ACECOMBAT if ~全く違うzero~ 作:夕霧彼方
2/23
1040hrs
ベルカ海軍
全艦から110本
戦闘機ASM60本
誤動作消失17本
オーシア海軍
全艦から118本
戦闘機ASM72本
誤動作消失32本
ベルカ海軍side
<<こちらマジック33!ダメだ数が多すぎて処理不能だ!>>
<<イージス、ポセイドンより脅威判定が間に合わない!イージス、AWACS!分担して判定しよう!>>
<<SAM全弾発射!後の事を気にするな!ここで手を抜いたら前衛が全滅だ!>>
<<盾(イージス)の役割を果たす!!>>
「全艦!あとの事を考えてSAMを調整せよ!CIWS!主砲はフルだ!!」
レンも動き、艦隊に飛来するミサイル群のSAM調整を行う。密集陣形から繰り出される濃密対空攻撃が展開される。
レーダー上はめまぐるしくミサイルが消えたり残ったりと変動していき、イージスなど高い処理能力も間に合わない。
「前衛から・・・来ます!!」
空で花火のように誘爆、または艦に当たり炎上する。
<<艦橋がやられた!艦長は?!>>
<<CIC直撃!この艦は使い物にならない!総員退艦!退艦!!>>
<<弾薬庫だ・・・ああ終わっ・・・>>
「前衛から艦隊が壊滅!現状では駆逐艦4隻巡洋艦3隻撃沈!他総計5隻大破!2隻中破!総戦力25%損失!」
「ぐずぐずするな!救助艇を緊急出動!助けられる限り助けろ!収容艦は空母とSAMの少ない艦!防空が難しい艦を後衛に回せ!前衛を厚くしろ!低速前進!」
「「「<<<Yeahhhhh!!!>>>」」」
「敵艦損害報告!敵艦隊は集中砲火で対艦ミサイルを落としてましたが、広範囲散開で防空間に合わずこちらより4隻損害多し!」
「・・・まだだ、ファーバー君」
「どうしましたか元帥閣下?」
ファーバーがレンを見る。
「私はいつも殉職した艦員達の名前をノートに書いて忘れないようにするんだ」
「は、はあ」
確かにレンは総指揮官では珍しく、ただの一兵卒の殉職の葬式でも出席する人だ。
「それをファーバー君に託したいと思うんだ」
「は?・・・て、それは!」
ファーバーは少し呆けて、そして真意に気付く。
「無茶な作戦を押したのは私だ、焦り過ぎが仇になり、今は均衡、少々優勢でもここまで犠牲者出した。この戦闘が終了したら私は軍服を脱ぐ」
「私は反対します」
ファーバーの即答
「なぜそんな事言う?」
「少なくともこの空母の艦員の意志と思うからです。よし!救助者は後衛組に任せろ!戦速上げっ!!」
「Yes sir!」
ファーバーの言葉で艦員は動く。
オーシアside
艦隊は被弾者が多く、再編成をはかっている。
「くそ!我が艦隊の損害が大きいとは・・・」
フラバーは膝から崩れ落ちそうになるのを何とか立つ。世界最強の海軍の艦隊が大陸国家の見せかけ遠洋艦隊に負ける。これ以上に屈辱は無い。
「空母がこちらの艦だけなので回転率が・・・」
「分かってる!くそっ!!」
空母が一隻になった今、この空母は約130機の戦闘機を回転させなければならない。さらにベルカの部隊は最強、彼らよりも多く飛ばさなければ突破される。いや、もう戦闘が開始されてるが劣勢だ。
「これもあれも乱気流部隊が・・・」
「どうしましょう・・・」
フラバーは顎にてをつける。今はもう救出作業で艦隊戦出来ない。だけど絶対にトゥルブレンツは落としたい・・・。最終手段か。
「第2番格納庫・・・」
「はい?」
「第2番格納庫リフトオン!反撃の手段だ!」
「そ・・・それは海軍本部にれんら「そんな暇があるか!!緊急開放!!」了解!!」
第2番格納庫に整備員が集まる。そこにあるのは、まだ実用化したとは言われてない特殊戦機・・・その名もX-47、無人高機動戦闘機だ。
1055hrs
中立領海
ベルカ海軍航空隊side
「1対3はやめてくれ!」
「ふう、甘く見過ぎだ。貴様ら」
「一気に3機ーー!!」
<<くそ!奴らは化け物か?!>>
<<AWACSより悪い情報だ、すでにオーシア海軍航空隊35%損耗!>>
<<良い情報もってこいよ馬鹿野郎!!>>
ベルカ圧倒的優勢、オーシアは数で勝ったが質では劣ってる。そもそも戦闘機の特殊機動の多いSUシリーズを積極採用するベルカの機動についていけないオーシアが今の最大の劣勢の理由だ。
「トゥルブレンツは帰還成功した!現在制空隊長として準備してい!持ちこたえろ!」
AWACSからの通信
「ふん、そんなの我々だけで十分だ。既に空母撃沈の功績がある」
「トゥルが居なくても俺らがやれる。いやトゥルのおかげで俺らがこうやれるのか・・・」
「言うな!」
ベルカ海軍航空隊はトゥルブレンツの戦闘で称賛が巻き上がり、これの恩返しとばかりに奮戦する。空中では最初オーシア70機、ベルカ39機、しかし今はオーシア46機、ベルカは32機、そしてオーシアは帰還機はほとんどいない。空中で散ってるからだ。その時
「マジック56、ガーダーから緊急!高速で接近機!数5、高度2000、飛行形式番号・・・該当なし?!」
「なるほど、多分極秘機か・・・スファー1より全機!トゥル制空隊長が来るまでここで押しとどめるぞ!」
<<ピピ・・目標発見・・・座標確認、高度確認・・・殲滅を開始する・・・>>
白く、B-2に似た高機動機が接近する。
ちょうどそのころ
エウレノ空軍基地
工兵隊の手によってようやく復活したエウレノの基地。元基地要員は全員復帰、そのままB7R奪還のための前線基地になる。そしてそこでは・・・
「また逃げてるのか?」
「まああいつはまだやってないからな」
B棟2階休憩室で整備隊が笑う、その近くを
「おい!お前はまだ報告書書いてないだろ!捕まれ!!」
「いやだ!馬鹿(グラッド)の報告書で十分だ!」
色んな報告書を持つ、事務員、整備員が追いかける。きっかけはカロン司令の一言。大量に滞納した部隊全体報告書の書類、もちろん戦闘機パイロットが書くが、全員やりたがらない。そしてカロンは爆弾を投げかけた。
「そうだ・・・おにごっこしよう」
と言ってこうした、事務員達と鬼ごっこ、隊長が捕まったらその隊はその担当者が持つ報告書をまとめる。
そうだ京都に行こうのノリでとんでもない事言ってくれやがりましたこんにゃろう。
そして、結川は唯一の生き残りだった。
「「「待てやーー!!」」」
「待てと言って待つ馬鹿いるか!!」
結川は全力で逃げる。緊急出撃(スクランブル)で鍛えた足を舐めるな!しかし目の前は窓という突き当り!
<<階段を押さえた!>>
「ナイスだ!」
「ちっ!」
結川は舌うち、段々と陸軍顔負けの室内攻略、包囲網が完成されてる!そういえば・・・第一狂ってる・・ゲフン・・空挺団の友人から教わったな。身が軽い自信はあるが、いけるか・・・・
「坊っちゃんの主人公は腰が抜けただけだ!!」
「おい・・・まさか!待て!!」
「アイ・キャン・フライ!!!」
結川は窓を開けて飛び立つ。重力任せて一気に落下!!そのまま地上にドーン!
ドサリ!
「なっ・・・大丈夫か!」
近くを歩く誘導班員が走ってくる。だが、
「おーいてて、よし!2階からは大丈夫だな!心配ありがとう!じゃっ!」
結川はすくっと立ち上がり、走り去る。
みんなはただ呆然とするばかりだった。