ACECOMBAT if ~全く違うzero~ 作:夕霧彼方
2/24
2200hrs
ベルカ連邦、五大湖方面オーシア前線
闇夜の中、第11機甲師団、義勇歩兵師団第4,12師団が監視をしている。
五大湖方面のオーシア軍は完全に戦意喪失して、現在督戦隊も追いつかないほどの脱走兵が出ているため、このような現状である。
そこで歩哨する2人の義勇兵、
「暇だな、眠い」
「おい!しっかりしろよ!いつ襲ってくるか・・」
「はいはい、お前は真面目だねー、たく、相手のオーシアは現在機能不全に陥っているのに、何を悲しくここまでやるのか」
「ユークも居るんだよ?たく、お前本当に志願兵か?」
「志願兵だよ~、ただ給料がいいから志願したの!」
「あほ、それで命がけの仕事に就くのか・・・」
「まあね」
2人の義勇兵が話してた時、
「あれ?」
「ん?どした?」
真面目な方が呟き、不良が聞き返す。
「今、空が蒼く光ったような・・・」
「んな馬鹿・・・な・・・」
キィィィィィィィン!
空が蒼く光り、地面に叩く、次の瞬間火の手が上がる。
「あれは!あそこは地下通信基地だ!」
「はあ?!エクスキャリバーの暴走か?!」
「それにしては噂より細い・・・まさか・・・噂のアークバード・・宇宙空間狙撃!」
「んな空想じみた「空想じゃないよ!俺の趣味で買ってる本に載ってたし本部上官も言ってたろ!」・・・」
そして更に通信が入り、
「緊急通信!特殊散弾弾道弾確認!緊急回避!!」
「!!、潜水艦かよ!塹壕に逃げこめ!」
「分かってるよ!」
2人がほぼ同時に塹壕に滑り込む、次の瞬間
ドドーーン!
空が真っ白な火球が出来る。爆風で押しつけられるのを我慢する、それが収まり
「大丈夫か?!」
「ああ!悪運だけは恵まれてる!」
2人が無事を確認しあうと
<<こちら本部!ユーク部隊を確認!全力で迎撃せよ!後ろの都市を死守せよ!通信は現在復旧中!復旧次第増援求める!頼む!>
「・・・・、はあ、予想が当たるとは・・・、悪運借りるぞ!」
「おうよ!喜んで!生き残ろうぜ、相棒!」
「ああ!!」
G-3を塹壕から外に構え、接近してくるユーク陸軍第16師団を迎撃開始する。
2/25
1100hrs
ウスティオベニー空軍基地
ウスティオ空軍でも機密性が高いとされ、本部ディレクタス以上の秘密基地、ここには通常部隊が表に、裏には秘密亡命者や、非公式の傭兵が駐屯している。
そしてこのミーティングルームで、数人の姿、ウォードックメンバー、バートレット、レッドバロンのカイト、そして目の前にはハーリング議員。
「集まったな、君たちに任務がある、オーシアユークの超兵器の始末だ」
ハーリングは言う、
「そいつは中々どうして穏やかじゃないな」
チョッパーが陽気に言う
「事態は君たちが考えるより重い、昨夜に北部ベルカの守備軍の40%がやられた。アークバードのレーザー狙撃で通信基地破壊、さらにリムファクシの弾道弾で中心部部隊が壊滅だ」
「「「!!」」」
全員が息を飲む。
「幸い何とか撃退できたが、超兵器の存在はあってはならない、そのため、君たちの隊に、攻撃命令が下った。理由は・・・分かるよな?」
「忠誠・・・ですか?」
ナガセが聞く、未だに信頼されてないウォードックに直接元同胞を倒せ、そうゆう話か
「まあそうゆうところだ」
「もしかして両方やるのですか?」
ジューンが聞く、バートレットが笑い
「馬鹿かブービー、お前は少し頭が堅いな、同時攻撃だろ」
「それじゃあ・・」
「片方は俺らとベルカ軍、もう片方はガルム傭兵部隊が仕留めてくれるらしい」
「ほほう、それで、俺らは白い鳥?怪獣クジラ?どっちだ?」
チョッパーが聞く、バートレットがにやりとして、一セント硬貨を出す、チョッパーは苦々しい顔で
「おいおいおい、まさか・・・」
「そう、コイントスだ」
「「「え~~~~!!!」」」
「よし、やるぞ!表は鳥!裏はクジラ!」
「早い!?」
ジューンが言うと、既にチーンという金属の音と共に光るコインが宙を舞う、かなり長い時間に感じるが、バートレットは器用に手の甲に隠し
「さて・・・どちらかな?」
バートレットはゆっくり押さえてた手を上げる・・・。
1セント硬貨は表、つまり
「よし!お前らは鳥落としに決定した!」
バートレットは笑いながら言う。まさかの高高度でのドッグファイトか!
「それでは、作戦はリムファクシが補給で浮上し、アークバードが一度軌道変更で大気圏に入る瞬間がある三日後だ。各員、円卓前の景気づけ、真の一番槍、勤め上げてくれ」
ハーリングが敬礼をすると、周りも一斉に返礼。
こうして敵超兵器破壊作戦「チートブレイカー」が始まる。
そしてその2時間前
0900hrs
レクタ派遣軍、最高指揮官詰所
2人の人が話している。
「話は分かりました。これが・・・新しい部隊」
書類を手渡されて見るのは、クラウド、前に座るわフェルナンデスだ。
「そうだ、この部隊は、後方撹乱支隊第1猟兵遊撃隊、名前は大層だがはっきり言おう、汚れ役で第2以降はもちろん存在しないし今後もない、集めた人員は戦闘32名、浸透潜入4名、他12名の48名、決して記録にも記憶にも残らない部隊だ」
「・・・・」
「残念だが君には拒否権は無い。そしてこの部隊は急ごしらえで、まあ、戦闘に関しては一流、他はの奴も居る。それを巧みに操り先導出来ると思っての推薦だ。頼む」
フェルナンデスは頭を下げる。
「元帥・・・ええ、やりましょう。私は元帥に頭下げられるほど大層な人間ではありません。拝命いたします。私はどんな部隊に居たか、貴方だけが知ってるのなら私は十分です」
「ありがとう」
「それで・・・24時間以内で補給基地破壊は分かりましたが、他にも・・・あるんでしょう?」
クラウスが聞く。
「ああ、分かってしまうか・・・。君たちには更に48時間、合計72時間以内に、レクタ後方の、サードユラ駐屯地から人質救助をしてもらいたい」
「人質・・とは」
「この子だ」
写真に写るわ、小さい可愛らしい女の子と、その子のお母さんと思しき人物。
「うちらが独自で調査と、南部の捕虜からの話で、これは南部の守備の鬼と謳われし、ダーター・ズラーヌの孫、ミニアちゃんだ。この子を人質にダーター、そして守備の鬼を越える逸材ともいわれる、ゴーラン・ズラーヌを強制的に東部のこの守備戦に呼んだらしい
彼らは最強の統率力を持つ。もしこの親子が南部にいたら簡単には突破できなかっただろう」
「それで・・・もしかして」
「ああ、東部の上層部はこの子の命を引き換えに守備に徹するように命令している・・・外道な奴らだ」
フェルナンデスは隠しきれない怒りを見せる。当然クラウスもだ。
「それで・・・この子を・・・」
「そうだ、母親とセットで救出をしろ。そうすると、南部のレクタ兵の統率が戻る」
「戻るって・・・元帥閣下・・・もしや・・」
「南部の兵士達はダーダーさんを連れ戻したら一緒に戦うと約束した。これは絶好の好機だ。頼むぞ」
「はっ!」
クラウドは敬礼してから
「そういえば・・・そんな堅い防御陣にベルカは突撃しましたけど!」
「ああ、もう手遅れだ・・・」
フェルナンデスが呟いた時、ベルカ軍レクタ派遣分遣軍団は突撃に失敗。前線部隊を孤立させるなど、瓦解が起きていた。
ウスティオ陸軍の陽動作戦、後方からの野戦攻撃で退路を作るも、命令系統が混乱。全く用をなさず、
0925hrs
ベルカ軍前線部隊降伏・・・・