魔法科高校の月島さん(モドキ)   作:すしがわら

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今回は達也視点でのお話となっています。


※注意※
「独自解釈」「捏造設定」等が多々含まれます。ご注意ください。
あと、原作のルール的にはグレーっぽい部分もあります。ご了承ください。



月島さんが強いのは、月島さんのおかげ。


九校戦編-15:九校戦・六日目・(モドキ)

『九校戦』六日目、午後の競技が開始されてから幾何の時間が過ぎた。

 

新人戦・女子『アイス・ピラーズ・ブレイク』の、深雪と雫による決勝戦は深雪の勝利に終わり、深雪たちの応援に会場に来ていた第一高校の生徒たちのほとんどはそのまま男子『アイス・ピラーズ・ブレイク』の会場へと移動した。

 

 

遅れて俺と深雪が、さらに遅れて雫とほのかが新人戦・男子『アイス・ピラーズ・ブレイク』の会場の観覧席についた。

雫の目元にはわずかながら涙の後があるように見えたが、俺を含めたその場にいた誰もがそこには触れなかった。俺には縁のない話だが、同じ高校の相手とはいえ、全力で挑んで負けたとあれば何かしらの感情・衝動が刺激されるのだろう。

 

 

 

俺たちがいる付近の観覧席は、最前列に月島の中学の後輩の不良5人組(例の横断幕を持っている)、桐原先輩、そして壬生先輩を中心とした剣道部が。その後ろに俺と深雪、エリカ、レオ、幹比古、美月、ほのか、雫。そのまた後ろのあたりには何故か渡辺先輩、市原先輩、七草先輩、さらには月島の担当エンジニアであるはずの中条先輩まで一般の観覧席にいた。

 

第一高校(うち)の中心メンバーが本部にいなくていいのか少し心配になるが、そのあたりは生徒会副会長である服部先輩に任せているそうだ。……それもそれで心配ではある。

 

中条先輩のほうは、月島に「こんな誰もいない控え室とかじゃなくて、観覧席でワイワイキャッキャッと友達と観て楽しんできてください」と、半ば追い出されるような形でここにいるらしい。なお、中条先輩は「こんなに緊張してるのに、楽しんで観れるはずないじゃないですか~!」と涙目で震えていた。

 

…ついでに言うと、月島と個人的に交流があるという小早川先輩は渡辺先輩の隣にいるのだが……

予想外なのは、十文字会頭が最前列…それも不良5人組の隣に座っていることだ。最初見た時は俺も目を疑ったし、一緒にいた深雪も口をポカンと開けていた。…仲は良さそうである。

 

 

 

他にも観覧席には第一高校の制服を着た生徒の姿が見受けられるので、月島の応援の数は中々のものだった。

しかし、その顔色はあまり優れてはいない。理由はこれまでの決勝リーグでの試合だ。

 

 

俺と深雪が会場に着いた時にはまだ1試合目…月島と第九高校選手との試合の終盤だった。

相変わらずの「氷柱は2本しか守らない」という背水の陣に近い戦法を取っていて、月島は2本の氷柱を守りながら、時間をかけて相手の氷柱をチマチマと削っていた。そしてそのまま2本を守り切って月島は勝利した。

 

新たな氷柱の準備時間も兼ねた休憩時間が取られた後に、2試合目…一条将輝と第九高校選手との試合が始まった。雫とほのかが来たのはちょうどこの直前。

決着は一瞬だった。

一条の『爆裂』によって連鎖的に破壊される氷柱。第九高校選手は何かをする余裕も猶予も無く、ただ氷柱が破壊された時に起きた風から顔を守るべく腕を眼前に出すことしか出来ていなかった。

 

 

そんなふたつの試合があった後だ。当然、第一高校側には良い空気が流れているはずはない。

同じ一人の選手に対して、片や長期戦になりほとんどの氷柱を壊される選手、片や一瞬でケリをつけてしまう選手。そのあたりにいる第一高校でも第三高校でもない(他校の)生徒に問えば、10人中10人が「一条が勝つ」と答えるだろう。いや、もはや第一高校の生徒に聞いても同じ答えが帰ってくるのではないだろうか。

こんな状況の中で月島の勝利を疑っていないのは、月島の後輩不良5人組くらいだろう。

 

 

 

―――――――――

 

 

 

そしてついに、決勝リーグ3試合目、月島と一条の試合が始まった。

両者が自動でせりあがる床に乗ってそれぞれ自陣の櫓に現れる。

だが、その時点で会場内がざわめきに満たされた。

 

理由は月島だ。

 

これまで月島は第一高校の制服だったのだが、櫓の上にいる月島はワイシャツ、ズボン、それにサスペンダーをつけている。

 

……いや、服装(そこ)は原因ではない。確かに服装を変えてきたことには少しは驚かされるだろうが、色も一般的な白と黒で至って地味であり、驚かれるほど奇抜であったりはしない。

対戦相手の一条が「クリムゾン・プリンス」の異名に合う、金色の装飾が散りばめられた数世紀前のデザインの赤い軍服を着ているのと比べたら、月島の服装などただの普段着だろう。……本当に普段着じゃないだろうな?

 

 

…ならば何がこのざわめきの原因なのか。

それは、他でもない月島が手に持っている()()だ。

 

「お兄様、あれは…!」

 

「ああ…」

 

月島の右手にあるモノ。

目に付くのは、(ひも)のついた長方形の(つば)。そう、それは普段学校で月島が持ち歩いている刀型の()()()()()()()()だった。

 

 

会場に設置されている巨大モニターに『しばらくおまちください』と文字が表示されるとともに、「確認作業をする」という内容のアナウンスが流れる。

おそらくは選手が武装一体型のCADを持ちだしてきたのが初めてで、運営のほうも「えっ?アレってちゃんとレギュレーション審査に通ったのか?」「そもそもルール的に問題無いの?」等、色々と話しているのだろう。

 

そして、そういった議論は観覧席でも少なからず起こっている。もちろん、俺の周りでもだ。

 

 

「何考えてんだ?月島のヤツ」

 

「知らないわよ。ねぇ、武装一体型って違反になったりしないの?」

 

「使用CADの性能の上限以内に収まっていれば、特に問題無いはずだ」

 

エリカから来た質問に俺が簡潔に答えると、エリカは一応は納得した感じで…だが、釈然としていない様子で「ふーん」と頷いた。

すると、次はルールブックに目をやっていた幹比古と美月のうち、幹比古のほうが口を開いた。

 

「確かに、ルールブックには「武装一体型を使用してはいけない」等のことは書かれていないけど……櫓からフィールドに降りたりできないことを考えると、わざわざ武装一体型を使用するメリットはないんじゃないかな」

 

 

「そもそも、どうやって氷柱を破壊するおつもりなのでしょう?」

 

俺の隣に座る深雪の言葉に、後方の渡辺先輩と七草会長が同じく疑問を口にした。

 

「武装一体型に限らず、刀の形状の武器は接近戦を想定して使われるものだ。離れた場所にある相手の氷柱を倒さなければならない『アイス・ピラーズ・ブレイク』には、どう考えても適さないだろう」

 

「武装一体型も、元をたどれば特化型CADなわけだから、座標軸の固定とかは難しいけど、遠距離魔法が使えないわけじゃないし……」

 

頬に手を当てて息を吐いた七草会長。そして、七草会長はその隣に座っている中条先輩のほうへと顔を向けながら言った。

 

 

「ねぇ、あーちゃん。あのCADには何をイ…ンス……」

 

七草会長の言葉が止まった。それを不思議に思った全員が、七草会長と中条先輩のほうを向き……会長と同じく、声を詰まらせた。

顔面蒼白の中条先輩が、口をパクパクさせ、プルプル震え、涙目になって月島のほうを凝視していたからだ。

 

「あーちゃん!?どうしたの!?」

 

真っ先に回復した七草会長が、中条先輩の肩に手を置きゆする。すると、ハッっと覚醒した中条先輩が「う、うそだぁ~…!?」と弱々しく声を出した。つまりは月島の担当エンジニアであるはずの中条先輩にとっても、()()は予想外の出来事のようだ。

同じ考えにたどり着いたのであろう渡辺先輩が言う。

 

「…まさかとは思うが、中条はあのCADを触ってないのか!?」

 

「触りました…。でも……決勝リーグ前の空き時間に月島君が「競技用のCADの最終調整終わってしまいましたし、暇潰しにコレのチューニングしてみませんか?」って渡されて……「そういえば、触るの初めてだなー」なんて思いながらチョチョイとしただけで……」

 

「……つまり、あーちゃんは中身はあんまり憶えてないのね?」

 

「そ、そんなことは…!……『幻覚魔法』の起動式が入ってて「あっ、やっぱりソッチ系統なんだなー」って思って、他はロクに見てませんでしたけど……」

 

七草会長の言葉に、中条先輩も必死に思い出そうとするような仕草を見せながら言ったが、だんだんと言葉の力が無くなっていっていた。…つまりは、「よくわかっていない」ということのようだ。

 

 

…と、ここで新たな情報が別の人物の口から出てきた。

 

「私、月島君がアレを持ってデバイスチェックから出てくるのをたまたま見たんだが……それはつまり、レギュレーション自体には引っかからなかった、ということだろう?」

 

そう言ったのは、渡辺先輩の隣に座っている小早川先輩。俺はその言葉に少し情報を付け足す。

 

「大丈夫だと思いますよ。前に少しだけあのCADを見る機会があったんですが、その時の見た感じでは、アレは結構古いタイプのCADが元のようなので、「引っかからなかった」というのは事実でしょう」

 

「それでは、とりあえず試合をせずに失格になったりはしないのですね」

 

獲得ポイントの計算等を受け持っていた作戦スタッフの市原先輩が息をついた。表情には出ていなかったが、そのあたりはやはり気になっていたようだ。

 

 

 

しかし…だ。

違反ではないにしても、武装一体型は武装一体型だ。「そんなので大丈夫なの…?」という空気が漂っていた。

 

 

「だ、大丈夫です……!」

 

絞り出したような声を出したのは、ほのかだった。

 

「幻影は振動系の魔法……特化型CADには同系統の魔法しかインストールできませんから、逆に言えば、振動系ならば何でも入っている可能性があるんです…!そこに何か月島さんの作戦が……きっと大丈夫です!」

 

いたって明るく言っているほのかだが、それに賛同する生徒はいなかった。

それも当然だろう。並の相手ならまだしも『十師族』の一条が相手なのだから、正面からの勝負で小手先の小細工でどうにかなるものではないと、2試合目で見せつけられた後なのだから……。

 

 

 

 

 

そう、()()は。

 

 

「閃光の姐さん。そんな心配しなくていいっすよ。月島さんは負けませんから」

 

そう言ったのは不良…モヒカンだった。

他の不良たちも頷いている。

 

 

不良たちの隣にいる十文字会頭が、不良5人組にむかって口を開く。

 

「そこまで断言できるのは、何か理由があるのか?例えば……アイツが何をしようとしているのかがわかるのか?」

 

「わかりません!俺ら、魔法自体わかりませんから!」

 

ハキハキとそう言い放つモヒカン。

だが、一高メンバーは「まあ、そうだろうな」と聞いていた。不良5人組(かれら)は何があっても月島を信じ続けるヤツらなのだろうとわかっているからだ。

 

そう思われていることも知らないであろうモヒカンは、フィールドの櫓に立っている月島に目を向けたままハキハキと喋り続ける。そして、それに続くように他の不良たちも口を開いていく。

 

「月島さんはどんな時でも強いっす、最強っす」

 

「そうッス!その上、今の……あの格好をしてる月島さんは本気(マジ)ッス!」

 

「あの格好をした月島さんは、木刀で雲斬りましたから!本気の月島さんは最強を超えて無敵なんです。まさに敵ナシです!」

 

「たとえ太陽が西から東に動き出しても、世界が横に落ちていっても、空にもう一つの世界が見えたとしても……それでも、何があっても変わらない強さが月島さんなんです!」

 

「そんな月島さんを(あなど)るヤツらは、本気(マジ)の月島さんがデカいのぶちかますのを見て、顎を外すくらい大口開けることになります!」

 

 それぞれの口から出てくる言葉は様々だが、どの言葉からも「月島さんは負けない」という確信があるかのように信じて疑っていないことがわかる。

 

 

 俺は一人「なるほどな」と納得した。確かに月島(あいつ)の言っていた通り…だが、別の意味で「馬鹿らしい」。こんなに信じて疑わない馬鹿を見ていると、まるでこっちが馬鹿なんじゃないかと思えてきてしまう。

 

 俺は今更ながらある事を言うことにした。

 

 

「彼らの言うことはあながち間違いでは無いと思いますよ」

 

 俺の言葉に深雪を含め第一高校メンバーは驚いたような目でこちらを見てきた。それを確認して言葉を続ける。

 

「昼に月島と少し話したんですが、彼は負ける気があるようには思えませんでした。それに……美月」

 

「あ、はい!?」

 

 いきなり名前を呼ばれた美月は、ビクリと少し跳ねてこちらを見た。

 

「その時の月島からの伝言だ。「絶対に眼鏡は外さないように」とのことだ」

 

「へっ?眼鏡を……ですか?どうして…?」

 

「俺にもわからない……けれど、それは月島が「俺たちが知らないような何か」をするってことじゃないですか」

 

 途中から、美月だけではなく七草会長を含む他の第一高校メンバーへの言葉に変えて言う。皆、納得はできていないようだが「いったい何をするのか…」と、思考がそちらへと向いた。

 

 

 

「まさか、彼は…」

 

そんな中、幹比古が口を開きかけたところでアナウンスが入った。内容は「月島が持つCADが規則の範囲内であること」、「ちゃんと審査を通過したものであること」、「『アイス・ピラーズ・ブレイク』での武装一体型CADの使用は違反でも何でもないこと」だった。

 

そして、今から改めて決勝リーグ3試合目が開始されることとなった。

 

 

 

―――――――――

 

 

 

フィールド脇に立つ…下から赤、黄、青のランプ。下から順に光るこれの青が光った瞬間が試合開始の合図。

 

皆が様々な気持ちで見据える中、赤……そして黄が光り…。

 

 

 

青が音と共に光り、試合が開始された。

 

 

 

その瞬間、フィールドの……月島の陣地の最前列の氷柱の1本が粉々になった。

 

だがそれは()()()()()だった。それがわかったのは()ていたというのもあるが、一条の眉が動いたのがわかったからだ。

それに、氷柱が砕けたのとほぼ同時に、その付近から濃い(きり)のようなものが発生しだしたので、あれは1本の氷柱を犠牲に得た水分を使って熱量を操作する()()()の魔法。よって、発生させているのは月島だと察することが出来た。

 

……つまりこの時点で月島は、魔法の初速で『十師族』に勝ったことになる。

 

 

爆発するような音が()()響いた。おそらくは一条が開始直後に発動した魔法だろう。二度しかないのは、一足先に発動した魔法により一気に発生した霧のせいだろう。霧は一条の視界を遮る高さまで発生したため、魔法式の座標固定が上手くいかなくなり、展開を中断したのだろう。

 

月島が先手を取れたことで、一条の速攻は防がれた。だが、流石は一条といったところだろう。すぐに対応した。

 

 

偏倚解放(へんいかいほう)』。圧縮した空気を一方向へ解放しぶつける魔法。その破裂の衝撃を月島の陣地のほうへと飛ばすことにより、霧をかき消そうとした。

おそらくはこの霧がただの目くらましだけでなく、()()()()()のように水滴を一条側の氷柱に付着させるなりして次の一手に使われることを危惧したのかもしれない。この試合が始まる随分前には終わっていた試合なので、情報を手に入れ可能性として考えていてもおかしくは無い。

 

ここで『爆裂』を使わなかったのは、霧自体が細かい水滴の集まりであり『爆裂』の対象には出来るが自陣にも広がっているため、爆発が自陣に影響すると考えて別の魔法を使用したのではないだろうか。

……おそらく、正面からだった故に見えていなかったのだろう。霧が一番濃くなっているのが月島の周囲だということに。…見えていた所で、それが何を意味するか理解できるかはわからないが。

 

 

 

一条の目論見通りに、空気の炸裂により霧は晴れ、ついでとばかりにその余波で月島の氷柱にいくつかのヒビを入れた。

 

そして、氷柱を破壊すべく一条は正面に目を向け…………その目を見開き固まった。

 

見えたのだろう。霧を掃ったことにより……()()()()()()()()()()()姿()()

 

 

 

 

 

黒。

 

 

月島が切っ先を空へと向けている武装一体型(カタナ)は黒く染まり、衣服に至っては月島が部活の際に着ているような(はかま)に似たものになっている。違いは真っ黒なのと上半身は普段のよりも随分とスリムなことだろう。

 

この変化は何なのか。

その答えは月島の武装一体型(カタナ)(つば)部分に展開されている光学魔法の「減光」により生み出された『闇』……つまりはただの幻影。

 

 

だが、その溢れ出す『闇』は光って…輝いていた。闇なのに……だ。

 

 

ただの幻影なのだが……武装一体型(カタナ)から逆巻(さかま)(あふ)れ出ている『闇』からは幻影とは思えない圧が感じられる。

 

あの『闇』は確かに幻影だ。

だが、()で視てわかった。その内部で荒ぶっているのは高密度の想子(サイオン)霊子(プシオン)

……それは正に異様だった。

 

 

 

一条将輝が目を見開き固まったのは、時間にして言えば1秒にも満たない一瞬だった。

 

すぐに復活し、氷柱を破壊すべく『爆裂』を展開させだした一条将輝。

だが、それを待っていたのは……

 

 

振り下ろされる、膨れ上がった輝く『闇』だった。

 

 

 

月牙(げつが)天衝(てんしょう)…!!」

 

 

 

 

 

月島の声とともに放たれた『闇』は、フィールドも、氷柱も、『爆裂』の魔法式も……両者の櫓の間にあったものを全て飲み込みながら地面に叩きつけられた『闇』。

勢いの行き場を無くした『闇』は、跳ね返るようにして柱のごとく空へと上がった。

 

 

その名の通り、大地から生えた牙が天を()こうとでもいうかのように……。

 

 

 

『闇』が消えた時、氷柱は1()()()残っていなかった。

そう、()()()()だ。

 

 

『DRAW(引き分け)』

 

 

モニターに表示された結果に……そして先程の『闇』に、誰もが様々な意味で唖然とした。

 

 

そんな中でいつのも通りなのは……

 

「「「「「本気の月島さんの凄さには、氷柱程度じゃあついていけなかったっすね!」」」」」

 

…と、はしゃぐ不良5人組と……、いつの間にかワイシャツサスペンダーに戻って、いつもの微笑みを浮かべている月島くらいだろう。

 

 

 

 

…なお、俺が初めて口にできた言葉は……

 

「確かに似合わないな…」

 

…という、魔法名(?)を言いながらCADを振り下ろしていた月島の姿への感想だった。

 


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