⦅月曜日⦆
クラス代表決定戦当日、試合はトーナメント形式で行われることになり、第一試合はキシナミとハクノによる試合となった。カタパルトデッキも別で一夏と箒に割り振られたデッキは
東、岸波白野は北、岸波白乃は南、セシリアが西のデッキを使用することとなった。そして、試合開始時間となり北と南から二機のISが飛び出した。
片方は深紅のIS、片方は真朱のIS、二つの赤はアリーナ内を旋回し互いにゆっくり高度と速度を落とし、定位置に到達した二機は互いに武装を取り出した。片方は捻じれた様な背丈ほどある異様の大剣を、片方は白と黒の双剣を。そんな両者の頭の中には互いのMatrixが浮かび上がる
CLASS:セイバー
CLASS:アーチャー
「白野、今の私たちの模擬戦での戦績ってどうだったっけ?」
マスター:岸波白乃
マスター:岸波白野
「正確には覚えてないけど・・・結局、同数で引き分けだったはず」
真名:ネロ・クラウディウス
真名:無銘
「そっか。それじゃぁ、今日は勝ったほうがプレミヤムロールケーキ3本ってことで」
宝具
宝具
「わかった。
その声が開幕の合図のごとく二つの赤は正面から斬り結ぶ。
「はぁぁぁぁああ!」
「ぐっ・・・っふん!」
片や烈火の如く攻め立て、片やその猛攻を片方の剣でいなし、もう片方で相手の隙を攻める。相手はそれを躱し攻め互いに削りあう。
〚セイバーエネルギー残量:700→620〛
〚アーチャーエネルギー残量:680→590〛
二人の剣戟は十合、二十合と続き、不意な岸波の突き上げに白乃は大きく上半身をそらし態勢を整えるためスラスター吹かし後方に下がる。それに追い討ちをかけるように双剣を投擲しる。二振りは放物線を描き白乃に迫る
「っく、ッセイ!」
白乃は飛来する二刀を打ち落とし、上から振り下ろされる二線の斬撃を防ごうとするが、絶妙なタイミングで放たれた一撃をとっさの防御で防ぎきれるはずもなく、ガードを崩され、
「
「(しまった!)」
叩き込む!」
貫かれる
〚セイバーエネルギー残量:620→500〛
「ぬぅ、なめるな!」
白乃は横薙ぎに剣を振るうが、今度は岸波自らから離れ空に飛び上がった。
その手には既に双剣はなく、代わりに漆黒の機械的な弓と一本の歪な矢が握られていた
「喰らいつけ、
その音速を軽く超えた赤き光弾は白乃の一振りによって打ち払われたが、フルンディングの"弾かれようと射手が健在かつ狙い続ける限り標的を襲い続ける,,機能によって魔弾と化したそれは何度も白乃に襲い掛かり弾かれるがセイバーのエネルギーを削ってゆく
〚セイバーエネルギー残量:500→440→380→320〛
4度目の打ち払いによってようやく砕けたがこの攻撃の間に岸波がなにもしていない筈はなく次の矢を番えていた。その形状はドリルのような螺旋を描いた異形の矢。白乃はそれを知っている。それの持つ名も、特性も・・・。凌ぐには躱すしかない。しかし、今の今まで魔弾の相手をしていた自分にもう猶予はない。そして、紡がれて欲しくない言葉が聞こえた
「
そしてアリーナは閃光と大地を揺らす程の轟音に包まれた
岸波の頭の中でアーチャーが語り掛ける
≪マスター≫
観客席にいる生徒たちは誰もが思っただろう。【決まった】と
≪どうやら≫
だが、結果は……
≪失敗したようだ≫
土煙に覆われたアリーナの中心で黄金に輝く光があった。そして突如煙がはれそこに現れたのは先ほどの攻撃などものともしていないかのように立つ美しき深紅ISがいた。
「
岸波の口からボソッと言葉が漏れた
〚セイバーエネルギー残量:0→270〛
「うん、そうだよ。次は・・・こっちの番!“天幕よ、落ちよ!”」
ッハ!っとしたように岸波は弓を破棄し双剣に切り替え防御の構えをとる
「
「っぐぅ!!」
防御したとはいえど完全に防ぎきれるものではなくダメージを受ける
〚アーチャーエネルギー残量:590→440〛
「まだまだ!
先ほどの攻撃の威力を殺しきれず硬直している岸波に追撃を仕掛ける
「簡単にはやらせない
「
「ぐぁ!!」
〚アーチャーエネルギー残量:460→270〛
紡がれた三撃はアーチャーに大ダメージを与え、今度はアーチャーが地に落ちるがすぐに体勢を立て直す
「あちゃぁ、耐えちゃったか・・・」
「
「うん、確かにそうだ。」
≪まだまだ、欲の味は薄いがそれもまた一つの物欲よ。お前たちには愉悦を教えねばならぬゆえな、欲など大いにはれ、我が許す!励めよ雑種≫
≪あなたが教える愉悦なんて碌なもんじゃないですか。ここは、わたくしが手取り足取り――――≫
≪プレミヤムロールケーキを食べているときの奏者たちはかわいいゆえな、だが今の余は同じ奏者とはいえ、
≪まったく、君たちは小さい子供かね?これがクラス代表決定戦だということを忘れていないだろうな?・・・・・だがまぁ、こういうのも悪くわないか。マスター、炉心は励起状態に入っている。錬鉄の真髄、お見せしようか≫
_______________________________________
~白野【視点】~
「アーチャー、音声認識、
『
紡がれる言葉はアーチャーの生涯を表した言葉
『
一節紡ぐごとに不規則に剣が投影されていく
『
彼の人生を夢で見た
『
彼の人生を語り聞いた
『
その人生は後悔で満ちていたのだろう
『
だが、彼はこうも言った“あれはあれでいい人生だったと”
『
ならば、今見ているすべての人に語り見せよう。生涯、正義の味方であった英雄の神髄を・・・
『So as I pray,』
_______________________________________
~白乃【視点】~
「いくよセイバー、音声認識、
『
本名、ネロ・クラウディウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクス。
帝政ローマの第5代皇帝。
『我が才を見よ!万雷の喝采を聞け!』
その生涯は謀略と毒とに彩られた悪名高き暴君。
『インペリウムの誉れをここに!』
その正体は人の業を持ったまま、人の業を愛した少女だった
『咲き誇る花のごとく……』
これより招き誘うは、生前、彼女がローマに建設した劇場を立体映像ホログラムとナノマシンによって形成・再現したもの。
それは、ネロのネロによるネロのための絶対皇帝圏
『開け!』
_______________________________________
『
『黄金の劇場よ!』
炎と
「へぇー、こんな風になるんだ」
≪マスター、本来の固有結界同士ならこのように混ざり合うことはないので覚えておくように。だが、セイバーの宝具は厳密には固有結界ではないらしい。≫
≪なんとも無粋よな・・・いや、これはこれで良き演目が浮かびそうな・・・う、頭痛が・・・≫
「観客席のみんなも戸惑ってるし、白乃、そろそろ終わらせよう。」
「うん、お互いに最後の一撃」
「謳え―――――」
白乃はその紅の大剣をもって凄まじい速度で岸波に迫る
「“この光は永久に届かぬ王の剣”」
岸波の手に光自身が剣の形を成した様な黄金の一振りが握られる
「
「
―――――
―――――
余りの光量に観客席にいる生徒たちは思わず目を覆う。そして光が収まり、黄金劇場は元のアリーナに戻っていた。そして生徒たちは急いで結果を知るため試合場を見るが土煙に覆われ見えない。そのため上のディスプレイに目を向けるとそこには
「あっちゃー、また引き分けだ・・・賭けの内容はどうする?白乃」
「う~ん、一本ずつ買って、交換しようか」
「わかった。そうしよう。お疲れさま、アーチャー」
≪いやなに、引き分けという結果だったが、なかなか奮闘したじゃないかマスター。だが、これで満足するなよ?私たちには使命があるのだからな≫
「お疲れ、セイバー」
≪うむ、結果は気に食わぬが余は楽しかったぞ奏者よ≫
そして二人は観客席からの拍手にちょっと照れながらカタパルトデッキに戻っていき、一夏たちがいる控室へ急いだ
次の対戦カードは
セシリア・オルコット VS 織斑一夏
to be continued
戦闘描写難しすぎワロエナイ
いや、ほんとムリ、ガチで泣きそう。他の作者さんうますぎて心折れる。(私の勉強不足なんですけどね)
さて、まだわたしのPSPは復活してないけど、次の購入はエクステラと同日に中古で買いなおす。と決意を新たにし、今後も更新不定期だけど頑張る
お目汚しですがこれからもよろしくお願いします
それではまたお会いしましょうノシ