ACECOMBAT if ~全く違うzero~ 作:夕霧彼方
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0634hrm
ディレクタス首都地区手前25マイル地点
ゴーストside
B-2、F-22の混合航空隊がディレクタス爆撃の為に着々と飛行をしている。F-22,3機が一機のB-2爆撃機を囲うようにして飛ぶ。
<<ゴースト2より1、敵に感づかれたみたいですね>>
<<3からも、事前情報ではあのメビウスも居るとか・・・>>
<<リーダーよりより全機、確かにメビウスや敵首都防空部隊の迎撃は厄介だ。しかしメビウスを除いて練度は首都防空と遜色なしで、むしろ我々の方が数も機体の質も高い>>
<<4より1、なぜ我々は前線部隊の援護よりこんな爆撃のほ・・>>
<<言うな、それは上官反逆で軍法会議になるぞ>>
<<・・・済みません>>
隊長のジョージ・サックス大佐も4の言うことが分かる、大方空軍の方は首都爆撃したという大戦果を報告したいだけ。通常時の首都なら対空部隊、戦闘部隊が存在するが、総動員攻撃で最低限の備え以外防衛していない。つまり今はほぼガラ空きと言っていい。油断してるその証拠に、爆撃隊の爆弾は巡航ミサイルでなく、敵を攻撃してると印象づけられる無誘導爆弾、そして成功も決まってないのに空挺師団を後方に用意している。
<<何があれ我らゴースト隊12機、絶対に爆撃のヘルファイアー隊を守るぞ!全兵装安全装置解除>>
<<<了解!!>>>
<<フェニックスよりゴースト隊、緊急、敵増援確認、機種・・・SU-37?!そしてマッハ二の編隊飛行だと?!>>
いつもは冷静な管制官が珍しく狼狽する。そりゃそうだ、なんせウスティオ空軍、ベルカ空軍ウスティオ管区防空隊のSU-37は最前線に総動員されてると事前情報があり、ここに居るはずがない。
<<敵が呼び返した可能性がある。警戒さらに厳にせよ!>>
<<ゴースト1了解した。全機、このくらいで動揺するな!意地を見せろ!>>
<<<イエス・サー!!!>>>
ゴースト隊は後で知る事になる、まさかそのSU-37が
エルジア最強の部隊だということを・・・
Sametime
メビウス、キャプディシーボ、黄色side
<<スカイガーディアンより各機、衛星情報とこちらから照射する強力レーダーの微かの乱れから演算してレーダーに極力映します。しかし有視界は必至ですが・・・>>
「イエロー13より、十分だ、支援を期待する」
<<了解です!敵機射程範囲、交戦許可します>>
「イエロー隊、エンゲージ、我々が護衛機を叩く、キャプティシーボ隊は爆撃機を頼めるか?」
「お任せ下さい!キャプティシーボ隊エンゲージ!」
「メビウスエンゲージ、首都に一本も指触れさせるな!散開!」
「「「OK! Sky Goddess!(了解!空の女神様!)」」」
そして始まる最強エース達の乱舞が
初手、敵味方ほぼ同時にほとんどの機からAAMが放たれる。
「キャプディシーボ3、タリホー!爆撃機確認!」
<<くそ!ヘルファイアー2より、助けてくれ!追いかけられてる!>>
「イエロー4より13、後ろに敵、排除します」
「普通に避けられるが、ひきつけるからすぐに落とせ」
「イエス」
13の追いかけられてる機体はインメルマンターンを連続ても避けられない。
<<なんだあの黄色のSU-37は?こんな部隊がウスティオに存在するのか?!>>
「機体に頼りすぎだ、イエロー13、FOX1」
<<あああああ・・・・>>
落ち着いた声で的確に機関砲の弾を叩きこむ敵はすでに諦めて弾に呑みこまれ散っていく。
「首都を爆撃させてたまるか・・・キャプティシーボ1!FOX2!!」
<<ヘルファイアー4!くそ!もうだめだー!!>>
AAM,3本に巻き込まれて火を噴きあげて落ちていく。
普段気弱に見えるファナー・リース少佐、実戦闘力はウスティオ国防空軍の紛れもないエースパイロットで、気弱のせいで昇進できないだけで、中佐階級は普通だと言われてる。
「被弾した!操縦ふの・・・」
「主翼が!ああ・・・!」
「キャプ4、被弾、戦闘不能!離脱します!」
「キャプ7、自分もです・・・済みません」
戦闘は優勢、しかしキャプティシーボの2機が落ちていく。そして更に2機が離脱する。
「キャプティシーボ1より各機!最後の爆撃機だ、落とすぞ!」
「「「イエス・サー!!!」」」
4機のターゲットシーカーが定まる。
<<ヘルファイアー1、残念だ。もう無理だ・・・せめての一撃も出来ないのか・・・!!>>
「キャプティシーボ隊!FOX2!!」
爆撃隊パイロットの願いかなわず、10本のミサイルが殺到して瞬間で空の藻屑にする。
<<ゴースト3から・・・不調のF-22から逃げれない!メビウスは悪魔だ!>>
「ふふ、あなたは死ぬ運命、それは変わらぬ事実、さようなら」
どんな回避機動も通じず背中にぴったりと付くこの恐怖感、完全なSモードに入った。
<<逃げ切れない!!>>
「Goodbye、FOX2」
流暢なオーシア語でアイノは呟き、的確にAAMを急所に一本撃ち込み機体は空中分解。
ゴースト1、ジョージ・サックスside
残り一機、ゴースト1、ジョージ・サックスだ。彼とイエロー13が交差する、そして尾翼エンブレムで思いだす。
「思い出した・・・エルジアの黄色中隊・・!!」
<<なかなかのラプター使い・・・イエロー13より全機、私が引導を渡そう。手出し無用>>
ユークとの武器輸出などの協定で中立だったのでは?軍事大国エルジアも、隕石からの復興支援に尽力したFCMBの恩か・・・情で流れたか・・・。双方かなりの距離を取り右旋回。向き合う。
「ラン・トーヤ
スンファ・リーラ、
ホック・レンタ、
リシャール・フォア、
リニア・ユア、
ロッタ・ニャール
ダン・コニア
シルバン・ラック
ヨシュア・クラス
ゼニア・シューズ
コア・エリアニア」
ゴースト隊の部下達の名前を呟く、全員脱出出来ず空に散った唯一無二の仲間達。距離が迫る。
「一矢報いる俺に力を貸してくれ!」
<<彼にふさわしい花道を用意しよう>>
<「FOX2!!!」>
ほぼ同時にAAMが放たれる。そして2人がほぼ同時に回避行動、しかし、ジョージの方が僅かに遅かった。ゴースト1被弾・・・
「があ!!」
黒煙上げるF-22とイエロー13のSU-37がギリギリの近距離で交差する。
「ふふ・・・このまま死ぬのかな?済まない・・みんな・・・仇は<<いつまで寝てるつもりだ?>>?!」
緊急国際無線を使い混線してきた人物、多分イエロー13!
<<正直驚いている、確実に仕留めたと確信してたが・・・脱出しろ。そして生きろ、お前みたいな誇り高く部下思いのパイロットは簡単に死ぬべきでない>>
「そんなことを・・・」
<<生きて足掻け、そしてまたかかってこい、私は待っている>>
「・・・・、まさか敵に教わるとは・・・済まないみんな、まだ死ねないようだ。イエロー13、また会おう!そして次は貴様を地に落としてやる!」
ジョージは言いきると
「ゴースト1、イジェクト!!」
脱出装置を使い、愛機から脱出する。
黄色中隊side
ジョージが脱出する姿を確認する。
「そうだ、恥じる事はない・・、あなたはオーシアが誇るべきエースだ」
イエロー13、ハンス・ヨアヒム・マルセイユは惜しみない称賛を贈る。
「イエロー4より、一騎討ちお疲れ様です。」
13にぴったり付くのは、不動の二番機、アンナ・ヴェルバである。
「ああ、遠距離派遣でそのまま戦闘は流石にきつかったな、君も4も大丈夫か?」
「はい、大丈夫です」
緊張感から解放された2人の会話は柔らかい。そして二人の空間が少し甘い感じになったので、空気読んだ全機が距離を置く。
<<ふう、メビウスより、この雰囲気は苦手だわ、コンプリートミッション、キャプティシーボ隊、黙祷の時間は?>>
<<キャプティシーボ1より、大丈夫です、今は敬礼しか出来ませんが、オーシアを追い返したら、落ちた2人にミッシングマンと花をたむけます>>
<<了解した。メビウスより、コンプリートミッション、RTB>>
全機がウスティオ最大の基地、ディレクタス基地に帰投する。
0700hrm
ウスティオ空軍特別前線基地
「おら、ひよっこども、同胞を撃つかもしれないが覚悟出来てるか?」
F-15S/MTO、2機とF-14D、4機が離陸しようとする。
「覚悟無かったらここに来ません、正解でも不正解でも・・・」
「言うじゃないかブービー」
「何ですか?そのあだ名?」
ウォードック1ブレイズことクライヴ・エイミスが聞き返す。
「気にするな、これからもどのポイントでもブービーだ!」
「じゃあ自分はチョ「黙れアルヴィン・H・ダヴェンポート少尉!」ちょ!」
チョッパーは即却下だった。
「隊長達、離陸の順番です。行きましょ」
「ナガセ君は本当にお母さんタイプだね~」
ケイ・ナガセが咎めると、レッドバロンが笑う。
「大丈夫だ、出来るんだ、出来るんだ・・・」
「グリム、大丈夫、もしもの時は力合わせましょう」
「はい!ナガセ少尉!」
「「「本当にお母さんだ!」」」
「・・・・うるさいです」
「「「ごめんなさい」」」
全員が声を合わせて、ナガセが苛立つ。
「よし、本当に出撃の時間だな。我らオーシア、ハーリング直属隊、出撃!」
「イエス・サー!」
レッドバロン、ハートブレイク、ウォードック隊が第二波攻撃部隊として飛び立つ。
そしてその頃最前線では大戦乱が繰り広げられてた。