。宴会に参加すれば嫌でも飲まされてしまいますからね。けど、紫様や霊夢からは特に言われないのですか? お酒に強くなれる様特訓とか」
「看病してくれたのがその二人でね。特訓以前に無理してまで飲まなくて良いって言われちゃったよ。紫お姉ちゃんや藍お姉ちゃんが美味しそうに飲んでいる所を見ると興味があるんだけど、また倒れちゃうのは嫌だからねぇ」
なるほど、と納得してくれた妖夢。ビールは苦手なんだよなぁ。だからと言って他の酒を知ってる訳では無いけど。
時々思うんだ。お姉ちゃん達と霊夢ちゃんって僕に対して過保護じゃないかって。とは言え嫌って感じでもないしそれだけ好かれてるんだって事だろうからありがたいのだろうか。悩んでしまう。
「そうですね。例え太助様が宴会に参加した時には、私がこの刀に賭けてお守りします!」
そう言ってくれた妖夢。そこまでして守らなくても良いけど、何か顔赤くない? お茶熱かったのかな? 僕は丁度良いけど。
「駄目だよ妖夢。僕なんかの為に大事な刀を賭けちゃ」
「そんな事ありません! 太助様はなんかじゃありませんよ!」
「そうよ? 太助は大事な家族なんだから。そう自分を卑下しないの」
妖夢の言葉に紫お姉ちゃんが付け足してきた。って紫お姉ちゃんはそっちで話してたんじゃないの?
笑ってる幽々子さんと目が合った。幽々子さんは綺麗な人だから恥ずかしくなって思わず視線を外してしまった。
「あら? 太助君はお姉さんと目を合わしてくれないの? 私の事嫌いなのかしら、寂しいわー」
「いやそう言う訳じゃないですよ。どっちかと言えば好きですから」
僕の様子に気づいての冗談だと判ったので冷静に返せた。けど妖夢が絶望的な表情をしていた。何で?
「太助様は……太助様は幽々子様の事を慕っておいででしたか……私はどうすれば!」
「ええ!? 何その反応! 大丈夫だよ! 妖夢から幽々子さん取らないから、友人として好きって事だから」
「あら。私は恋人関係でも構わないわ。太助君って可愛いもの」
「ちょ! 駄目よ! 太助に恋人なんてまだ早いわ!!」
「二人共話をややこしくしないでくれる?!」
楽しそうだね幽々子さん! 紫お姉ちゃんも本気で言わないでよ!
「太助様……私は……私は信じて良いのですか?」
「何を!? 妖夢も落ち着いてね?!」
(妖夢ったら太助君に許してもらえた時からすっかり好きになっちゃったみたいねー。紫の話だと霊夢もそうみたいだし、面白そうだわー)
何て幽々子さんが思ってたとは露知らず、パニック状態の紫お姉ちゃんと妖夢を宥めるのに必死の僕でした。
ビールで頭痛は私の体質で、太助も同じになりましたw
基本的にアルコールに弱いですが他のお酒は少しは飲めます。その中で梅酒のソーダ割りとかチューハイとか甘いのを好んで飲んでます。