東方春風駘蕩(完)   作:綾禰

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 東方SSと言うより遊び方の説明を書いてた感じになってしまったw


体育と言う発想を伝えます

 

 

 

 

 

 最近鍛錬以外の運動において体が軽いです。

 

 正確には、美鈴さん直伝の体捌きと気、霊力、妖力のハイブリッドパワーで底上げした身体能力で動き回っていると言えば良いのかな。

 

 

「フハハハハ!!」

 

 

 思わず悪役っぽく笑う僕。

 

 そして、今僕がどうしているかと言うと……。

 

 

「くそー! 太助兄ちゃんに触れない!」

 

「前まで簡単に触れたのにー!」

 

 

 響く幼い声。

 

 そう。僕は今、寺子屋の子達と増やし鬼で遊んでいるのです。

 

 そして外の世界で言うご当地ルールと言いますか、鬼がどれだけ増えても一人の相手に対して同時にタッチするのは二人までと言うルールを設けている。

 

 複数の鬼が同時にタッチしようとして、手を避けられた時にぶつかり合う危険を少しでも避ける為に、そして鬼が増えるルールを最低限活かす為に慧音先生と僕が考えた。

 

 けどあれだね。新しく遊びを教えるにしても、基本的に人里の皆には英語が通じないからタッチだとかルールだとか言っても伝わらないから言葉選びが大変。

 

 ところで。何で遊んでいるのかと言うと、体育の様なもの。慧音先生だけだと、そもそも体育と言った体の動かし方を勉強すると言う発想が無かった。

 

 外の学校を体験してから慧音先生の授業を考えると、偏っていると言うか……幻想郷において本当に生活に必要な部分を勉強って感じ。

 

 で、僕が幻想郷の外の学校では体育と言って子供の体力作りと体の動かし方を学ぶ授業があるよと伝えたのが始まりだった。

 

 その際に慧音先生が体を育むと書いて体育か、成る程。と、呟いていたのが何故か印象に残っている。

 

 そして、僕としても体育の授業と言っても詳しく無い。なので遊びながら学ぼうと言う僕の言葉から僕の知っている外での遊びをしているのである。

 

 

「さて、時間切れだな。太助君の一人勝ちと言う訳だが、最初の約束通り増やし鬼によるおやつの追加は無しだ」

 

 

 お、慧音先生から終わりの声が聞こえてきた。

 

 寺子屋の敷地内の広場で増やし鬼をやっていたからバラけていた子供達が慧音先生の(もと)へ悔しそうな言葉を口にしながら集まるけれども、どれも笑顔だった。やはり、遊びだからだと思うし、そもそも追加が無いだけでいつも通りの量だし。

 

 子供の遊びだからね。得はあっても損はしないやり方をしないとね。

 

 

「じゃあ、次はだるまさんが転んだ……それともだるまさんの一日でもやる?」

 

「転んだよりも一日の方が楽しい!」

 

「えー、演技下手くそだから転んだ方が良いよー」

 

「じゃあ私も転んだ方」

 

「えー、俺は一日が良い」

 

 

 おうおう。動きをピタッと止める転んだか鬼に言われた動作を考えて実行する一日かのどちらかで、一部を除いて男子と女子で別れたなぁ。

 

 子供達で決めさせようかなと思っていたら、慧音先生から提案が出された。

 

 

「よし、じゃあだるまさんが転んだは私の所へ。だるまさんの一日は太助君の所に集まれ!」

 

 

 そう言われて子供達が元気な声で返事をしながら二手に別れる。

 

 若干僕の方が多いかな? 男子の中に活発な女子も混じった感じで、慧音先生の方は大体動くのは好きだけど運動が苦手ってタイプが集まった気がした。

 

 だるまさんが転んだに対して、多分知ってる人は少数派だと思うだるまさんの一日。

 

 基本のルールは一緒だけれども、簡単に差異の説明をすると「だるまさんが……お茶飲んだ!」や「料理してる!」と一日の生活の中の動きを鬼が言えば他の子はお茶を飲んだ動きや包丁で切ってたりといった動きをする。

 

 そして鬼や、全員一緒には無理なので一組み目と二組み目に分かれて、待機している順番待ちの子が動きが違ったりしていたら指摘をして、違った動きをした子が捕まると言った感じである。

 

 さて、僕の所に集まった諸君。これは遊びであるものの発想力の勝負である事に気づいているのかな?

 

 そんなこんなで授業の一環とは言え遊ぶ時間が予定より長くなっている事に慧音先生が気づいているかどうかは別として、今日は妹紅さん来ないのかな?

 

 

 

 

 




 本来、そろそろ妹紅を出そうかなと思って書き始めたのですがまたも妹紅未登場。
 以前も登場させようとしたら咲夜に代わってたし……、妹紅が嫌いって訳じゃないよ?
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