ACECOMBAT if ~全く違うzero~   作:夕霧彼方

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守れ!

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0955hrs

アピート湾、周辺

空襲警報が鳴り響く。市民の大半は、何が起きたか分からない。ただこの警報と共に、オーレッド大橋墜落を思い出し混乱が一気に広がる。

オーレッド、アピート同時攻撃、予想していたオーシア軍防衛隊は一気呵成に飛び立つ。しかし・・・

迎撃する部隊が強すぎた・・・特殊戦術航空団、他、精強なる空軍の攻勢は我先に自尊心の固まりで散発的に急行するオーシア空軍機を食いちぎる。

そして警戒の薄かったアピート市も

F-15REA航空隊、サザンクロス隊は空を駆け抜ける。

「しかし意外だったな、対空攻撃なく意外と快適だったな」

ホークが安心したように言う。

「そうだな、空母は他部隊はう回路には少なかったからな・・・」

結川は応じながら一抹の不安を覚える・・・何だかはめられたような感覚。

現在、戦闘機18機、戦闘爆撃機8機、輸送機2機の編成。特徴的にはサザンはしっかりV字、バッカスはほぼ一列縦隊、そしてトゥルは曲芸飛行部隊びっくりの密集編成。

「状況報告、オーレッド市方面から多数の航空部隊を確認、機種は多様ですが・・・ステルスは今のところ認められませ・・・追撃でF-35と思われる機影を確認、状況黄、対空火器の状況を鑑みれば、空挺作戦延期をし<<グダグダ言うんじゃねえ!!>ん~?」

エリーゼの報告に、輸送機UC-2に乗る女性が反論する。

「私達空挺師団は対空兵器を切り抜けてなんぼじゃ!こちとら覚悟決めてんだ!ちゃっちゃと飛ばせろ!」

「し・・・しかし」

「こちらサザンクロスリーダーより、了解した」

「隊長!」

「そちらの女性隊長はやりたいと言ってるんだ。俺達が守れば問題ない」

「支援に感謝します」

ハートは通信を通じて感謝の意を示す。しかし後ろ、女王様うるさい!

<<まもなく降下地点だが・・・大丈夫か?>

<<大丈夫よ、問題ない・・・貴様ら!今から空へ飛ぶぞ!対空火器が怖いか!>

<<ハート様の泣顔以上の恐怖を感じた事がありません!!!>

<<下の名前を呼ぶんじゃねええええ!!!>

<<(ゴスバキドゴォ!!!)ありがとうございますっ!!!>

「「「<<<・・・・・・・・・・>>」」」

<<味方をむやみに殴っちゃだみだよ~>

<<何で殴られて感謝してるんですか?>

エレナとエレノアが言う。グレンは嘆息ついて

<<人にはな、色んな趣味というものがあるんだ>

<<へえ~、でも私は隊長を殴るという趣味は無いんですけど・・・>

<<それが無い方が俺は安心でき、サザンリーダーコブラしてどうし・・・狙うなああ!>

結川がグレンのバックについてレーダー照射

「ごめん、むかついた、反省も後悔もしていない」

<<え~~・・・>

という、こんな状況になってるが・・・

「敵部隊加速してます!降下するなら迅速に!」

「おいおい、下は密集したビル群だ!バラけるぞ!」

エリーゼ催促、グラッドは警告する。

<<ふふっ、私達を舐めんなっていってるでしょう?おい下僕ども!私と同じ通りに着地出来なかったら今度から罵倒も何もしないぞ!>

<<<そんなのは嫌だ!!!>>

彼らは変態なのか?いやド変態である。

<<それじゃ行くぞ!>

<<<<YAHRRRRRRRRR!!!!>>>

2機のUC-2からわらわらと人が出ていく。通常の空挺スピードの約2倍だ・・・。

<<敵が来たぞ!20mmで粉砕しろ!>

<<なっ・・駄目だ!何だかAAGUNがおかしい!>

<<報告!上から降ってくる兵士の声に負けて発狂する者が続出!督戦めいれ・・・>

下のオーシア対空部隊は、ハートを先頭とした空挺部隊の見えないオーラに包まれて恐怖のどん底に突き落とされる。しかも対空火器の調子まで狂わせてる

「なんつーか・・・化け物だな」

グラッドが間の抜けた声を出す。

「慣れてしまいました」

アリチェが冷静に言う

「「「ウスティオは最強です」」」

三つ子はなんか達観した声で言う。

「貴方達!レーダ照射受けてるわよ!まず後方F-35C、4機!前方からF-16、F-15他18機接近!」

「全機作戦開始!味方の上には落とすなよ!それと国際空港は俺と酒飲み隊長、サザン4で行くからな!それと空挺部隊の最初の目標、OBC中継塔周辺を掃討してくれ!」

<<了解したサザンリーダー!>

編隊が解かれ各自の獲物に向かう。そして結川とオリビエは国際空港に向かう。

オリビエのタイフーンは小さく、機動力が高いのに定評だ。実際横を飛んでるのを見ると、綺麗だな~という簡単ながら、それしか表現できないものになる。

<<さて、ちゃちゃっと偵察しちゃいますか!>

「その前に・・面倒だが敵だ・・・来る!」

結川の言葉の途端にミサイル警報、白煙をあげるAAM

<<ダイナミックに行くか?>

「スマートに突破だ」

機体の機首を少し下げてロール、AAMは近接信管を作動させるが、加速しながら避けた為に、少しの爆風しか浴びせれなかった。

「はっ、ぬるい!」

こんな敵にAAMは要らない。超音速巡航で

<<おい!早く回避しろ!>

<<駄目だ!凶星が!く・・・あああああああああああああああああああああ!!>

ガンアタックで沈める。

<<くそ!こいつめ!>

<<のろいな~>

F-15S/MTOのターゲットシーカーから常にひらりひらりと避けるオリビエ。

<<くそ!貴様!おちょくりやがって!!>

<<チャーンス>

敵が加速した瞬間、オリビエはタイフーンのエアブレーキを最大にする。

<<バーイ>

遺言も聞かずにガンアタック。

「敵さん、随分足並み揃ってないな」

<<ああ、何だか先手の取り合いだな。一番槍が戦場で味方を鼓舞するどころか落ちてちゃ意味ないのにな>

「さーて、国際空港・・・前にF-16が展開している・・・」

<<負けたら俺はお前に酒をおごって、お前が負けたら2番機に告白ね>

「ん?ちょっと待て!グリニョリーノ!今なんつ<<はいスタート!>人の話を聞けえ!!」

結川とオリビエの戦いが始まる。

一方地上では・・・

「60m先、センサー式時限爆弾、それと狙撃手確認!排除する!」

「警戒!援護す!ポイントB-1CHブラボーGO!」

「支援分隊の射撃が開始した!チームブラボーGOGOGOGO!!」

「チームキロからフックラック、2番通り制圧を要請する!」

「了解した!」

アピート市の4車線道路に着地した226大隊は素早く展開、中継塔、商業センター、市庁舎など中枢地帯制圧の為、幹線道路から小道まで幅広く展開して大声、ハンドサイン、全てを駆使して掃討しながら前進する。

「あの女を殺せ!」

「駄目だ!なんだあの射撃能力?!」

「ふん!これがオーシアの陸軍か・・・ぬるい!」

ハートは自腹で購入した、SIG550に5倍スコープを付けて、軽やかなステップを刻みながら次々と淡々と狙撃していく。

<<状況赤!これ以上の戦線は維持できない!>

<<これ以上の後退は市民に影響が!>

<<構うか!これ以上の防御線の綻びは許されない!>

オーシア好戦派は市民が逃げ惑う幹線道路に集結、防衛線を再構築する。ハートは舌打ちして

「くそっ!このままじゃ市民が居て撃てない・・・」

「人間の盾作戦ですね」

「んなの分かってるよ!」

「そうですよね!隊長が知らないはずがありません!下衆な自分の馬鹿野郎!!」

彼らはド変態・・・いや、超越した・・・。

その時、前を走る斥候兵が物陰に隠れてハンドサイン

[20m先、両方ビル、狙撃手あり、警戒せよ]

ハートは確認すると

[敵の居る階にめがけ手榴弾を投げろ。まっすぐ]

ハンドサインを返す。戸惑った斥候だが、ハートのオーラを感じ、考えずに、すぐさま手榴弾を詰めたグレネードを2発、狙撃が確認された階の高さに撃ちあげる。

「そこね」

ハートは大体の階を読み取り、SIGが2発放たれる。その弾は、手榴弾を弾いてビルの中に入り・・・爆発した

狙撃手戦闘不能

「おい!私を使ったからには戦うんでしょうねえ?!」

「「「「もちろんサーーーー!!!」」」」

<<敵は突入してきたぞ!>

<<おい!奴らは素手で来るぞ!ガチは難しいぞ!>

<<敵の狙撃が正確すぎておちおち左右確認でき・・・>

<<くそ!通信兵の額に穴が開いたよ!>

完全に流れはウスティオになっていた。しかし・・・

「この市民・・・どこに流れてるの?」

「地図をどうぞ!」

「ふん、下僕にしては気が利くじゃない、感謝してあげるわ・・・」

「なんというもったいなきお言葉!末代までのかほ「さっさと見せろぉ!!」サーーーー!!」

地図を地面で読む、止まっていても、周りの兵士が盾になり矛になるからハートが居れば、そこは絶対安全地帯に様変わり。

「今3番通りを制圧しながら、湾口方面に沿って中継塔に向かってる・・・市民の流れはその線から少し西・・・まさか・・・」

「どうしたんでしょう?」

「今すぐ通信兵を呼べ!!もしかしたらこの波、国際空港方面だ!!早く空軍の奴とコンタクトしろ!」

「い・・・YES SIR!!!」

彼女に今までにない焦りを感じる。この感じ、嫌な予感しかしないわ・・・。

1030hrs

あらかたの敵を掃討した空を駆け抜ける3機。そして彼らは国際空港で不思議な光景を目撃する

「なんだ・・この空港・・」

「見た所、輸送機と補給機ばかりですね・・・」

「こりゃあれだ、きっと祝杯のういす「「ありえません」」シュン」

オリビエの言葉に総突っ込み。

ちなみに先ほどの叩き落とし大会は、3対3の同点だった。

話し戻して、空港には、戦闘機はおらず、C-5輸送機が4機、KC-135,767が合わせて9機も居る。

「しかも密集してる・・・こんな誘爆したら洒落にならねえぞ・・」

「ここは戦闘爆撃機難しいか?」

結川とオリビエで検討していると・・・

<<がが・・やっと繋がったか!おい!空軍の隊長格!誰でもいいから回線を開いてくれ!>

いきなり国際緊急無線周波数で応答される。結川が回線を開き

「こちらサザンクロス1、その声は下の部隊の隊長か?」

<<ええそうよ、時間がないから手短に言う、今すぐ空港爆撃計画を中止なさい!!>

「?、質問の意図がつかめない、どういう「た・・隊長!下を・・・空港の滑走路周辺を見て下さい!!」」

エリーゼが珍しく、悲鳴に近い声を出す。

「下・・・!!!!!」

結川、オリビエが絶句する。下にある光景、それは・・・空港ターミナル他、色んな場所から湧き出る、人人人・・・アピートの一般市民?!

<<確認したようね、何故だか知らないけど、国際空港に人が集まっている。ここで攻撃をしたら国際問題の騒ぎじゃない、さらに激しい戦争になる>

「ああ、理解した。完全に理解した・・・しかしなぜ・・・」

「隊長達、分かりました!誰かがオーシア国防省をハッキング、緊急避難指定区域に国際空港になってます!」

「面倒な奴らだ!大規模な人間の盾作戦か?!」

エリーゼの言葉に、心底苛立ってるオリビエが吐き捨てるように言う。

「くそ!作戦に関わる全機に通達!通達!アピート国際空港に一般市民が大量に侵入した!これは人道上、戦争の数少ない掟に基づき作戦を独断で放棄する!繰り返す、独断で放棄せよ!これは命令だ!一切の反論は許さない!」

「サザンリーダーの言葉通りだ!バッカス隊は、現時点をもって、アピート国際空港を飛行禁止区域に設定する!無断侵入はたとえ味方であっても容赦はしない!!」

<<こちらトゥル、了解した!>

<<爆撃隊、バーンジア隊ほか計8機も了解の意を表す!>

全機から了解の意が示された時・・・

「た・・・大変です!多数方面から巡航ミサイル接近!目標・・・アピート国際空港!」

「「「はあああああ?!」」」

理解が追いつかない、一体だれが

「誰なんだよ!!」

結川もとうとう我慢の限界だった。

「姉さん、落ち着いて、姉さんの指示が僕達の道しるべだから」

コーノは発狂寸前の姉、エリーゼに声をかける。深呼吸の音が数回聞こえてから

「申し訳ありませんでした。ミサイルは、艦船2、地上発射が10ほど、推定第4波まで来る可能性が・・・」

「場所は?」

「今レーダーに予測点を出しました。この航跡の先に、発射地点が・・・」

「よし・・・サザン他航空要撃部隊全機に告ぐ。アピート国際空港に指一本ふれさせるな!!いいな!」

「「「「YES SIR!!!!」」」

「艦船なら我々乱気流に任せろ!2、分担して潰すぞ!」

「はいっ!」

「サザンクロスリーダー!お前は4番機を守ってやれ、ミサイルは俺達に任せろ!」

「ああ、頼んだ、酒飲み部隊!!」

「約束されました!」

オリビエは言うと、発射地点の一つに急行する。間に合え・・・それが今の状況だった・・・。

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