てか俺が書いてるこれって文書力の問題なのかな?
「お怪我はありませんか?襲撃を受けたと聞いた時は心配しました。それも大妖怪がその中に紛れ込んでいるとなると、私でも冷や汗をかいてしまいました」
「ご心配おかけしました」
月夜見様は薄い紫色の髪を背中まで伸ばし、スタイルも容姿も抜群である。都市の女性にとっての憧れであり、同時に男性の注目の的でもある。それは神という立場関係無しにだ。
とても気配りができて、人に敬われる存在。それが彼女、月夜見様である。
「いえ、無事であればそれで良いのですが…」
「どうやって助かったのか、でしょうか」
「ええ」
この質問が来ると分かっているからこそ、彼を連れてきた。彼の説明と、彼が危険性の無い(?)人物であることを先に伝えておかなければ…
「私は薬の材料を取りに行っていたのですが、途中で妖怪の群れに遭遇してしまいまして…」
「それで襲われたと…」
「はい…それも大妖怪が混ざっていて、とても私や護衛達で対応できる相手ではありませんでした…」
私はあくまで薬を作ることはできても、戦闘においては護衛達についていけるかいけないかのレベルなのである。
「しかし、その状況でどうやって…」
「囲まれてしまったところで、ある人に助けていただきまして…」
「大妖怪に勝てる人間がいるのですか?」
「人間と呼べるのかはよくわかりませんが…彼が相手した妖怪達は肉塊になりました…」
「…」
さすがに警戒されますよね…
「人間とは思えませんが…しかし、彼は私たちに危害を加えるような存在でないと言えます」
「なぜですか?」
「入ってきていいわよ」
このタイミングで入って貰えば説明がしやす「魅剣様!?」へ?
「な、なぜ魅剣様が!?ここに!?」
「え?え?お知り合いなのですか?」
え?真って月夜見様に、様付けで呼ばれるような人なの?
「だ、誰って…私たち神の崇める龍神様の…
尊父様ですよ…」
え?今なんて?龍神様の父?
この人が?????
「初めましてだな…月夜見」
「お初にお目にかかります…人類の文明指揮を担当しております月夜見です…」
え?いま月夜見様のこと呼び捨てした?
「そんなに固くならくてもいい」
「いえしかし…」
「まぁ無理ならいいんだが…」
「申し訳ありません…」
「別に謝る必要はないさ」
え?え?え?そんなに凄い人なの?いやまぁ確かに強いっていうか異常な人だけどさ…
「それにしてもよく俺だと分かったな〜」
「龍神様がよくお話しになられておられましたし、写真のようなものをいくつかいただいておりましたので…」
「俺の写真?」
「はいこちらが…」
そういって月夜見様は一枚の写真を真に渡す。
「これ修行中の時の…てかいつ撮ったんだ…」
「龍神様は魅剣様のことを話される時はとても嬉しそうで、私たち神々がいつも聞き入ってしまうのです…」
本当に親子なのね…
最高神の中の最高神…
いつから生きてるのか知りたくなってくるわ…
「なるほどね〜親としては嬉しいがな〜…うちの娘はしっかり仕事?かなできてるのかな?」
「ええ!それはもちろん!我々神々だけでなく、この都市の人々も龍神様には感謝しております!」
龍神様の能力は確か『創る能力』だったかしら…そうなると真は、その能力の上位互換かしら…
「それなら良かったよ…ところで…大丈夫か?」
真がこっちを向いて問いかけてくる。
「ごめんなさい…少し取り乱してるの…最高神の中の最高神とかいうのが頭の中でグルグルしてて…」
「「あ、あぁ…」」
〜数分後〜
「落ち着いたか?」
「えぇ…少し…」
まさか…目の前の青年が神…それも神々が崇める神の親…訳がわからないわ…
「まさか魅剣様が地球にいらしていたとは…」
「あぁ、それなんだが、一応地球で暮らしていこうと思ってな。下見も含めて3、4年前ぐらいにこっちに降りてきたんだ」
「我々が活動を開始した頃からいらっしゃったのですね」
最近こっちに引っ越し?してきたのね。
「あぁ…でさっき森を彷徨ってたら永琳達が妖怪達に襲撃されてるところを見つけてな」
「改めてお礼を言うわ。ありがとう」
「この度は本当にありがとうございました…」
まさか助けてくれたのが神様だったとは…それも超最高神よ?
私の人生で最大の笑えない話だわ
友人にこれを見られそうになって、発狂してしまった。
見られたらライフとSAN値が0ですはい。