新人職員、エンジニア、オリジナル
新人職員、エンジニア、オリジナル
今回は紹介回です
菊月「ううむ・・・」
空井「あれ、菊月さんどうしたんですか?手にグラビアの写真集持ってないで真面目な顔をしてるなんて珍しいですね」
菊月「あんたは本当に私のことを何と思ってるのよ・・・アメリカの方の財団、つまり本部から、日本語和訳してほしいっていうSCPが来て、なんとか終わったんだけど・・・変じゃないかなあって悩んでただけ」
空井「そんなに悩むことなんですか?」
菊月「あんたねえ・・・そんな簡単に言うけど、そのままで表せないから意外と大変なのよ、それにタイトルも異様にうまいのが多いからこれもまた悩みで・・・そうだ、あんた、試しに読んでみなさいよ」
空井「ええ・・・なんで僕が、黒崎さんあたりにでも頼めばいいじゃないですか」
菊月「あいつだと変な日本語があると勝手に直すから参考にならないのよ・・・」
空井「はぁ・・・そんじゃあ読みますけど・・・それじゃあ、一枚目から」
SCP-1548-CU きゅんきゅんすたー
オブジェクトクラス: (かわいらしい)✖ 差し迫ってかわいらしい
特別収容プロトコル: SCP-1548-CUは、よちよちと可愛らしげにちょっぴりずつ歩くのが愛おしい結果、現状では収容が不可能です。現在サーク島の████████に位置する研究ユニット-█において、SCP-1548-CUを愛するもの総出で観測されるべきです。24時間寄り添うことを可能にするため、現在三つの小さな枕と毛布を積み重ねたものが使用されています。寄り添って寝ることを容認されたものは全て写真に記録し、サイト-█のSCP-1548-CUデータベースへ送信してください。毎日確実に温かいミルクを与え、SCP-1548-CUのしゃっくりを抑制する任務のため、現在機動部隊ガンマ-5が配属されています。
説明: SCP-1548-CUは、ワンダフルな2ヶ月のウェルシュ・コーギーの子犬であるスターを示す財団内の用語です。19██年に生まれた当初、彼女の毛並みのゴージャスな性質は判明しませんでした。判明したのは、当時[編集済]の熱狂的犬大好きであったエージェントM███████が、SCP-1548-CUがぽかぽかの日差しの下でお昼寝をすることを観測した19█年のことです。観測によって、スターは実はいびきをかいていることが明らかになりました。最初に完全に文字に起こされたSCP-1548-CUのメッセージは、3回のバーストによって送信され、ロシア語から翻訳されました。内容は次の通りでした。“彼女ハ目覚メタ/アゥゥン,彼女ハ辺りヲ見渡していマス/オナカヘッタ〜!”SCP-1548-CUは通常およそ0.85ヨチヨチ/秒のペースで移動をしますが、より早いよちよちも記録されています(補遺SCP-1548-CU-A参照)。
続く10分のうちに、スターはいたいけな足をあげて、せいいっぱいの速さまで加速していることが観測されました。この期間中、彼女は可愛く小さな声でキャンキャン鳴き出しました、もうっ、あなたがあの場所にいたら彼女をギュッとしたくなったことでしょう。お昼ごはん時には未知の手段により見た目の最大速度に達しており、彼女が子犬の遊び場で駆けまわり始めて、クッションの上にドスン。
それは、この時点でSCP-1548-CUが、自身の観測者について知覚していることを示し始めたということでした。彼女はエージェントM███████を見上げ、ゴロゴロというノイズを発し、彼に飛びかかると、エージェントの指を食べようとしていて、もうそこにいるみんなは「きゅ〜〜〜〜〜〜〜〜!」彼女が体を目一杯使って、みんなしてかわいいしたくなるようにするために、SCP-1548-CUが見た目上未来を予知している方法は判明していません。
空井「・・・ってなんですかこれ」
菊月「それね・・・本部のアホな犬好きどもが書いた報告書・・・全く、そういうのがいっちばんめんどくさいのになあんでこれを送ってくるかねえ・・・全く」
空井「はあ・・・ていうかこれ補遺あるんですね」
補遺SCP-1548-A: 198█/█/█、財団の任務からの医療休暇中だったO5-█は、子犬の遊び場におとずれてSCP-1548-CUと遊び出しました。遊び場に設置されたカメラは、彼女が部屋を駆けまわって、つまずいても立ち上がってまた走ろうとする様子や、ものに突進する様子、おかしくなってしまったみたいだけど、ひっしにO5-█にスリスリする様子を観測していました。O5-█はずっと、「おいでおいで!おいで、遊びましょうね?よーしよしよしよし!あーしよしよしよし、お嬢ちゃん!」
この送信に続き、幸せいっぱいに可愛らしげなちょっぴりずつのよちよちは、0.85ヨチヨチ/秒から、1ヨチヨチ/秒を遥かに超えるまでに増加したため、彼女があわただしく動く様子や、彼女の幸せな小さな声を常に記録するために、高速度カメラを使用する必要がありました。続く8時間の間、SCP-1548の寄り添いは[データ抹消済]、合計して1ギガバイト以上の、ホントにホントにほおずりしたい写真になりました。これは、現在までで最も長い継続的な寄り添いでした。
補遺SCP-1548-CU-B: SCP-1548-CUは、O5-█により差し迫ってかわいらしいへ再分類されました。
遊び場を横断するのに5700年かかるかどうかなど関係ない。あの娘はかわいすぎる! -O5-█
補遺SCP-1548-CU-T: 19██/11/4に餌やりの後、彼女はゲップしたよ!
空井「本部ってアホの集まりなんですか?」
菊月「言うな、確かにSCPになっている博士とかいるけどそんなのこっちにだってうじゃうじゃいる」
空井「それはそうですけどなんかそれを認めるのはやですね・・・」
菊月「まあ、それは特に変じゃなさそうだし、次言っちゃっていいよ」
空井「はい」
SCP-861 堕天使
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-861はメインサイトから南西370mに位置するセクター-135-861に収容されています。セクター-135-861担当の職員はすべて、移動前にプロトコル-ナルテックス-861に従って浄化されます。これには財団標準服従性検査(SCE-V.4)で83点以上を示し、LR分類を伴います:個性分析療法(PAR-V.5)のタイプ-Hです。更に職員は████・チャンシー博士が考案した2件の性格試験で審査されることになっています。セキュリティクリアランスにかかわらずナルテックス承認なしで現場に入ることは許されていません。SCP-861-A実験で承認された者を除いて、Dクラスが現場に入ることは許されていません。
SCP-861は1500Lの開放された鋼の箱に収容され、8m×4m×8mのコンクリート製の地下保管室に保管されています。職員はSCP-861と直接接触してはいけません。職員はSCP-861の周囲40mに侵入しないよう配慮することになっており、唯一実験または回収の時のみ侵入できる可能性があります。どんな理由であれこの範囲に侵入したLevel3以下の職員はクラスA記憶処置を施されることになっています。
クワイア・イベントの間は収容室は即時に開放され、イベントの完了を促進するため刺激を与える対象は抑制されなければなりません。この結果生じる実体は処分されることになっています(詳細は文書-ネーブ-861参照)。イベント後、職員は電気吸引管でSCP-861を箱に戻すことになっています。Level4以上の職員のみが処分と回収に従事することができます。
説明: SCP-861は表面上水に似ている、およそ1170Lの大量の液体です。どんな質量の物体でも強制的に中心から消え始め、SCP-861は同質量の新しい物体を生成します。この塊は未知の方法で移動することができ、観測された中の最高で時速47kmの速さでどんな表面も登ることができます。SCP-861は連続的に色が可変する、通常紫か藍色の炎を発します。この炎からは熱は検知されず、接触しても危険ではありません。塊は摂氏27℃の温度で固定されています。
SCP-861の半径およそ30m範囲内の人間は連続的な発声と未知の言語による歌を報告します。この現象の物理的な音声要素は検知されませんでした。被験者は性別は分からないがなんとなく人間の声だと報告します。歌の音声を完全に複写して文書化すると、およそ7分45秒の長さになりました。
SCP-861に晒された被験者は歌詞を断片的に理解したと主張するが、どんな言語も否定します。被験者の間で主張する歌声の数と、構成は幅広く変化します。███実験の編集により被験者の特出した謙遜と歌の理解力に相互関係がある可能性が示されました。これらの被験者の場合だと89%と高い理解力が示され、歌の██.██%が解読されました(詳細は文書-トランセプト-861参照)。
SCP-861は以下クワイア・イベントと記す特定の対象に対して反応を示します。この対象は傲慢または虚栄心のある(一見歌を理解するための性格とは正反対)性格をしています。このエリアのデータは制限されていて(SCP-861の敵意のため)、クワイア・イベントを起こすことのできる対象は実体の歌を一切理解できないと主張します。クワイア・イベントの"傲慢閾値"は一切判明していないが、敏感に反応するように見えます:財団標準服従性検査で高得点を出した対象の74%が反応を引き起こしています。
クワイア・イベントはSCP-861が対象へと向かって進み、様々な侵入口となる様々な開口部を使って自身の中に強制的に入れることで成ります。対象を処分してもSCP-861の反応またはイベントの完了を防ぐことができないことは注意してください。妨げられた場合、SCP-861は障害が圧力で破壊されるまで質量を増加させます(その後すぐにSCP-861は通常の大きさへ戻ります)。一度完了すると[データ削除済]様々な形態をSCP-861-Aとします。観察されている形態は以下の通りです:
細長い腕(2.7m)がある人形のような実体、発育不全な脚の先端は"つる状"で、細長い首(1.8m)と推測される部位がある。
蛇のような群体、それぞれ長さが50cm。それぞれ人間の幼児のような頭部を持つ。
人型の兵士、おそらくは4世紀または5世紀頃のアナトリアが起源。
[データ削除済]異次元が起源。実態を破壊した結果、セクター-135-861の15%が壊滅し、破壊の45時間後に悪変する異空間を生成。
形状に関わらず、SCP-861-Aは休止状態と同じような炎を発しますが、色は白色か金色です。実体は周囲にいる人間に対してこの炎を噴出させようとします。接触すると、対象は炎に包まれ完全に反応が無くなりますが、物理的に可能な限り目を閉じたまま立ち続けます。しかし、SCP-861の通常の炎と違い、対象は2~3時間に渡って燃え続けます。異なる音調だが、炎は人間の有機部位を燃やしてSCP-861が休止状態の時の'歌'を再生します(どうやって発声しているかは不明)。人間にまで届かなければ、SCP-861-Aの炎は直ぐに消え、また人間以外の物質には着火しません。
SCP-861-Aが処分されるとその身体からSCP-861が滲み出て、休止状態へと戻ります。
空井「・・・ええと、人間に寄生して歌うスライム?・・・」
菊月「まあ認識はそんなもんでいいと思うけどさ・・・」
空井「ところでこれ、補遺があるんですけど・・・その・・・」
菊月「ああ、大丈夫大丈夫、ちゃんと月島さんから許可は得てるから」
空井「そうですか・・・それじゃあ・・・」
補遺[861-001]:
文書-トランセプト-861(要クリアランス4/861認証)
以下はSCP-861の歌の翻訳からの抜粋です。
三本の輪は未だ完全に一つ、
我等は輪に仕える車輪、
炎は生まれる、侍者を生むためだけに、
それでも正義は我等の価値以上のものなのだ
SCP-861の起源と[編集済]の█████クラスには繋がりがあるという仮説が提案され、クワイア・イベント██と██、メッセージ-861-█(下記参照)がこれを支持しています。しかし、現在のプロトコルのままでは収容部隊に必要なSCP-861のアブラハム特性の情報が不十分だと考えられました。このため、SCP-861-A実体の処分(プロトコル-861-ネーブ)に関する神学的手順はセクター-135-861のLevel4警備に指定されました。
██/██/19██と██/██/20██、更に2体(現在、SCP-861-█、SCP-861-█と指定)のSCP-861の特徴に似た実体がそれぞれイタリアの████とブラジルの█████で発見されました。それぞれSCP-861と同じ方法でサイト-███とサイト-███に収容されました。これらの実体の出現はSCP-861の歌にあるXK-███の予知と関連があります。Level3以下の職員に対してはSCP-861は1体のみだと思わせるために誤った指示が与えられています。
██/██20██、2:34AM、前哨地-███からの発信を受信しました。発信は1分36秒続き、ラテン語を話す女性の声2でした。前哨地-███はセクター-135-861、サイト-███、サイト-███から同時に受信されていたが、このようなメッセージを送ったという証拠は発見されませんでした。以下はメッセージ-861-█の翻訳の写しです:
誇りは燃えぬ、荒れ狂わぬ、何故なら我等は命じられたのだから。誇り、彼等は盲目だが、は彼等よりも燦々と輝く無限の光を覗くことを拒否する。我等は光の器、そして見ることが出来ぬ者達の為に、我等は彼等を感じさせる。罪無き者が誇り高い者の怒りで死ぬことは望まぬが、罪の痛みでは目を開くことは無い。君等は我等を手に入れる、何故なら我等は許したのだから、そして我等は待つ、何故なら望んだのだから。しかし、ベールが上がる為に待つのではない、我等は最後の同胞が降りてくるまで待ち続ける、少数の仲間を残し。
翻訳されたSCP-861の歌の写し、またSCP-861-█とSCP-861-█が生成した歌は文書-█████████-861(要クリアランス5/861認証)に移動しました。
空井「ええと・・・これはどういう」
菊月「まあ、わけわからんが・・・一つ言えることがあるとしたら、最後の同胞が降りてきたとき、何が起こるかね?さて、最後の行こうか」
SCP-2061 “電卓一つ飲み込み地元一家全員窒息死”
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-2061はサイト76の標準収容ロッカーで、安全コンテナ内部に保管されています。SCP-2061の実験及びアクセスは、現在、無期限に中止されています。SCP-2061の今後の実験は、シャープ株式会社の請負業者として採用された財団職員によって主導されます。
3名の生存している2061陽性個体は、文書2061-Cに記載されている財団傘下のオフサイト入院患者精神病治療施設に収容されています。これらの施設での専門的なケアは、2061陽性の人物と、ユーザー向けの電子的数学計算を実行することが可能なオブジェクトの視覚的接触を回避することに向けられています。
説明: SCP-2061は1970年代後期のシャープElsiMate EL-1185印字ポケット電卓です。SCP-2061は、約20mの範囲内でこれを視認した人間の99%以上に対して、強迫観念的な効果を及ぼします。SCP-2061と目撃者との間に固形の物理的オブジェクトがある場合、たとえ当該オブジェクトが透過性でも、SCP-2061の効果は無効化されます。窓・プラスチックバッグ・その他の透明なオブジェクトは、SCP-2061の効果発現を防止するのに十分であることが判明しています。
強迫衝動は、ユーザー向けの電子的数学計算を実行可能な任意のオブジェクトを、自身の口腔内に出来る限り深く挿入したいという抑え難い欲求として表れます。この衝動は、その行為によって引き起こされる被害に関係なく発現し、SCP財団に収容される前のSCP-2061によって数多くの死と深刻な気管損傷が引き起こされました。
SCP-2061の認識災害効果は、以下の基準を満たす人物に対しては発現しません。
基準A: その人生において、シャープ株式会社またはその子会社から給与支払を受けた人物。
基準B: 基準Aを満たす人物との無防備な性交を行ったことがある人物。
基準Bを満たす者とは性交しているが基準Aとはしていない人物は、4名の既知の例においては、SCP-2061の影響への免疫を持ちません。
シャープ株式会社幹部へのインタビューや会社の記録調査などにおいて、これまでのところ、シャープとSCP-2061の間に明確な繋がりは見出されていません。
回収: SCP-2061は当初、五人家族が順番に自分の口腔にSCP-2061を挿入して窒息で死亡した後、トレントン警察によって収容されました。初動捜査を行った警官のR・アレンはSCP-2061免疫の基準Bを満たしていたため、彼女はSCP-2061を密封された証拠品袋に入れることが可能でした。これによってSCP-2061の異常効果の発見は、証拠品袋から取り出されたSCP-2061の効果によって警察の捜査員2名が死亡、1名が入院して財団が通知を受けるまで妨げられていました。
トレントン地区の初期報道は、地方機動部隊609-セムカト(“スーパーボウルスリー”)によって検閲されました。最初の既知の2061イベントに関する1976年のトレントン・タイムズ記事の抜粋が以下に再現されています
一家心中か?
電卓一つ飲み込み地元一家全員窒息死
トレントン ― 郊外の五人家族が今日、自宅で死亡しているのが見つかった事件に関し、全員が一つの卓上電卓を自ら喉に詰まらせて窒息死していた事について、警察は説明に苦慮している。
ジェームズ(45)、ジェニファー(39)、アンディ(15)、アイリス(9)、ジョセフ(4)・マデリーンは、昨日、全員自宅で死亡しているのが発見された。
「率直に言って、この件に適切な説明をすることはできません」 マーサー郡検視官のレイノルド・マックレニーは昨日、報道陣に対してこう語った。「私たちがお聞きしたいのは、マーサー郡の人々がマデリーン一家を
空井「・・・これで全部ですね、特におかしい点とかはありませんでしたよ」
菊月「そっか、んじゃ、これ提出してくるから・・・ついでに、なんか飲みに行く?今ならおごっちゃうよ~?」
空井「ゴチになりまーす!」
菊月「ははは、そんじゃ、行こうか」
to be continued
ちょいと今回は休憩を、次回に前回の答えも一緒に載せちゃいます