ACECOMBAT if ~全く違うzero~   作:夕霧彼方

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電話

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2200hrs

ヴァレ―空軍基地

未だ雪山に囲まれ、寒さ続くヴァレ―基地、傭兵、正規達はバ―や自分の部屋に戻り、消灯でガランと静まり返っている休憩室、自販機の光が煌々ときらめく。そこに備えられている衛星電話をかけている男が1人、ラリー・フォルクだ。

《決心はついたか?片羽》

「……いや、まだだ」

電話の向こう側の人間はラリーの言葉にふむと唸る。

《今はお互い討つべき相手だが、結託すれば、我々の野望は前進する》

「………」

《取り立てるようにせかすのは申し訳ないが、私達にも時間は惜しいのだ》

「それは分かっている。ZEROの計画、しかしそれは有効なのか?」

《君も意外とクドいな。少なくとも、今の馬鹿げているこの戦争よりか遥かに崇高だ》

「そうか……」

《残念な事に、私の……いや正確には、「世界」の掴んだ情報によれば、現在進行形で、双方最悪な戦争が展開されるだろう》

「よもや確定事項か」

《ああ、それを見てから判断させるのもいいかもしれない……》

「随分だな…分かった、早く決めると上には伝えてくれ」

《…分かった、黄金にはそう伝えよう。それではな、片羽》

「ああ…魔術師」

ラリーは受話器を置くと、休憩室のソファーにへたりこむ。

俺は一応でもウスティオ国防空軍のパイロット、しかしそれでは真の平和は掴めない。支えてくれた人間、ウスティオを捨てて、あちらに行けば、崇高な計画の歯車になれる。しかし裏切りは裏切り……特に相棒、サイファを捨てる、あいつは絶対にこっちに来る人間ではない……。

「どうすればいいんだ……」

ラリーは頭を抱え、葛藤する。しかし後日、彼の悩みを吹き飛ばす作戦が伝えられ、ラリーは変わっていく。

運命の歯車は止まらない……。

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