とある学生の難儀(?)な日常   作:九牙タイト

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17時間目 恋と意識改革と始まり

俺は早速行動に移すことにした。

昨日の夜受けた、1つ目のアドバイスを。

 

「〜♪」

鼻歌が出るほど気分がいい。ちなみに歌ってる曲はGet Wild。ゲイは変態とかいう空耳つけたやつを俺は絶対に許さない。

Get Wildを歌い終わったところで弁当も完成し朝飯もあらかた準備が出来ていた。

時刻は7時。

「お、純。今日は早いな」

「おはようございます、仁さん。昨日はよく寝れたので」

「へぇ。そりゃあまた珍しい」

「朝飯できてるんで早く食べちゃってください。皿も洗っておきたいんで」

「りょーかい」

エプロンを脱ぎ2階に向かう。

ドア越しだと起きないことは認識済みなので問答無用で部屋に入る。

昨日片付けたはずの部屋は見る影もなく荒れていた。

しかしここで気を落としてしまってはいけない。

机をノックする。

「椎名〜。起きろー」

「ん・・・」

「起きないとお前だけ朝飯抜きだぞ〜」

「純はひどい子ね」

「人が片付けた部屋を荒らしたり店員等に迷惑かけてるお前の方がひどいわ。起きてんならさっさと着替えて下に来い。朝飯できてるから」

「下着出して」

「そこら辺に転がりまくってんだろうが。自分で選べ」

「どれを着ればいいかわからない」

「俺の性癖でも知りたいのかお前は」

「知りたくないわ」

「なら自分で選べ」

「わかったわ」

「じゃあ先に下行ってるからな。ちゃんと制服着てこいよ」

返事を聞かずに部屋を出る。たぶん大丈夫なはずだ。たぶん。

下に降りるとみやびも起きていた。

「おはよう」

「お、おはよう・・・」

「ん?どうした?」

「ううん、なんでもないよ。着替えてくるね」

むぅ・・・。そう言いながらもなんか表情が曇ってた気がするんだが・・・。

冷蔵庫見てたようだけど。

「そういや純」

「なんですか」

「ましろちゃん係のところに穂高ちゃんの名前無くなってたけど知ってる?」

「あぁ、それですか。俺がやりました」

「理由を聞いても?」

「できる限りは俺一人でやることに決めたんです。やればできる子、みたいな?」

「もしかしてだが・・・」

立ち上がって小声で俺に話しかけてくる。

(いいところ見せようとしてるのか?)

(・・・なんでわかったんです)

(あんな大変なことそれ以外でお前が一人でやるなんて言わないだろうと思って)

(俺そんなにわかりやすいですかね)

(多分周りからはわかりやすいやつ扱いだぞ)

(なんだと!?まさかみやびにも!?)

(いや、あれはお前と同じで自分への評価が低いタイプだからバレてない。たぶん)

(随分と弱気だなぁオイ!)

(俺の目を信じろ。この多彩な女性を見てきたこの目を!)

(その目が失礼で信憑性がないことに自覚を持て!)

(いや信憑性は高いだろ)

(・・・もう俺にはわかりません)

(美咲に聞けば分かるかもしれないが)

(別にそこまでしてみやびの気持ちを知りたい訳では・・・)

美咲先輩の場合余計なこと言いそうだし。

(まぁ、美咲なら余計なこと言いそうだしな)

(分かってるじゃないですか)

(あいつは俺の幼馴染みだぞ?)

(そういやそうでしたね)

完全に、ではないけど忘れてた。

(お互い苦労が耐えないな)

(俺は弱音吐きませんよ)

(おっ、いいね。男らしいセリフじゃないか)

(みやびを彼女にするための努力は無駄にはならないんじゃないかと思いましてね)

(目覚めちまったのか)

(目覚めちゃいました)

(なら応援する。頑張れよ、こーはいくん)

(仁さんこそ、美咲先輩のために頑張ってください)

(・・・おう)

話は終わったので席に行こうとする。

「なぁ、純」

「はい?」

「その努力はいいことだ。吉と出るか凶と出るかはわからないが・・・。穂高ちゃんの気持ちも考えて努力しろよ?」

「え?あっ、はい」

何を言ってるんだ?みやびの気持ちを?どういうことだ?

咄嗟に返事をしてしまったが、仁さんが言ったことの真意が全く読めなかった。

 

(どうして・・・)

私は部屋で制服に着替えながら考えていました。

冷蔵庫の当番表のましろ係のところにあった私の名前が外されていたのか。

階段を上がる前に聞こえてきた話によると純君がやったそうなのですが・・・。

何故、外されたのでしょうか。

(わからない・・・)

純君が何を思って外したのかわからない。もしかしてお節介だったのでしょうか。迷惑でしかなかったのでしょうか。

そうなると私はまた純君に迷惑をかけてしまったことになるわけで・・・。

(だったら・・・)

私が純君の役に立てることとはなんなのでしょう?

 

俺が昨日の高崎さんとの電話で決めたことは他にもある。学校生活をしっかりすることだ。

当たり前なのだが授業を寝ないよう、板書を取り。

いつもの癖のせいで睡魔が何回も襲ってきたが、太腿や神経が通っている所をつねったりして対処。

何とか4時間目が終了した。

「・・・・・・」

「・・・なんだよ」

じーっと見つめてくる狩生に思わず顔を顰めてしまう。

「どういう心変わり?今まで授業中起きてたことの方が少ない貴方が4時間ずっと起きてるなんて」

言うべきか迷う。けど特に隠すことでもないので狩生に教える。

「昨日意識改革を起こしてな」

「流石に唐突過ぎない?」

「いやまぁ、そうなんだろうが。でもこれからの学園生活に必要なものだと気付いてな」

「・・・本当に貴方姫矢?」

「そうだよ。姫矢純、15歳の高校1年生。趣味はゲーム」

「ストップ。わかった。わかったわ。貴方が姫矢なのは」

「わかってくれてなによりだ」

確かに驚きの変わりようかもしれない。

けどさ。起きてる俺が珍しいってそんなイメージ持たれる普通?

「どんなときも寝てたのがいけないんでしょ」

「全くもって正論です。つーか俺口にしてた?」

「してないけど」

だったら何故バレたのか。そんなに顔に出やすいか?

「・・・まぁ、いいわ。食堂行ってくる」

「んじゃコッペパン買ってきますかね」

「・・・本気で言ってる?」

「なんでだよ」

「この学校に来るコッペパン、不味くて毎日残ってるって有名よ?」

「安いし、別に食えないほど不味くもねぇからいいんだよ。じゃあな」

そう言って校庭に来ているワゴン車に向かう。

この一年近く後に、コッペパンにまつわるとある事件が起きるのだが、それはここでは置いておく。

 

コッペパンを買い終わりワゴン車に群がる人の固まりから脱出すると椎名が立っていた。

「お前こんなとこで何してんの?」

「美味しそうな匂いがしたから」

「んで、この状況で買えるわけもなくただ立ち尽くしていた・・・と」

「純はエスパーなの」

「ちげぇよ。で?何が欲しいんだ?」

「コッペパン」

「なら、ほれ」

左手に持っていたコッペパンを差し出す。

「・・・いいの?」

「別にそこまで絶対食いたいもんでもねぇしな。それにまたあの人混みに入る気も起きないし」

「そう」

「つーか立ちながら食おうとしてんじゃねぇ」

「ダメなの?」

「ダメなんです。あぁもう。食堂行くぞ」

「弁当教室」

「・・・はぁ、お前の教室に行けばいいのね」

椎名がまた迷子になるのは厄介だ。椎名の手を引く。

「じゃあ、放課後な」

椎名の教室に着いたので手を離してそう告げるといきなり手首を掴んできた。

「なんだよ」

「一緒に食べないの?」

どうしてそうなる!とツッコミを入れたくなったが、そんな上目遣いで捨てられてる猫のような目をされると・・・。

「あー、わかった。一緒に食うよ」

諦めて椎名の教室に入る。

「んで?お前の席どこなの?」

「あそこ」

と指さす方向には既に4人グループが座っていた。

「・・・お前この状況で一緒に食おうって言ったの?」

「?」

コイツなんにもわかってねぇ・・・。つーか今まで何処で食ってたんだコイツ・・・。

と、俺たちの視線に気づいたのか4人グループの1人が話しかけてきた。

「あれ?もしかして使うつもりだった?」

「え?あ、いや、別に」

「私の席よ」

「待て椎名。何故そんな煽るような言い方なんだ」

「事実よ」

「事実だとしてもだよ!ああもう!席使われてんだから食堂行くぞ!」

「待ってください!」

「ん?」

足を止めて振り返ると見覚えのある金髪ドリル。あー、確か・・・

「セシリア・オルコットさん・・・だっけか?」

「覚えていてくださったのですね」

まーなんとなくですが。

オルコットさんは同じ学級委員で学年の集まりで知り合った。金髪ドリルに違わず高飛車お嬢様であるが・・・。何故隣のお嬢様学校ではなく東京都立陣代高校を選んだんだ?そういえばこのクラス普通科じゃなくて美術科だった気が・・・?

あと俺に妙に優しい。それがなんか怖い。

「どうかしましたか?」

「いや、別に。で?なんで止めたんだ?」

「わたくしの席の方は空いてますので移動しますわ」

「いいよ、別に。食事中だろ?」

「大丈夫ですわ。元々わたくし達が許可を取らずに使用していたのも悪かったですし・・・」

「いやいや。別のところで食ってたはずなのに今日に限って教室で食おうとしたコイツが悪い」

「私は悪くないわ」

「悪いんだよ自覚をもて。じゃあ、オルコットさん。席を借りてもいいか?それなら移動する必要も無いだろ?」

「わかりました。明日からはちゃんと聞いてからにしますね」

「いや、コイツ気まぐれだから聞いても意味無いと思う。オルコットさんの席はどこ?」

「あそこです」

指さす方向は真ん中前列。

「・・・とても目立つ場所にお座りで」

「授業中に寝たりすることはないから変わりはありませんわ」

それは俺に対する皮肉かなにかだろうか。いや、彼女が俺の授業態度を知るはずもない。俺の考え過ぎだ。

でも金髪が目の前にあったら気が狂うような・・・。

なんて思ったが俺の前の席はカレンだったな・・・。別に髪色関係ねぇや。

「オルコットさん。ありがたく使わせていただくよ」

「どうぞ、御遠慮なく」

オレはオルコットさんの隣の席に座った。

「・・・・・・」

「何つったってんだよ。早くしねぇと昼休みが終わる訳だが」

無表情ではあるがなんかムッとしている・・・ような気がしなくもない。気のせいだろう。

無言のまま席に座り、俺がくれてやったコッペパンの袋を開け始めた。

けど開かない。

「・・・・・・」

「無言で差し出すな。言葉で言え言葉で」

「こんなこともわからないなんて・・・」

「その俺が悪いみたいな言い方やめてもらおうか。ったく・・・」

椎名の手からコッペパンを引っ張り取り袋を開ける。

「ほれ」

「・・・ありがとう」

「はいはい。どういたしまして」

弁当を開きながら適当に返事をする。・・・ん?

「お前今なんつった」

「ありがとうって言った」

「お前お礼できたの?」

「純は失礼ね」

「今までお礼したとこ見たことないからね!」

今日初めて聞きましたよ!

そんな俺の驚きなんぞどーでもよさそうにコッペパンに齧り付いた。そして、動きが止まった。

どうせロクでもないことだろうから俺も自分の弁当を食べ始める。

「ねぇ」

「なんだよ」

「このコッペパン美味しくない」

「だから」

「食べて」

椎名がコッペパンを差し出してくる。コッペパンを見ると一口は食ったことがわかる。

「食べて」

「・・・・・・」

「食べて」

いや、食べるのはいいとしてその食わせ方はどうなの・・・。

周りの奴らはニヤニヤだの怨念こもった視線向けてくるし・・・。なんなんだよこれ・・・。

いや、ただコッペパンを食うだけだ。やましい所なんて一つもない。絶対にない。

俺は椎名が差し出したコッペパンを口に入れ、噛みきった。

「・・・・・・?」

「どうしたの」

「いや、味がしない」

「そう」

それだけではない。顔が焼けるほど熱い。

いや待て姫矢純。俺が好きなのは穂高みやびであって目の前の椎名ましろじゃない。落ち着け、落ち着くんだ。この顔の熱さは食べさせられ方が恥ずかしかっただけだそうに違いない。絶対にそうだ。

椎名の手からコッペパンをかっさらう。

ああもう。全員こっち見るんじゃねぇ。

 

放課後。特に用事もなかったはずなのでバイトに向かおうとすると

「姫矢、学級委員」

と狩生に止められた。

「え?今日学級委員の仕事あったか?」

「聞いてなかったと・・・?」

「全く記憶にございません・・・」

「へぇ〜。今日真面目に授業聞いてて少し見直してたのに」

「そ、そうなのか」

「そうなのかじゃない!生徒会室行くわよ!」

「わ、わかった!わかったから襟離して苦しい・・・ッ!」

 

結局俺がバイトに向かえたのは4時過ぎだった。

げっそりしながら校門を潜りラビットハウスに向かおうとし、気付いた。

「・・・箒お前何してんの?」

「遅かったではないか」

「学級委員の仕事があったんだよ。つーかなんで勝手に待ってたやつに文句言われなきゃいけないのか」

「人が待っているというのに遅いからだ」

「お前が勝手に待ってたんだろうが!俺のせいにするんでない!」

「確実にお前のせいだ」

「んなわけあるか!つかなに唐突に俺のこと待ってるんだよ・・・」

「コーヒーが飲みたくなってな」

「それ俺関係なくない!?」

「あるぞ」

「ねぇよ!」

「純のバイト先はカフェではなかったのか?」

「カフェだけど!俺と一緒に行く意味はない!」

「いいから行くぞ」

「来んな!頼むから来ないでくれ!」

 

止められなかった。

諦めて箒とラビットハウスに向かうことになった。

「奢ってもらうぞ」

「ぜってぇ奢らねぇからな!」

このやり取りは5周目。金がないなら人のバイト先に来るな!

溜息をつきながら歩いていると唐突に箒が止まってぶつかってしまった。

「いきなり止まってどうした」

「声が聞こえないか?」

「声?」

耳をすませてみる。

『・・・!離しなさいよ!』

確かに聞こえる。しかしこの声は・・・。

「嫌そうな顔をしているな」

「だって明らかに聞き覚えのある声で嫌な予感しかしないもの・・・」

「そうだな。しかし放っておくわけにもいくまい」

「・・・そうですね」

諦めて声がする方に向かう。

路地裏に男二人に囲まれている少女1人。どこのラノベだお前。

「離しなさいって言ってんでしょ!」

「姉ちゃんからぶつかっといてよく言うぜ」

「それはアンタ達が邪魔だったからよ!」

声、口調からしてやはりアイツか・・・。

頭の痛みを感じながらお兄さん2人に声をかける。

「そこのお兄さん方。女の子独りに寄って集って何してんのさ」

「あぁん?何だァ、テメェ・・・」

古くせぇヤンキーだなぁおい。いつの時代だよアンタ。なんか独歩的なこと言ってるし。

ってかそんなこと聞かれるとは思わなかった。けどここで名乗る必要性はないので

「なのるほどのものじゃねぇさ。そこら辺の高校生だと思ってくれればいい」

なんてキザな感じになってしまった。やだ恥ずかしい・・・!

「よく見たらいい胸の姉ちゃん連れてるじゃねぇか。テメェみてぇな睨み顔の兄ちゃんよりオレ達と遊ばねぇ?」

「ふん。お前達がこの男よりいいとは思えないな。あとコイツの睨み顔は生まれつきだ」

「余計なこと言うんじゃねぇ。お兄さん方がお怒りじゃないか」

「お前のことだ。怖くないだろう?」

「そりゃあそうなんだが」

これこそ余計なことだったらしい。2人が拳を鳴らしながら近づいてきた。

「随分と舐めたこと言ってくれんな・・・」

「オレ達にケンカ売ったこと後悔させてやろうかあぁん?」

「・・・やるしかない、か。箒、許可くれ」

「いいだろう。篠ノ之流師範代理の名を以て姫矢純の技の使用を許可する」

「・・・いつも思うんだけどそれ言うの恥ずかしくないの?」

「別に何も思わないが」

「そうですか。んで、配分はどうするよ?」

「お前1人で大丈夫だろう。構え方も明らかに素人だしな」

「サボる気かテメェ」

「別にサボる訳では無い。ピンチの時は手伝ってやる。・・・そんな時は来ないだろうがな」

「調子こいてんじゃねぇぞ!」

と、俺と箒の会話を聞いて怒り狂った男の1人が拳を振りかぶってきた。

大振りな拳は当たるまでが時間が長いわけで。

ありがたく読みやすい軌道だったので拳を回避。振り終わった腕を掴み、足払いし、倒れた男の腕をそのまま捻る。

「ぐあぁぁぁ・・・!」

「動くなよ。動いたら力加減を間違えて折っちまうかもしれねぇからな」

「コノヤロウ!」

その様子を見ていたもう1人の方が殴りかかってくる。けど相変わらずの大振りで好きが大きいので膝立ちしたまま股間を蹴った。

「ぐふぅ・・・!?」

股間を抑えて倒れてくる男に拳を用意する。

拳というのは案外危ないもので突き指、最悪には骨折してしまうなどの怪我をしやすい攻撃なのだ。1回教えに背いて箒の親父さんに拳を叩き込んで骨折してしまったことから学び篠ノ之流の教えに従うようになった。いい思い出だ・・・。

んな訳あるか。

んなことを思いながら倒れてきた男の顎に拳を掠らせる。

そうすると男は白目を向き倒れた。

要は使い方次第。拳といえども顎に掠らせれば脳震盪で気絶させることが出来る。たまにボクシング等で顎をかすらせただけで倒れたやつと一緒だ。

ちなみに篠ノ之道場でやったら怒られた。そりゃあ流派外なんだから当たり前なのだが。

「流石だな。しかし・・・」

「しかしなんだ?」

「最後の技はやめろと言われてたはずだが・・・?」

「いや緊急時だったし」

「その技は当たりどころが悪ければ大変なことになると教わっただろう!次その技をやったらどうなるかわかるな・・・?」

「はい!二度とやりません!」

こえー。不良2人より怖いとかなんなんすかねこの幼馴染み。

「んで?お兄さんはどうする?」

「このまま帰らせてもらおうかな・・・と」

「うん、理解度が高くて嬉しいよ。つーわけで帰れ」

「はい!」

腕を解放した途端ダッシュで消えるヤンキー。

「しかしこいつどうするか」

倒れたもう1人の男を見ながら言う。

「加減したのならすぐに起き上がるだろう」

「まぁ、5分以内に立つと思う」

「ならいいだろう。問題はこっちだ」

と、箒は俺達に助けられた少女の方を向く。

「相変わらず喧嘩腰なのだな。・・・鈴」

そう、襲われていた少女は俺達の知り合いで第何号なのか分からない幼馴染み(?)だったのだ。




今回のサブタイトルは仮面ライダーOOO(オーズ)からです。
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