ACECOMBAT if ~全く違うzero~ 作:夕霧彼方
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0915hmr
エウレノ空軍基地
c-5輸送機から体躯のいいスーツの男が出る。基地の搭乗員、整備員、管制員、ほぼ全員が滑走路の周りに居る。スーツの男が敬礼すると全員が返礼。そう、その男
ビンセント・ハーリング議員だ。
「初めましてハーリング議員、私はソウノ・カロン、階級は大佐です。」
「初めまして司令、私達を受け入れてくれたこと、感謝いたします。」
ハーリングとカロンは握手をする。その後ろにはウォードックのルーキー部隊と、バートレット、レッドバロンこと、カイト・ブラウンが立つ。
「それで、私達を護衛してくれた、ウォードックチームは・・・。」
「ご安心を、すでに政府には通達して、あの機体は第6航空師団ペイントにして、こちらの傭兵部隊にします。」
「了解した、ありがとう。」
ハーリングとカロンは本部に向けて歩き、カロンの命令で、防空任務に戻った。
same day
0945hmr
司令室
「それで、我らに有利な情報とは?こちらも相当危険な橋渡ってるので、あまりにふざけると・・・。」
「ご安心を、我々の情報は金塊並に高い。」
ハーリングはケースからとある書類を出す。
Ultra-sensitive material[超機密資料]の文字
「これは・・・。」
「シンファクシ級潜水艦の浮上予定時刻と、その場所の資料です、他にも、侵攻部隊の軍団配置図、オーシアの特殊部隊の浸透地点などです。」
「豪勢な資料だ。」
カロンは目を丸くする、これはいい買い物をした。しかし念のために。
「この情報に嘘は?」
「奴らがこれが漏れてると気付かない限りはこれに変更はない。安心してほしい。」
「随分と協力的なんですね。あなたは平和と融和で有名な方なので。」
「ふふ、買いかぶりです、確かに平和と融和を望みますが・・・。」
少し間をおくハーリング、そして
「私は今の副大統領・・・いや、もう大統領といってもいい、アップル・ルルースのやり口が気に食わない、あいつを失脚させるそのためなら努力は惜しまん。最後は平和を勝ち取りたい。」
「同感です。」
二人は静かに笑いあう。
same day
time 1000hmr
「さーて、反省会だ、アンジェラ、特にお前だ!」
「はう!」
バッカスの言葉にアンジェラが正座しながら縮む。
「お前はな、いきなりMK52ではなくスタークロス爆弾かしらないが、それに換装して・・・くどくどくど」
「出た、隊長のくどくど攻撃・・。」
ジェ二ファが苦笑する。
「で、デブリーフィングの全体の何割はこれで消える?」
「短くて9割、長いと全部です。」
「帰っていい?」
結川があきれながら言う。
「ダメですよ少佐。」
「やれやれ。さて、今司令官殿は何を話してるんだろね。」
「たいちょ~~。」
苦笑しながら呟く結川に掛ける声
「何だ、ホーク?」
「隊長、正式にこの基地を放棄、決定しました。」
「・・・・そうか。ペイバックタイムまでの我慢か・・・・。」
「同時にこの撤退戦、最後に一華咲かせましょうで、第6航空師団と合同で近辺基地を攻撃、そのあと撤退だそうです。」
「随分凄いことを、まあ、ただただ逃げるのは性でない」
「ええ、戦ってウスティオの底力を見せましょう!」
二人がにやりと笑う。