ACECOMBAT if ~全く違うzero~   作:夕霧彼方

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祝勝会3

ありのままを話すぜ!

そう、あの時俺達は祝勝会でかなり精神的にきつい戦いからの反動からでいつも以上に暴れてたんだ!

警務隊の存在も形骸化してきて祭りもそろそろお開きムード、最後のカラオケ大会とオイルまみれのモンゴル相撲が終了したらもうおしまいと思った時、事件は起きたんだ・・・。

2/20

2110hrs

「なん・・・だと、あいつ、あんなに歌が上手いなんて・・・」

「アリチェちゃんとデュエットするなあ~!この変態隊長!!」

歌えと言われて歌ったのに散々ないわれようだ。結川はアリチェと2曲ほど歌う。内容的には落ち着いた曲だ。

しかしさらに驚かされたのは・・・・・・・

「ノリの割にはあのウォードックの奴ら上手く歌いやがる。しかも普段オーシア語なのにウスティオの「郷土歌」を歌うなんて・・・・・・」

「奴ら本当は昔からこっちに住んでたんじゃないのか?イントネーションが完璧だ」

ジューンとナガセが歌うのは、ウスティオの郷愁を思わせる歌で、1番歌の「芽吹きの街ディレクタス」と3番歌の「ヴァレーの流星」、全て日本語に聞こえる自分だが、ナガセはいい声だ。

「本当に上手いな、どう思うアリチェ?」

「はい、意外と知られてませんが実はあの曲はベルカ公国と連邦になり、ベルカ語をウスティオ国民に第一言語に鳴った時ウスティオの言葉を忘れぬようにという事から子供にウスティオ語を覚えさせる曲なんです」

「子供にか・・・じゃあアリチェもベルカ語喋れるのか?」

「独立少し後生まれなので確かにベルカ語を赤ちゃんのころから聞いてますし、郷土歌を歌ってウスティオ語も覚えています。なのでベルカ語も話せる事は話せます、今は完全にウスティオ語ですけど」

「そういう事か。覚えやすく学びやすい曲だから完璧に出来るんだな」

「はい、それにしても隊長は本当に・・・異世界人かと思うくらいイントネーションが」

「全て日本語に聞こえるんだ、これがね」

多分ラーズグリーズがこの設定を加えたんだと思う。

「そうですか、あれ・・・」

「どした?」

「いや・・・あのジェニファー少尉が・・」

「ん?」

遠目で見ると・・・何だかさっきからまれた場所で女の子座りしている女性が・・・確かにジェニファーだ、だけど様子がおかしい。横で倒れてるのは・・ウルリカ?!

「あんなにワインの瓶が転がってる。やばいです・・・」

「やばいって?」

「ジェニファー少尉・・・あの人酒乱なんです!!」

「はい?!」

スタークロス、サザンクロス隊メンバーが集まる。

「大丈夫か?ジェニファー」

一番早く駆けつけたのはクライシスだった。そして見た時、胸が高鳴った。

そこには一人の少女が居た。

いつもの強気な吊り目でなく、トロンとした目、口周りもふにゃっとして猫みたいな可愛らしい少女だ。

「飲み過ぎだな、リュウトはどうしたらいいと思う?」

「そりゃバッカスさん、さっさと部屋に運んだ方がいいと思います」

結川とバッカスはそう言いあう。クライシスは

「おい、酒に呑まれるな・・・」

「それは・・・仲間としての心配?」

「あ・・・ああ」

クライシスは本音に反して無神経極まりない言葉をかける。それは彼女が切れるのには時間がかからなかった。

「私は・・・なのに」

「はっ?」

「私はお前みたいな無口野郎でも好きなのに!!」

「はいっ!?」

「「「「おおおおおう!!!」」」」

周りの野次馬どもはまさかの告白に一気に沸き立つ。早期警戒機並の傍受能力だな!

「おい録音機用意!国防機関紙「DEFENDER」に載せるぞ!!」

「音響班!急いでマイク用意!」

「はっ、え・・・」

クライシスは無口と違って動揺する。

「私はねえ!何だかしんないけどあんたみたいな神経逆撫で野郎なのに何だか・・・何だか・・・・、確かに私は口悪くて男みたいだけどスタイルには自信あるんだ・・・振り向いてほしいんだよ・・・。」

ちなみにジェニファー顔は上レベル、スタイルは特上レベルだ。

「「「「おおおう!」」」」

野次馬更に盛り上がる、今この場面を間近で見てるのは結川とバッカスだ。

「スタイルが分からないなら脱いでやる!見せてやるよ!」

「なぜそうな「「「「「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおう!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」外野うるさい!」

クライシスは動揺と野次馬の歓声に珍しく声を荒げる。

そしてジェニファーはパイロットスーツのチャックに手をかけ・・・・おろした。

「「「なああああああああああああ?!?!」」」

サザンとスターの両隊メンバーが叫ぶ、幸いツナギタイプなので、チャックは上半身で止まるが・・・下半身の下着も・・・

「なあバッカスさん・・・白だな」

「白だなリュウト・・・」

「コーノ!!」

「はっ!」

酒の席でもててたコーノ・ファルツを結川が呼ぶ。

「作戦A失敗、下・・・さらにその下の露呈をさせれば戦時中でも不名誉除隊だ!ジャケットで隠せ!」

「了解!!」

そしてコーノが走りジェニファーの後ろに回るのに4秒、結川から渡されたジャケットをはおらせるのに1秒、任務成功かと思われた・・・しかし

「なに隠そうとしてるのよ・・・・ていやああ!!」

「なっ・・・」

ジェニファーの見事な回し蹴りでコーノが野次馬の波に飛んで行くまで3秒、命の危機を感じるまで・・・数える暇ない!!

「全員ブレイク!ブレイク!」

「ジェニファーが暴れ出した!AWACS、管制!早く退避路を教えろ!!」

「そっちはオイル地帯!」

「bゃvdじゃsjjsけss?!」

一人一人が生きるために全力脱出をはかる。

2140hrs

「なんで俺が・・・」

「しかたありません、スタークロス隊は報告書があるので」

結川とアリチェが仮設建物の女性棟に向かう、背中には今まで暴れてたと思えないジェニファーの姿。静かな寝息で・・・強気を抜くと本当に可愛いな。そしてクライシスはどんな返答するんだろうな・・・

今回の戦闘で5人が彼女の攻撃に散り、1人はオイルで既にやられ、もう1人は逃げ切れた安心感からこけて負傷した。

極度の混乱の管制のミスで合計7人が倒れた。彼女の責任ではない、酒に溺れさせた奴と、酒のせいだ。

「それより隊長・・・ジェニファーさんの・・・見たんですか?」

「なんのことかな?」

「ごまかさないでください」

アリチェがジト目結川が目を背ける。

「まあ・・・事故だ」

「・・・・変態にはならないで下さいね?」

「ならないよ?!」

まだ寒い満天の星の夜空の下、平和な会話が続く・・・が、

「ううーーん・・・ガブっ」

「いっっってえええええ!!!!」

ジェニファーに思い切り首をかまれ、夜空の下、結川が思い切り叫ぶ。

 

2200hrs

サピン王宮

「本気でございますか・・・」

「悲しいですけど、平和な国づくりの維持は難しいようです」

サピンの国防大臣が悲しそうな顔をする女性に問う。女性の名前はアシリア・ラン・エリーザ2世、サピン王国女王だ。

「調整を頼めますか、詳しくはベルカとウスティオの受け入れを内密に急いで、そして運河に艦隊展開を」

「了解です。ただちに・・・」

国防大臣は恭しく頭を下げて一つの書類も貰う、そして

「アシリア・ラン・エリーザの名において、サピン政府の一丸の意志としてここに宣言する」

女王は息を吸い

「サピン王国はオーシアに宣戦布告をする」

 

2210hrs

オーシアアーラス海、空母バーベット

70隻を越える艦隊がベルカに向かう、オーシア国防海軍第二艦隊だ。

「総司令、国防海軍本部から打電です」

「もう内容は分かっている」

通信兵の言葉に返答するのはバーベット艦長にして、艦隊総司令、フラバー・アーネス中将である。

「ベルカ海軍、2流海軍に負けるのは許されない。決戦日は3日後・・・絶対に潰すぞ」

フラバーは戦いのために艦隊が動く。

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