ずっと書きたかったシーンでもあるので、気合を入れて書きました。
それではどうぞ。
【士郎視点】
「今度こそ終わったか……」
「今回は本気でやばかったわね」
「そうですわね。キャスターは強敵でした」
美遊が、キャスターに止めを刺した。上空を見上げながら、俺達は今度こそ安堵のため息を吐く。上空には、キャスターを倒してカードを回収する美遊と、それを見てはしゃぐイリヤがいた。
イリヤが美遊に向かって魔力砲を撃った時は、流石に焦った。だけど美遊は、その魔力砲を足場にして急加速した。魔力を踏みつけて、その上に乗る事ができる美遊ならではの方法だったな。
「イリヤのやつ、それを計算してやったのか」
「本当に、とんでもない発想をする娘よね。魔術とかの常識を知らないからこそ、そんな常識外れな発想ができるんでしょうね。飛行をマスターした事といい、素人って怖いわ」
「おーっほっほっほ! わたくしの言った通りでしょう! カレイドの魔法少女は、二人で一つ。まあそれも、わたくしの教育の賜物ですけどね! 流石はわたくしが見込んだ娘ですわ」
「何言ってんのよ。確かにキャスターを倒したのは美遊って娘だけど、あの作戦を思いついたのはイリヤじゃない。大体、アンタは何もやってないでしょうが! 偉そうに言うんじゃないわよ!」
「お黙りなさい!」
「ほらほら、二人とも。だから喧嘩するなって」
少し放っておくとこれだ。この二人は、一生こうなのではないだろうか。早速喧嘩を始めようとする二人を、俺はため息を吐きながら宥める。もう今日は疲れた。早く終わらせて帰りたいんだ。
「この空間から出るには、ルビーとサファイアがいるんだよな?」
「ええ。早く出ないと、帰れなくなるわね。だから、早く降りてきて欲しいんだけど……」
「……? おかしいですわね」
「どうしたんだ、ルヴィア?」
「……いえ。この空間は黒化英霊を倒してカードを回収したら、少しして崩壊が始まる筈ですわ。けれど、いつまで経っても空間の崩壊が始まりませんわ。一体どうなっているんですの?」
「……そういえばそうね」
この空間から出る為に、イリヤ達に早く戻ってきて貰いたい。そんな話をしていると、ルヴィアがそんな事を言い出した。遠坂も疑問に思ったらしく、空を見上げて訝しがっている。一体何だ?
俺も、ライダーと戦った時の事を思い出す。確かにあの時、一分くらいで空にヒビが入っていた。だけど今はどうだろう。キャスターを倒してから、もう三分くらい経っている。だけど何もない。
空はキャスターを倒した直後と、まったく変わっていない。上空には、勝利を喜ぶイリヤと美遊がいるだけだ。二人は、すぐ側に寄り添うようにしている。そんな光景を微笑ましいと思うけど……
「……なあ、なんか嫌な予感がするんだが……」
そう言った瞬間だった。俺は、壮絶な殺気を感じて背筋を凍らせた。遠坂とルヴィアに、その事を言おうとしたが、それは遅かった。途轍もない衝撃波が、俺達三人の身を襲ったのだ。
「きゃあっ!」
「くっ!」
「遠坂! ルヴィア!」
俺は、英霊化していたお陰でなんとか反応できたが、遠坂とルヴィアは駄目だった。黒い奔流が、二人を飲み込むのが見えた。俺は、それを放った存在を感じてそちらを睨み付けた。そこには……
「……嘘だろ……二人目!?」
『……』
そう、そこには、新たな敵がいた。この空間には、キャスター以外にもいたんだ。だからか! だからこの空間の崩壊が始まらなかったんだ! 漆黒の鎧をその身に纏った、二人目の黒化英霊。
圧倒的な存在感を放ち、俺を睨み付けている敵。やや白みがかった金髪に、全身を包む漆黒の鎧。その顔には、目の部分を覆うような黒いバイザーがある。そして、禍々しい魔剣を持っていた。
「ッ!?」
その姿を見た瞬間、頭が割れるような痛みを感じた。ズキン、と響くこの痛み。不可解な痛みは、頭だけじゃなかった。まるで、胸を引き裂かれたような痛み。これは、心の痛みだった。
「……どうして」
どうしてなんだ。この漆黒の騎士を見ていると、どうしようもない悲しみに胸を締め付けられる。まるで、こんな姿は見たくないとでもいっているようだ。俺の中の何かが、そう叫んでいる。
そして、頭にビジョンが浮かんでくる。これは何だ? 見た事もない土蔵のような風景が見える。俺はその中心で、腰を抜かしたような格好になっている。そして、そんな俺の目の前には……
『――――――問おう。貴方が、私のマスターか――――――』
美しい金髪。全身を包むは、清廉なる青と銀の鎧。どこまでも気高く、誇り高い騎士がいた。俺はその騎士の美しさと、その気高さに我を忘れて見惚れてしまった。これは、一体何なんだ?
そして、場面はまた切り替わる。その騎士に抱かれ、倒れている俺。血塗れだ。苦しそうに騎士を見上げる俺に、美しき騎士の少女は告げる。柔らかく微笑みながら、どこか愛おしげに……
『――――――やっと気づいた。シロウは、私の鞘だったのですね――――――』
また場面が切り替わる。遥か遠くで、朝日が昇るのが見える。その朝日を背にして、俺と向き合う騎士の少女。少女の体が消えていく。もう二度と会えないのだろうか。俺は静かに泣いていた。
『――――――最後に、一つだけ伝えないと。シロウ――――貴方を、愛している――――――』
そこで、俺の意識は現在に戻る。頭の痛みも、心の痛みも消え去った。後に残ったのは、どうしようもない苦しさと悲しみだけだった。今のが一体何だったのか、そんな事は俺には分からない。
だけど……
「……お前は、俺が倒さないといけないような気がする……」
『――――――ッ!?』
漆黒の騎士が、声にならない叫び声を上げて突進してきた。速い。だが俺は、その騎士の動きに辛うじて反応する事ができた。白と黒の双剣を作り出して、騎士の攻撃を受け止めた。だが……
「くっ!?」
ガシャン、という音が響いて、持っていた双剣が砕ける。そして、黒い魔力の衝撃波が、俺の体を揺さぶった。なんて威力の一太刀なんだ。あのライダーの一撃とは、まさに比較にならないぞ。
遠坂が言っていた。ライダーは、接近戦が苦手なクラスなんだと。本当に接近戦用のクラスであるセイバーやランサー等のクラスの強さは、まったくの別格だと。その言葉に納得するしかないな。
こいつは、武器からして間違いなくセイバーだ。ただの攻撃が、途轍もない威力。こいつも、ライダーと同じく単調な攻撃をするが、そのスペックの高さは半端じゃない。気を抜くと一瞬だな。
正面から受け止めちゃ駄目だ。俺は再び双剣を作り出しながら後ろに下がる。敵は、そんな俺の後を追って接近してくる。全身から黒い魔力を放出させ、砲弾のように迫ってくる。やはり速い。
「けど!」
再び真っ直ぐ振り下ろされる魔剣を、俺は今度は斜め下から双剣をぶつけて逸らす事に成功した。体の横を、黒い衝撃波が抜けていく。受け流して逸らしたのだ。背筋を冷たい汗が伝ったけど。
「そこだ!」
剣を横に流した事で、敵は剣を振り抜いた格好で無防備になっている。その隙を逃さず、俺は一歩を踏み出して接近する。双剣は短い。だけど、接近する事さえできれば手数で攻める事ができる。
「ふっ!」
この距離なら、双剣の方が有利になる筈だ。そう思った俺は、両手の双剣で斬り付けた。だけど、この敵はそんなに甘くはなかった。剣から片手を放して、左の手甲で双剣を弾いてしまったのだ。
「何っ!?」
『――――――ッ!?』
そして、騎士は漆黒の魔力を全身から放ち、極限まで接近していた俺を弾き飛ばした。ただの魔力放出だけで、英霊と化している俺を弾き飛ばすなんて! どれだけの無尽蔵な魔力なんだろうか。
「……強い。分かっていたけどっ!」
弾き飛ばされ、体勢を崩す俺。敵は、そんな俺を追い立てる。一撃一撃が半端じゃない。こんな攻撃を一度でもまともに受けたら、ひとたまりもない。俺は必死になって、攻撃を逸らし続ける。
「お兄ちゃん!」
「士郎さん!」
「イリヤ、美遊! こっちに来るな! こいつは半端じゃない!」
「でも、お兄ちゃん!」
「いいから来るな! 戦って欲しくないけど、戦うならせめて離れて攻撃するんだ!」
『士郎さんの言う通りですよイリヤさん。あの英霊、とんでもないですよ』
『ですね。今のイリヤ様と美遊様が接近戦を挑むのは、無謀すぎます』
「ッ―――士郎さん……」
防戦一方になっている俺に、妹達の声が聞こえてきた。空から降りてきたらしい。でも、こんな奴と二人を戦わせる訳にはいかない。特にイリヤは、ライダーにすら接近戦で負けていたしな。
そうこうしている間に、攻撃を逸らし続けていた双剣が再び砕けた。その隙を逃さず、敵が横薙ぎの一閃を放ってきた。俺は、後ろに下がりながら剣の進路上に何本もの剣を作り出して防ぐ。
「
作り出した剣が敵の一閃を阻んでくれている間に、三度双剣を作り出す。そして、そのままさらに後ろに跳んで敵から距離を取った。接近戦では勝ち目がない。さっきまでの攻防でよく分かった。
「イリヤ、美遊!」
「【
「【
「はっ!」
イリヤと美遊の魔力弾が放たれ、俺も両手の双剣を敵に投げつける。これで少しは隙ができるか、と思ったのだが、それは甘かった。敵は、また魔力を放出するだけで、全て弾いてしまった。
「ウソッ!?」
「そんな……」
「なら!」
俺は、さらに双剣を作り出して、もう一度投げつけた。それも剣で弾かれてしまうが、俺は構わずに突撃した。そして、弾かれた四本の剣に呼びかける。そう、ライダーの時と同じように……
「引き合え、【
敵を中心にして、俺と四本の剣が取り囲んだ。同時に命中しないように、僅かにタイミングを外して。これなら、一瞬の魔力放出では防げないだろう。剣で防ぐのも限界がある。そう思ったが。
「なっ!?」
敵は、見えない筈の後ろからの剣を、しゃがんで躱した。そうする事で、横からの剣も後ろの剣とぶつかって弾かれてしまった。嘘だろ!? 見えてなかった筈なのに、まるで勘で避けたような。
俺自身の斬撃も、剣で防がれてしまう。まずい! すぐに離れようとしたが、双剣を上に弾かれて両手を上げるバンザイのポーズにされてしまう。体ががら空きだ。後ろに跳ぶ事もできないっ!
「
「お兄ちゃん!」
「士郎さん!」
無防備な体を守ろうと、前方に剣を作り出してまた壁にしようとしたが、敵はそれを許してはくれなかった。そのまま、剣で斬り返す手間を省いて、右肩を突き出して体当たりをしてきたんだ。
敵ながら見事だ。魔力を放出しながらの体当たりは、予想以上の威力だった。肺の中の空気を全て吐き出してしまい、息が詰まる。英霊化してなかったら、今ので肋骨が砕けて終わっていたな。
「ゲホッ、ゲホッ! ……本当に強いな……」
あまりの強さに、絶望してしまいそうになる。基本スペックは圧倒的に向こうが上。あの魔力放出もかなり厄介だ。まるでジェット噴射のように吹き出る魔力で、攻撃も防御も完璧ときている。
『しかもまだ、【宝具】も使っていませんからねぇ』
「お兄ちゃん、大丈夫!?」
「イリヤ!? 来るなって言っただろ!」
そんな時、すぐ真横でルビーの間の抜けた声が聞こえて、俺はギョッとする。そこには、いつの間にかイリヤがいた。思わず怒鳴る俺に、イリヤも真剣な表情で見てきて、少し気圧されてしまう。
「私だってお兄ちゃんを助けたいの!」
「……イリヤ」
眼の端に涙を浮かべるイリヤ。それを見て、俺もハッとする。俺がイリヤを心配しているように、イリヤも俺の事を心配してくれていたのだろう。あんな化け物みたいに強い奴と戦う俺の事を……
「……ごめんな、イリヤ。心配だっただろ?」
「……うん」
戦うイリヤを見ている時の気持ちを思い出す。きっとイリヤもあんな気持ちで見ていたんだろう。そんな事にも気付かなかった自分に腹が立つ。俺は少し視野が狭くなっていたのかもしれないな。
「イリヤスフィール!」
「うん!」
「イリヤ? 美遊? おわっ!?」
その時、上空から鋭い声が聞こえた。美遊だ。その声に、イリヤが応えて、俺の手を掴んできた。質問する暇もなく、俺はイリヤによって空へと運ばれる。そして、美遊の所に向かって上昇する。
「士郎さん、私に考えがあります」
「考え?」
「はい」
美遊の隣に浮かぶと、美遊がそう言ってきた。敵は、何故か動かずに上空の俺達を見上げている。もしかして、遠距離攻撃はできないのだろうか。いや、それはあまりにも楽観的すぎる考えだ。
「私とイリヤスフィールでは、あの魔力を貫くのは難しいでしょう。つまり、私達の攻撃では敵に有効なダメージを与えられないという事になります。そして現状、あれを貫ける攻撃は……」
「……なっ!?」
美遊から提案された作戦に、俺は驚愕してしまう。確かにそれなら、あの敵にダメージを与えられるかもしれない。だが、それはあまりにも危険すぎる。俺は、到底賛成できるものではなかった。
「駄目だ、危険すぎる」
「お兄ちゃん、これしかないんだよ」
「私達を信じてください」
「……」
反対したが、二人にそう言われてしまっては言葉に詰まってしまう。さっきのキャスターの時も二人を信じたけど、セイバーの強さを痛感してしまった後ではそれも難しくなっている。けど……
「……分かった。二人を信じるよ。確かにこのまま戦っても、勝機は見えないし」
「任せて」
「いってきます」
美遊の作戦でいく事にした。俺は敵から離れた場所に降りて、セイバーに向かっていくイリヤ達を見送る。そして、深呼吸をして意識を切り替えた。二人を信じて、俺は自分にできる事をする。
自分にそう言い聞かせて、俺は黒騎士を真っ直ぐに見据えた。
…………………………………………………
【イリヤ視点】
『しかし、よくあんな作戦を実行する気になりましたねイリヤさん。あの敵、間違いなく最強ですよ? イリヤさんでは相手にならないと分かっているでしょうに。怖くないんですか?』
「めちゃくちゃ怖いよ……怖くない訳ないよ」
敵に正面から近付いていく美遊さんの後に続いて、私は本音をルビーにぶちまけた。そうだ。怖くない訳がない。凛さん達はお腹から血を出して倒れてるし、お兄ちゃんだって血を吐いていた。
本当は今すぐ逃げ出してしまいたい。でも、それを許してくれる相手じゃないし、きっとお兄ちゃんは逃げ出さない。あそこに凛さん達が倒れている限り。だったら、倒すしかないじゃない。
もう、あんな風にいつお兄ちゃんが殺されてしまうかという光景は見たくない。あれを黙ってみている事の方が、何倍も怖いんだ。そんな事を考えながら、私は美遊さんと二人で敵を挟み込む。
「いくよ、【
「【速射】!」
美遊さんと二人で、同時に速射を放つ。効かないのは分かってるけど。殺到する魔力弾は、やっぱり黒い霧で全部弾かれてしまうけど、そんな事は分かっていた。私達の役目は、動きを止める事。
等距離で挟み込む私達。敵は、どちらを攻撃するか迷っているようで、私達を交互に見てくる。一定の距離を取っているから、攻撃されても避けられる……筈だ。私も美遊さんも、そう思ってた。
『―――ッ!』
「きゃあっ!」
「……え?」
でも、そんな認識はすぐに覆された。敵がその場で剣を振りかぶり、美遊さんに向かって振り下ろした。すると、黒い衝撃波が剣の先から飛んだ。私は何が起こったのかが分からず、固まった。
『今のは……いけませんイリヤさん、避けて下さい!』
「っ―――」
敵が私の方に反転して、同じ技を放ってきた。ルビーの警告に、私は何とか反応して横に跳ぶ。私がいた場所を、黒い衝撃波が抜けていった。心の底から恐怖が湧き上がってくるのを感じた。
『魔力を飛ばして、遠距離攻撃もできるんですね、あいつ。つくづくチートですね。しかも、あの威力、サファイアちゃんの物理障壁を軽々と斬り裂きましたよ。美遊さん、大丈夫ですかね』
反対側で、肩から血を流してる美遊さんが立ち上がっている。サファイアで受け止めていた筈なのに、それでも斬られてしまったらしい。私はゾッとした。つまりルビーも防げないって事だよね。
圧倒的な存在に、私は動けなくなる。そんな私に、敵は止めを刺そうと突進してきた。美遊さんが何かを叫んでいるみたいだけど、私の耳にはその声は届かなかった。私、死んじゃうのかな?
「イリヤ、上に飛べ!」
恐怖に支配された私の耳に、お兄ちゃんの声が聞こえた。考える暇もなく、私はその声に従って上に飛んでいた。敵が私を見上げる。目の前の私だけに注意が向いている。決定的な隙だった。
「これで終わりだ……【
隙だらけな敵の横腹に、お兄ちゃんの攻撃が命中した。作戦通り。私達が敵の注意を引き付けて、お兄ちゃんが止めの一撃を放つ。あれなら、敵の魔力の霧を貫けるだろうと美遊さんが言った。
「や、やった」
『ギリギリの戦いでしたね~』
お兄ちゃんの攻撃は、敵を貫いてとんでもない破壊を齎していた。地面は抉れ、川が割れている。私と美遊さんは、矢を放ったお兄ちゃんの側に近付いた。取りあえず抱き着きたかったから。
でも、その直後に知る事になる。どんなに作戦を考えても、どんなに力があっても。それらをまとめて吹き飛ばす、圧倒的な力がある事を。私達の後ろから、物凄い音がした。私達は振り向く。
「そんな……」
「あれでも、まだ……」
「くっ、二人とも、俺の後ろに……」
川の水を吹き飛ばして、漆黒の騎士がそこにいた。そして告げる。私達が何を相手にしていたのかを知る、あまりにも有名で絶対的なその聖剣の
『【
「【
黒い光線が、私達に向けて一直線に放たれた。お兄ちゃんは私達を守るように立ち、綺麗な花の盾を広げた。けど、私達の視界は真っ黒に染まっていく。周囲の音が消えて、何も見えなくなった。
私が最後に見たのは、お兄ちゃんの赤い背中だけだった……
原作のプリヤを読み直して、セイバーさん強すぎだろと思いました。
原作アルトリアさんは魔力飛ばして遠距離攻撃なんてできないのにね。
それとも、原作でもできるけど士郎の魔力不足で使えないのかな?
切嗣も魔力が多い訳ではなさそうだしね。
それでは、感想待ってます。