東方創造伝   作:るーびっく☆きゅーぶ

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中々古代編まで行けない…新しいオリキャラ
魅剣 龍妃 《龍神》
『創る能力』


第3話 龍神は俺の子

俺はユサユサと体を揺すられて目が醒める。

まだ目がぼんやりとしていて何も見えない。いや元々真っ黒だから何も見えないかアハハハハッは?

え?まって誰か揺すった?

 

 

「誰かいるのか?」

 

 

全ッ然何も見えない。目を擦って確認する。

しばらくして少しずつ目が回復してきた。

 

 

「君は…誰だい?」

 

 

そこにいたのは、自分より少し低いぐらいの黒髪の少女。

年齢は…中学生ぐらいだろうか?

 

 

「私は龍神」

 

 

龍神?確か龍神って東方projectの最高神じゃなかったか?

なんでここにいるんだ?

 

「俺はどれぐらい眠ってた?」

 

「私がここに生まれた頃から」

 

「君は今いくつ?」

 

「よく覚えてないけど300くらい?」

 

 

……

そりゃ目も見えなくなるわ。

マジか300年間眠ってたかー…

 

 

「あなたは誰?」

 

「あぁ…俺は魅剣 真…」

 

 

周りを見渡すと所々に小さい光がある。

どうやら宇宙を創るのは成功したようだ。

まさか本当に宇宙の創造主になっちまうとは…

 

 

「ここを創った者さ」

 

「え!?そうなの!?」

 

「まさか成功するとはな…」

 

 

使った力の量がとてつもない量だった。

そりゃ眠っちまうわ。

 

 

「じゃああなたは私のお父様?」

 

「お、お父様?」

 

「うん。だってここを創ったんでしょ。ここが生まれたから私も生まれた」

 

「なるほど…にしても…なぜ300年間も起こそうとしなかったの?あ、いや責めてる訳じゃないよ?」

 

「起こそうとしたんだけど、ほとんど反応してくれなかったの…でもさっき少し唸り声がしたからもしかしたらと思って…」

 

 

それで揺すったと。いやしかし助かったな。あのまま眠ってたらいつまで眠ってたか分からんかった。

 

 

「ありがとな」

 

「んっ」

 

 

俺はそう言って龍神の頭を撫でてやる。すると龍神は少し嬉しそうな顔をした。

この子が俺の子か。誰との子って訳でもないな。俺の『能力』で生み出したようなものだからな。

 

 

「お前は俺の子供…よし名前を決めよう」

 

「名前?」

 

「そ、龍神ってのはあくまで種族名だろ?ならお前の名前を考えてやんなきゃな」

 

「名前…うん!ほしい!」

 

「うーむ…」

 

 

キラキラと輝かせた目で俺を見てくる。俺そんなネーミングセンス無いから期待しないでなんて言えない。

 

 

「俺の子だから…魅剣 龍妃〈みつるぎ りゅうひ〉なんてどうだ?」

 

「魅剣 龍妃…魅剣 龍妃…」

 

 

なんども繰り返し呟くように確認している。

なんか気に入らなかったかな…少し悲しくなってくるな

 

 

「微妙だったか?」

 

「そんな訳無い!!!」

 

「うお!?」

 

「お父様の考えてくれたこの素晴らしい名前が、自分の名前だと思うと、感動して少し取り乱しちゃったの!」

 

「お、おう。なんかごめん」

 

「私も怒鳴っちゃってごめん…」

 

 

ションボリとしている龍妃の頭を撫でて安心させる。

 

 

「大丈夫。そんなに喜んでくれるとはな。お父さん嬉しいぞ!」

 

「うん!お父様の名字を貰えるなんて嬉し過ぎるよ!」パァァァァァ!

 

 

これ魅剣 龍妃て画数多いな…なんか書くとき辛そう…

 

 

「ねぇお父様」

 

「ん?」

 

「お父様はどんな能力を持ってるの?私はね『創る能力」」

 

「ふむ…」

 

 

俺の下位互換の能力か…確かに俺の『能力』で創った子だから受け継いでもおかしくないな

 

 

「俺はな『万物を創造・破壊する能力』さ。」

 

「!?すごい!!お父様強いんだね!」

 

「まぁ龍妃も十分強いがね。能力を考えると俺の子だと言うのがよくわかるな」

 

「そうだね!すっごく嬉しい!」

 

 

うんお父さんも嬉しい。

とってもいい子。本当にいい子。

結婚して無いのに子供できたけどこの子がとってもいい子。

でもいずれ思春期が来るんだろなー…

 

 

「さてこれからどうするかな…」

 

 

龍妃の頭を撫でながらこれからのことを考える。

俺の第一目標は神美と会うことだが…それとこの子を紹介することかな。

にしても東方projectの転生のことすっかり忘れてた…進行スピードおっそ…

 

 

「どうしたのお父様?」

 

「ん?あぁこれからどうしていこうかと思ってな…」

 

「私はお父様がいてくれるならそれでいい!」

 

 

ほんとええ子や〜泣けてくる

 

 

「嬉しいこと言ってくれるなぁ〜…なぁ龍妃」

 

「ん?何?お父様」

 

「龍妃は俺が寝てる間、どうやって過ごしてんだ?」

 

「あ〜それはねお父様を観察したり!能力の検証したりしてた!」

 

「そうか…寂しい思いさせてごめんな?」

 

「ううん大丈夫だよ!今はお父様起きてるもん!」

 

 

真面目に泣けてくる。

というか能力の検証云々するあたり俺の血引いてるわ

 

 

〜その頃、天界では〜

 

「「…」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「なんか子供できてるぅぅぅぅ!!!!!」」

 

天界に2人の声が響き渡っていた。




次次回辺りには古代編行けるかな?

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