りっく☆じあ~す 中央混成連隊、前進す! 作:土居内司令官(陸自ヲタ)
そして、2機のF-35B ライトニングⅡは13機のMiG-23 フロッガーとドッグファイトを始めた。残った武装は2発のAIM-132 アスラーム短距離空対空ミサイルのみ、不利な戦いを強いられる。
そこへ、応援が到着した。ウェポンベイには6発のAIM-120 アムラーム中距離空対空ミサイル、主翼下に4発のAIM-132 アスラーム短距離空対空ミサイルをぶら下げた4機のF-35B ライトニングⅡが到着し、空中戦に加わる。
やがて、敵機は全滅した。
揚陸艦〈サラトガ〉では戦闘配置が解かれ、即応混成中隊の隊員達がブリーフィングルームに集まっていた。
「集まってもらったのは、青森上陸作戦のためだ」
土居内がプロジェクターで説明する。
「我々はこの砂浜より、AAV-7及びLCACで上陸する。目的は、三沢基地の奪還及び八戸市の解放、南からやってくる国連多国籍軍 機甲部隊支援のための後方錯乱工作、つまりゲリラ作戦だ。以上の3つが今回の作戦内容だ。まず第1段階として、上陸地点を確保する。そのため、第1小銃小隊 習志野班と第2小銃小隊 2班が先んじて潜入上陸、障害となりうるものを破壊しろ」
隊員達は武器庫へ向かう中、第1小銃小隊 習志野班と第2小銃小隊 2班の習志野、富山、多賀城、西部、蓮星、椎名、白根、照安はウェルドックにいた。
「この潜入上陸では、ゾディアックを使う。2班、使い方は?」
5人は首を横に振る。
「仕方ない……操縦は習志野に任せる」
「それで、上陸次第C4爆弾(プラスチック爆弾)で吹っ飛ばせばいいのか?」
「習志野、話はちゃんと最後まで聞こうな? 作戦では、〈ウォースパイト〉に載っている、6機の米海兵隊のF-35B ライトニングⅡが支援する。蓮星、お前の航空支援要請能力に期待している」
そう言われ、蓮星は敬礼した。
土居内が去り、8人は黙々と装備の点検をする。西部はM249 PARA軽機関銃、蓮星はSCAR-H自動小銃とレーザー照準器、椎名はMK18自動小銃とサウンドサプレッサー付MP7A1短機関銃、白根はMK18自動小銃とMP5SD6短機関銃、照安はM82A2対空/対物狙撃銃とMP9短機関銃、習志野はM4A1 NWS自動小銃とM870MCS散弾銃、富山は89式5.56mm小銃と110mm対戦車弾、多賀城は89式5.56mm小銃を整備する。また、ゾディアックには87式対戦車誘導弾(中MAT)とイスラエル供与のスパイクMR対戦車ミサイルが既に積まれていた。
揚陸艦〈サラトガ〉車両格納庫――
「よく聞いておけ。我が即応混成中隊は人員が最小限だ。故に、全ての隊員が様々な火器を使えないと話にならない。よって、LAM(110mm対戦車弾)、軽MAT(01式軽対戦車誘導弾)、携SAM(91式携行地対空誘導弾)、出来れば06式小銃擲弾と中MAT(87式対戦車誘導弾)の使い方を知っておいてもらいたい。携SAMは豊川と……練馬は駄目だ……高田かな? LAMは久居と宇都宮、軽MATは新町と北富士が教えてやれ」
『うぇーい』
第1小銃小隊の隊員達のやる気ない返事に、思わず大丈夫かと思ったのが12人もいたのは内緒。
「司令官! どうして私は駄目なのよ!?」
「当たり前だ、歩く有害図書」
「酷い! 『先っちょは優しく舐めるもの』とか教えないから!」
「言ってる時点でアウト」
「有害図書……」
「きっと深い意味は無いよね……?」
1班所属の豊崎と朝戸が、110mm対戦車弾のグリップとフォアグリップ、バットプレートを展開させながら、頬を赤らめて話す。
「有害図書って言ってる時点で深い意味だろーが」
隣の芙蓉から突っ込まれた。