ACECOMBAT if ~全く違うzero~ 作:夕霧彼方
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0900hrs
オーシア連、特に首都オーレッドに激震が走る。
オーレッド橋崩壊?!敵の航空爆撃か?
突如TV、ラジオのジャックの大統領、専門家調べで音紋一致、完全にオーレッドはベルカにジャックされてた!
ほとんどの新聞、週刊誌、月刊誌、ゴシップからOBCまでオーレッド橋爆撃のニュースで一色だ。
既に報道統制がしかれているが、もう遅い。逆に報道をブツリと切ればどうなるか分からない。
そして一番混乱に陥ったには国民だ。
ずっとずっと空は安全だ、首都に揚陸、侵略されることは絶対ない。そうアップル・ルルース始めて高官が電波に乗せて放送していたが、昨夜の行動で、一瞬にして安全神話は崩れた。
800万人を越える市民が一斉に疎開などや、買いだめ、混乱が深まり、警察が威嚇射撃しても止まらない状態に陥っていた。
オーシア連邦、ホワイトハウス
「・・・・・」
「副大統領・・・もう、限界です・・・」
オーレッドタイムズの一面を見て固まるアップル・ルルース、そして目の前には陸海空全総司令官、代表して空軍のニルチェが言う。
「・・・まれ」
「え?」
「黙れ黙れ黙れ黙れ!!!ふざけるな!陸軍はどうした?空軍は?お前らは無能か?さっさとオーシアの軍を総動員してベルカの草木全てを燃やしつくせ!」
「「「・・・・・」」」
三人の総司令官は冷ややかな視線を送る。そして
「我々、守りたいのは軍のプライドではありません、そんなもの守るぐらいなら・・・!」
陸軍総指揮、タールが封筒を投げつける。
「こ・・・これは?」
「我がオーシア軍、離反者の督戦不要と士官辞任者、及び一般兵の自由退職許可をしました」
「そんなふざけたこと・・・お前ら!」
「だから私達も覚悟しました・・・目先の利益で世界を破滅させる軍の総指揮なんてクソくらえだ!!」
怒りに燃える海軍元帥ラファーが階級章をたたきつける。
「我々3人はこれ以上の軍務を行うのは不可能と判断!この自由退職者と共に私達も一線を退きます!」
「・・・あ・・・本気なのか・・・本気なのか?」
ルルースは壊れた機械のように言う。3人は冷たい目で見下しながら
「あなたに付いて行くのはもうここりごりだ。それでは・・・・」
3人は同時に軍の敬礼を行い、そして退出していく。3人が退出して数分後
「・・・くく・・くふふ、あは・・・あはは・・あーーはははっひゃひゃひゃひゃ!!」
「愉快な所失礼します、閣下」
ルルースが狂ったように笑いだす。そして同時に入室するのは、オーシア軍少佐。
「おお、来てくれたか、ああ、愉快だ、あいつら、オーシア軍が馬鹿正直もので出来てると思っていたのか?」
「まああの3人はある意味出世は奇跡でしたしね、しかし、自由離反でかなりの兵士は離反しますが」
「そんな弱虫は要らない、そうだな、傭兵でも勝利を望む好戦派を首都に用意しろ・・・それと、ユークに連絡して、ベルカに扮してアーラスカを爆撃してくれ、その恨みで兵士を強制的に士気を上げさせろ」
「了解です」
部下はルルースを見て、にやりと口角を上げる。
「君の祖国が滅びるが、悪いね~」
「いえいえ、私はもっと高みがありますので・・・」
「そうか・・・頼むぞ、ハミルトン少佐」
「はっ!」
男は直立不動で敬礼する。その男の名前はアルト・C・ハミルトン・・・
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1000hrs
ウスティオサピン国境近く
「ここまで来ると壮観だな」
F-15REAを操る結川達サザンクロス隊、しかしその周りには・・・・
名目上護衛をすることになった。B-52、3機、C-17、4機、そして他にもウスティオもちろん、ベルカ、ファト、そしてレクタの精鋭航空隊。
特殊戦術航空団の部隊も含めて戦闘機130機、輸送機爆撃機、60機を越える。
しかしこれは一部、FCMBは本気だ、オーシアを首都と北部、両方から一斉に攻撃、オーシアの中枢、北部の膨大な石油、五大湖の鉱山地帯を制圧、完全にオーシアの攻撃能力を奪う。
<<連合よりこちらサピンAWACSサイドウインダー、これから割り振りとかするとかしたがってくれ>
レーダーを見ると、ここから二時方向にE-3が居る。各隊指示を受けて次々と集団行動から各基地に飛んでいく。
<<よお、南十字星、よくも今日まで生きてたな~>
「ああ、酒飲み日干し部隊、開きにされてなかった・・・」
<<なぜ残念がる?!>
護衛対象の部隊の少し上にタイフーン8機、オリビエのバッカス隊だ。てか俺が死んだらこの外史世界は崩壊する。忘れちゃやだよこの設定
<<お前ウスティオで最年少中佐昇進だって?本当にすごいな>
「偶然が重なっただけです。何だか重責が大きくなるばかりです」
<<俺もだ、ウイスキー4フィンガー6杯とスピリット2杯からウイスキーだけになったよ・・・>
「うん、自重しろ」
結川はあっさり言う、オリビエはええーと言う。
<<サイドウインダーより、サザンクロス、バッカス、特殊戦術航空団の人たち、前線のレピナース空軍基地に行ってください>
「了解したが、他に航空隊は?」
<<ああ、この基地は元から輸送基地だから、サザンクロス、バッカス、そして・・・先に到着しているトゥルブレンツ、これは海軍航空隊だな>
「へえ・・・しかし・・・寂しいな、何だか特殊部隊勢ぞろいを期待したんだが・・・」
<<あまりにも優秀がゆえにだよ、ちなみに俺は酒の飲み過ぎダメ・絶対、で悪影響防止だってさ>
「うんバッカス1、とりあえず干されようぜ!」
<<さわやかに残酷な事言うな?!>
隊員からは笑いが聞こえる。輸送部隊からもだ。しかしトゥルブレンツ・・・一体どんな部隊だ・・・
1020hrs
レピナース空軍基地
「何だよ・・・あれ・・・」
「いや~、全てにおいて最強だな」
結川とオリビエが遠い目をする。他の隊員もだ
「隊長、やはりここはこの愛称の無い戦闘機に名前をつけるべきです!」
「ん~、そうだな、しかしな~」
「なんです?」
「いや・・・それならお前に愛称付けないで先にこっちはな・・・」
「~~~!からかってます?」
「ん?わりと本気だが?」
「~~~~~!!!」
指を絡めながらグレンとエレノアが居る。
「・・・・なあオリビエ中佐?」
「なんだいリュウト中佐?」
「俺、めちゃくちゃあいつをぶん殴りたい・・・」
「うん、その前に副隊長の気持ちに気付かないリュウトが殴られろ!」
「んにゃあああ?!」
オリビエの一撃に結川が吹き飛ぶ。
しかしそんなやり取りもあの二人には届かない・・・。完全ピンク・・・半径20mは圏外です。
そしてそこから200m離れた所に・・・
「この光景は・・・なんだ?」
「さあ?」
整備士や輸送機パイロットが周りで苦笑いする。
約200名、完全整列している屈強の男ども、腕にはバラとドクロのいかついマーク。
通常部隊では最強と言われる、ウスティオ陸軍空挺師団第226大隊。
200名で大隊なのは、それはこの部隊は元から懲罰部隊で、戦闘力は最強でも軍紀は最悪の部隊だった。しかし彼らは変わった、1人の女性で・・・
「お前ら!私の敵は?」
「「「我々の敵です!!!」」」
「私にたてつくものは?」
「「「殲滅あるのみ!」」」
「よしっ!私を立てるために死んでこい!」
「「「YaHHHHHAAAAA!!!!!!」」」
空挺隊員が一斉に沸き立つ。その女性、ハート・ルナテッド少佐、名前に反して超ドS、僅か1週間で大隊全員を女王様と崇めさせた。
「これでいいのかな?」
「いいんじゃない?彼らが幸せなら・・・」
「そうかもね」
周りの苦笑いは更に深まった。
1100hrs
「てて、さすがに強すぎませんか?」
「すまん、しかしお前が悪い」
「・・・・」
結川は殴られた頬をさすり、オリビエは手刀を切って謝る。しかし本気で詫びてない。結川はちらりとアリチェの方を見る。視線に気づいたアリチェは微笑を返して結川は体温が一瞬にして上がる。
何だ、この感じ・・・24年彼女無しの空恋人の男、初心である。そしてその時
「よー、元気か?酒飲み隊」
「・・・・この声は?!」
その瞬間、バッカス隊一同が震え始める。ここはサピンで暑い所なのになぜ寒いのかな~?そこには引き締まった女性、しかし顔立ちは綺麗だ・・・て、ウスティオ空軍の制服・・・大佐?!バッカスサザンクロス全員で敬礼をする。
「フ・・・フラッチェ大佐殿?どのような御用件で?」
「あん?貴様らが酒で暴れると困るからシルバーマークからこの基地の特殊戦術航空団所属の3隊の直轄上司になったのよ、覚悟しなさい」
微笑して言うミナー、基地司令からバッカス隊が心配でわざわざ志願したのだ。あまりにも親バカである。
「・・・おおお・・・」
「さて、君が結川中佐か?私は元シルバーマーク空軍基地司令ミナー・フラッチェだ、バッカスが馬鹿するかもしれないがよろしくな」
「はっ!大丈夫です!ただ干物ですから!」
「ん、よし、遠慮なくしてくれ!」
「「「ちょおおお?!」」」
結川の言葉にバッカス隊全員とグラッドがガタガタブルブルする。
「まあ、これから最強にきつい任務が待っている。そこでだ、今日と明日は軍の移動なので君たちに主な任務は無い、君たちに外泊許可を出す。酒をいくら飲んでもいいぞ!」
「・・・・・」
「ん?嬉しくないのか?」
ミナーが首をかしげる、年齢の割に可愛い・・・て失礼!バッカス隊は固まる
「本気ですか?司令・・・熱でも出ましたか?」
「そんなつもりはないが・・・・嫌なら別にかま「いえいえいえありがたく頂戴いたします!リュウト中佐!トゥルも誘おう!」」
「お・・、おお」
「よーし、バッカス隊、自由行動開始だ!今こそリミッターブレイクだ!!」
「「「おおおおおうう!!」」」
「サザンとトゥルを拉致れ!ついでに司令も行きましょう!」
「ん・・・ちょおおひっぱらないで~!!」
オリビエの号令で各員が一気に拉致を開始する。そんなバッカス隊の後ろ姿を見て、ミナーは微笑して
「たく、元気な部隊だな・・・」
そのあとを付いて行く。ちなみに、バッカス隊先導で全員を翌日撃沈させたのは言うまでもない。