「ここが今日から配属される鎮守府ね・・・」
私の名前は叢雲、今日から初期艦として鎮守府に着任することになってるんだけど・・・
「・・・まだ提督が来てないのね」
そう、まだ来ていないのだ、集合予定時刻は0700なのに対して今の時間は0655、時間的にもう来ていてもおかしくはないはずなのに。
「まあ、よくあることではあるか」
ため息をつきながら提督らしき人が来るのを待つ
「それにしてもどんな人物なのかしらね」
提督の情報はまだ伝えられて居なかったので人物像が全く検討がつかなかった。
(・・・わからないのになんで待ってるのかしら私)
「そうだな、わからないのに待ってても意味はないと思うが?」
「そうよねぇ・・・」
「ああ」
「・・・・」
「・・・・」
「・・・あんた誰よ」
「ん?俺か?」
「あんた以外にいないでしょ」
「俺はこの鎮守府の提督に任命された者だが?」
「そうなの・・・って、え?」
「あれ?気付いてなかったのか?」
こいつが私の提督?嘘、本当に?
「・・・なんか疑ってるみたいだけど本当だからな?」
「・・・さらっと心の中読まないで貰えるかしら」
「ほいほい」
「はぁ、まぁ自己紹介しとくわね、私は吹雪型五番艦の叢雲よよろしくお願いするわ」
「俺の名前は榧瀬 水月、階級は大佐だ、よろしくな」
「・・・ところで提督?貴方集合時間過ぎてるのわかってるのかしら?」
「あ、過ぎてたのか、すまんすまん」
「本当に反省してるのかしら?」
「してるしてる」
「・・・・」
「えっと・・・叢雲さん?」
「はぁ、まぁいいわじゃあこれからよろしくね」
「おう、よろしく」
物凄く不安だけど、そこらへんは初期艦の私が頑張らなきゃね。
「じゃあとりあえず外にいても仕方ないし、中行くか?」
「そうね、いろいろ説明もあるし」
「よし、じゃあいくか」
「ええ」
数時間後
「とりあえずだいたいの説明はこんなものかしらね」
「おう、ありがとな」
「鎮守府の説明は初期艦の仕事だしね、あとは建造の説明だけだから頑張りましょうか」
「ほいほい、建造はどこでやるんだ?」
「それをいまから説明するわ」
「ん、了解」
「建造は工廠で行なうわ、建造に使う資材を提督が決めてそれを秘書艦が設定、あとは建造が終わるのを待つだけよ」
「建造に使う資材を変えると作られる艦娘が変わることがあるわ、例えばボーキサイトを多めに使うと空母なんかが出来たりね」
「ふむふむ」
「ついでに言うと建造は高速建造材で待ち時間を短縮できるわ」
「ホホーウ」
「説明はこんなものかしらね、理解できた?」
そうすると提督は唸りながら
「んーとりあえずはな」
返事をした、不安だけどまぁいいかしらね
「じゃあ建造してみましょうか、資材はどうするの?」
「んーとりあえず最初だし初期値でやるか」
「了解よ、高速建造材は使う?」
「そうだな、一回使ってみるか」
「了解」
各資材初期値で設定してと、高速建造材も使うにして、とりあえず設定終了して提督に報告する
「設定が終わったからそろそろ艦娘が出てくるはずよ」
「はいよ、ご苦労様、ありがとな」
「どういたしまして、初期値の資材だから出来るのは駆逐艦になるかしらね」
「どんなやつか楽しみだな!」
「そうね、面倒な子じゃなければいいんだけど」
そうしていると建造が終了したことを教えてくれる音がした、そして出てきたのは・・・
「不知火です、ご指導ご教授よろしくです」
・・・よりによって面倒な子が来てしまった
「不知火ってゆうのか俺はこの鎮守府の提督だよろしくな」
「私は初期艦の叢雲よ、よろしくね不知火」
そうすると不知火は敬礼して
「はい、よろしくお願いします」
と表情を全く変えず返事をした
「堅苦しいのは苦手でな、敬語は使わなくても問題はないが?」
「いいえ、提督には敬意をもって接するべきだと思っております」
「そんなもんなのかねぇ?」
「私に聞かれても知らないわよ」
「まぁ、不知火、俺の鎮守府は最前線って訳でもないから休みも多いと思うが気楽にやろうな」
「・・・はい、わかりました」
まぁ確かに最前線って訳でもないわよね
「じゃ、今日はここまでにして、明日は叢雲と不知火で艦隊を組んで正面海域に出てもらうからよろしく」
「わかったわ」
「了解しました」
「じゃあ叢雲、不知火を部屋まで案内してやってくれ、俺は俺で鎮守府を少し回ったら寝るわ」
「了解、じゃ不知火、案内するわね」
「はい」
明日からまた忙しくなりそうね