日付: 20██/██/██
御手洗「・・・やあっと、財団にも慣れてきたかな・・・」
彼は、財団フロント企業の病院に勤めていました。
???「財団ってどこのことですか?」
御手洗「んおい!?って、椎名ちゃんか・・・急に出てこないでくれるかな・・・びっくりするから」
椎名「はあい、それで、なんなんですか?財団って、私、気になります!」
御手洗「気にしなくていいから、今すぐ忘れなさい」
椎名「わかりました、任せてください!私、忘れるのは得意ですから!」
御手洗「それ誇るところじゃないからね?全く・・・」
彼には、彼を慕う付近の高校に通う椎名 ██という女の子がいました。
御手洗「それにしても、毎日毎日こんなところに来て何がしたんだか・・・お見舞いでもないんだろう?」
椎名「もちろん御手洗さんに会うために決まってるじゃないですか!」
御手洗「はいはい、そりゃ嬉しいねえ、だけど、今年受験生だろ?こんなところで油売ってていいのかい?将来の夢はナースなんだから頑張らないと」
椎名「大丈夫です!いざとなれば御手洗さんの元で永久就職させてもらいますから!」
御手洗「はいはい・・・」
椎名「っは!忘れてた、御手洗さん御手洗さん、私、昨日より可愛いですか?」
御手洗「ああ、可愛い可愛い」
椎名「なんか返事が適当な気がするけど・・・ありがとうございます!」
御手洗「何がそんな嬉しいんだか・・・、ほれ、帰った帰った、もう夕方だ、帰んなきゃおばさんに怒られるだろう?」
椎名「大丈夫です!おばあちゃんも私が御手洗さんのところにいるって分かってますから!」
御手洗「そうですか・・・ま、あんま心配かけんなよ、息子夫婦が亡くなって、その娘のお前までいなくなったらおばさんが一人になるからな?」
椎名「分かってるよ・・・そんなの」
彼女の両親は、交通事故で既に他界していました。
御手洗「分かったんなら帰れ」
椎名「ちぇ・・・分かったよ、それじゃ、また来るね!」
御手洗「はいはい、じゃあな」
椎名「またね!」
御手洗「・・・全く、騒がしいやつだよ・・・・・!?」
数分後、突然の地震が起き、彼は落ちてきたものの下敷きになり、気絶しました。
御手洗「・・・っぁ・・・何が・・・起きたんだ?・・・地震が起きて・・・っ!椎名!」
御手洗「くそ、あいつを返すんじゃなかったな・・・あいつが出て行ってからそんな時間が経たずにあの地震が起きたということは、まだあいつはこの病院内にいるはず・・・くそ、どこだ椎名!」
彼が外に出ると、そこには
御手洗「・・・なんだ・・・これ」
大量の、この病院で働いていた財団職員の死体があった。
御手洗「・・・さっきの地震でこうなったのか?・・・まさか・・・」
彼は、おそらくは下敷きになったであろう少女を探しました、しかし、彼女は見つかりませんでした
御手洗「・・・どこに・・・いるんだよ・・・・・」
彼が、最後の抵抗と言わんばかりに探していると
ドンドンドンドンドンドンドンドン!!
御手洗「何だ?・・・扉をたたく音・・・かっ!?」
その音が鳴り響いた瞬間、物言わぬ死体が突然動きがだし、音の発生源の元に向かいました。
御手洗「まさか・・・SCPなのか?・・・」
彼は、その音の発生源の方まで向かう、そこには、直立しているドアに対して、何匹もの死体達が、こぞって、押しては跳ね返され、押しては跳ね返されを繰り返していました。
御手洗「これは・・・あ」
彼は、そこで見覚えのある姿を発見しました、いつもどおりの服、しかし、その体、頭には無数の刺し傷があり、それは、彼女が死んでいることを意味していました。
御手洗「なん・・・で・・・」
財団職員「またかよ・・・勘弁してくれよ!もう、勘弁してくれ!!」
御手洗「っ・・・生き残りがまだいたの・・・か?」
その彼の手の中には、血にまみれたメスがありました。
御手洗「お前・・・それ・・・」
財団職員「っひ!・・・違う、仕方なかったんだ!!、怖くて、それで・・・あああ・・・あああああああああ!!」
御手洗「お前が・・・お前が・・・やったのか?・・・・・・ふざけるな・・・ふざけるな、ふざけるな、ふざけるなあああああ!」
気づいたら、目の前の職員は、動かなくなっていた、そして、彼は意識を失った。
御手洗「・・・ここは?・・・」
そこは、見知らぬ場所だった、廃墟みたいな様子の建物で、目の前には、あのドアが倒れており、周りには死体がある、そして、彼女がいる、頭部のみになった彼女が。
『ねえ、御手洗さん、私、昨日より可愛い?』
御手洗「・・・ああ、いつもより・・・ずっと・・・ずっと可愛いよ」
現在
空井「お、お腹すいた・・・もう動けない・・・動きたくない」
黒崎「それは残念だ、折角財団食堂で何か奢ってやろうと思ったのに」
空井「早く行きましょう、ハリーハリー」
黒崎「全く、現金なやつめ・・・」
菊月「あ、私もおごっておごって~」
黒崎「てめえは自分で払え」
御手洗「お前ら喧嘩してるんじゃねえよ・・・」
黒崎「御手洗、お前も来るか?」
御手洗「ああ~・・・すまん、今日俺別の人と食べるんだわ」
黒崎「・・・そうか、じゃ、俺たちは先に言ってますか」
菊月「奢れこのやろう!」
黒崎「分かった、空井とキスしたらいいぞ、ディープだからなディープ」
空井「え」
菊月「おっしゃ空井ちょっとこっち来いや」
空井「いやあああああああ!?」
菊月「待て今日のお昼代いいいいいいいいい!!」
黒崎「全く・・・あ、そうだ、御手洗」
御手洗「なんだ?」
黒崎「・・・いや、なんでもない」
御手洗「なんだよ、気になるじゃねえか」
黒崎「なんでもねえっつうの」
黒崎「(・・・言える訳ねえよなあ・・・お前が会うって言ってる人とあったあと・・・腐臭みたいな匂いがするって)」
御手洗「・・・さて、会いに行くか・・・今日も待っててくれてるよな?・・・椎名・・・」
彼は腐臭漂う場所にいる
参考SCP
SCP-006-JP あけろ