「魅剣様はこれからどうされるのですか?」
月夜見が首を傾げ、俺に問いかけてくる。
どっか住みたいけどな〜…
一応俺外からきたし。
「う〜ん…」
「ここで暮らさない?」
「都市でか?」
「ええ「はい!それがいいと思います!」…」
月夜見…被せんな…永琳がなんとも言えない複雑な表情してるから…
「しかしな〜…どっかいい家とかある?」
「それなら「ここをお使い下さい!」、…」
だから…
もう永琳可哀想だから…ちょっと涙ぐんでるから。
すこし可愛いと思ってしまったのは気のせいだうん。
「いやそれはな…」
「それなら私のところに住まない?」
「「え?」」
え?今なんと?
「別に問題ないんじゃないかしら?」
「いや大有りだろ…俺男だぞ…」
「いいんじゃない?」
マジか
見ず知らずの男を家に住まわせるとか。
「いやまぁ…うん…別に俺はロリコンではないからッぶべらッ!?」
「誰がロリですって?ん?」
「え?ちょっと永琳!?」
痛いマジで痛い。
顔面踏まれるの痛いです。Mじゃないんでやめてください本当に
「いやマジですいませんでした」
「いくら幼子に見えようとも、私は何億年と生きてるのよ」
「マジか」
「あっ…」カァァァァ
「「あっ」」
うん…分かるよ…女性って自分の年齢言うのいやだよね…
それも何億ねぶげぇ
「ちょっまっ」
「問答無用」
痛い超痛い。さっきより踏みつける足の力が強まってる。
「ちょ!永琳やめなさい!魅剣様の顔が床にめり込んでるから!本当にやめてぇーーー!!!」
〜30分後〜
「本当にあなたは…感情的になり過ぎです…相手は魅剣様ですよ?いくら怪我がないにしても、無礼過ぎます。というか年齢を知られたのはあなた自身が感情的になり過ぎたゆえに起きた訳であって…」
月夜見の説教が延々と続く。全部永琳に向けてなのだが、なぜか俺も正座している。
こうなる数分前に、俺は永琳に土下座したのだが、見かねた月夜見が永琳に説教を始めた…
なんか永琳が可哀想に見えてきたよ…
「つ、月夜見…それぐらいで…」
「いえ、まだ足りません」
「いや永琳が、ああなったのは、俺の失言のせいであって…」
「それでもですよ?顔を踏みつけるのはどうかと思います!」
確かにそうかもしれないが…
「でも俺も永琳を傷付けるようなことを言ってしまった訳だしさ」
「…そうですね」
「すまなかったな…永琳」
「私も感情的になってしまったわ…ごめんなさい」
これでなんとか解決したかな?
まだ月夜見は納得いかないようだが…
「話を戻すわね。私の家に住まない?」
「う〜ん…」
「無理だと思うのでしたら是非こ「お言葉に甘えようかな」ちょ…」
なんか月夜見が目を輝かせて何かを言おうとしてたけど、気にしない。
「よろしく頼む」
「こちらこそよろしくね」
お互いに手を出し握手をする。
握手のはずなのだが、永琳の手が小さいせいか、永琳が俺の手を掴んでるようにしか見えない。
「永琳の家に住むことは決定なのですか…」
「せっかく提案してもらったのに悪いな」
「いえ大丈夫です。魅剣様にお会いできただけでも光栄です。またおいでいただければ幸いです」
「あぁ遊びに来るよ」
何回か来ることになりそうだしな。
我が子の話も聞きたいし。
相変わらず親バカだな俺…
最近リアルが忙しくて中々投稿できない(´・_・`)