東方創造伝   作:るーびっく☆きゅーぶ

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主人公 魅剣 真 〈みつるぎ まこと〉

遅い注意事項
・駄文です。
・投稿期間に差が出るかも。
・誤字などが多い可能性あり。
以上の事がOKだという人は、どうか生暖かい目でこの東方創造伝を見てもらえればと思います。


〜終わりと始まり〜
終わりと始まり


「ん…ふぁ〜あ…」

 

 

俺は大きく欠伸をかいた。とても長い時間寝ていた気がする。

 

 

「どこだここ…」

 

 

体を起こして周りを見回す。

 

漆黒の闇が無限に広がっていた。

何も無い、光さえもが存在しない空間。

 

 

「お〜起きたか」

 

 

小さな光と共に年寄り口調の幼女が現れた。見た目は小学生くらいか?

人間とは突然のことに反応できないものなのだな…頭が真っ白になって、今どういう状況か理解できない。

 

 

「幼女言うで無い!!気にしとるんじゃから!!」

 

「勝手に心を読むな…」

 

「これでも7億は生きてるわい」

 

 

痛い子なのかな?それとも死ねずに俺は幻覚的な物を見てるのかな?

これが幻覚ならまだマシな方なのだろうか。これがじーさんだったらもう一回寝れる自信がある。

 

 

「痛い子とか言わない!!!」

 

「あっはいすいません…いやあなただれ…」

 

「妾は神じゃ」

 

 

幼女も厨二病を拗らせたら可哀想なだけだな。厨二病でも○がしたいじゃあないんだから。精神科でも勧めるか。

 

 

「お主は生きたいか?それとも死にたいか?」

 

「は?よく分からないんだが」

 

 

あっやべ怒らせた?なんか怖いこと言ってるんだけどこの子。殺害予告なのか?それなら随分と斬新だな…

 

 

「お主は死んだんじゃよ。交通事故でな」

 

「…死んだ?」

 

「そうじゃ」

 

 

あれ?そう言えば俺は…確か…学校帰りで後輩や友達と帰ってたはずじゃ?

 

 

「実感湧かねー…」

 

「死ぬはずだったお主を妾がここに連れてきたのじゃ」

 

「なぜそんなことを…」

 

「お主に新しい人生を歩ませてやろうとな」

 

「転生ってことか?」

 

「まぁそんなもんじゃ。早速じゃがお主はどんな世界で生きたい?」

 

 

転生か…こ○すばかな?でもこ○すばみたいな女の人じゃ無い。目の前の幼…神様を改めてよく見てみる。

 

金髪の幼女。

 

うん、嫌いじゃ無いよ?可愛いし

 

 

「か、可愛い//」

 

 

あっやべぇめっちゃかわいい。訂正こ○すばみたいな女の子じゃなくてもいいや。幼女でもいいや。

なんか阿良○木が幼女を愛でる理由が分かった気がする。

 

 

「ゴッゴホンッ//で、で?どうするのじゃ?//」

 

「君と一緒に生きていくという選択肢は無いのだろうか…」

 

「!!??///」

 

 

おっめっちゃ赤くなった可愛い。俺は今、完全に犯罪に手を染めようとしてるけど相手は7億歳だから関係無い。

うん…でも俺の倫理観が許さないかも。

 

 

「か、神をからかうでない!!//」

 

「いや本心なんだが」

 

「わ、私みたいな//幼子とか?//」

 

「YESYESYES 可愛いは正義。てか口調崩れてんな」

 

「ハッ!?ゴッゴホンッ//か、神を落とそうとする、そ、その度胸は認めてやろう//」

 

 

あーダメだったかー…僕紳士(大嘘)だからとってもショックだなー

調子乗ってすまん。変態紳士だ。変態で何が悪い。

 

 

「し、しかし//お主はもう転生させる事で決定済みなのじゃ…」

 

 

しどろもどろしてる神可愛い。そして分かりやすいほどがっかりしてる。可愛い。

 

 

「!?//」

 

 

あっ、心読まれるの忘れてた。

 

 

「お、お前という奴は//ま、まぁ転生した先で会え無い事もないし//お前が望むのであればそこでゴニョゴニョ…」

 

 

指と指をチョンチョンと合わせながら猛スピードで喋る。なんだよ指チョンチョンクッソ可愛いな。

最後なんかゴニョゴニョしてたけど。

 

 

「ふむ…会いたければまず行動しろと?」

 

「う、うむ。そ、そういう事じゃ//」

 

 

さっきから顔真っ赤可愛い」

 

 

「!?//お、お前という奴は〜〜!」

 

 

口に出てた…

 

 

「そ、そんなに私といたいのか…フフ…フフフ…」

 

「あ、なんか危ない臭いがする」

 

「ん?なんか言ったか?」

 

「いえ何も」

 

 

 

あ、危ねえ…目から光が消えたから肝が冷えた。というか話が一向に進まん。

 

 

「お、お前のせいだろうに//」

 

「ごもっともで…」

 

 

五分ぐらいか?少し話がズレて軌道修正して、またズレてを繰り返していたから。

 

 

「えーじゃあ、お主はどこに転生したい?」

 

「え?選べるの?」

 

「あ、あぁ…選んで良いぞ…」

 

「う〜ん…」

 

 

転生物で良くあるのはファンタジー系。東方とかのガチート転生が多かったなー…

 

 

「東方にするのか?」アセアセ

 

「うーむ…うん、東方にする」

 

「そ、そうか…」

 

 

心なしかションボリした気がする。いや気のせいか。神様の周りから負のオーラが出てきたんだけど…

あれ?なんかまた目から光無くなってる。目は笑っているが口が動いていない。

 

 

「…」

 

「あ、あの〜…」

 

「なんじゃ」

 

「俺なんかしました?」

 

 

身に覚えがないんだが…あるとすれば可愛いと思ってしまった事か?可愛いは正義。

 

 

「……さて、能力はどうする?」

 

「怖いよその間…えーと制限的なものはある?」

 

「特にない」

 

「うわーめっちゃフリーダム」

 

 

ガチート能力とかでやり放題になっちまうじゃん。

 

 

「転生というのは本当に稀に見るものなのじゃよ。現世で我々神の目にとまるような事をしていない限りな」

 

「そういや…俺現世で何したっけ…」

 

 

神の目にとまるような事をした覚えがない。俺こんな記憶力悪かったっけ?

 

 

「まぁ覚えていないのも仕方ない。記憶はあやふやになるか、完全に消え去るかだからな。お主は現世で多くの人を助けた。交通事故も友人である女子高生を救ったからであって、ただの交通事故ではないのだよ」

 

 

ただの交通事故じゃない?う〜ん…友人、女子高生、交通事故…うっ頭が…

 

「そういや…確かに…誰かを突き飛ばした記憶が…交通事故も確か…暴走した車が突っ込んできて」

 

「そう。お主は暴走車に轢かれそうになった女子高生を突き飛ばすことで救い、自分は犠牲になった」

 

「なるほど…自己犠牲か…」

 

「その通りようわかったな。さて話を戻そう。能力はどうする?」

 

「…」

 

「悩むが良い。これからのお前の人生に大きく関わる事だからなアトワタシ…」

 

 

なんか最後聞こえなかったがまあいい。そうなってくれるなら嬉しいからな。

 

 

「う〜ん…」

 

 

能力ね〜…俺が厨二病拗らせてた時期は色々と考えてたが…本当に使えるようになると考えるとなー、思い付かんな。

 

 

「ん?お主能力持っているではないか?」

 

「はい?…」

 

 

すでに持っている…だと?どういうこった?

 

 

「どれどれ…!?」

 

 

神様が光の画面を創り出した。多分俺の能力が書かれているだろう。内容を知った神様は息をすることを忘れ、青ざめていた。

 

 

「え?どした?」

 

「な、なんなんじゃこれは…」

 

「え?なに、なんなの」

 

 

何?ショボいの?ショボ過ぎるの?お願いだから早く言ってぇぇぇ!

 

 

「『万物を創造・破壊する能力』」

 

「ヘア!?」

 

 

なにそのガチート能力。

 

 

「なぜこんな力を持っとるんじゃ」

 

「知らん」

 

 

全くもって身に覚えが無い。俺は普通の高校生だ。力が強過ぎるだけのな。

 

 

「ま、まぁ、よい。眠っている能力のようじゃから目覚めさせてやろう」

 

 

神様は俺に掌を向けると、そこから淡い光が出てきた。

それは少しずつ俺の中に入っていくと、胸の中で小さく光って消えていった。

 

 

「おー…なんも起きない」

 

「そりゃあな、能力じゃからな」

 

「そーなのかー…でこのまま転生するってことでいいのか?」

 

「うむ妾の夫となる男なのじゃ、転生先で会う頃には誰よりも強くなってるおるのじゃぞ?」

 

 

え?夫?結婚すんの?

 

 

「話に着いてけないどうしよ」

 

「何を言っておるのじゃ、ここまで神を惚れさせておいて//せ、責任は取ってもらうからな//」

 

「萌えすぎて死ねる」

 

「し、死ぬでない//い、生きるのじゃワッワタシト」

 

 

やったね真!転生前に婚約者ができ(おいやめろ

 

 

「では転生させるぞ…くれぐれも死ぬでないぞ?」

 

「あぁ生きてみせるさ…」

 

 

そう、この神という名の婚約者の為に…

 

あれ待って、これフラグ?

 

「〜〜///」

 

 

あっまた赤くなった可愛い」

 

 

「も、もう良い!//は、早く行くのじゃ!」

 

「あっ!ま、待って!」

 

 

赤面しながら急かしてくる神様可愛い、じゃなくて。

 

 

「な、なんじゃ///」

 

「せめて名前を…神じゃちょっと…」

 

 

婚約者なのに名前知らないのはな…好きな人の、、、好きな子の名前ぐらい知っておかないと。

 

 

神美(かよ)じゃ…」

 

「いい名だな…」

 

「お主も名乗れ…」

 

「えっいや知っ「早よ名乗れ」

 

 

俺のこと知ってるぽいっし、名乗らなくてもいいと思うんだが、、、まぁ神美が可愛いからいいか。

 

 

「あ、あぁ。俺は魅剣 真(みつるぎ まこと)

 

「ふむ、お主もいい名前じゃ」

 

「あぁありがとう」

 

「さて、では転生させるぞ真よ」

 

 

転生した先でどうやって会えるようにすればいいのか分からないが、俺の能力でなんとかしてみよう。

 

 

「頼む神美。暫く会えないな…」

 

「そうじゃの暫しの別れじゃ。また会う時まで」

 

「あぁまた」

 

俺は神美としばらく会えなくなる悲しみを振り払い、覚悟を決めた。

神美は再び掌を俺に向けると、光で少しずつ俺の体と意識を包み込んでいった。




主人公は口が緩い…
神美のイメージは忍ちゃんです。え?完全に被ってるって?可愛いから許せ。
読み難いなど、改善点を指摘していただければ、出来る限り修整していきたいと思います。

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