りっく☆じあ~す 中央混成連隊、前進す!   作:土居内司令官(陸自ヲタ)

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1話 最初の戦闘

長野県北部。川沿いの堤防の上に、89式小銃やMINIMI機関銃を伏せて構える自衛隊員達の姿があった。その少し離れた所には74式戦車や10式戦車が待機している。

 

 そして、川の向こうから重々しいクローラの音が響く。やがて市街地から重戦車64號や歩兵戦闘車2號、そして歩兵が姿を現した。陸上自衛隊の戦車隊は目標を捉え、対戦車徹甲弾を一斉発射する。一斉に放たれた対戦車徹甲弾は重戦車64號の砲塔に穴をあける。

 

「初弾、命中! 第2射、HEAT弾、ってぇ!」

 

 戦車中隊長の掛け声と共に10式戦車が、少し遅れて74式戦車がHEAT弾(対戦車成形炸薬榴弾)を発射して止めを刺す。重戦車64號の砲塔下部の弾薬プラットフォームに引火し、砲塔が吹き飛ぶ。

 

 しかし、当然マグマ軍も撃ち返してくる。重戦車64號が125mm滑空砲から対戦車徹甲弾を放って74式戦車を破壊する。さらに歩兵戦闘車2號も対戦車ミサイルを発射して陸上自衛隊の戦車を次々撃破していく。

 

 そして、マグマ軍は橋を渡ろうとする。

 

「よし、今だ!」

 

 自衛隊員の1人がスイッチを押す。その途端、橋で爆発が起きる。橋桁が真っ二つに折れ、橋が自重で折れる。重戦車64號や歩兵戦闘車2號、歩兵が川へと滑り落ちていく。

 

「やったね!」

 

「いやまだだ!」

 

 直ちに普通科部隊が小銃や機関銃で川面を射撃する。さらには110mm対戦車弾をも撃ち込んだ。

 

「くたばれバケモノ!」

 

 次々と銃を撃ち、弾倉を交換する。そんな中、ヘリの爆音が近付いてくる。

 

〔こちら402nd! 待たせたな、騎兵隊の到着だ!〕

 

 それは陸上自衛隊のAH-1S攻撃ヘリとUH-1J汎用ヘリだった。先頭にはOH-1観測ヘリがいて、部隊に指示を出している。

 

〔これより川原の清掃ボランティアを開始する! 頭上げんなよ!〕

 

 それを合図に、AH-1Sは70mmロケット弾を川目掛けて一斉発射する。さらにUH-1Jは機体左右にあるM2重機関銃を乱射し、手榴弾をばら撒く。しかし、その攻勢は長続きしなかった。

 

〔こちらP1! 402nd、応答しろ! PAN(緊急連絡)、PAN、PAN! コードU、ユニフォー、ユニフォー!〕

 

 OH-1の緊急連絡、それを受けたヘリ部隊は散開する。

 

〔マグマ軍の対空ミサイルか!? 敵発見、離脱しろ、緊急回避!〕

 

 チャフやフレアをばら撒いてミサイル回避をするヘリ部隊。しかしUH-1Jが2機撃墜される。

 

〔野郎ども、ヘリを怒らすとどうなるか見せてやる!〕

 

 AH-1S・3機は旋回し、TOW対戦車ミサイル発射態勢になる。しかし、四連装30mm機関砲で撃ち落とされる。

 

 それを見た普通科部隊、戦車隊の指揮官は指示を出す。

 

「全隊、撤退だ! 引け!」

 

 直ちに10式戦車が援護射撃しながら撤退を開始する。

 

 しかし、マグマ軍の攻撃ヘリ24號が追撃する。対戦車ミサイルを放って10式戦車を次々と撃破していく。

 

 さらに57mmロケット砲を乱射して普通科部隊の96式装輪装甲車や軽装甲機動車を破壊していく。

 

そんな中、小銃小隊を指揮する土居内 佳樹3等陸尉も小隊に撤退の指示を出し、堤防の下に停めといた4台の高機動車に乗り込む。

 

「全員乗った! 出せ!」

 

 高機動車は勢いよく発進、撤退を開始する。が、追い掛けるものがいた。

 

「隊長! 後方よりヘリコプター! ハインドです!」

 

「何!?」

 

 見れば、高機動車の後方上空にマグマ軍の攻撃ヘリ24號がついてきている。

 

「冗談じゃねぇ! 角田、携SAMだ!」

 

〔了解!〕

 

 4号車の車上で、角田2等陸曹が91式対空誘導弾を構える。

 

 しかし、攻撃ヘリ24號は12.7mm機関銃を撃ち、4号車を大破させる。

 

 さらに57mmロケット弾を乱射し、2号車と3号車も吹き飛ぶ。

 

「おい! 誰か応答しろ!」

 

 残るのは土居内が乗った1号車のみ。そして攻撃ヘリ24號はさらに12.7mm機関銃を撃つ。土居内は操縦士の浜田3等陸曹に指示を出す。

 

「右だ! 右折しろ!」

 

「イエッサー!」

 

 高機動車は交差点でドリフトし、銃撃をかわす。

 

「これでも喰らえ! メガネババア!」

 

 高機動車の車上から、林陸士長がMINIMI機関銃を撃ちまくる。

 

 しかし、装甲で身を固めた攻撃ヘリ24號にはMINIMI機関銃の5.56mm小銃弾では弾かれる。

 

 それでも林陸士長はMINIMI機関銃を撃ち続けた。ベルト給弾で次々5.56mm小銃弾がMINIMI機関銃に吸い込まれ、攻撃ヘリ24號の胴体に当たって跳ね返る。

 

 そして、攻撃ヘリ24號は再び12.7mm機関銃を撃った。

 

 放たれた12.7mm機関銃弾は林陸士長を撃ち抜き、高機動車に穴を開け、タイヤをパンクさせる。

 

 高機動車は大破した。

 

「もう駄目だ! 走って逃げるぞ!」

 

 土居内3等陸尉の指示で生きている隊員は大破した高機動車から飛び出し、走って逃げる。

 

 しかし攻撃ヘリ24號は逃がしまいと猛追し、12.7mm機関銃を撃つ。アスファルトが抉れ、隊員の四肢が引きちぎれる。

 

 土居内が気付いた時には生きているのは彼だけだった。

 

 攻撃ヘリ24號はホバリングをし、12.7mm機関銃を土居内に向けて照準を合わせる。彼は死を覚悟した。

 

 その時、突然攻撃ヘリ24號が攻撃された。見れば、AH-64D攻撃ヘリの編隊が攻撃ヘリ24號に30mm機関砲M230 A1を撃っていた。

 

 攻撃ヘリ24號は撃墜され、AH-64D攻撃ヘリは次の獲物を狩りに向かう。

 

 土居内は様々な喪失感の中、北へ歩き出した。




ざっとこんな感じで第1話です。誤字等ありましたらお伝えください。

え? 陸娘が出てない? 大丈夫、この後出る。
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