ACECOMBAT if ~全く違うzero~   作:夕霧彼方

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箱庭世界

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冷めた声にゾクっと背筋が凍る結川。

ラーズグリーズ・・・だと?

「あなたがまさかラーズグリーズとは」

「あら、意外と怖がらないのね」

「むかしやったゲームのおかげですかね」

首を傾げるラーズグリーズ、口を緩め微笑する結川。

「そう、これかしら?」

彼女が手を前に出すと、ポウっと光があつまり、そして

「?!!、なんでこれが・・・」

結川が驚愕する、手にするもの、それは

ACE COMBAT作品だ。

「さすがにこれは驚いたみたいね。」

「どうゆう・・・」

「まずこの世界の構造を教えるわ」

ラーズグリーズはまた手をかざすとボードのようなものが出てくる。

「あなたが居た世界は宇宙空間以外には未確認生命体除いて、人類など無いとされている。しかしこれは神様の箱庭、実は神の世界、神界には幾千幾万の世界、あなた達が言う並行世界が存在する。事実今あなたが居る世界は、私が管轄する箱庭よ。ちなみに人間は記憶にないけど、他の世界の記憶も心の奥に存在して、たまたまプロジェクトエイセスの方々はここから転生された人間が多くて多分この世界のゲームが作られたんでしょうね。」

「箱庭・・・つまり世界はお前ら神様悪魔が仕切ってるんですね。」

「御名答、私の特殊能力、大地に死を降り注ぐ事、悪魔が箱庭世界を統べるのは本当は異例だけど、この世界で一番認知されて同時に英雄と称されたのが私だったので、ここを任されたの」

「なるほど、神様にいじめられません?悪魔が高位な地位になって」

「それよ!」

「え?」

彼女が指さし、結川が驚く。

「悲しい事に、私を忌み嫌う神様は少なくない、上級神は擁護派多いけど、中堅、特に悪魔の部下にされてる者は更にね。そして私が別の世界の任務を受けて、増えすぎた生物に死の呪いをかけて、魔力回復の為に眠りについてた時に・・・反乱されたの・・・」

「・・・・」

彼女は俯く、よほど悔しかったんだな。

「気付いた時には既に何もかもが遅かったの、その時には・・・世界が分裂したの。」

「それが・・・正外混沌の世界?」

無言で頷く

「この世界、あなたがゲームでした世界と違うでしょ?」

「あ、ああ、ウスティオが結構大きい・・いや、世界全体が大きくなってる。そして世界観さえ違うし、エースパイロットが多く存在してる」

「そう。その通り、これこそ外史、正統な歴史から外れたifの世界、上級神の許可を得ずに、勝手に作られた世界」

「!!、それは大罪では・・」

「私に濡れ衣着せようとしたつもりだけど、すぐにばれて、その神たちは悪魔より醜悪な姿にされて業火の炎で燃やされてるわ」

「そうか・・・、それで、分裂した世界を統率すればそれで終了じゃないのか?」

「普通ならね、ここからあなたがここに来てもらった理由になるわ」

ラーズグリーズが結川を見る。

「俺が来た理由?」

「そう、部下の神たちは、あなたにこの世界の全てを司る力を押しつけたの、つまりあなたが生きればこの世界が存続して死ねばこの世界が崩壊して、この世界の人類動物全てが死ぬ、私を世界を作っては壊す愉快犯と仕立て上げたかったのね」

「・・・それは・・随分大きすぎる責任だ、それの世界存続には達成条件があるのか?」

「察しが良くて嬉しいです。達成条件、それはこの戦争で常に前線で戦い、そして生き残る事、今戦闘機から降りる事は許されない、平和な地域に逃げたら即死ぬ仕掛けがあります」

「本当にシビアな条件だな」

「これでも上級神の力で幾分かマシになったんです。優秀な部下、チート過ぎるエース達。本当はオーシア軍に飛ばされかけたんですよ」

「ほんっとうに条件緩和したな!」

メビウスやらベルカンエースなんやら来たら本当軽く100回は死ねる。

「試練がたくさんある。あなたがそれを乗り越えて成功すれば、私が後の作業を引き受けて、世界観が安定化して、外史世界が新しい正統世界として安定化する。悔しいけど私は本当に見てるだけ・・・ごめんなさい」

ラーズグリーズは、悪魔ではありえないと感じるが、涙目になる。結川は息を吸って吐いて

「分かりました。ラーズグリーズ、安心しろ。俺に凄い運命握ってる感じがするが、必ず成功して、世界を安定化の為に奔走しましょう。もうここまで来たら最後までです」

結川は笑って、ラーズグリーズにサムズアップ。少し驚いた顔した後、彼女は微笑で

「ありがとう、私の騎士」

次の瞬間、ふわりとラーズグリーズが結川の目の前に来て彼の頬を撫でる、その手から半分の光と闇が体に入る。

「ら・・ラーズグリーズ?」

「ふふ、結構初(うぶ)なのね。これであなたの最大体力値増強+体力完全回復という光、冷静そうに見えて激情に流されやすいのを防ぐ冷静になれる闇の能力を与えたわ」

「・・・ありがとう。結構自分に必要になりそうな力だな」

「これからも呼ぶかもしれないから宜しくね。騎士様」

「了解した、結川隆登、この世界を守るため戦います!」

結川はウスティオ敬礼をする。ラーズグリーズは指を回し

「Πίσω στον πραγματικό κόσμο[現世に戻れ]」

すうっと、結川は消える。

「さて、私も可能な限りのバックアップしなくちゃね」

そう呟くと、彼女もその世界から消える。

2/18

0815hrs

基地休憩所

「てい!」

「いたっ!はっ!」

結川は突如の攻撃に目が覚める。

「本当にやるなんて驚きです~」

「いやー、こんな少佐殿のびっくり顔も中々面白く」

「え・・・えっと、起きました?」

「ああ、完全に」

結川の眉間に指を突き刺したのだ。そそのかしたのはスタークロスのアンジェラとジェニファー、実行したのは意外にもアリチェだ。

「一応上官という事忘れるな、スタークロス2人組」

「「「でも許してくれるが少佐殿~!」」」

「あとでバッカスに報告しとこう」

「「「それだけはやめて!!」」」

2人は驚く。いや、驚かれるとは、報告は当たり前だろ、てか俺も舐められすぎだな・・・。

すこし気分は落ち込んだ。

「そういえば隊長、サザンクロス隊に別任務があるという事で、呼び出しかかりました」

「一体何だ?」

「とある攻撃兵器輸送護衛任務です」

アリチェはさっきとは違い、仕事モードになる。結川もだ。

「分かった。すぐに行こう」

「はい」

結川、アリチェ2人は駆け出す。

そして後で知る。

謎のAAMが凄かった事が・・・。

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