ACECOMBAT if ~全く違うzero~ 作:夕霧彼方
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国境線近く
伝説のパイロット、サイファーはタッグネーム、本名、レオンハルト・ラル・ノヴォト二ーは目の前を見る。
俺達が急行してる場所、それはエウレノを火の海にしようとしてる野郎どもにお灸据える為に、オーシアの即応基地を制圧して補給を受けてこちらに来た。
空中給油だけでほとんど丸腰のウスティオ正規軍が戦ってるという事を聞いて、傭兵の俺達も燃えさせる男どもを援護しようとして急行した。
「ガルム1よりエウレノ部隊へ、ここからは俺達に稼がせてくれ」
「こちらサザンクロスリーダー、ありがたい。あとでゆっくりお話しましょう!」
「ああ、早朝に通信した異世界の人か、ああ、そうだな、まずはここの対処だ。ガルム及びヴァレー組、行くぞ!」
「「「イエス・サー!」」」
「おいおい正規の奴ら早く逃げろ!オキボティもな!」
口が荒いのは、マッドブル隊のマッドブルガイアだ。
「了解した!よっしゃ撤退開始だ!」
「ああ!」
フィナールのヘリスが言い、スタークロスのバッカスが応え、そのまま全機退避する。
「「くそ!敵が」」
「「おい・・・傭兵どもだ、まずいぞ!奴らは・・・」」
「「ガルムだと?!メビウスの次はガルムかよ!」」
「こちらオキボティ、久しいな、イーグルアイ」
「ああ、こちらは任せろ。ちゃんと整備して大反撃に備えとけ」
「ああ、健闘を祈る」
「了解した。お疲れ・・・よし、ヴァレー全機に告ぐ、エウレノの奴らの男気無駄にするなよ!」
「了解したぜAWACSの旦那!」
「そうだな!エウレノの男どもに顔向け出来るように全滅させる!」
「そうだな、相棒、行くぞ」
「ああ、ガルム1、エンゲージ!!」
丁度その時、エウレノ部隊
「ん?」
「あれ?」
「はにゃ?」
「うん?」
上からサザンクロスのアリチェ、スタークロスのアンジェラ、ジェ二ファー、メビウスのアイノが何だか呟く。
「どうした?女性陣?」
結川が聞く。
「いえ」
「なんか」
「とてつもなく」
「勘違いされてる部分があって」
「「「むかつく気分が」」」
「はあ?どうして?」
傭兵が執拗に男だけを主張したのを彼女たちは感じ取って、むかついたようだ。
また戻って傭兵部隊
「ガルム1よりイーグルアイ、敵の増援は?」
「確認できない。敵がいくら超大国でも限界値はある。」
「了解した。行くぞ、2」
「ああ、さっきまでF-16ばかりで拍子ぬけてたんだ!」
2機はアフターバーナーで正面にまわり・・・
「死ね、我が第二の故郷蹂躙した罪・・・FOX2!」
2本のAAMを放ち前衛を落とす。そしてサイファーは加速を続けたままHUDのターゲットに捉えたTGT(ターゲット)の距離が迫る
「「敵が来た!!迫ってくる!」」
敵は恐怖に囚われる。
1000・・・800・・・400
「ここだ」
「「うわああああああああああああ!!!」」
ガンレクティングに収めた瞬間にガンアタック、すれ違う時には敵は四散する。
「おらおら!またガルムの猟犬どもに金づる奪われるぞーー!!」
傭兵達18機が空を切り裂く。
「「くそ!撤退だ!これ以上は駄目だ!」」
「「くそっ!レクタの作戦決行と同時にするこの作戦はもう失敗なのか!」」
「「本部!撤退の命令を!早・・うわあああ!」」
通信途中に更に一機落ちる。
「逃がしはしないよ、ここはウスティオの空、傭兵の神聖な場所」
落としてるのは、傭兵フラッシュ・レティス中尉、レティス隊隊長だ。タックネームは「スラッシュ」
「イーグルアイより全機、ここは下に民家もない。遠慮なく落とせ」
「分かってるよ旦那・・ちっ、敵は撤退を開始してる」
ガルム2が言うと、敵が反転を開始している。
「深追いは厳禁だ、ウスティオ領空圏外までの追撃禁止だ」
「おいおい旦那!こちらマッドブル1、そりゃねーよ、徹底的にいぢめてやる」
「逃げる敵を落とすとは趣味が悪い」
「なにおう?!お前だって・・・」
「てのかかるやつらだ・・・・待て・・」
突如としてイーグルアイが言葉を止める。
「ガルム1より、どうした?」
サイファーが聞く。
「まずいぞ・・・全機高度5000・・・いや6000フィートに上がれ!弾道ミサイル警報!シンファクシだ!!」
「!!!」
「やばいな、死にたくねーから上がるぞ!おら、ついて来い!」
マッドブルの言葉で傭兵部隊が急上昇を開始する。
「敵部隊が上がらない・・・何があった?」
レティスが呟くように言う、サイファーもコックピットから見ると敵は高度を上げない・・・なぜだ?
「おいおい、味方の攻撃で死ぬ気か?あちらのAWACSは仕事してるのか?」
そういうのはピクシーだ。殺す・・・このミサイルは本当に俺達への攻撃か?
「違う・・・」
「は?相棒、何が違う?」
「敵ミサイル弾着まで10秒前・・・8・・7」
イーグルアイがカウントダウンを始める。
「違う、敵は撤退を求めて、そして撤退は出来ないと言うみせしめに・・・」
「3・・2・・1・・・弾着、今!」
「「な・・・弾道ミサイル?!」」
「「本部!どういうことだ?!」」
「「AWACSなんとかい・・・・」」
その瞬間空で火球ができ・・・・その火球の周辺に居た敵部隊残機が全て落ちた。
「・・・・敵部隊、全滅を確認・・・」
イーグルアイの言葉に全員が編隊を組み直しながら沈黙をしてる、そこにサイファーが口を開く。
「奴らは・・・多分命令を背いて撤退を開始したんだと思う。その懲罰と、命令に反した場合の見せしめだ・・・」
「仲間を簡単に落とす野郎どもとは・・・くそったれな上層部だ・・・」
「落ち着け、マッドブル、所詮はそんなものさ」
マッドブルが怒りを示し、ピクシーがなだめる。そして
「相棒・・・」
「なんだピクシー?」
「このくそったれな戦争、早く終わらせようぜ」
「・・・・ああ」
サイファーことレオンハルトも同じことを考えた。
この戦争を絶対早期終戦する。それは傭兵でも同じ考えだ。
「イーグルアイより全機へ、貴隊達も反攻作戦に参加だ。リーセンの輸送基地を緊急の戦闘基地にした、そこに着陸せよ」
「了解したイーグルアイ、ガルム1より全機、コンプリートミッションRTB」
「「「了解!」」」
一路東へ針路をとる。
same time
ベルカ領海深度600m
「オーシア懲罰成功です」
「うむ」
レーダー担当の兵からの言葉で、シンファクシ艦長のベルドフ・ウラディフィリム・キリフ少将が返す。
「しかし、弾道ミサイルで味方を攻撃しろとは・・・」
副官が呟く。
「敵前逃亡は死罪に値する。いい見せしめになったな」
ベルドフは気にせず、満足げに言う。
「次のこの艦の補給はいつだ?」
「はっ、丁度1週間後、1000です」
「分かった・・・早い所ベルカが屈する姿を見たいものだ・・・ククク・・・」
彼は静かに笑い、そして前を見る。
この戦争で我が連邦に栄華を取り戻す。
その想いを胸に秘め、誓った。