ACECOMBAT if ~全く違うzero~ 作:夕霧彼方
date 2/15
time 0400hmr
ざわざわとと兵士達が走り回る。
前日に決まった攻撃作戦と撤退準備に大忙しだ。ディレクタスまでの輸送機護衛のウォードック、レッドバロンを除き、エウレノの生き残りの34機の戦闘機の内、トーネード12機とF-15UFX22機、トーネードは全機完全爆装、F-15UFXは爆装と対空武装を付けた。ちなみにサザンクロスは空戦重視組になった。ただ一機を除き・・・。
「あのさ・・・。何でおれだけ一発爆弾なの?しかも平べったい・・・。」
結川の機体に付けられる爆弾、なんかマンタのように平べったくて厚みがある、しかも推進機もある?
「これはやっぱり・・・ミルネスさんですよね・・・。」
「あったりー!」
「・・・はあ。どんなスペックで?」
「目標誘導型投下爆弾、破壊力はこの目で見て下さい。自信作です![ただし恐ろしい破壊力を引き換えに機動力が死ぬんです♪]」
さらりと黒い気持ちを隠し、話す。
「それで、目標は確か・・・・。」
「ベルカ国内南ベルカに設営された大型野戦基地司令部。ベルカとここエウレノ制圧司令部です。」
「ありがとうアリチェ。分かってると思うがそこ陥落させればエウレノ放棄しなくてもいいと思うなよ、奴らは3個軍団駐留してて、一網打尽なんて不可能だ。あくまで出鼻をくじくだけだ、そして最大目標は、基地やここの市民の可能な限りの撤退活動だ。作戦開始は0600hmrだ。ここを飛び立つのは1時間とちょっと後だな。」
結川は愛機を眺める。整備員の奮闘で少ない機材で最高の状態に仕上がっている。
「隊長、現在6師が空中給油して、作戦地で集結します。」
「了解だ。」
ホークが言う6師とは、傭兵航空師団、第6航空師団だ。
「出撃前のコーンポタージュです、どうぞ。」
「ありがとう。」
恭しくコーンポタージュをジェニファーとアリチェがサザンクロス、スタークロスメンバーに渡してくれる。
「ありがとう。」
結川は啜ろうと機体に背もたれようとするとき・・・
「おーいサザンクロスの隊長、ちょっと通信だ。」
「飲ませてくれよ。」
この基地のイーグルドライバーに呼ばれて外に置かれた通信室に行く。
「だれから?」
「飛行中の人たちです。」
「?」
とりあえずヘッドフォンをかけてインカムに喋る。
「どうも、結川と申します。」
「おお、相棒、繋がったぞ。」
相棒・・・・相棒・・・・まさか!
「初めまして、ガルム1こと、サイファーです。本名は後で。サイファーと呼んでください。」
「は!初めまして、噂はかねがね。」
「俺も忘れるなよ、ガルム2のピクシーだ。」
「片羽の妖精・・・。」
随分豪勢なメンツだな!俺はびっくりが止まらない!
「今日の任務、対空戦闘お願いします。」
「いや、今日は稼げないな。ウスティオの空の騎兵は隠密襲撃が得意らしいからな。」
「いえ、自分はウスティオでなく日本の空の騎兵でしたから。隠密がどうか・・・」
「いやいや、君の噂は聞いてる。楽しみにしてるよ。」
「恐縮の極みです。」
二人のエースパイロットに、日本人の技、お辞儀をしながら喋る。周りは笑いをこらえる。
「さて、続きは現地で話そう。それでは頑張って敵を潰そう。」
「はっ!」
通信が切れる。結川は自然と敬礼する。そしてヘッドフォンを外して外に出る。まだ外は寒い。
愛機の近くに置いたコーンポタージュ、既に冷たくなっている。一気に飲み干しおかわりを入れたいと思って、周りの人間に聞こうと思ったら。
「どうぞ。」
「え・・・。」
結川が後ろを振り向くと微笑しながらコーンポタージュを手渡しするアリチェの顔。うんクールの微笑は可愛い。
「ありがとう。」
微笑を返してそれを貰う。しかもポタージュの熱さが丁度良い。わ~、これ絶対良妻だ。
「どちらからの通信で?」
「ああ、ガルム隊のコンビだ。凄いな、多分戦闘機からの通信だ。戦闘機の中なのに凄く落ち着いてる。領域が違う。」
「そうですね、彼らは凄腕傭兵で、なぜここにとどまってるのか分からないくらいです。」
「そうだな~、確かに。」
そういえばどうしてサイファーがここに居るのか。パラレルワールドでもかなり設定がきつい。調べれば分かるかな・・・・。ポタージュを飲み干し。
「ありがとう。おいしかった。」
「どういたしまして。」
また彼女の微笑、やべえ、凄くいい。いやいや考えるな。さてと・・・
「サザンクロス集合!」
結川の号令で7人が並ぶ。
「さてと、これから死地に行く。俺らは誇りあるウスティオの空軍兵だ。」
彼は軽く息を吸い・・・
「我がウスティオの空の騎兵、悪き大国に懲罰を!」
「Yaaイエス・サー!!」
サザンクロスのメンバーは歩きだす。
ちなみに・・・結川とアリチェの会話を見ての周りの反応・・・
「あれは絶対カップルだ・・・。」
特にホークは
「2番機・・・譲ろうかな・・・。」
かなり悩んでた。