これはハッピーエンドかな?バッドエンドかな?
見る人によって不快感を催す可能性があります。
見苦しい落書きですが宜しければご覧ください。
例としてNARUTOを出した
文章がおかしい、句読点が変
作者様アンチ・ヘイトと思われるかもしれない
以上が不快に思ってしまう方はブラウザバックしてください。
筆者は俺TUEEEEE大好きです、俺YOEEEEEも好きです。
「俺をNARUTOの世界に転生してくれ!」
そう懇願する少年を無言で見つめる老人。
今まで何人も不慮の事故で無くなった少年少女を異世界やその当人の周囲で流行っていた創作物の世界へ転生させてきた、これが物語の序章であり読者が存在していたなら、誰も気づくであろう老人の正体……。
そう神である。
そして他称神の老人は今回も一人の少年を異世界へと送り込む。
理由など神にはない。強いて挙げるならば、天寿を全うできなかったから、不慮の事故という逃れられぬ出来事を多少なりとも不憫に思ったから。それくらいだろうか。
神にとってこれは暇つぶしでもなければ仕事でもない。神は何もない時間を暇と感じる感情など持ち合わせていない、神に仕事を与えられるようなもっと上位のモノなど存在しない。なぜならそれが神だから。
それがこの少年が抱く神の妄想である。だがそれを存在が気づくことはできない、既に死んでいるのだから。
そして少年は向かう、自らの想像できる世界に、自らという特別が入り込むことで変化するであろう物語の行く末を見るために。
「俺の願う能力は、九尾の力に輪廻眼!そしてNARUTOの世界に存在する技術を全てデメリットなく利用できる強靭な肉体!あとは……原作に登場した女性キャラクターは俺のことが好きになること!」
なんの違和感も感じることなく少年は要求を突き付ける。仮にその世界の住人が聞けば、ある者は羨み、ある者は妬み、ある者は怒りを感じる如何にも理不尽で横暴で自分勝手な所謂チートを。
勿論少年はそれが全て叶うと、決して神に拒絶などされる筈がないと、できる筈がないと思い込んでいる。何故なら少年の中では、この日常ではありえない超常の出来事に遭遇した自分は特別で、生前この手の二次創作や一次創作を読み漁っていて、大なり小なり違いはあるが大半のオリ主と呼ばれる主人公は自らの有利になるように、都合のいいように学び、遊び、キャラクター達と愛を育んでいたからだ。だからこそ少年は自らもそのオリ主になることができると何も疑わない。
この時目の前の神が、もしくは生前の彼の友人が存在していて、彼を諫めることができたら彼は救われていただろう。それは違うと、そんなご都合主義で完成した物語を捻じ曲げられる筈がないと言ってくれていれば、彼はまだ生きることを許されただろう。
だがもう遅い、異世界への扉は開いてしまったのだから。彼が踏み出す一歩、それは果たして楽園の一歩かはたまた地獄へと向かうものか……。それはもう誰にもわからない、彼の想像の神にも彼自身にも、物語のキャラクター達でさえも……。
◇◇◇
静まり返る病院で心停止を告げる一定の音程、音量で鳴り響く心電図の無機質な音。
その瞬間堪えていたであろう感情が決壊しはてもなく流れる涙とともに泣き崩れる親族らしき女性。
「○○月◆日△時☆分、死亡を確認しました」
慣れてしまっているのか、感情を殺しているのか。同じくまるで機械のように無機質に告げる医者の声。
無理もないだろう、目の前で横たわっている少年は学校から帰宅途中、信号無視して突っ込んできたトラックに跳ねられ、そして死んでしまったのだから。まだ二十歳にも満たない。前途有望な少年が、だ。
その物言わぬ骸となってしまった少年の表情は安らかに眠っているようでるようにも見える、がただならぬ悲哀を感じるのだ。それはもう死んでしまったからなのかどうかわからない、長年こうして多くの人を看取ってきた自分にはもうわからない。だから、そう。自らの仕事仲間にはこんな思いをさせてはならない、そして目の前で泣き崩れる母親らしき女性の悲しみを少しでも軽くできるよう、精一杯の手助けをしよう。
そうだ、少年は旅立ったのだ。今のような薄汚れた大人の蔓延る世の中から。少年が楽しく、幸せに暮らせる優しい世界へと……。
病院での実際の所作?はわかりません、ちょっと調べて書いただけです、間違ってたらすみません。
お医者様の気持ちもわかりません主観です。
お読みくださりありがとうございます。