また、スプラトゥーンを元にしていますが、一部ゲームと違う点がありますので、この小説を攻略本として使わないでください。
イット とてつもなく強いが他のイカにない「好奇心」を持っている。
ワカメ イットの前に現れた謎の女の子。
アタリメ司令 イットをタコツボバレーに呼んだ張本人。大ナワバリバトルの立役者(自称)
その他もろもろ
能力紹介
イカや一部のタコは自分のインクに潜れる。壁なんかも登れ、イカ・タコ状態だと金網を抜けられる。インクを吹き出して高い位置まで飛ぶスーパージャンプも可能
OPENING
人類は死に絶え イカは進化した
平和だったはずの今日に荒波が立ち始める。
(最もイカたちはそれを気にしていない様だが…)
人類時間 14015年5月28日
街のシンボル オオデンチナマズが 突如消えたのだ。
唯一気になったのは、イットただ1杯だけだった。
何にでも興味をもつイットは、みんなから変人扱いされていた。
しかしながらバトルの腕前は良く、今でもランク50、ウデマエS+99である。
今回もへんな理論をたて、みんなを困らせていた。
しかし、誰も気づかなかった。その理論の一つ、「タコの復讐」が合っていることに…
第1章 タコの復讐とそれに立ち向かうイカ
「今日もいっぱい勝ったな。」夜のイカスツリーを見ながらイットがつぶやいた。
今日の最終バトルも終わり、帰ろうとするイットが振り向いた。
何者からの視線を感じたのだ。
幸いにもみんなは視線を感じていないようで、もう米粒のようになっていた。
マンホールの中から感じた視線は、イットが振り向くと、マンホールの落ちる音と共に消えていた。
―この中に、誰かいる。
そう思ったイットは、マンホールの中に入ることに決めた。
普通ならイカは汚れると思って入らないのだが、好奇心旺盛なイットは、入ってしまった。
タコの秘密基地 通称タコツボバレーに…
「ここは…?」気がつくと、マンホールの上に横たわっていた。
しかし、そこはハイカラシティではなく、謎の場所だった。
「気がついたかね。」老人の声がした。
突然頭の上で聞こえたので、びっくりしたイットは、飛び上がってしまった。
「だ、誰だよ、爺さん。」
老人はだいぶやせ細っていて、イットには、100歳ぐらいのおじいちゃんに見えた。
「まったくもう、最近のワカモノはワシも知らんのか。」
そういいながら老人は帽子をなおし、こう言った。
「わしは、アタリメ司令じゃ。オヌシも1度は聞いたことがあるじゃろ。」
「いや、知らん。」
「……」
しばらく2人の間を気まずい空気が流れたあと、急にアタリメ司令が話し始めた。
「大ナワバリバトルのことは知っとるか?」
「ええ、まあ、本で調べた時に出てきました。」
「その本にわしは出てこなかったのか?」
「はい、どこにも。」
また、気まずい空気が2人の間を通り抜けた。
しばらくして、アタリメ司令が話し始めた。
「いちおう言っておくが、大ナワバリバトルはイカとタコの全面戦争じゃ。
その時ワシは伝説の司令官として有名になったもんじゃ。」
―嘘だろ、どうせ。
「それで?」
「それで、助けて欲しいんじゃ!」
「へ?」
「だからタコたちとの戦いを助けて欲しいんじゃ!」
「協力してくれるかね?」
―いやどうしてそうなる!?
「……だまっとるっちゅうことはYESちゅうことじゃな。」
本当はよく分からなくて固まっているだけなのだが、アタリメ司令は気にしていないようで、話を続けた。
「よし、オヌシを〔NEW!カラストンビ部隊〕の3号と名づけよう!」
「いや、あの、ちょっと。」
「このヒーロースーツを着ていけ!タコたちのインクから守ってくれるぞ!」
「ち、ちょっと。」
「さあ、タコたちの秘密基地へ、いくんじゃ~!」
「…」
―いくしかなさそうだな…
正直イットも普通の戦いに飽きてきていた。
負けることのない戦い。足を引っ張られる仲間。
そして今、NEW!カラストンビ部隊に3号が誕生した。
~イットがステージを終わるのが速すぎたため、ここから先はダイジェストになります~
エリア1 ボス あらぶる くちびる タコツボックス
〔アタリメ〕 3号、油断するなよ、何しろボスだからな。(太字は無線のつもりです。)
「わかってるって。」
イットがたどり着いたのは、円形のホールだった。そして、奥に巨大な立方体があった。
―何だろう?
イットが近づくとその立方体が揺れだした。
そして立方体は飛び上がって気持ち悪いその顔を見せた。
それこそがタコツボックスだったのだ。
タコツボックスはこちらを見つけると、すごい高さまで飛んで、こっちにその巨体でプレスしてきた。
〔アタリメ〕 危ない!3号!
アタリメ司令が注意する前にイットは逃げていた。
―あんなの食らったら抵抗すら出来ずに死んでしまう。どうにかして倒せないものか…
そんな矢先にアタリメ司令からの無線がきた。タコ足が弱点じゃ!そこを攻撃せい!
見るとプレスしてきたタコツボックスの上にタコ足が生えてきていた。
そして起き上がった時に引っ込んでしまった。
イットは全て理解した。
―プレスしてきて地面につっぷしている時しかタコ足は出てこない。なら、つっぷしている間にインクを塗って上る。それしか考えられない。
そんなことを考えている間にタコツボックスはもう飛び上がっていた。
イットは素早くよけて、巨体にインクを塗って上っていった。そしてタコ足を破壊した。
そしてすぐ逃げた。「やったか?」イットが振り向くと、タコツボックスはまだぴんぴんしているようで、側面のパネルが剥がれた。
「まだなのか?」イットはまた同じように上りタコ足を破壊した。
「こんどこそどうだ?」しかし予想は外れ、後ろから新たなタコ足が出てきた。
そして側面のパネルが動き出した。
イットはもう何も喋らずにタコ足を破壊しようとインクを塗って上ろうとした。
しかし残念ながらその前にタコツボックスが立ち上がってしまった。
―!こいつ、立ち上がる速度がどんどん早くなっていってる!
〔アタリメ〕 3号、一旦インクを塗ってからそのあとのぼったらどうじゃ?
―そうか、その手があったか!
そしてプレス攻撃をよけたイットは、さきに塗ってあったインクを上り、タコ足を破壊した。そして立ち上がるタコツボックスから逃げようとスーパージャンプで地に足をつけた。
だがタコツボックスは立ち上がる気配がなかった。そして足が高速で回り、電撃が走った。
そしてついに、大爆発した。
「やっと終わったか…」イットは今までにない達成感を感じていた。と同時にもっとこの達成感を感じたくなった。
エリア2 ボス ヤバし ヘソ出し タコツボドラム
早速ボスステージについたイットは、中央に大きなドラムがあるのを視界にとらえた。
そして近づくときしむ音とともにそのドラムが回り、目がかっと見開いた。タコツボドラムが起動したのだ。
そしてでべそのように吸盤が飛び出した。
「こいつは弱点が分かりやすいな。」
そう言いながらイットは素早く吸盤に近づき破壊した。すると目を回し上にタコ足が飛び出した。イットはインクを塗って上に上がり、タコ足を破壊した。そしてスーパージャンプして逃げた。そしてタコツボドラムの方を見ると、新たなタコ足が出てきていた。
そしてでべそも2つ、新しく飛び出した。
「同じことをすればいいのか。」
そう言うとイットは素早く前のでべそを破壊した。そして後ろに回り込もうとした時、
タコツボドラムが攻撃してきた。鼻から巨大な紫色のボールを出してそれを小さな足で蹴ったのだった。蹴られたボールは分裂してイットの方に直線に転がっていった。イットはそれをいともたやすくよけて後ろのでべそを破壊した。そして出てきたタコ足を破壊した。
そのあと同じように逃げ、タコツボドラムを見た。新たなタコ足がでて、吸盤も4つに増えていた。同じように4つの吸盤を破壊し、そのあとに出てきたタコ足を破壊したあと、
タコツボドラムの様子がおかしくなった。目を回しながら膨張し、黄色い光が隙間から漏れ出し、ついに大爆発した。イットは静かに心臓の音を聞いてみた。まだ心臓の音は早くなったまんまだった。イットはまだこんなドキドキが感じられるなんて思っていなかった。もっとここにいたい!そう思えていた。
エリア3 転がる ハマる タコツボール
イットがたどり着いたのは円形のボスステージだった。そしていつものように真ん中に黒い球体があった。イットがそれに近づくと、球体が唐突に回転し始めた。そして外側のレールに突っ込んでレールの上に乗っかると、大きく大きな口で咆哮を上げた。それこそがタコツボールだったのだ。タコツボールはゆっくりレールにそって回り始めた。
―なんだ?こいつ。弱点らしいものがないぞ?
そう思いながらタコツボールを見ていると、何やら急に止まって横向きになった。そしてイットの方に突っ込んできた。「あぶねっ」イットはかろうじて避けたが、タコツボールは疲れた様子もなく、またレールに乗って回り始めた。
―くそう、どうすれば倒せるんだ?
〔アタリメ〕 3号、とにかくインクを塗っておくんじゃ。インクはわしらの命のみなもとじゃからな。
他にすることもなかったので、とりあえずアタリメ司令の言う通りにイットはインクを塗っておくことにした。そして案の定、塗ってるあいだにまたタコツボールが突進してきた。しかし、インクを塗ってあるところに入ったとたん様子が変わった。スピードが遅くなり、
さらには沈んでしまった。そしてタコ足が飛び出した。
「なるほど、そういうことね。」
つぶやきながらイットはタコ足を破壊した。
悲しそうな声を上げた後、タコツボールが高速回転し始めて、インクの海を抜け出した。咆哮をあげ、その後またレールの上を走り始めた。そしてステージの一部が回転しはじめた。イットは同じようにインクを塗って沈めた。そしてタコ足を破壊した。
そしてもう一度同じようにやり、タコ足を合計で三個破壊した。その時だった。あり得ないほど高速で回転し始めて急に大爆発した。
イットがタコツボバレーに帰って来たら、無線がきた。
〔アタリメ〕おお3号。よくがんばった。何しろボスを三匹も倒したんじゃからな!今日は宴じゃ!わし特製のオハギパーティーじゃ!
〔???〕ギギ、あたりめ、ミツケタ。
〔アタリメ〕な、なんじゃ?う、うわー!た、たすけてくれー!や、やめんかー!
「え!?じいさん?じいさーん!」
慌てるイットを陰から見ている人影があった。「! だれだ!」
しかし振り返ったイットの前には誰もいなかった。まるでイットをあざわらうかのように…
幕間1
路地裏で1人さみしく寝ているウニがいた。
名前をダウニーと言う。
普段はイカのギアを取り寄せたりして商売をしている。(但しかなりの高額)
そんな彼が今回の事件の被害者である。
静かに寝ていた彼は近づいてくる人影に気づかなかった。
「オキロ。」
「ん?」
「オマエニタノミタイコトガアル。」
「なに?」
「いかノカミトミミガカクレルぎあヲ1ツ。」
「それと?」
「ソレニアッタふくトくつヲクレ」「かねナラアル。」
「じゃあ明日、この時刻に。」
月が銀色に光ったある日の夜の話…
第二章 イカが助けを呼び、タコが潜入した
ここはタコツボバレーの奥深く。
薄暗い中で2人が話していた。
「デハコレヲキテいかノイルマチヘセンニュウスレバイイノデスカ?」
「ソウダ。いっとトカイウいかモチョウサシテキテホシイ。」
「ワカリマシタ。ショウグン。」
「タノンダゾ、わかめ…」
アタリメ司令がさらわれてから一週間が過ぎた。
あれからイットはやる気をなくし、ガチマッチに打ち込む日々が続いた。
しかし、ある事件が起きた。イットにとって事件であり、その周りを取り囲むイカたちにも事件だった。
イットが、負けたのだ。
そう。ランク50、ウデマエS+99の負け知らずのイットが。
イットは敵を見て驚いた。なんと敵チームにまだランク15のひよっこがいたのだ。
戦績を見てみるとイットはそのボンボンニットを被ったワカメとか言う女の子に何度もやられていた。
イットはくやしかった。負けたのがランク15のひよっこだったのだ。
しばらくして落ち着いたイットはその後ワカメに連絡先を聞き、一緒に話したり戦ったりと、親しい関係を築き上げていった。
一週間前……
―ドウシテ!ドウシテ!ナンデワタシガ!アンナヤツラニ!
まだワカメがナワバリバトルに入ったすぐの事だった。ルールは把握していたのだが、あまりに味方が攻めすぎて敵に裏どりされていたのだ。
分かってると思うがワカメはタコ陣営のスパイである。
ワカメはヒト型とタコ型を切り替えて戦うタコの中で優秀なタコゾネスの中でも階級が高いデラタコゾネスである。
―ダメダ。イマアバレタラショウタイガバレテシマウ。オチツカナケレバ。
しかし心の中は悔しい気持ちでいっぱいだった。
それから5日でランク10になり、(元々戦闘能力は高い。)ガチマッチでイットを探していたのである。
そして現在。イットは見事に彼女の策略にはまり、今一緒に戦っているのであった。
そんなある日。頼まれていた情報が全て集まった。
しかしワカメはすぐに帰る気持ちになれなかった。
しばらくアパートで1人悩んでいた。
―ドウシテコンナキモチニナルノ?ナンデイツモミタイニスグキメラレナイノ?
何でこんな気持ちなのかワカメは分からくって、いつまでも悩み続けた。
その気持ちの中に淡い恋心があったことに、ワカメは気づかなかった。
3日後……
ワカメが路地裏にイットを呼び出した。
「なに?」
「あのね、ちょっと実家に帰らなきゃいけなくなったの。」
「それで?」
「しばらく会えなくなるから、報告しておこうかなと…」
そう言ってワカメは笑った。
「そうなんだ。またここに帰ってきてね。」
そう言うとイットも笑った。
そして帰ろうとイットは路地裏を出ようとした。
「まって。」
ワカメが言った。
「最後に1つだけ。」
「あなたはタコとでも友達になれると思うの?」
「うーん……なれるとおもうよ。心が通じ合えばだれとでも友達になれると思うよ!」
その言葉を聞くと何か決意したようにうなずき、ボンボンニットを外した。
「お、おまえ!?」
イットはワカメの本当の姿に驚いた。
「た、タコだったのか!?」
「ソウ。イママデダマシテイテゴメン。デモ、」
「でも?」
「アナタトアエテヨカッタ。マタ、トモダチトシテアオウネ。」
そう言うとワカメは消えてしまった。それからずっと探してもワカメは見つからなかった。
イットがタコツボバレーに行こうと思ったのはワカメが消えてから1週間後だった。
第3章 イカが戦前復帰し、タコ最終兵器の出撃準備が整う
「やっぱ誰もいないか…」
ここはタコツボバレー。
独り言を言ったイットはため息をついた。
〔???〕 やっほー!3号!げんき~?
突然無線から聞こえた大声にイットは尻餅をついてしまった。
「な、なんだよ?」
〔???〕 こらこら、1号。3号が驚いてるやんけ。て言うか何でそんなにハイテンションなんや。
〔???〕 ごめんごめん。やっと3号と話せると思うと夜も眠れなくてさー。なんかすっごいんでしょ!チョーイカしてるイカメンなんでしょー!
〔???〕 いや言いたいことはわかるけどさー。とりま自己紹介やろ。
〔1号〕 あーそうだね!私は〔NEW!カラストンビ部隊〕の1号だよー!
〔2号〕 私は2号やでー。これからサポートしていくことになったから、イカ、よろしくー
そこで通信は唐突に切れた。
「………やるか。」
~またまたダイジェスト~
エリア4 行き場なき キバ タコツボファング
「あれ、真ん中に何もない?」
イットは円形で周りに三つの小さな円があるボスステージにいた。
〔2号〕 油断したらだめやよ。何か仕掛けがあるとおもうで。
するとそれが聞こえていたのか1個の小さな円にトラバサミが浮かび上がった。
そして急に可愛らしい目を持ったアナゴのような生物が飛び上がった。
おそらくあれがタコツボファングだろう。
〔1号〕 わ!なんだあれ!かわいい~
〔2号〕 見とれてる場合か!3号、あいつの武器はあの歯や!
「わかった!」
そうこうしてる内にタコツボファングは何やら地面に潜ってイットに近づいていた。
そしてトラバサミをイットの足元に出した。
「おわっと!」
イットは素早く歯をこわし、脱出した。そしてタコツボファングはさっきイットがいた場所に噛みついた。
「あぶねーっ!」
そして歯をこっちに見せびらかしてきた。
―そうだ!あの歯が弱点のはず!
そう思って、イットは全ての歯を壊した。
しかし全く効いている様子はなく、また噛みつき攻撃をしてきた。
「くそ!いったいどうすれば…」
しかし見せびらかしている時に歯で隠されていた穴が姿を現した。
―あれが弱点なのか?
そう思って、インクショットを入れた。
それでも効いている様子はなかった。
〔2号〕 3号!ショットがダメならボムや!
―そうか!
イットはボムを投げ入れた。
そして口の中に入ったボムは、タコツボファングの腹の中で爆発した。
タコツボファングは悶えながらしぼみ、口の中にあったあの穴からタコ足が飛び出した。
「1丁あがり!」そう言いながらイットはタコ足を破壊した。
しかしここからがこれまでとは違った。
タコツボファングのタコ足を1回破壊しただけでタコツボファングは爆発してしまった。
〔2号〕 あれ?
〔1号〕 どうしたの?
〔2号〕 いや、いつもより早いなーって
〔1号〕 早く終わってよかったじゃん。
〔2号〕 うーん……
イットはその原因を何となく分かっていたがあえて何も言わなかった。
一方その様子を監視カメラで見ていた人物がいた。
「ナゼダ!」
「ナゼぷろぐらむドウリニウゴカナイ!」
「ダイタイナゼイッカイデバクハツシタノダ!サンカイタエルヨウニセッケイシタハズダゾ!」
人影ははっと何かを思い出した。
「アイツ、マサカ…」
「ショウグン、‘あれ,ノヨウイガデキマシタ。」
「コンドハワタシガカクニンシテクル。」
「リョウカイシマシタ。」
幕間2
~タコツボバレー最深部 ガレージ~
何やら大きなマシンを操作している人影があった。
ワカメである。
しかしワカメはやってきた男の一声でそれをやめた。
「ヤハリオマエカ、わかめ。」
「……モウシワケゴザイマセン。」
ワカメは男にマシンから降りて頭を下げた。
「セッカクキタイシテイタノニ……………ダガイマハユルソウ。」
「エッ?」
「ワタシモソロソロシュツゲキシナケレバナラナクナリソウダカラナ、ソノトキニハウシロニノッテツミヲツグナエ、ソウシタラユルシテヤル。」
「……ハイ、ショウグン…」
〔イカ側〕
「あのさー」
「なんね?」
「3号ってさー」
「うん」
「なんか隠してない?」
「たしかにそうかもな……またいつか聞けばいいじゃん。」
「たしかにそーだね…」
第4章 イカが戦い、それを見ていたタコが何かを決意する
「ラスボスってとこか…」
イットはタコツボバレー上空を飛行するUFOの上でつぶやいた。
〔1号〕 そんな緊張しなくても!どーせ3号だったら一ひねりだよー!
〔2号〕 そううまくいくかなー?
「じいさん。今助けに行くからな。」
そう言ってイットは最終ステージに向かった。
「明らかに今までと違うな…」
イットの言うとおり、一直線にステージがのび、さらに上のほうにも同じようにステージがあった。ざっとここもいれて3個ほどある。
そして何よりも…
「じいさん!」
上のほうにある球体の上でアタリメ司令が棒にくくりつけられていた!
「3号!これは敵の罠じゃ!くるのではない!」
〔1号〕 そんなこといったって…
〔2号〕 くるでしょ、フツー
〔1号〕 3号!目の前にオオデンチナマズ発見!
「あ、すっかり忘れてた。」
〔2号〕 ん?なんや?あの光は?
「え?」
そうイットが言った瞬間、オオデンチナマズは上に吸い寄せられ、頭が引っかかってからバカでかいマシンに取り込まれた。
その時、マシンが輝きだし、下に降り、両端の球体からこぶしが出てきた。
そして中にいたタコの親玉のようなやつが言った。
「ギギ、なわばり、トリカエス!」
「3号!アイツの名前はDJタコワサ将軍じゃ!」
「分かった!さっさとアイツブッ倒してオオデンチナマズ取り返そう!」
しかしDJタコワサ将軍をもう一度見た時、イットがあることに気がついた。
「ワカメ!」
タコワサ将軍の後ろにワカメがうつむきがちにいたのだ。
〔2号〕 ワカメ?
〔1号〕 それってだれ?
「あー、えっと、その…」
「ワシノコトヲワスレルデナイ!」
そう言うとタコワサ将軍はミサイルをイットめがけて発射した。
間一髪イットはそれを避け、タコワサ将軍にこういった。
「あぶねえじゃねえか!」しかしタコワサ将軍は聞く耳を持たず、もうミサイルを発射していた。
今度は余裕を持って避けたイットを見てタコワサ将軍はミサイルを発射するボタンではなく違うボタンを押した。
すると、右のこぶしがイットめがけて飛んできた。
「おっと!」ギリギリでイットはかわしたが、もうミサイルがこちらに飛んできていた。
―これじゃらちがあかない、どうにかしてアイツを動かさないと。
そう考えた後に今度は左のこぶしが飛んできた。
それを見たイットはあることを思いついた。
「一か八か、やってみるか!」
そう言うとイットはこぶしにショットを浴びせ始めた。
するとこぶしが跳ね返りタコワサ将軍にヒットした。
そして奥のほうにすっ飛んでいった。
「ギギ、ヨクモ…!」
タコワサ将軍は怒った様子で右のこぶしを発射してきた。
「同じことすりゃいいんだろ。」そしてイットにはね返されたこぶしはまたタコワサ将軍に当たった。
「ギ、ギ、コレデモ、クラエ!」
そう言うとタコワサ将軍はさっきとは別のボタンを押して足元にあったインクに潜ってしまった。
〔2号〕 なんかやばそうなのきたで…
2号の言う通り巨大なタコツボ型の兵器らしきものが後ろから現れて、イットめがけて発射された。
―形が変わってもやる事は同じなはず!
そう思い、それにインクをかけ始めた。
しかし全然何か変わる気配はせず、イットの鼻に当たりそうになった時に、奇跡が起きた。
そのタコツボ型兵器が、跳ね返ったのだ。
「ギギ、コ、コシャクナ!」
ワカメはタコツボ兵器が跳ね返ったことに驚いたが、すぐにまたうつむいてしまった。
そしてタコワサ将軍が上のほうに逃げて行ってしまった。
「往生際の悪いやつめ!」そう言うとイットも上のほうにスーパージャンプで追いかけていった。
〔1号〕 やば!アイツやばいの持ってない?
1号の言う通り、着地した後すぐにレーザーを放ってくる用意をしてきた。
「あぶねえな!」
―避けるのは簡単だけど……
イットは心の中でつぶやいた。
「マケテ、タマルカ!」
そう言ったあと三連続パンチが飛んできた。
悲しいことに、全部イットにはね返されてしまった。
「ッツ、コイツデいかヤキニシテヤルワ!」
そして後ろからタコツボ兵器が出てきて、イットに打ち出された。
「またか!」
しかしさっきよりも奥のほうで跳ね返されたタコツボ兵器はタコワサ将軍の顔面に直撃した。
「グワアァ、コ、コンドコソシトメテ…」
♪# う#に まれい ##きゃ##れ じ#り ゆ #け##そん♪
「ン?ナ、ナンダコノキョクワ?」
♪きれ ひ#り よりひ#へ にゅら#へら ぬんにゃら うねら ゆらうぇら
にぃめらに♪
〔1号〕 3ご~う!わたもごもごの歌を聞もごて~
〔2号〕 何でオハギ食べながら話すんや!
〔1号〕 だって久々に基地に帰ったらオハギが沢山おいてあったんだもーん!
おじいちゃん!もう少しの辛抱だよ!3号がんばってるからね!
「え?おじいちゃんって、もしかして1号2号ってじいさんの、まご!?」
「まあ詳しい話はお互いあとで!いまはアイツを倒すんじゃ!」
「了解!」
「ギ、ヘンナウタナンカダシテキヤガッテ…コッチモホンキデイカセテモラオウ!」
「あれが限界じゃなかったのかよ!」
イットがそう言ってる合間にミサイルが大量に発射されてきた。
「くっ!」イットは一個だけくらってしまったが、あとののこりは破壊できた。
「マダマダ!」
こんど発射された物は一個のパンチだったが、イットが打ち返している隙間をつかれて、ミサイルにまた当たってしまった。
「またか!」
「れーざーヲクラエ!」
こんどはレーザーが5本同時に発射されたが、幸いにもイットには当たらなかった。
「くるっていやがるぜ…」
「トドメヲサシテヤル!」
そう言って出してきたのはあのタコツボ型兵器だった。
―えっ!今それはきついよ!
それを見ていたワカメは一瞬びくっとしたが何かを決意した様子でイットを見た。
その次の瞬間、ワカメはマシンを飛び出した。
「いっと!」ワカメはタコツボ型兵器の上を走り、イットの所に跳んだ。
そしてタコツボ型兵器にショットを浴びせ始めた。
イットは最初驚いたが、すぐにイットもワカメに加勢した。
「いっけー!」
「イッケー!」
そして、跳ね返ったタコツボ型兵器が、マシンの下部分に当たった。反動でタコワサ将軍が飛んだ。
「これで!」
「オワリダー!」
二人のショットが命中し、マシンに当たる。
「わかめ、オマエ……マアイイジブンノシンジタミチヲスス、メ。」
ワカメにはそう聞こえた気がした。
マシンは回転し、周囲に電流が流れた。
そしてマシンは膨張し、激しい爆発音とともに無数のかけらと化した。
「ありがとよ、ワカメ。」
しかし平穏な空気は地響きにかき消された。
〔アタリメ〕 崩れるぞ!3号と…誰だっけ。
「ワカメ!大体なんで崩れんだよ!」
〔アタリメ〕 マシンがそこの足場を浮かしていたようじゃ!とにかく逃げるんじゃ!
「う、うぁぁぁ!」
〔アタリメ〕 3号?3ごーう!
イカたちが寝静まった夜
ダウニーがそろそろ寝ようとした時
ズゴゴゴゴ…
「ん?」
ズゴゴゴゴゴゴ…
「…マンホールの方からか。」
ダウニーがマンホールの中をのぞこうとしたその時。
オオデンチナマズが飛び出してきた。
「はぁ、はぁ、はぁ」
「ハァ、ハァ、ハァ」
「え、イット君?」
イットはダウニーの店のお得意様である。
「えーっと…その子はカノジョ?」
「ち、はぁ違いはぁますはぁよ…」
「見なかったことにしとく。」
「あはぁりがはぁとー。」
「いっと、ワタシヤクニタテタ?」
「やくにたてたよ!ありがとう!」
「デモ…」
「でも?」
「ワタシカエルバショナクナッチャッタ…」
「なんなら一緒にハイカラシティに住まない?」
「アリガト!」
第五章 イットやワカメの今
次の日 いつも通りにテキトーに起き、テキトーにご飯を食べ、テキトーにパソコンを見ていたイカたちは、ツイッカーのツイーカを見て、飲んでいた牛乳を吹き出すことになる。
あの後、アタリメ司令は「犬猿の仲じゃからな。」と言ってがれきの中からタコワサ将軍を助け出し、「またこんなことをしないように。」と言ってガラスの球体を立たせて中に草を入れただけの牢屋に入れ、隣にそれを置いた。
イットはあの戦いの後、いつも通りに暇つぶしにガチマッチをした。1つ違うことは、
ワカメが隣で戦っていたことだった。
おまけ
「あたりめ、」
「なんじゃ。」
「わかめ、ゲンキニシテルトオモウカ?」
「大丈夫じゃ、イットがいるからな。」
「あたりめ、」
「なんじゃ。」
「ハラヘッタ」
「今オハギ作ってやるからな。」
「オマエハムカシカラおはぎガトクイダナ。」
「ワシモトクギガアッタホウガイイカ?」
「なら一緒にオハギ作ろうじゃないか!」
「キャッカ。」
タコツボバレーは今日も平和です。
あとがき
どうでしょうか皆さん、楽しんでいただけたでしょうか。
楽しんでいただけたらいいなと思い、ここまで書いてきました。
ぼくはまだ小学6年で勉強そっちのけで書いたのですが、意外といい出来だと思います。
面白くなかったらすみません。でも、ここまで読んできてくれてありがとうございました。
あと、皆さんイットの名前の由来、分かりましたか?
ヒントはイカを英語で言うと?
最後に、スプラトゥーンを持っている人、セリフとか忘れていたので、ゲームと全く違う人格になっているかも知れません。もしそうなら、すみません。
スプラトゥーンを持っていない人、だいぶ外見とか省いてすみませんでした。
気になる方は調べてみてください。
表紙を描いてくれたお母さん、本当にありがとう。無理難題言ってすみませんでした。
そして、完成するのを見守っていただいた学校の先生方。いつの間にか口コミで広がっていて驚きました。
ここまで読んでくれて、本当にありがとうございました。またいつか、あう日まで。