ACECOMBAT if ~全く違うzero~ 作:夕霧彼方
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オーシア陸軍前線本部
「一体何がどうしたんだ!」
「ウスティオ軍が総攻撃を仕掛けてきたんです!我々は完全に敵に翻弄されており、更に後方には敵の精鋭、空挺師団が、ヘリボーンや輸送機からパラ降下しています!」
オーシア陸軍第4軍団軍団長セピア・ツーアネス大将とウスティオ攻略方面隊ラック・スティーラー中将が早歩き早口で応える。
「ああ、軍団長!お逃げ下さい!」
後ろから要人護衛の為に選抜されたソルジャーと呼ばれる一般部隊以上特殊部隊未満オーシア兵士
「どうした、何が・・・」
「敵がこの施設制圧を、しかもその敵・・・あ・・・?」
「え?」
「ゴフ!」
いきなりソルジャーが血を吐き倒れる。背中にはナイフが左胸部分に突き刺さってる。
「ひっ!」
セピアは引きつった声を出す。
「おいおい、仮にも軍団長あろう方がこんなぐらいで悲鳴あげるとは・・・」
後ろから現れるのは、全身最新式のデジタル迷彩を纏い、顔も最低限の部分しか露出しない男が3人
「お・・・お前らは・・・」
腕には敵国ウスティオの国旗、そしてその上にはグランスラッシュの絵、混乱してるラックの頭にとある言葉が浮かぶ
「まさか・・・UESOU?」
「ふ、さすがに分かるか、情けないな方面隊長の方が分かるなんて」
ラックは足を震わせる。世界最強と呼ばれる特殊部隊に肩を並べる隠密奇襲戦隊、ウスティオ国防軍最精鋭特殊作戦隊。
「お・・・お前らなんてすぐに我が軍の精鋭に殺されてしまうんだ!」
セピアは大声を上げ虚勢を張る、しかしリーダー格の男が腰に付けてた、小型特殊無線機の音量を上げて、2人に見せる。
「こちら制圧部隊、ソルジャーと呼ばれる精鋭(苦笑)部隊は全滅、他軍団、師団長も順調に殲滅中」
「これでも助けに来てもらえるかな?」
「あ・・・ああ」
セピアは後ろずさりしようとしたら足がもつれて転げる。
「このナイフはなー」
リーダー格の男が死んでるソルジャーからナイフを抜きとる。
「ベルカ工業廠短剣部門が開発した特殊ナイフで、血を浴びて放置しても特殊加工でナイフの切れ味が落ちない」
「ひ・・・・こ・・・ここで死ぬなら、あああ!!」
ラックはべレッタを引き抜き・・・引き金は引けなかった
「があ!」
「遅い」
ブシュッ!とラックの首から血が噴きあげる。撃つ前に首をナイフで掻き切った。声もあげれず倒れるラックの首元には段々弱くなる拍動と共に血だまりが出来る。
「ひいい!」
セピスは完全に腰が抜け、震えている。
「い・・・命だけは!お願いだ!」
「軍人として情けなさすぎる。じゃあな」
容赦のない一振り、彼もまた血だまり作って死ぬ。
「隠密組織と言うには少々派手じゃないかい?中隊長・・・おっと、名前は明かしてはだめだったな」
「コードネームも言わず、中隊長でお願いします。あなたも中々怖い人だ。温厚そうな顔して」
「ハーリング上院議員の頼みならば君たちの手引きなんてお茶の子さいさい・・・家族はちゃんと保護してるんだな?」
「大丈夫です、ウスティオのディレクタスで平和に暮らせるように手筈を整えてます。もちろんあなたの保障も私達がしましょう」
後ろから来た男が、中隊長と呼ばれる男に近づく。
「まあ君たちの実力は知ってるし、頼んだよ」
「了解、Mr」
中隊長の目の前に居る男、第4軍団第12機械化歩兵師団、師団長、ガリック・ジョーンである