今回は、ギルガメッシュ戦の序章です。
それでは、どうぞ。
【士郎視点】
「エーデルフェルト邸、再建おめでとう。悪いなルヴィア、大したお祝いもできなくてさ……」
「まあ、
「えっと……ルヴィア、近い近い」
「ちょっと! アンタ達、離れなさいよ!」
「そうよそうよ!」
「お兄ちゃん……」
「いや、なんで俺が睨まれるんだよ!?」
夏祭りから3日。俺達は、再建されたルヴィアの屋敷に集まっていた。ところが、何故か俺が妹達と遠坂に白い目を向けられている。なんでさ? そんな風に混乱する俺を置いて、話は始まった。
「さて、本題に入るわよ。九枚目のカード回収の為の作戦会議よ。つい数時間前、この屋敷の再建と同時にボーリング工事が終わって、地中深くに眠っていたカードの元へようやく辿り着いたわ」
「あとはこれまで通り。鏡面界にジャンプして、カードを回収するだけという事になりますわね」
「簡単に言ってくれるわね……」
「うぅ、また
遠坂達の言葉に、イリヤとクロが心底うんざりしたような声を出す。二人の気持ちは良く分かる。俺もできれば、もうあんな戦いはごめんだった。それに、もう1つの懸念事項がある。それは……
「あの、バゼットさんはどうするんですか?」
「うん、それが問題その1ね」
やっぱり、それが問題だよな。美遊と遠坂の言葉に心の中で頷く。バゼットはあの日の約束通り、イリヤ達を襲う事はなかった。だけど、バゼットの存在は無視する事はできなかった。絶対に……
「彼女も同行する事になったわ。とは言っても、もちろん仲間じゃないわ。どちらが先にカードを手にするか。つまり、競争相手というところね」
「競争、か……」
まあ、そんなところか。今日までの数週間、俺はバゼットと何度か話した。それで分かったのは、バゼットは私生活は全然ダメだが、仕事や戦闘に関しては一切の妥協も融通も利かないって事だ。
「ならとにかく速攻ね! あっという間にケリをつけて、あのバサカ女より早くカードを回収!」
「事はそう簡単じゃないわ」
「……どういう事?」
黙って話を聞いていたクロが気合い十分という顔で言った言葉を、何故か遮る遠坂。そんな遠坂の言葉に出鼻を挫かれたクロが不満そうな顔をして聞き返すと、遠坂は指を二つ立てて顔を歪める。
「問題その2よ。九枚目のカードは、これまでのカードとは比じゃないほどの魔力を吸ってるの。よりにもよって、地脈の本幹ど真ん中。二ヶ月半にも渡って膨大な魔力を吸収し続けているのよ」
「地脈が収縮するほどの吸収量……ですか」
「一体、どんな化物になっているのか。まったく想像もつきませんわね。厄介な事ですわ……」
遠坂の言葉を聞いた美遊が、不安そうな顔で横にいるルヴィアを見る。その視線を受けたルヴィアの表情も強張っていて、最後のカードの厄介さを物語っている。そんなにやばい相手なのか……
『ですが、ならばこそ……クロさんの仰った通りに一瞬で終わらせるべきではないでしょうか?』
「その通りね……正体不明にして、おそらく過去最強の敵。そんな相手に取れる作戦は1つだけ。最大火力をもって、初撃で終わらせるわよ!」
「それが妥当ですわね。けれど……」
遠坂が言った作戦は現状で取れる最善策だろう。ルヴィアも、それには異論がないようだが……
「手持ちのカードが足りませんわ。バゼットに、半分も渡してしまいましたし。どうしますの?」
「それなのよね……今私達が持ってるカードは、キャスター、アーチャー、シールダー。そして、クロの中にあるランサーの四枚。しかもその内、アーチャーは衛宮君が使うから、実質三枚だけ」
見事なまでに、火力不足なカードばかりだった。特にシールダーのカードは、実質的に火力は0。せめてセイバーのカードがあれば。だが、これでやるしかない。やらなければ冬木が危ないんだ。
「私がなんとかするしかないわね」
「クロ……」
「……そうね。それしかないわ」
「だけど、クロは魔力が……」
「魔力補給用のお兄ちゃんの血をたくさん持っていけばなんとかなるでしょ。私1人じゃないし」
「これが本当に最後の戦いになるんだし、ド派手にやっちゃいなさい。私達も全力でバックアップするつもりだし、衛宮君も一緒に攻撃しなさい。そうすれば短期決戦でケリがつくから大丈夫よ」
「それに対象を殺すという事に関してはランサーの宝具は最強ですもの。心配はいりませんわ」
「……」
遠坂達の言葉は正しい。だけど、何故か俺は不安を消す事ができなかった。嫌な予感がするんだ。正体不明の、過去最強の敵。想定外の事が起きる可能性は十分ある。だが、他に方法があるか?
そこまで考えて、俺の脳裏に過去の黒化英霊との戦いの記憶が甦る。あった。1つだけ可能性が。だけど、上手くいくだろうか。確実性はないが、試してみる価値はある。俺は密かに決意した。
「作戦は決まったわ。勝つわよ、皆!」
その時、遠坂がそんな言葉で締める。遠坂の言葉に全員が頷く中、俺はカードを握り締めていた。
…………………………………………………………
『……』
ここにこうして立つのはもう三度目だ。無数の剣が突き立つ荒野の中心に俺は立っていた。ここはあの男の世界だ。俺に力を貸してくれている弓の英霊、アーチャー。あの丘に、彼はいる筈だ。
草木一本生えていない不毛の荒野の中心にある、あの丘に。そう、俺が見つけた可能性とは、再び彼の力を借りるというものだった。しかも、あの時よりも深く強い力を。あの男の全ての力を。
彼は俺の存在を考慮して、最低限の繋がりに力を制限していると言っていた。だけど、今度の敵はそれでは勝てない可能性が高い。いや、絶対勝てないだろう。何故かそんな確信が俺の中にある。
決戦は明日。だからそれまでに、勝てる可能性を少しでも上げなければいけないんだ。大切な人達を守りたい。その力を得られるのなら、俺の体がどうなっても構わない。だから俺はここにいる。
無数の剣が突き立つ丘を目指し、足を踏み出す。その丘の上に、やはりあの男が立っていた。俺の姿を鋭く睨み付けている姿を見るに、俺がここに来た理由を、すでに分かっているんだろうな。
怒っている。確実に。当然だ。俺は、アーチャーから注意されているからな。それを分かった上でここに来た俺は、そんな彼の厚意を無にしているに等しい。だが、俺だって引けない理由がある。
彼の視線を正面から受け止め、俺は荒野を進む。そして、丘の麓に辿り着いた。さあ、行くぞ。
『……アーチャー』
『……まったく、お前は……』
人を超えた英霊の威圧感を放ち、辿り着いた俺を睨み付けるアーチャー。だけど、アーチャーは俺に呆れ果てながらも、まだ見捨てるつもりはないようだ。その目を見れば、それは一目瞭然だ。
『頼むアーチャー。俺に力を貸してくれ』
『……お前の状況は分かっているつもりだ。今度の敵が、今までの相手とは比較にならないだろうという事もな。確かに、今のままでは勝てないかもしれん。だが、それでもこれ以上は駄目だ』
『アーチャー!』
『駄目だ。お前はこれまでオレの力を幾度となく使って戦ってきた。最低限の繋がりにしてきたがそれでも限界に近い。いや、むしろそうする事によって、徐々にだが確実に力が馴染みつつある』
『……』
『お前も気付いている筈だ。力を使う度に、オレの力がお前に侵食している事を。カードを使う時の違和感が、徐々に無くなってきているだろう。このままでは本当に、お前は元に戻れなくなる』
やっぱりそうか。アーチャーの言う通りだった。その事には気付いていた。確信に変わったのは、バゼットと戦った時だ。最初の頃の俺だったら、バーサーカーの筋力と技量を投影できなかった。
私生活にも、それは現れていた。弓の腕が確実に上がっているし、運動能力も高くなった。この力をさらに強く引き出したら、きっと俺はもう元には戻れないだろう。だけど、それでも構わない。
『なあアーチャー。俺は、妹を守りたい』
『……』
『最初にこの力を手に入れた時から、俺はなにも変わっていない。いや、むしろあの時よりも何倍も強い気持ちがあるんだ。だって、守りたい妹が二人も増えちまったんだからな。だから……』
だから、俺は自分の全てを懸けて戦うんだ。その意思を瞳に宿して、アーチャーに再び懇願する。
『頼む。お前の力を、全て貸してくれ』
『本当に、戻れなくなるかもしれないんだぞ? お前がどうなるのか、オレにも予想がつかない』
『構わない』
アーチャーの最後の忠告に、俺は迷わず答えた。そんな俺を見て、もうなにを言っても無駄と理解したらしいアーチャーが深いため息をつき、肩を竦めた。そして、呆れたという表情を浮かべる。
『……やれやれ、本当に馬鹿な奴だ』
『かもな。だけど、そうするだけの理由がある』
『ほう、それはなんだ?』
『決まってるだろ?』
アーチャーの言葉に、俺はまた迷わずに答えた。それはあの日からの俺の原動力であり、誓いだ。俺の脳裏に、あの日の夢の言葉が甦る。あの言葉に心から同意したからこそ、今の俺がいるんだ。
『俺はお兄ちゃんだからな。妹を守るのは当たり前だろ? 俺が全てを懸けるのはそれで十分だ』
『……』
イリヤの兄になったあの日に、俺が自分に向けて誓った言葉。そして、こうなった全ての始まりの日に見た夢の中で、俺じゃないどこかの俺が美遊に向かって言っていた言葉。これが俺の全てだ。
『……良いだろう』
『本当か、アーチャー!』
『ああ。だが……本当に限界になった時に、一部だけだ。全てを貸す事はできん。オレもオレで、最後までお前が戻る可能性は捨てられんからな。これが本当に、オレにできる最大限の譲歩だ』
『……ありがとう』
だけど、もしそれでも足りなかったら? その時俺はどうするだろうか。アーチャーが掛けた制限を壊そうとするに決まってる。俺の方からそれができるかどうかは関係ない。きっとそうする。
それはアーチャーも分かっているだろう。だからきっと、これは最後の忠告なんだろう。衛宮士郎でいたいのなら、これ以上はやめろ、と。そんなアーチャーの忠告を胸に刻み、俺は戦いに行く。
絶対にイリヤ達を守ってみせると、そう誓って。
…………………………………………………………
「暗くて殺風景。エクストラステージにしては、随分と華がない舞台ね~。本当にここなの?」
「ちょっとクロ。もう少し緊張感持って……」
「結構。本番こそ余裕をもって臨むべきですわ」
「だけど、集中するのも忘れないように」
「は~い」
階段を下って目的地を目指しながら、イリヤ達のそんな会話が繰り広げられる。この先に、最後のクラスカードがある。それはつまり、このカードを巡る戦いの終焉がこの先にあるという事だ。
「手筈は昨日確認した通りよ。小細工なしの一本勝負。最も効率的で合理的な戦術。すなわち……初撃必殺―――! さあ皆、準備はいい?」
「いつでもいいぞ」
遠坂の言葉に、この場の全員が頷く。いよいよ、目的地に到着したようだ。広大な地下空間。後はいつものように、鏡面界にジャンプするだけだ。その時、ルヴィアが懐中時計で時間を確認した。
「そろそろ時間ですわ。ですけど……」
「……来ませんね、バゼットさん」
「遅刻者はほっといて先にやっちゃおうよー」
「うーん、それもやむなしかしら」
「いや、バゼットは来るさ」
「時間まで、あと5秒……3、2、1……」
ルヴィアのカウントダウンが始まった時、上の方で鉄を踏む音が聞こえてきた。近付いてくる。
「来た」
「え?」
俺が呟いた時、空から人が降ってきた。その姿を確認するまでもない。バゼットだ。静かな殺気をその目に宿して、鋭い目付きで俺達を見てくる。その姿を見たルヴィアは、静かに時計を閉じた。
「始めましょうか」
「配置について! ジャンプと同時に攻撃を開始するわ! とにかく最大の攻撃を放つだけの作戦だけど、もし敵からの反撃があったら、衛宮君があの盾の宝具で攻撃を防いで頂戴。いいわね?」
「分かった」
「言うまでもない事だけど、衛宮君もイリヤも、絶対にダメージを受けないようにしなさい」
「ああ」
「え、なんで?」
遠坂が言った言葉の意味を悟って俺は頷く。だがイリヤは分からなかったようで、首を傾げた。
「痛覚共有の呪い! 忘れたの?」
「あっ、そうか」
そんなイリヤに呆れたようにクロが言った事で、ようやくイリヤも意味を悟ったらしい。だけど、そんな俺達の認識をバゼットは否定する。そんな呪いなんて、とうに解呪済みだ、と。え……?
「腕は良いが性格は悪いシスターに祓ってもらいました。なにをそんなに驚いているのですか? それほど難解な呪いでもありませんでしたよ」
「なら、なんで俺を襲わなかった?」
「……貴方は戦力になりますから。決して、弁当が美味しかったからとかではありませんからね」
「へえ。そうか。美味しかったのか」
「だから違うと言っているでしょう!」
「ちょっと、なんの話よ……」
「お兄ちゃん?」
「バゼットさんとなにをしてたんですか?」
「え、なんで皆して睨んでくるんだよ?」
あれ? どうしてこうなった? そんなやり取りをする俺達を呆れたように見ながら、遠坂が話を再開する。この戦いは、先にカードを手にした者が所有権を得る。ただそれだけの勝負だ、と。
「行きます!」
もう何度も味わった鏡面界へのジャンプの感覚。それは世界がズレていくような、奇妙な感覚だ。この日のそれは今までより酷く長い感じがした。そして、ようやくズレきった時、そこには……
悪意が満ちていた―――
「なっ……」
「黒い……魔力の霧!」
「これって、セイバーの時と同じ……!?」
『……いいえ。これは明らかに、桁違いです!』
空間全体を満たす程の、黒い霧。それはまるで、悪意の塊のようだった。全員がその光景に戦慄を感じて身体を固くしてしまったが、そんな俺達をルヴィアが鋭く叱責する。やる事を思い出せと。
敵の全身から発せられる黒い魔力の霧が、俺達に襲い掛かってくる。しかしその中を、ルヴィアが一直線に駆ける。そして、敵を拘束する為の魔術を使用した。それは見事に決まり、敵を止める。
「まずは捕縛成功! イリヤ! 美遊! 魔力のチャージ開始! 衛宮君も攻撃準備に入って!」
「「「了解(はい)!」」」
遠坂の声に従い、イリヤと美遊は最大まで魔力をチャージし始め、俺も弓と矢を投影して構える。
「なるほど。吸引圧縮型の捕縛陣で敵を一箇所に留めつつ、チャージの時間を稼ぐ。そして……」
「
遠坂が流麗な声で、魔術を詠唱する。その手には短剣が握られていて、幾つもの宝石が宙を舞う。
「【
「砲台……か!」
「魔力の高速回転増幅路。お互い妨害とかしない約束だけど、一応忠告しておくわ。私達の前には出ない方がいい。消し炭になりたくなければね」
遠坂の前に幾つもの魔法陣が浮かび上がる。その魔法陣はイリヤ達の撃つ魔力砲の威力を何倍にも高める物だ。遠坂の忠告とほぼ同時に、イリヤ達が最大までチャージしていた魔力を解き放った。
「やった! 完全に決まった!」
「まだよ! まだ気配は消えてない。衛宮君!」
「―――
遠坂に言われるまでもない。イリヤ達の魔力砲が敵に命中した瞬間に、俺は投影していた矢を弓につがえて準備していた。遠坂の声でその形を変化させ、敵に狙いを定めて魔力を最大まで高める。
「【
俺が放った矢は狙い違わず、再生途中で動けない敵を射抜く。敵の身体が半ば崩れて隙ができた。
「今よ! 止めを刺して、クロ!」
「任せて。掛け値なしの全力でいくわ!」
クロの全身から、凄まじい魔力が迸る。今までのクロは、自分の存在を維持する為に魔力を抑えて戦ってきた。けれど今、その枷を外して初めての全力を出そうとしているようだった。大丈夫か?
「強化、硬化、加速、再生!」
「ルーン魔術の重ね掛け!」
「宝具を限界まで強化するつもり!?」
「自壊するほどの強化を、再生のルーンで……」
クロの全身が、紅く輝く。前傾姿勢で構えていた状態から、凄まじい速度で飛び出した。そして宙に飛び上がって、槍を右手に……いや、右足の指に挟んだ! これは、見た事がない使い方だ!
「足は腕の3倍以上の力がある。さあいくわよ、これが本当の……【
前方に飛びながら身体を回転させ、限界まで強化した宝具を投擲するクロ。放たれた槍は、空間を捻り切るように飛び、紅い軌跡を描いて真っ直ぐに敵に突き進む。そして、大爆発を起こした。
その威力は凄まじく、あの聖剣にすら届くほどの威力に見えた。だからこそ、俺達はこれで決まったと思った。思ってしまった。だが、アーチャーの視力を持つ俺は、それを見た。見てしまった。
「っ!?」
爆発の光が収まった爆心地にそれはあった。白い壁のような物。いや違う、あれは盾だ。巨大な盾がさっきまで敵がいた場所に存在していた。その意味を理解した俺は、遠坂達に警告を発する。
「防がれた! 敵はまだ生きてるぞ!」
「そんな、今のを防ぐなんて……」
「あんなものどこから……いやそんな事よりも、退却するわよ! 作戦は失敗、一旦戻って……」
「では、次は私の番ですね」
遠坂の指示が飛ぶ瞬間、それを遮ってバゼットが前に出た。止める暇もない。単身で突っ込むその姿は実に彼女らしいが相手が悪すぎる。敵は俺達の想像をさらに超える存在だと俺は理解した。
「美遊は、皆を連れて脱出して! 私はバゼットさんを連れ戻して、一緒に脱出するから―――」
そしてこの場には、俺と同じ事を理解した人間がもう1人いた。それは、さっき攻撃したクロだ。
「無駄よイリヤ! ……もう間に合わない」
「……クロ?」
「あの女は―――死ぬわ」
クロが静かにそう告げた瞬間、盾を飛び越えようとしていたバゼットの身体を無数の剣が貫いた。
エルキドゥ引けました。
いきなりFGOの話ですみません。
しかし、ギル戦の前にエルキドゥを引いた事に、運命を感じてしまいました。
今回はオリジナルのゲイ・ボルクと、士郎の話。
私が考えた使い方ですが、原典でもこれと同じ使い方をクー・フーリンがしているそうです。
水着の師匠も似た技を使いますね。
まず、ゲイ・ボルクを強化と硬化のルーンで強化して、足に強化と加速のルーンを使います。
自分の身体が壊れるほどの強化を施して、それを再生のルーンで無理やり再生しながら槍を放つ。
回転エネルギーも加え、貫通力と威力をさらに強化させるという荒業です。
当然クロも無事では済まず、激痛を伴います。
魔力も大量に消費するので連発もできません。
そして、士郎。
ヤバいフラグが立ちまくりですね。
それではまた次回。
感想待ってます。