「さてと、とりあえず提督に連絡するわね」
そう言って艤装についている通信機を起動させる
「あー、あー、こちら叢雲、聞こえてるかしらー?」
「こちら鎮守府の提督、聞こえてるぞ」
よかった、上手く繋がったようね
「鎮守府正面海域E-1の攻略が終わったわ、ついでに艦娘も拾ったわ、艦種は駆逐艦、名前とあんたの自己紹介はそっちでやってちょうだい」
お腹が減ったから早く戻って夕食にしたいし
「了解だ、そうそう、こっちに白雪も到着したぞ」
今度は間違わずにこれたのね、良かった
「分かったわ、じゃあ切るわね」
「おう、気をつけて帰ってこい」
「分かってるわよ」
そうして、通信を切る
「連絡が終わったから帰るわよ、あんまり距離をあけないようにね」
「了解です」
「了解したよ」
不知火と響が返事したのを確認してから出力をあげる
「そう言えば君達の提督はどんな人物なんだい?」
響が唐突に聞いてくる
「どんなって言われても、私達も最近着任したばっかりだからよく分かってないのよね、聞くより会ったほうがいいと思うわよ?」
「そうですね、不知火もそうしたほうがいいと思います」
私の考えに不知火もうなずく
「わかったよ、とりあえず我慢しておくさ」
そう響がうなずく
「じゃあ出来るだけ早く行くわよ、全速前進!」
そうして、また出力を上げる、そうしたらものの数分で鎮守府まで着いた
「ふぅ、さすがに疲れたわね、とりあえず艤装を預けに行きましょう」
「どこに預けるんだい?」
「工廠よ、いまから行くわ」
そう言って近くにある工廠へ歩く
「あ、叢雲さんに不知火さん、お疲れさまです、後ろにいるのは誰ですか?」
明石さんが丁度工廠からでてきた
「この子はさっきいった海域で拾った響よ」
「貴方が明石さんだね、僕は響だよ、よろしく」
不知火みたいに挨拶するのね
「叢雲さんが帰ってきたってことは艤装を預けにきたんですね、じゃあ、あそこに艤装をしまって置いてください、あとのことはやっておきます」
明石さんは少し楽しそうにしながら工廠の奥にはいっていった
「じゃあ艤装を預けましょうか、終わったら外で待っていてちょうだい」
「分かったよ」
「了解」
そして三人とも艤装を預けたあと、執務室に向かった
「ここが執務室よ、基本的に出入りは自由になってるわ」
そう言って扉を開くと
「叢雲ちゃーん!」
「え?わぁ!?」
扉を開けた瞬間に人型の何かが飛んできた
「いたたた、って白雪!?なんで飛んできたのよ!?」
そう、飛んできた人型の何かは同じ吹雪型の二番艦、白雪だったのだ
「えへへ、叢雲ちゃんに逢えるのが嬉しくてついね?」
「つい、で思いっ切り飛んでこないで貰えるかしら?そして持って提督!なんで止めなかったのよ!」
こっちを見ながら笑っている提督に聞く、明らかに止められる場所にいるのに止めなかったのだ
「いや面白そうだったからさ」
「面白いかどうかで判断しない!」
「駄目か?」
「普通に駄目でしょ!そして白雪も離れる!立ち上がれないでしょ!」
少し不服そうに白雪は離れた
「なかなか面白いね、この鎮守府は」
「そうですね」
響と不知火は苦笑いしながらこちらを見ていた
「と、お前が叢雲が拾ったっていう駆逐艦か?」
「響だよ、その活躍から、不死鳥の呼び名もあるよ」
「そうか、響って言うのか、俺はこの鎮守府の提督の榧瀬水月って言うんだ、よろしくな」
「うん、こっちもよろしくお願いするよ」
その後に響と提督が挨拶をしていた
「とりあえず報告するわね、鎮守府正面海域E-1を突破することに成功したわ、損害無し、燃料と弾薬を少し多めに消費した感じがあるわ、以上よ」
で、その後は秘書官でもある私の報告、と言っても特にたいしたこともないのだけどね
「はいよ、お疲れさま、とりあえずこの後は用事はないから各自、体を休めてくれ」
そう言った後に
「あ、そうだ、叢雲、これからはお前が秘書官だ、暫定じゃなくて本当のほうのな、よろしくな」
・・・え?私が?