神崎蘭子のマネージャーは通訳?   作:スレ主

1 / 33
特に考えずに投稿した後悔はしていない。

それと本家のように()がついて本心が見える訳ではないです。
みんなで熊本弁を覚えて見ましょう。


本編
第1話


中学2年になる前に転校が決まった。

 

とはいってもそれほど悲しくないし、なによりも東京に行けるという楽しみの方が強かったので、我ながらメンタルへのダメージは少ない。

べ、別に友達が少ない訳じゃないんだからねっ!!

 

そして今日は転校初日、クラスに入る前に職員室にくるように担任言われたので職員室に入る。

 

「失礼します、吉野先生に呼ばれてきました」

「あぁ、こっちこっち」

 

ヒラヒラと手を挙げるそちらの方に行く。

途中先生方から

 

「おっ、噂の転校生かよろしくな」

「最初の挨拶は面白いことはしなくていいぞ」

 

と言われるが俺は首を傾げる。

 

「あぁ先生方、こっちは噂の転校生じゃないですよ」

「あぁ、吉野先生のクラスには二人転校生が来るとか言ってましたね」

「はい、うちのクラス二人も転校してしまいましたからね、ちょうどよく来てくれたって感じですね」

 

噂の転校生?

 

「ん、気になる?噂の転校生」

「まぁ、自分以外の転校生はきになりますけど……噂ってなんですか?」

「そりゃ噂ってくらいだからね、とりあえず凄く可愛いわよ、お人形さんみたいに綺麗だしモデルの経験もあるみたいよ」

「そりゃ男子が喜びますね」

「えぇ、クラスに入ったら喜びの舞でもするレベルで可愛いわ………ただねぇ」

「なんかあるんですか?」

「そのコミニュケーション能力というか、意思疎通がかなり難しいのよね………」

 

そう先生は言うと後ろから扉が開く音が聞こえる。

 

透き通るような白い肌、見つめられた者をまどわされるような大きな瞳と整った顔立ちに少し驚いたが、彼女の言葉に二度驚く羽目になる。

 

「失礼する、我を召喚する呼ぶ声があり、この場所に舞い降りた!!」

 

「……重度の厨二病患者だったかー」

「厨二病?」

「えぇ、中学生の男子なら一度はかかる病気みたいなもんです、だけどここまで酷い厨二病は初めて見ましたよ、しかも女子で」

「とりあえず彼女なんて言ったの?」

「………先生に呼ばれたので職員室に来ましたって感じですね」

「なるほどね、蘭子ちゃんこっちこっち」

 

ヒラヒラと手を挙げると「む、そちらか」とこちらに来る。

 

「はいじゃあ、蘭子ちゃんも来た所だし、改めてだけど挨拶するね、君たちの担任になります吉野と申します、吉野先生と呼んでください」

 

本当に改めてだな、吉野先生に目で自己紹介するように促される

 

「えっと、高梨和也です」

 

と無難な返しをすると隣の神崎さんはバッ大袈裟な動きをする。

 

「ククク、我が名は神崎蘭子、運命によって天界から魔界に堕ちたが、新たなるこの地でも宴を始めようぞ」

 

ちらっとこちらを見る吉野先生。

 

「………あー、吉野先生彼女の出身地って?」

「えーと、たしか熊本県よ?」

「………事情があって熊本から東京にきましたがこちらでも頑張っていきたいと思います………ですかね」

 

チラッと隣を見るコクコクと首を頷いてる。

いや最初からそう言えばええやん?

というか何でキラキラした目でこっちを見るのさ。

 

「和也くんお願いがあるんだけどいいかしら?」

「既に流れが見えているんですが………なんですか?」

「蘭子ちゃんの通訳係として色々頑張ってもらえるかしら?」

「えーと、ほら神崎さんも別に俺の通訳無くても大丈夫だよね?」

「フッ、我が言霊は読み解ける者はそうはいない、我と契約を結んでみないか?」

「いや、堂々と言えることじゃないからね」

「うぐぅ、うぅ……ささやかな慈悲を」

 

ぐっ、上目遣いでこっちを見るな。

 

「何だかよく分からないけど、蘭子ちゃんもお願いしてるんでしょー、女の子お願いを無下にする男子はカッコ悪いなー」

 

ここぞとばかりに便乗して、男女平等とは一体どこへ行ったんだ………

 

「はぁー分かりましたよ、と言ってもあくまで俺が分かる範囲で通訳はする、それと日常生活丸々カバー出来るわけじゃないからそこは理解してくれよ」

「契約の内容は理解した」

「はぁ、とりあえずよろしくな」

「ククク、創生の時!」

「んー、やっぱり何言ってるか全然分からないわね、んじゃお二人さんそろそろクラスに行くよ」

「はーい」

「うむ」

 

荷物を持ってクラスまでの道のり歩いていると吉野先生から声をかけられる

 

「蘭子ちゃんのことですっかり聞くの忘れたけど、二人とも新しいクラスに入るけど緊張してる?」

「わ、我が胸を、天使たちが叩いているわ…」

「あー、今のは緊張してますって意味です」

「高梨くんは?」

「さっきまでしてましたけど、これ以上濃い出来事がない限り大概のことは大丈夫そうですね」

「あはは、でも二人とも助かったわね。クラスに入る前に既に友達が出来てるんだから」

「そうですね、そう言う意味ではホッとしてます」

「ありゃ意外と動じないね、年頃の男子なら恥ずかしがる所なんだけど」

「昔から達観してるねとか言われてるますし」

「なるほど、蘭子ちゃんも良かったね」

「う、うむっ!!貴殿は我が盟友としてこれからも精進すると良い」

 

「(こっちは照れてるみたいだね)」

「(肌が白いから、赤くなると分かりやすいですね)」

「(むぅ、なんか先生が望んでる反応と違う)」

「(甘酸っぱい恋愛が見たいなら月曜9時にテレビでも付けてください)」

 

と、ここが2ーAか

 

「それじゃあ私は先に入るけど、今の内にどっちが先に挨拶するか決めとく?」

 

チラッと神崎さんの方を見て少し考える。

 

まぁ、最初も後もこっちが本命か。

 

「先にやります」

「お、こういう時に積極的になる男子は評価高いぞー」

「まぁ、俺の心配いらないと思いますよ」

「あはは、正直ちょっと心配なんだよね、クラスに馴染めるか」

「まぁ、なるようになれですね」

 

先生は大きくため息をついて、「うんじゃ先に行ってるよ」といい先に入る。

 

ふと服の袖をクイクイと引っ張られる。

 

「我が盟友よ」

「会って一時間経ってないけどね」

「むぅー、戯れてる暇はない、………その、私の魔力が本当に通じるか少し不安だ」

「神崎さんは可愛いから大丈夫だよ」

「か、可愛いっ!?」

「そ、可愛いは何をしても許されるのDo you understand?」

「あ、あいむ、あんだすたんど」

「だから大丈夫だよ」

「本当に?」

「本当、本当」

「絶対?」

「……なんかあったらフォローするから好きにやりなって」

 

投げやりに言うと、むぅーとふくれっ面をする。怒ってるみたいだけど全然怖くない………が、ちょいと言い方よろしくなかったか。

 

「こほん………それとも盟友を信じることが出来ないのか我が盟友ブリュンヒルデよ」

「ッ!?………いいだろう、貴殿の言葉を信じようぞ」

 

そう言い意気揚々にクラスに入り彼女らしい挨拶をして、彼女の通訳として認識してされるようになってしまった。

……なっちゃったのである。

 




作者はアニメも原作のゲームもやってないのに二次創作書く勇気は中々すごいでしょ?

もともと某笑顔になる動画で「神崎蘭子のまとめ」を見て

「翻訳者さんすごいなー………これで一本書けんじゃね?」
という軽いノリで書きました。

軽いノリで書いたので凄く適当に書いてます。
多分ひどい間違えとかあるとと思いますが、軽いノリで書いてるので軽いノリで見てください。

愛がありすぎると私の別の投稿作品見たいに「あの子にアレやらせたいなー………でもこういう子じゃないし止めよ」とかなります。

だけど適度に好きなキャラなら色々やってみようとか起きますねっ!!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。