ACECOMBAT if ~全く違うzero~   作:夕霧彼方

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こ・・・れ・・・は

2月13日

1230hmr

エウレノ空軍基地

「うまい・・・なんだこの軍隊は・・・。」

結川は震える。ここウスティオ軍の飯はウマすぎるんだ!

なんでもここに居る調理師の隊長は元高級レストランのコックとか、国の政策で軍隊には新鮮な野菜を安く買ってるとか。そしてミリ飯=まずいという、このジンクスを打ち破る美味しさ。

いつもベルカとの合同演習で、ウスティオ陸軍兵にミリ飯を交換してくれとベルカ陸軍兵が土下座するほどだ。

「隊長、なーに肩震わしてる?」

「ああ、グラッド、ここの軍の国防費の50%はこの飯か?」

「は?何言ってる?こんな飯はそんなに金かからないって!」

・・・・、やはり俺達の世界と違う。さすが飯ウマ国家・・・。

「さて、隊長、この先どう思う?」

「この先・・・とは?」

「いきなりの防空任務隊増員、首都ディレクタスの近郊空軍基地にはエース部隊を揃えてると聞く。」

「・・・・・。」

結川はグラッドを見る。こいつはムードメーカーだが、異常なまでに頭が働く、能あるパイロットだ。彼はどんな戦闘機も、基本に忠実に、すぐに戦闘機動の癖を見抜き、自分の機体としてすぐに操る、天性の才もある。

しかし欠点もある

まだ見てないが、エロいらしい。かなりの確率でセクハラ発言及び実行されてるが、基地女性隊員に総スカンされないあたり、こいつの人望があるのだろう。

無かったら不名誉除隊は目に見えている。

「異世界から来たから分からないが。ただオーシアが苛立ってるのは分かる。そしてディレクタスはオーシアの近く、ここはあのB7Rの目と鼻の先だ。どうしても・・・な。」

「まっ、そうだな。隊長、俺はあんたを信じるぜ。もしオーシアの野郎がここを荒らすならきっちり落とし前をつけてやる!」

グラッドの笑い。結川もつられて笑う。

「ああ、だがな。俺は戦争などおきてほしくないと心から願う。」

「同感だ。」

「だけど・・・。」俺らは祈るだけ、俺らは軍人、上層部の言葉を信じて飛ぶしかない。」

「それも同感だ。」

真面目顔になる二人。

「さて、明日から早期警戒任務からの地獄の哨戒任務だ。早く寝ろよ。」

「昼間から言う隊長は・・・。」

グラッドが苦笑。そして本性を表した!

「隊長?この基地でお気に入りの娘は?!」

「はい?!」

いきなり彼は分厚い本を出す。タイトル・・・。

~ドキッ!輝く女性軍人!~

「・・・・・、これってどこで?」

「陸空軍の有志達が集めた大全集、俺もここの女の子たちの情報送ってもらったのさ!!」

目を輝かすグラッド、引く結川。

「さーて、エウレノだとやっぱり、管制課のハリチェ嬢や、金髪ポニテの整備隊のユナちゃん、3サイズが完璧な女の子、誘導班のクアスの姐さん。」

「ずいぶんな・・・。」

「いやー、多分全女性隊員ならこのUSBに、ウスティオは交通の要衝であり移民国家の混血の人が多いから、カワイ子ちゃんが凄く多いんだよね。」

「へー。」

「しかし、隊長、うちらの隊は凄く幸運だよ。」

「何で?」

結川が純粋なはてなマーク。

「はあー、分かってないね。5番機のアリチェちゃんだよ。」

「アリチェ?」

「あいつの顔いいだろ、そしてあいつは隠してるつもりだが、ここに来た悪友が目測した3サイズは。これだ。」

「ん・・・え?」

Bの部分、多分結川目測の5cm以上違う。

「しかもクールながら、優しい所見せるから、ほら、この軍女性隊員ランクAランクだ。俺これ自慢して、悪友に絞殺されそうになったが。」

「その悪友の目測に間違いは?」

「今のところ280人連続間違いなし。」

「なるほど・・・。」

結川は後ろからの女性隊員の痛い視線を食らう。うう・・・。

「あと、これもある。」

「は・・・なっ!」

~乙女たちの為のウスティオ男性軍人大全集、inエウレノ~

「おい・・・。」

「いやー、女性からのかなりの好評。」

見てみると、身長体重生年月日、好きなものetc

「はー、イケメンはモテルだろな・・・。どしたグラッド?」

結川が見るとグラッドがため息。

「お前、ナニイッテルンダイ?逝きたいのかい?」

「はっ?」

「その節穴でもしっかり見やがれ!!」

ランクAのページに・・・俺?!てかここにきてまもないのにこのデータ量は?

リュウト・ユイカワ

身長172cm

体重64kg

趣味、読書、航空機眺め。

好きなもの、この国の料理

嫌いなもの、規律をとにかく破る人[但し、自分の部下には甘い。]

更に情報収集中。

「随分祭り上げな。ちなみにグラッドは?」

「ふっ聞くな、容姿は上だが性格は・・・。」

「自覚してるならやめろ。」

「自重しない!」

「おい?!」

グラッドは笑いながら歩いていく。おいおい用件済んだらそれまでか。

「たく・・・しかしやることなくなったな・・・。少し読書するか。」

結川は歩く。そしてその日は何もなかった。

 

2月14日

0530hmr

「早く眠りすぎた・・・。」

結川は格納庫にあるF-15UFXを眺める。昨日は早く寝て、早く起きてしまった。

「ん~、早朝哨戒は0600だから、あと20分まてば大丈夫だろ。」

結川は機体にもたれかかる。

「隊長?」

呼ばれて振り返るとアリチェの姿。

「おお、どうした。」

「私はいつもこんな感じに早く来るんです。そろそろ整備隊の方々も仮眠室から出ますよ。」

「そうか・・・。」

「・・・・・。」

「・・・・・。」

会話が続かない。

「そういえば、男性に人気みたいだね、どうして胸を偽装する?大きいなら強調すれば?」

結川には珍しい言葉、こんな感じの方が会話は続く、一歩踏み違えればもうオワタ。アリチェは顔を赤くし。

「いや、なんといいますが、パイロットスーツがきついので、隠してるというより押さえつけられるというか・・・。それより隊長は自分の容姿はいいと思わないんですか?」

「いや、別に、そこまで自分は・・・。」

結川は苦笑する。アリチェも。しかし、可愛いな。可愛い・・・というよりなんか雰囲気が暖かい。

なんだかほんわか雰囲気になる刹那。

ウーーーー!!

スクランブル警報、同時に管制課の隊員が来て。

「空襲ーーー!!敵性大規模航空編隊、B7R、ディレクタス、エウレノに侵入、そしてレーダー防衛網が破壊されてるので、どの位の規模か不明!防空部隊含め全機出撃!」

「「「な、なんだってーーー!!」」」

ばっと、結川の仲間達が・・・て、

「何故に隠れてた?!」

「そんなことより、行くぞ!」

動転する結川、ごまかし9割でグラッドが愛機に向かう。仮眠室から整備隊が飛び出す。たとえ熟睡状態でも警報鳴ると起きる。軍人の習性。

「そうだな、あとでじっくりきいてやる。行くぞ!」

「「「おう!!」」」

結川の号令で、機体に乗り込むサザンクロス隊、これから始まる過酷な戦争も知らず・・・。

0530hmr

オーシア連邦、そして利害一致でユークトバニア連邦宣戦布告、そして同時攻撃決行。

この同時攻撃の作戦名称は、後に「空の嵐」と呼ばれる。

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