それでは、どうぞご覧ください。
【美遊視点】
……水の音がする。光も音もないのに。どうしてこの音だけ聞こえてくるんだろう。黒……なにもない暗闇。そうだ。これが本来の私の世界。全てを叶える力と引き換えに、私は全てを失った。
……望んでそう生まれたんじゃない。でも、聖杯として生まれてしまった以上……私の意志は関係ない。私は光を与える役割の器。私自身に光は必要ないんだ。なのに……光をくれた人達がいた。
居場所をくれた人達がいた。こんな私でもほんのちょっとだけ、人間らしくなれる世界があった。でも……その優しい嘘も、もう終わり。この世界で過ごした時間は、最後に見る事を許された夢。
……悲しみはない。夢から覚めるだけ……ただ、元の自分に戻っただけだから。でも……それでもたった一つだけ、心残りがある。それは……
「お兄ちゃん……」
ごめんね……お兄ちゃんの最後の願い、ちゃんと叶えられなかった……私の運命からは、やっぱり逃れられなかった。脳裏に刻まれているあの時のお兄ちゃんの言葉と笑顔を、もう一度思い出す。
《美遊が、もう苦しまなくていい世界になりますように。優しい人達に出会って───笑い合える友達を作って───あたたかでささやかな───そんな普通の幸せを、つかめますように───》
……そう願ってくれたのに……私にできた事は、別の世界に逃げてきただけだ……ああ、でも……それ以外の願いはちゃんと叶ったよ。とても優しい人達に出会って、とても大切な友達も作れた。
しかも、二人も。まるで双子みたいにそっくりな女の子達でね。その子達も私みたいに、少しだけ特別な運命を持ってた。似たような境遇と運命を持ったその子達がいたから、寂しくなかった。
そして……私は最後に、その人を思い浮かべた。お兄ちゃんと同じ存在だけど、違う人。最初の内はお兄ちゃんと重ねていたけど、今は違う。あの人だけを、たった一つの特別な想いで見ている。
色んな事があったんだよ。今まで知らなかった、沢山の事を教えて貰ったんだ。本当に……本当に楽しかった。だから、もう十分。十分……な……筈なのに……どうして、こんなに胸が痛いの?
『美遊様……』
「サファイア……?」
困惑する私の耳に、この3ヶ月で聞き慣れた声が聞こえてきた。ああ、そうか。そういえばイリヤに渡せなかったんだっけ。ごめんね。貴女まで、私の運命に巻き込んでしまったみたいで……
『何故、諦めてしまうのですか?』
「え……?」
『この世界での生活は、美遊様にとって、そんなに簡単に諦めてしまえるものだったのですか?』
「そんな事ない! でも……」
『でも?』
どうしたんだろう、サファイアは? こんな事を言うなんて、全然サファイアらしくない。そんな違和感を感じながら、私は自分の心を吐露する。胸の中に溜まってる事を、全部吐き出すように。
「これが、私の運命だから───」
『……』
「だから、仕方ないの……」
そうだ、仕方ない……どんなに逃げても、残酷な運命はどこまでも追い掛けてくる……私の大切な人達までも巻き込んで……だからきっと、ここで私自身を終わらせてしまうのが一番良いんだ……
『本当に、そう思っていますか?』
「……思ってるよ」
『心の底から?』
「……うん」
どうしてそんなに確認してくるんだろう……? サファイアの言いたい事が全然分からない。私は心の声を言っているのに。そんな風に首を傾げる私はまだ、それにまったく気付いていなかった。
『……ならば……』
「?」
だからそれを指摘された時、私はしばらく呆然としてしまった。サファイアは、こう言ったんだ。
『ならば、何故泣いているのですか?』
「え……?」
サファイアは今、なんて言ったの? 言われた事の意味が分からなくて、サファイアを見つめる。泣いている? ……誰が? ……私が? ようやくその言葉を認識して、自分の頬に触れてみる。
「……あっ……」
すると、冷たい感触が。それは間違いなく、涙。それを認識した瞬間、次から次に溢れ出す涙が、止められなくなってしまう。ああそうか。やっと分かった。ずっと聞こえていた水音は、私の……
「……っ……どうしてっ……!」
『美遊様……』
嫌だ。こんな所で、終わりたくない。そんな醜い私の本心。願ってはいけないのに。私の運命は、士郎さん達まで巻き込んでしまうのに! 彼らの平穏な幸せを、奪ってしまうかもしれないのに!
「こんな、こんな我儘……私には許されない!」
『……私は、美遊様の事情は知りません』
「サファイアっ……」
今度こそ、本当の心を吐露して泣き続ける私に、サファイアが穏やかな声で語りかけてくる。
『ですが……良いんですよ』
「……なにっ……が……?」
『我儘を言っても、良いんです』
「っ!?」
『きっと、皆さんはそれを望んでいる筈です』
「あっ……」
サファイアの言葉で、優しく微笑む士郎さん達の姿が浮かんだ。あの人達ならそうかもしれない。とても優しくて、温かい人達だから。表情の変化から、私がそう悟った事が分かったんだろう。
『さあ、美遊様……』
サファイアは、とても穏やかな声で言った。
『美遊様の本当の願いを言ってください』
「……たくない」
『もっと大きな声で』
「こんな所で終わりたくない! だから……!」
もう止められない。私は、力の限り叫んだ。
「助けて!」
そう叫んだ瞬間、真っ暗だったこの空間に、光が溢れた。その光はとても眩しくて、綺麗で……
「……やっと言ってくれたな、その言葉を」
「士郎……さん……?」
その光が晴れた時、そこにはあの時のお兄ちゃんとまったく同じ表情を浮かべた士郎さんがいた。全身が傷だらけな所まで同じだ。その後ろには、やっぱり傷だらけなイリヤとクロまでいて……
「美遊……!」
「まったく、それ言われたら怒れないでしょ? もっと早く言いなさいよって文句はあるけど」
「イリヤ、クロ……」
イリヤは泣き笑いの表情で、クロは呆れたという表情で私を見ている。きっと、とても大変な戦いをしたんだろう、あの9枚目と。私の為に……
「美遊!」
「全員無事!?」
ルヴィアさんと、凛さんの声だ。その方向に顔を向けてみると、バゼットさんまでいる。3人は、私達がいる場所に走ってくる。一体、なにが? しばらく状況が理解できず、呆然としてしまう。
「士郎さん、私……」
「美遊」
「あ……」
ようやく私が言葉を発しようとした時、穏やかに微笑みながら、士郎さんがそれを遮った……
「……美遊にどんな事情があるのか、まだ全部は知らないけど、これだけは言える。俺達にとって美遊は、そんな事関係ないくらい大切な存在だ。だから……だからもう二度と、あんな事言うな」
「っ……はい……はいっ……!」
士郎さんの言いたい事がすぐに分かった。きっと『私を壊して』と言った、あの言葉の事だろう。さっきとは違う意味で、涙が止まらない。こんな気持ちはあの時以来だ。嬉しくて、嬉しくて……
「どんな相手にも、どんな運命にも抗ってやる。だから安心しろ。美遊は、1人じゃない……」
「っ……!」
もう言葉も出ない。だから、私は何度も頷いた。そんな私の頭を士郎さんは優しく撫でてくれた。イリヤ達は、そんな私達を見て微笑んでいる。
「……ちょっと羨ましいな」
「まあ、今は仕方ないでしょ」
いや、イリヤとクロは少しだけ不満そうだった。そんな二人の様子に、私は少し笑ってしまった。
「さあ、もう帰ろう。俺達の家に───」
士郎さんが、最後にそう言った時だった……
「えっ……?」
「───ッ!」
割れた天から、光が降り注いだのは……
…………………………………………………………
【士郎視点】
「ぐあああッ……!?」
「「「きゃあああッ!」」」
「……ッ!?」
な、なんだ、これはッ!? 突然降り注いだ雷に俺達は打ちのめされて、大地に這いつくばった。もしも生身で受けていたら、死んでいただろう。その謎の雷によって、全員動く事ができない。
「エアで切り裂いた世界の裂け目。まさか……」
9枚目の、そんな声が聞こえる。こいつ……まだ生きていたのか。黒い怪物の部分は聖剣の輝きで消し飛ばしたが、美遊を巻き込まないように中心から射軸をずらした事で奴も助かったんだろう。
だが今は、奴に構っている暇はない。この謎の雷は明らかに、何者かの攻撃だ! そう思った時、空の裂け目から二つの人影が落ちてきた。そしてその内の一つが、さっき倒したカードの上に……
「【
「なっ!?」
「
「なんなのよ……」
「こいつら……」
「誰よ!?」
そいつらの姿を、俺達は見た。巨大な右手と大槌が特徴的な、燃えるような赤毛の少女と、表情が乏しい綺麗な金髪の女性だ。どうやら金髪の女性の方が、9枚目のカードを
黄金の鎧をその身に纏っている。彼女達は、俺達を冷たい目で見下ろしてきた。そして金髪の女性の方は、俺を見て少し目を見開いた。なんだ? なんでそんな目で見てくる。俺を知ってるのか?
「はン! ようやく見っかったと思ったら、なんだかオマケがウジャウジャいるんですけどー?」
「捨て置け。確かに少々気になる奴もいるが……今は最優先対象のみを回収する。分かったな?」
「はいはい、分かったよ」
「ッ……!?」
こいつら、なにを言って……地面に這いつくばる俺達の横を通りすぎ、金髪の女性は美遊の元へと歩み寄る。彼女の姿を見上げた美遊は悔しそうに歯を食いしばり、なんとか逃げようともがく。
「お迎えに上がりました。美遊様」
「っ!?」
こいつら、まさか! その言葉と美遊の様子で、俺達は奴らが何者なのかを察する。こいつらは、おそらく美遊の世界の人間だ! そして、美遊を聖杯として利用しようとしていた奴らなんだ!
「いッ……いや……!」
「美遊……!」
「戻りたく……ない……ッ!」
「……そんな口が利けるようになるとは。ですが無駄ですよ美遊様。バカンスはもうお終いです」
金髪の女性がそう言った瞬間、空の裂け目が鳴動して大きく広がっていく。なにかが割れるような音も聞こえてくる。これは、もしかすると……
「空が……!? いや、これは……」
「世界が割れている……!?」
バゼットと遠坂の言う通り、そんな感じだった。その光景に、俺達がしばし呆然としていると……
「おら!」
「ッ……!」
「なっ!?」
「美遊!」
黙ってた赤毛の少女が、美遊を踏みつけていた。それを見た俺は、頭が真っ白になる。やめろ! 雷で痺れた体に無理やり力を入れて、ゆっくりと立ち上がる。そして、彼女達を鋭く睨み付けた。
だけど、彼女達は俺の方を見もしなかった。
「ったく、手間取らせんなっての」
「粗末に扱うな、馬鹿者。もし中身がこぼれでもしたら、一体どうする。お前の命では足りんぞ」
「はいはァい。小言なら向こうに戻ってからな」
「てめえら……!」
「あン? ああ……なんだ言ってみろ」
「よせ、時間の無駄だ」
こいつら! 睨み付ける俺をつまらなそうな表情で見てくる赤毛の少女と、今の攻撃で気を失った美遊を抱いて、赤毛の少女を嗜める金髪の女性。どこまでも、俺は相手にされていなかった……
「【
くそっ、動け! 動けよ! 雷で痺れてまともに動かない体を、俺は叱責する。ここで動かないと美遊が連れていかれてしまうんだぞ! なんとか剣を投影して構えようとするが、力が入らない。
「ほう……」
「やるってか?」
「美遊を……放せ!」
「お兄ちゃん!」
剣を握る手が震える。今にも落としてしまいそうだった。だけど、ここで引く事はできない……!
「遅いぞ、お前達……」
彼女達に向かって走り出そうとした時、予想外の声が俺の耳に聞こえてきた。え……この声は……
「うそ……」
「まさか、そんな……」
「なんで……」
その声に、俺とイリヤとクロは声を失う。だってその声はあまりにも聞き覚えがありすぎたから。一体いつの間にそこにいたのか。彼女達の後ろに立つその男。やはりその姿は、良く知っている。
「聖杯を確保したなら、速やかに撤収すべきだ」
「フン……余所者が偉そうに指図するな」
「ホントだよ」
「原因は……士郎か……」
「なんで……なんでそこにいるんだよ……」
やはり間違いない。俺の名前を呼んだし。未だに信じられない。そんな気持ちを込めて、俺は……
「親父!」
彼を呼んだ。イリヤとクロも、俺と同じ気持ちで見ている筈だ。彼は紛れもなく、俺達の父親……『衛宮切嗣』だった。だけど、なにかおかしい。確かにその顔は、間違いなく親父なんだけど……
なんて冷たい表情をしているんだ。まるで、氷のような冷たい瞳。そして、なによりも髪が白い。黒い鎧を身に纏って、赤いマフラーをしている。そして、その腰にはナイフとサブマシンガンが。
「お父さん、どうして……!」
「なにしてんのよッ!」
「……?」
イリヤとクロの呼び掛けには、首を傾げている。まるで知らない子供を見るような目だ。自分の娘の顔を忘れたっていうのか? いや、そんな事はあり得ない。あの親父がイリヤを忘れるなんて。
訳が分からず混乱する俺を冷たい視線で射抜いた親父の姿が、次の瞬間に消えた。いや、違う……凄まじいスピードで動いたんだ。アーチャーの力を持っている俺でも反応できない速さだった。
「があっ!」
「「お兄ちゃん!」」
「邪魔をするな、士郎……」
親父の拳が、俺の腹にめり込んだ。くっ、目では追えていたのに……体が反応できなかった。この痺れさえなければ、まだ躱す事ができたのに……親父の拳を受けた俺は、力なく地面に倒れる。
「親父……なんでこんな……」
悔しい。そんな想いで見上げた親父の顔。その顔はやはり、氷のように冷たかった……一体なにがどうなってるんだ。これは、悪い夢か? 目の前で起きている事が現実の事だとは思えなかった。
「くっ……!」
「まだ邪魔をするのか……? ならば……」
「お父さん、やめて!」
「やめなさいよ、このバカ!」
「衛宮君!」
「
体を動かそうとしたが、それを見た親父は俺の頭にサブマシンガンを突き付けてきた。イリヤ達が必死に止めようとするが、親父はピクリとも表情を動かさない。その目は完全に本気だった……
殺される!? そう思った時……
「残念、時間切れだ」
「……!」
「揺り戻しだ」
割れていた空が、さっきより広がってる。そして周囲を凄まじい光が包み込んでいく。俺達の視界は真っ白に焼けて、奴らの姿が霞んでいく。その光の中で、金髪の女性に抱えられた美遊を見る。
「美遊!」
「士郎……さ……助けて……!」
「美遊ーッ!」
なにも見えない。微かに聞こえる美遊の声に必死に手を伸ばすが、その手が美遊に届く筈もない。無力感に支配される俺の耳に、ある声が聞こえたような気がした。だが、きっと気のせいだろう。
だって、彼女がここにいる筈がないんだから……
「先輩ッ!」
だから俺は、そんな彼女の声を聞き流した……
…………………………………………………………
【アイリ視点】
「おかしい……さっきまで漂っていた巨大な気配が消えた……! それに、どういう事なの?」
カレン・オルテンシアの言葉で、大聖杯の術式があった場所を目指していた私は、訳が分からずに混乱する。彼女は確かに言っていた。大空洞の上に大穴が空いてて、そこに私の子供達がいると。
けれど、実際にその場所に来てみれば、どこにも大穴なんて空いていない。彼女が嘘をついていた可能性も低い。ついさっきまでは、ここでなにかが起きていた気配を私は感じていたんだから。
「シロウ……イリヤ……クロエ……」
一体どこに行ってしまったの? アインツベルンを裏切った時、もう悲劇は起きないと信じてた。聖杯なんてもう関係ない筈だって。それなのに、アインツベルンとは別の聖杯の術式なんて……
「一体あの子達に、なにが起きたの?」
私の知らない運命が、あの子達にあると……? どうか全員、無事に帰ってきて頂戴。お願いよ。
今の私には、そう祈るしかなかった。
…………………………………………………………
【士郎視点】
「うっ……」
あれ、いつ眠ったんだっけ? 深い微睡みから、ゆっくりと覚めていく。なにがあったんだっけ。そう思った時、脳裏に浮かんできたものは。美遊の泣き顔と、必死に俺に助けを求める声だった。
「そうだ、美遊!」
一気に意識が覚醒した。周囲を見渡してみると、どうやら森の中らしいと分かった。でも、なにか変だ。奇妙な違和感を感じたが、違和感の正体は分からない。イリヤ達の姿を探してみるが……
「いない……俺一人か……」
最後の光で、別の場所に飛ばされたのか? 美遊を探す前に皆と合流した方がいいか。そう思って立ち上がり、そこでさっき感じた奇妙な違和感の正体に気付いた。寒いんだ。今は夏の筈なのに。
「変身は……解けてるな」
自分の状態も確認してみる。アーチャーのカードの変身は解除されてるが、俺はある事に気付く。俺の体の中には、カードが入ったままだ。クロと同じように。どうやら完全に融合してるようだ。
「徐々に力を馴染ませてた影響か。だけど、その気になればいつでも変身できるみたいだな……」
今の俺にはそれが分かった。普段はいつもの俺の状態で、自分の意志で自在に
まあ、元の俺には戻れないみたいだが。見た目は同じだけど、もう中身が違う。こうなる事は覚悟の上だったから、別にいいんだけど。そんな事を考えながら、俺は周辺の状況を調査していく。
「これ……雪?」
俺が倒れていた場所はクレーターの中心だった。そのクレーターから出て、最初に見えた光景は。一面の銀世界だった。道理で寒い訳だ。だけど、どうして雪があるんだ? 今は夏の筈だろう。
「……」
なんて、本当はもう分かっていた。ここは、俺の世界ではないんだと……その推測は、冬木の町を見下ろしてから確信に変わった。町の中心にある巨大なクレーター。そして、遠い場所にある海。
「ここが……美遊の世界か……」
そう。俺が今いる場所は、美遊がいた世界だ……あの光に巻き込まれて、世界を越えたんだろう。ならば、この世界のどこかに、美遊はいる筈だ。それが分かれば話は早い。する事は決まってる。
「待ってろよ、美遊。絶対助けてやるからな」
俺は静かに、そう誓った。他の誰でもない、自分自身に。イリヤと出会ったあの日と同じように。
さて、ドライ編の伏線てんこ盛りですね。
そうです、あの人が敵なんです。
ずっとこの展開をやりたかったんですよ。
エミヤ(弓)VSエミヤ(殺)の親子対決を。
そして、今の士郎はマシュに似た状態です。
美遊兄の士郎ともまた違う状態。
普段は髪の色も肌の色も元のままです。
より深く一体化した事で、むしろ安定しました。
その代わりに、夢幻召喚をすると、美遊兄よりもアーチャーに近い存在になってしまいますが。
それでは、次回からのドライ編をお楽しみに。
感想待ってます。