SCP財団日本支部のとあるサイトの奇妙な日常   作:粒餡

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前回のあらすじ
ぶらこん、味方(笑)、黒い例のアレ
ぶらこん、味方(笑)、黒い例のアレ

今回は日常回です。


第八サイト目「残暑」

空井「・・・暑い」

 

如月「・・・暑い」

 

ツラレクマー「ほら、とっとと働くクマよー」

 

空井「なんでクマーさんはそんな平気なんですか!!一番暑そうな格好してるくせに!!」

 

ツラレクマー「これ通気性抜群だから」

 

空井「なんでそこまで便利なんですかそれ!そこまでしてまでそれを着てたいのかあんたは!」

 

ツラレクマー「うん」

 

空井「ああもう・・・もうやめましょうかこの議論・・・それで、今回は確かSCP-831-JPの収容ですか・・・どんなSCPなんですか?これ」

 

如月「・・・SCP-831-JP『隠れ潜む夏』、オブジェクトクラスはExtranormalからEuclid」

 

ツラレクマー「本当に君の記憶力はすごいクマねー、一体その頭の中にどれだけのSCPの情報が詰め込まれているのか・・・」

 

如月「・・・それほどでもない」

 

空井「Extranormal?」

 

如月「・・・Extranormal、現在の科学でによって証明されたもの、嘘や間違いだと判明したもの、もはや収容不可能なほどまでに世界に広まってしまったものを指す、今回は2番目」

 

空井「へー・・・それで、そのSCPは一体どういったSCPなんですか?」

 

ツラレクマー「簡単に説明すると、セミの一生クマね、ただその特殊能力と幼虫時代を過ごす場所が問題なんだがクマ」

 

空井「と言いますと?」

 

ツラレクマー「幼虫時代を過ごす場所は人間の体内だクマー」

 

空井「・・・食事と一緒に体内に入る感じですか?」

 

ツラレクマー「いんや、対象が認識している状態で生死関係なく触れるとSCP-831-JPは体内に入り込むんだクマー、そして七年後に成虫となるために犠牲者の体から穴を開けて体外に出てくる、えげつないクマねー、ただこれは素肌で触った時のみだから、僕のように着ぐるみを着ている人は安全だクマ」

 

空井「いや普通に防護服着ましょうよ・・・」

 

如月「・・・今回は第二段階まで入ってしまった被害者を見つけることができず、SCP-831-JPは体外に出てしまった、だから今回の仕事はそいつらの処理」

 

空井「ほへー・・・」

 

如月「・・・この部屋」

 

警察「すいません、こっから先は一般人は立ち入り禁止・・・ああ、なんだあんたか」

 

ツラレクマー「僕だクマー」

 

エージェント「相変わらず目立つ格好してますねえ・・・後ろの方は・・・如月さんと・・・新人か?」

 

ツラレクマー「そうだクマー、入っていいクマ?」

 

エージェント「ええ、大丈夫ですよ、あ、ちゃんと防護服は着てくださいね、中では決して脱がないように」

 

ツラレクマー「僕が脱ぐとでも?」

 

エージェント「後ろの新人に言ってるんだよ」

 

空井「あ、はい!」

 

如月「・・・それじゃあ入るぞ」

ガチャ

 

空井「・・・うわぁ・・・これは・・・うわぁ」

 

如月「バカ野郎、すぐ閉めろ、生き残りがいたら最悪外に出るぞ」

 

空井「あ、すみません」

ガチャ

 

如月「全く・・・」

 

ツラレクマー「そいじゃ、片付けと行くクマー、絶対に取り残しとかは残すなクマー、こいつらはさっきも説明したとおり生死関係なく体内に侵入してくるからなクマー」

 

空井「わ、わかりました・・・」

 

ツラレクマー「分かってるんならいいんだクマー」

 

空井「・・・しかし、この光景は・・・やっぱり異常、ですね、この大量の蝉の死体」

 

ツラレクマー「SCPなんてそんなもんだクマー、いちいち気にしてたらハゲるクマー」

 

空井「は、はい・・・」

 

如月「・・・お前らよそ見してないでちゃんと確認しろ、生きている個体がいるかもしれないだろ」

 

空井「あ、すみません・・・ちなみに生きている個体がいた場合は?」

 

如月「殺せ、これ以上研究用個体は必要ない」

 

空井「わかりました・・・」

ミーンミンミンミンミン

 

空井「ひぃ!?」

 

ツラレクマー「安心しろクマー、さっきのは外の普通の蝉のだクマー」

 

空井「そ、そうなんだ・・・良かったー・・・」

 

如月「・・・いや、これは・・・」

 

ツラレクマー「どうしたクマー?」

 

如月「若干通常のミンミンゼミとは違う気がする、SCP-831-JPの可能性があるため始末してくる」

 

ツラレクマー「うひゃー・・・相変わらずの化物スペッククマねー・・・、まあ僕らはここの掃除してるから頑張れクマー」

 

如月「行ってくる」

ガチャ、バタン

 

空井「・・・慣れてますねえ、如月さん」

 

ツラレクマー「基本君のいるサイトの連中あんな化物スペックばっかだクマー」

 

空井「え、マジっすか・・・」

 

ツラレクマー「マジだクマー、もしSCP財団内部で戦争が起こるんなら相手にしたくないサイトナンバー4ぐらいには入ってるクマー」

 

空井「それ褒められてるんですかね・・・」

 

ツラレクマー「しかし・・・こいつらも本当に謎クマねー」

 

空井「え?」

 

ツラレクマー「こいつら、全員雌なんだクマー、今まで雄は確認されたことがない」

 

空井「え、蝉って雄以外鳴かないんじゃないんですか?」

 

ツラレクマー「基本はそうだクマー、ただ、こいつらを取り込んだ被害者は蝉の鳴き声が聞こえる、もしかしてこいつらは体内で分裂でもして雄雌に分かれて子孫を作ってるのかもしれないクマねー」

 

空井「怖いこと言わないでくださいよ・・・」

 

ツラレクマー「ははは、すまんクマー、そんじゃ、片付けるクマよ、如月があの蝉を始末している間に」

 

空井「はい!」

 

ちなみにこのあと本当にあの蝉がSCP-831-JPでエージェントさんが誤ってSCP-831-JPび触れてしまってしまったのは別の話。




どうも、作者です、インセインをやっていたら裏切りたくなってきました。
さて、そんな話はともかく、今回はいまの季節は正に9月と潜んでいる夏という言葉にはぴったりかなということでこのSCPを選んでみました。

今回使用SCP、tale
空蝉 http://ja.scp-wiki.net/utsusemi831
SCP-831-JP 隠れ潜む夏 http://ja.scp-wiki.net/scp-831-jp

名前:ツラレクマー(本名不明)
セキュリティレベル:4

職務:サイト-81██の管理、所属職員の着ぐるみの手入れ

所在:サイト-81██、財団設備”気になる衣装大量クマー”

人物:サイト-81██のサイト管理者、姿以外の職務は至極全うで、姿さえまともであれば素晴らしい職員。
また、彼は財団内において、”気になる衣装大量クマー”を営業している、この店は主にコスプレ用品などが置いてあり、主に天王寺博士、三国技師が常連となっております。
彼はほかのサイトの人員なども把握しており、特に、同じ部隊に所属しているトラウマ課の人員には気を配っている。


SCPの紹介リクエストは随時活動報告にてお待ちしております、もちろん、本家、J、他の支部のSCP、未翻訳のSCP、taleでも構いません。
それでは皆さん、また次のお話で会いましょう、それでは、ノシ

前回あとがきでの使用SCP(毎回最初と最後にネタを挟むから考えてみると面白いかも知れない)
どんなSCPだったか忘れましたごめんなさい

触ると一瞬で人体タイムスリップ!
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