モッ...モリアさんは最強なんやで(棒読み)   作:ニルドアーニ四世

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ちなみに憑依をしたタイミングですが、次の***のあとの二つの文の間です。

***

「こりゃいい‼︎ 始まるぞ。海賊達の時代がァ!そして俺がその全ての海賊の頂点まで上り詰めてやる‼︎‼︎キシシシシシシ...。」


(うわ〜変な声...。目ぇ合わせないどこ...)


***


上の発言は原作モリアでこのセリフを言った後に憑依し、他人が言ったものと勘違いをしたという流れです





脂肪フラグをかっ消そう

 

 

 

俺はモリアに憑依した。幸いにもまだ賞金首じゃないし、なぜか原作のスリラーバーグ編でのモリアは覇気を身につけてないはずだったのに多少の人の気配を察知できる。原作通りなら恐らくこれから海賊になるのだろう。

 

 

 

 

俺はまだ海へは出ない事にした。

 

 

 

 

 

ヤバそうなカイドウさんにボコられるよか鍛えた方がいいし、フラミンゴ野郎に消されるじゃん。あと声高いし、何よりデブじゃん。

 

 

 

 

死亡(脂肪)フラグがビンビンじゃん。

 

 

 

 

 

よし...。強くなったろ...

 

 

 

 

俺...ゲッコー・モリアは修行を開始した...

 

 

 

 

***

 

 

 

3年後

 

 

 

<新世界>

 

 

 

 

 

「何て強さだよ...。バケモノが...。」

 

偉大なる航路(グランドライン)の後半の海...“新世界”にて海賊同士の抗争が行われていた。抗争と言うより一方的に強者による蹂躙を行われていた。弱者の船はボロボロになっており、多くの者は深手を負い息絶えている。荒廃寸前の船でただ一人は無傷な者がおり、手負いや死した敵のクルーを見下すように一瞥すると口を開いた。

 

「お前らが弱いんだよ...。俺のせいにするな...。」

 

貴族のような黒い服に身を纏った男はゴミでも見るかのような瞳で睨みつけ歩き始めた

 

「こいつ海賊潰しのモリアじゃねぇかッ!くそッ!とんでもねぇ野郎と出くわしちまったッ!」

 

船のクルーの一人がシワシワになっている手配書を両手で握りしめて震えている。男はその手配書の金額を見て声をあげた。

 

「ほぅ...。俺の賞金があがってるのか...」

 

その手配書には3年前のモリアとは比べものにならぬほどの端正な顔立ちをした男が映っている。モリアは厳正な鍛錬により身体は異常なほど筋肉質で大物という大物が溢れる圧倒的な威圧感を放っていた。

 

 

 

***

 

 

 

“常闇”ゲッコー・モリア

 

 

懸賞金4億8000万ベリー

 

 

 

***

 

 

 

 

 

「ふむ...。最近海軍の艦隊を沈めたからかな?さてと俺の船に戻るか...。」

 

モリアは先日海軍の8隻の艦隊を一人で沈めたのだ。モリアの海賊団は周囲の海には一切見えない。するとモリアの右手から影が揺らめき、すると天へ素早く昇ると黒い影の雨雲が船の頭上へ現れた。

 

「“黒鉄雨(ダークフォール)”。」

 

すると雨雲から黒い雨が降り注いだ。モリアはその様子を見ると一瞬で消えた。

 

そしてモリアの消えた船は影の雨が次々と船を貫き、全てが降り注ぎ、雨雲が消え太陽が船を照らす頃には船という原型を留めておらず、もはや人も船も残骸となって海に漂っていた。

 

 

 

ゲッコー・モリア(27)

 

 

 

修行を終えた結果...

 

 

 

 

 

尖った顔は引き締まり、常人以下の小顔のイケメンフェイスへ...

 

数メートルという身体は肉体や骨格は異常な負荷に押し潰され2メートルというほど良き身長へ...

 

弱かった原作のモリアなど比べものにならぬほどの強者へと変貌した...

 

 

 

 

 

・脂肪フラグ回避成功

・死亡フラグ回避成功?

・カイドウさん...超怖い

 

 

 

 

そして...

 

 

 

・噛ませキャラ回避成功(確実)

 

 

 


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