ACECOMBAT if ~全く違うzero~   作:夕霧彼方

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シンファクシ撃沈作戦

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0732hrs

ベルカ領海外

トゥルブレンツside

<<ヘル・エンジェルより護衛機!その曲芸飛行で敵をひきつけてくれ!>>

「トゥルブレンツ1、了解した、行くぞ2・・・2?」

「あ・・・済みません、了解しました」

「どした?何かあったか?」

密接編隊飛行を続けながら、敵が放つ30mmAA GUN4門からの砲火を華麗に避ける。

「いえ、あの出会ったころをふと思い出して・・・ふふっ」

「おま、なにを・・、まああの時あんな初対面であんな一撃はないよ」

「それは!言わない約束でしょう?!」

「先に思い出し笑いしたお前が・・・とよっと・・・悪いだろ!」

迫って来たSAM、3発を2人とも少し回転して受け流す、そのまま編隊飛行。

「ううう。意地悪ですね~」

「ああ、紅茶党の君をいじめるのは実に楽しい」

「なっ、珈琲党のあなたに言われる筋合いありません!」

更に集中するAA GUNをもう曲芸飛行で生きろよぐらいの素晴らしい編隊を維持しながら高速度で弾の波より早く飛ぶ。

「まあ、俺が開く喫茶店は珈琲ばかりだ。・・・誰かさんが手伝いに来ない限りはな」

「はっ!ブツッ!・・・」

「おい?通信切るな!!おい!」

エレノアは通信を切り、小声で

「喫茶店開く夢、一緒に叶えますよ、トゥルブレンツ1、手伝いますよもちろん」

フッと、顔が緩むエレノアは通信をオンにする。

「おい!いきなり通信切ってどした?」

「いえ、通信不調で途絶しました」

「嘘だっ!」

「うそじゃありません!そしてどこの真似?!はう!」

次々来るSAMの波を編隊飛行しながらまるで単機のような軽快さで避けていく。

byひ○らし、そしてこいつら爆発しろ!

Sametime

ヘル・エンジェルside

「おいお前ら!全弾ぶちこめ!」

「「「Yeehuraaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!」」」

ギュンターの言葉でA-10が攻撃を開始する。

「ふふふ、シンファクシ!この巨大ライフル砲でひれ伏しなさい!」

女性パイロットユーマは言うなり、たった一つの兵装、105mmライフル砲が火を吹く、決して速射は出来ないが、一発一発の重みが違う。ちなみにこいつは、ベルカの前世代戦車「サーバル」からA-10に取り付けた。自壊防止のために、彼女の機体の下部の補強は半端ない。その分他の装甲が薄くなる。

ドーン!ドーン!

腹の底から響くこの衝撃に彼女は震える

「はあ~、このサウンド、この衝撃、これが陸上の砲撃なら更に最高・・・」

うっとりした声でユーマは感傷に浸る。最近これが自由に撃てなかった反動だ。

「たく、3は・・・お?」

ギュンターはJDAMの精密爆撃を更に精密にしようとしたら、丁度潜水艦上部からF-35とハリアー。トゥルブレンツなら瞬殺だろうけど、一人、こちらには暴走人が・・・

「ヘル4!お前のハッピートリガータイムだ!潜水艦上部、発艦部分を撃て!但し3分の1までな!」

「了解です!ヒャッはー!」

応えるのはステラ・クロファード、階級少尉。彼の特徴は、ミサイルでなく40mmガトリング砲、そのガンポッドをハードポイント全部に付けていつも飛行する。普段は大人しいが、このハッピートリガーモードになると・・・。

「ヘル・エンジェル4!殲滅開始(ジェノサイド)!」

次の瞬間、毎秒65発のガトリングが吼える

「ヒャハ・・」

ステラに笑いがこぼれる

「ハハハ・・ハハ・ハハハハハハハハハ!!!!」

弾幕は潜水艦を包み込む、そして発艦しようとしてた二機は、40mmの威力を前にして、紙が引き裂かれるように穴が開き、爆発が起こる事もなくそのまま紙くずに近い鉄クズになる。

<<なんだこの弾幕は?!>>

<<変態すぎる編隊飛行に無慈悲のこの攻撃?!このままじゃ艦がもちません!>>

<<精密爆撃でVLS一部損傷!発射不能!>>

<<大口径ライフル砲で浸水確認!A1ブロック封鎖!>>

シンファクシは多重攻撃を受けて、着実にやられてる。

「ハハハ・・・ふう、快感!」

ステラは約1000発のガトリングを放ち、航空部隊射出不能にした。しかしまだこれは全弾数の4分の1だ。

<<くそ!防御システムエラー!システム全停止を30秒間だけ欲しい>>

<<ばかいえ!このシステムで敵が近づけないようにして、敵の攻撃を最低限に防いでるんだ!ここで止めたら蹂躙される!>>

<<システムリセットしなければどのみち自滅だ!>>

<<・・・くそ、15秒で直せ!>>

<<尽力します!システム停止!>>

宣言するとシンファクシの攻撃がやむ。その瞬間をギュンターは逃さなかった。

「2!ランチャータイムだ!全兵装無力にしてやれ!」

「了解だぜ隊長!このくそみたいな弾幕で撃てなかったが今は撃てる!」

副隊長・エルンスト・ガーデルマン中尉は無防備のシンファクシの上に行く、そして、

「食らえ!Multiple bullet Purgatory(多弾煉獄)!!」

その刹那、ハードポイント全てに付けた、強力なロケットランチャー8本1筒、12セットが無誘導に、雨となってシンファクシに降り注ぐ

「炎よ!舞えよごらあ!!」

シンファクシに着弾したランチャーは表面を舐めるようにして爆ぜ、次々と対空武装が死んでいく。

そしてシンファクシでは最悪の決断が下されてた。

 

Sametime

シンファクシCIC

シンファクシside

「対空防御火器90%損失!防御火力壊滅!」

「艦長!もはや逃げ切る事は実質不能!降伏か退艦の指示を!」

「ふざけるな!」

退艦の進言した副官を艦長ベルドフが殴り飛ばす。

「こんな事になっていけないんだ!いけないんだ!」

ベルドフは既に精神錯乱状態に陥る。

「住居区浸水!ダメコン!ダメコン!」

「消火活動はもう無理だ!B3ブロックを隔離封鎖!」

「おい!そのブロックにはまだ3人居るんだ!仲間を水死させる気か?!」

「この潜水艦の延命の為にはやむを得ないんだ!許せ・・・」

次々は入ってくる潜水艦の被害状況、シンファクシは攻撃重視で、ダメコンの構造が脆弱だった。

「機関室よりシンファクシはもう持ちません!国際法に則り原子力を停止します!」

「そんな事がゆるされ「船乗りとして海を汚さないのが最後の良心だ!」・・・」

機関室長の切れた言葉にベルドフは黙る。

「もう・・・おしまいなのか・・・大戦果を残せず・・・これなら・・これなら・・・ベルカ首都ディンズマルクを破壊してこの艦の有終の美だ!VLS20番用意!!」

「はあ?!20番は駄目です!それは非人道です!それにVLSは発射までの時間が非常に長く、通常弾道でもやばいのにそんなド級・・・」

「黙れ!艦長権限で発射する!どけ!!」

「おやめ下さ・・がは!」

弾道ミサイル管制官を殴り、そして座る。そして

「多弾頭核ミサイル「コネッツ」発射!」

ユークトバニア海軍最新型最強ミサイルが発射されようとする・・・。

0745hrs

A-10が編隊を組み直して、脅威の無いシンファクシの上を飛ぶ、その近くで、いつまでもバカップルいちゃつきにしか見えない喧嘩をしながら飛んでる。完璧な密接編隊飛行。

「あ~、まだ3発の105mm残ってる。潰したい・・・うずうずする。」

「ランチャーがもうない・・・ああああ!イライラするなあ!ベルカに盾つくなら殺してえ!!」

「ガトリング・・・まだ残ってるんだ。撃たせてくれ、めちゃくちゃ撃ちたい・・・」

「おいお前ら、一応シンファクシからの降伏が来るかもしれないから待てと言われてるんだ。ここは待たないと今後暴走を許してもらえないぞ」

「「「は~い」」」

「だけどとどめは俺がさす!今日の基地の可愛いお姉ちゃんの自慢話のたねに!」

「「「おおい!!」」」

<<トゥルブレンツ1より、仲がいい部隊ですね>>

「「「貴方がた程ではありません!爆発しろバカップル!!」」」

<<トゥルブレンツ2よりバカップルってなんですか!バカップル・・・て、あれ?>>

<<2、どうした?>>

<<あの、破壊したVLSの後ろ部分、ゆっくりですがVLSみたいのがスライドして開いて・・・>>

<<・・・・まさか・・・トゥルブレンツ1よりヘル・エンジェル隊!まずいSLBM!>>

「それは分かって<<分かって無い!>>なにおう!どういうことだ若造!」

<<海軍航空隊で原子力潜水艦の奴に聞いたんだ!大抵大きいVLSは、多弾頭核だ!>>

「!!!、嘘だろ・・・」

「それはさすがに・・・」

さすがのヘル・エンジェル隊にも動揺が走る。

<<エクスキャリバーや迎撃部隊に要請する、時間稼ぎに沈めろ!>>

「いや、その心配はない!4!全弾ガトリングをVLSにぶちこめ!ミサイル沈めろ!」

「了解!ハハ・・・」

ステラが旋回すると

「ミサイルなんて弾幕に呑まれてつぶれろ!ひゃは・・・ギャハハ・・・ハハハ・・アハーッハハ!ギャハハハ!」

シンファクシに向けてガトリングを叩きこむ。その時、ミサイルが上がる

<<間にあえ!>>

「ヘル1よりトゥルブレンツ1、大丈夫だ、我々の勝ちだ!」

核弾頭の胴体が出ると

「ミサイル死ねやーーー!!」

ステラはその胴体に撃ち込む。ミサイルは引き裂かれながら飛び立つ

<<間に合わなかったの?!>>

エレノアの涙声、本当に感情が色々でてくるな

「ヘル・エンジェル1より可愛いお嬢さん、大丈夫、すでに管制装置は死んでる」

と、その瞬間、宇宙空間に飛んだミサイルが弾けた。幸い核は起動してないようだ。

<<トゥルブレンツ1りより、本部が撃沈命令出した!>>

「全弾ぶちこめ野郎ども!!ベルカでもフェルナンデスでも仲間を苦しめる奴は死ね!!」

「Yerhaaaaaaaaaaaa!」

本当に残弾を容赦なく攻撃を開始、本当の地獄(ヘル)が開いた。

0750hrs

シンファクシ艦内

シンファクシside

「沈む!シンファクシが!」

「もう駄目だ!こんな飽和攻撃に耐えられるはずがない!」

「退艦命令出た!退艦!退艦!!」

「海水が浸水・・ごばぼごご」

すさまじいスピードで沈むシンファクシ、艦長の居るCICにも水が入る。ここも数分ももたない。

「私達栄えあるユーク海軍、もはやその栄光すらも拝めないのか・・・」

ベルドフはゆっくりと椅子に背持たれる、既に退艦命令は出したが、多分助かる乗員は1割くらいで奇跡だ。副官は既に退艦する乗員を先導するように命令した。

「シンファクシ、こんな痛い思いで沈めるのは済まない。私の命を持って、代償としよう」

ベルドフはゆっくりと目をつむる。その瞬間、海水が大量浸水してベルドフを包み込み、そして沈む。

0753hrs

シンファクシ、撃沈

0800hrs

場所不明

「シンファクシ沈んだか」

「前線で勇猛に戦い散りました。しかもコネッツ無断使用も」

「ベルドフの暴走か・・・。次は私達か。ナグファルム到着まで我々は勇猛果敢に戦い、戦果をあげるぞ!」

「オオーーーーーー!!」

約200m地点で沈んでるユーク海軍最新潜水艦リムファクシがベルカに着々と向かってた。

 

Sametime

ヘル・エンジェル、トゥルブレンツside

「よし・・・よし、シンファクシ撃沈だーいせんかーー!!!ヘル・エンジェル最強!!」

「「「やっはーーー!!!!」」」

ギュンターの言葉に全員が叫ぶ。A-10、4機本当に全弾撃ち切った。

「今度は105mmの榴弾砲付けようかしら」

「ミサイルをもっと撃ちこみてえ~!!」

「ふふふ、ハッピーハッピーみんなガトリングでぐしゃぐしゃ」

ヘル・エンジェルは思い思いに喋る。

「あとは我が大先輩で大親友のフェルナンデスが勝てば」

ギュンター達は盛り上がりに上がってた。

そしてそのそばではまた別のSU-33の二機

「トゥルブレンツ1より、お疲れ2」

「お疲れ様です。今日は編隊飛行しづらい環境でしたね」

「まあな・・・クク」

「どうしました?」

「いや、あのいつも強気なお前が涙声で・・クク」

「ひど!そうゆう1だって少し動揺してましたよね?!」

「してない!」

「素直にならないとたまたま・・・たまたま貰ったラティオのベルーダの珈琲豆あげません!」

「な・・・え・・えと・・お前が買いたいな買いたいなほざいてた、サピンのクイーンスマイルの紅茶葉を友人に押しつけられて手に入れたやつをあげようと思ったが気が変わるぞ?」

「ううう~、意地悪・・」

双方貰ってない、貯金崩して秘密で買っていた。ふと言い争いをやめると、さっきまで騒がしかったヘル・エンジェル隊が黙ってる。

「トゥルブレンツ1より、あの・・・どうかしました?」

「う~ん、ヘル・エンジェル1より、君たちネ」

「そんな会話は単なる」

「恋人同士の会話で」

「それなのに認めないお前らは」

「「「爆発しろ!このリア充!」」」

「「「はい~~?!」」」

ヘル・エンジェルの皆様は食傷気味になったようだ。

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