東方春風駘蕩(完)   作:綾禰

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 なろうさんで見てない初見さんには無関係ですが、コピペしてたらまさかの文字数不足が起きたので文末に少し次回への布石みたいな感じを追加。


能力を使ってみました

 

 

 

 

 

 スキマを開き空間を繋げる。博麗神社が見えた。

 

 

「スキマを通って、初めて出来たかどうか……よ? 太助」

 

「うん。それじゃ行くね!」

 

「待って、危ないかもしれないから私から行くわ」

 

 

 僕作の穴で初神社は紫お姉ちゃんに取られちゃいました。

 

 良いって言ってから来るのよーって言いながら穴に入っていく紫お姉ちゃん。

 

 ん? 何か会話が聞こえてくる。

 

 

「何の用よ紫。邪魔よ」

 

「あら、冷たいわね。今日は記念日だと言うのに」

 

「記念日?」

 

「うふふ……良いわよー太助」

 

「太助さん……?」

 

 

 呼ばれたので早速穴を通る。うん、家の中で訓練してた時と変わらずしっかり目的地にたどり着けた。

 

 

「や、霊夢ちゃん」

 

「や、じゃないわ太助さん。また遊びに来るって言ってくれたのになかなか来てくれなかったじゃない」

 

「あはは……ごめんね?」

 

「……私の時とはえらく態度が違うじゃない」

 

「紫は紫。太助さんは太助さんよ」

 

 

 んー? 霊夢ちゃんと紫お姉ちゃんってあまり仲良くないのかな? でも、険悪って気配でも無いし……まぁ、良いか。

 

 

「ごめんね霊夢ちゃん。この穴って言うかスキマ? の訓練してたら時間かかっちゃってね」

 

「え!? じゃあ太助さん境界を扱える様になったの?」

 

「違うわ霊夢。太助が扱えるのはあくまでスキマだけ。本人曰く『空間にスキマを開く程度の能力』ですって。そして、今日は初めてスキマで移動しました記念日」

 

「うん、紫お姉ちゃんに助けてもらって使える様になったんだ」

 

「紫の手助けはともかく、十分凄いわ! 太助さん」

 

「ねえ? やっぱり私に冷たくない? 霊夢」

 

 

 何か紫お姉ちゃんが不憫に思えてきたけど、治りそうに無い気がしてしょうがないよ霊夢ちゃん。まぁ、あまりに酷かった注意するって事で良いかな?

 

 

「と言う訳で、遊びに来たよ。霊夢ちゃん」

 

「いらっしゃい。歓迎するわ、太助さん」

 

「……私は?」

 

 

 ちょっと寂しそうな紫お姉ちゃん。けど、霊夢ちゃんはそんな紫お姉ちゃんを見て楽しそうに笑っているし、こんなお遊びもたまには良いかな。

 

 

(これで太助も最悪の場合は一人で移動出来る様になったわ……。えっと、バレない様に念話で藍に……)

 

(はい、紫様。どうなされました? 今は太助と一緒に霊夢の所へ遊びに行っているのでは……太助の能力の使用に不具合がありましたか?)

 

(いいえ、当初の予定通り私の補助無しで移動は成功して博麗神社に着いたわ)

 

(それは良かったです。お祝いに特に太助が喜びそうなおかずを夕食の時にいくつか用意しておきます)

 

(お願いね。それと、最悪の場合は一人で移動出来る様になったから太助を幽々子の所へ連れて行こうと思うの)

 

(……紫様のご判断に従います)

 

 

 霊夢ちゃんに連れられて中に入ろうとした時に振り向くと、一瞬だけ真面目な顔をしてた紫お姉ちゃんが笑顔で手を振ってくれた。

 

 ……気のせいだったかな?

 

 

 

 

 




 霊夢と紫は仲悪く無いですよ? ただ、太助一人で来てくれた方が嬉しいって気持ちが行動に出てしまっただけで……。
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