不真面目なボディーガード訓練生が幻想入り   作:橘恵一

24 / 43
風邪と言うのは厄介なもので。

鼻が詰まったり、喉が痛いと感じたと思ったら発熱までする。

治すにしても熱はすぐ引くだろうが鼻と喉の治りは遅い。

一度でいいから一年間を風邪にならないで過ごしてみたい。

それではお楽しみください。


第24話 「これは……なにかの台本ですか。」

8月5日

 

「なぁ、まだ来ないのかよ。」

 

 駅前の腰を下ろせる場所で隣にいる麗華に声を掛ける。

 

「待つって言ってもまだ数分しか経ってないじゃない、我慢くらい出来ないの?」

「どうせだったら待たせる側に回りたいもんだろ、その方が楽だしな。」

 

 今日は特に用事が無かったのだが旅行に行く奴と話があるらしく、駅前で待ち合わせをしている。因みに言うと旅行に着いて来ない亮を連れて行くのは嫌だということで黙って屋敷を出てきたが気付かれるのは時間の問題だろう。なにも問題が起きないように早いところ帰りたいもんだ。

 

「お待たせしましたわ。」

 

 声を掛けて来たのはいかにも典型的なお嬢様って感じの女で髪は金髪、両側にはかなり目立つようなロール巻きになっている。少しばかり見覚えがある気がしないでもないが気にしないでも良いだろう。その女は予定の時間より数十分も遅れているのにも関わらず悪びれた様子はまったく無い。

 

「侘びの一つや二つはほしいんもんだな……小説2冊で勘弁してやる。」

「……この方は?」

 

 ロール女もオレに見覚えがあるようで麗華に訪ねる。

 

「私のボディーガード、口の利き方が悪いのは病気だから気にしないように。」

「……。」

「人の顔ジロジロ見るんじゃねぇよ。」

 

 何かを思い出そうとしているようで、ずっとオレの顔を見つめている。

 

「まさか知り合いだったの?」

「全然。」

「ま、待ってくださいお嬢様!」

 

 話をしていると異臭が漂う物体が近寄ってくる。

 

「ストップよ、豚!」

 

 手で合図を送り、男を離れた場所で止める。距離はおおよそ5メートル程度といったところだがそれでも異臭は漂ったままだ。

 

「んじゃ、オレはアイツと喋ってるわ。」

「やっぱり海斗くんはやさしいな~、他の奴等とは違うね。」

 

 コイツは奥本雷太。身長は低く、体重は重い。極めつけは体臭がとんでもなく臭い事。一説によると核兵器に流用する計画があったりするらしい。見た目はどう贔屓してもデブと言われる体型をしているがちゃんとボディーガードを努めており、意外と成績は上位。あの尊や薫に次ぐほどの実力がある。

 

「あいつらの話を聞いてもつまらないからな、それにしてもいちいち癇に障る女だ。」

「それでも他のお嬢様より幾分かはマシだと思うよ、お爺様の世話をしてるからね。」

「意外だな。」

 

 妙なんかに世話をさせたら早死にさせるしか出来そうにない。

 

「そういやお前って二次元が好きだよな。」

「うん、大好きさっ。」

「実はこの前、魔法使いや妖怪がいる世界に行って来たって言ったら信じるか?」

「いくら僕が二次元好きだからってそんな分かるような嘘を吐くなんて見損なったよっ!」

 

 尊に少し話をしたときも信じてなかったが雷太なら信じるかも知れないと思ったんだが、流石に無理があったか。龍みたいに実物と会えば話は別だろうけど。

 

「って他の奴なら言うけど海斗くんは別さ……い、一応聞かせてくれない?」

「…………。」

「なに、僕ほどになれば想像する事で全てを補完するなんて造作もないことなんだよ。」

 

 コイツに言ったらどんな手段を使ってでも、たどり着こうとするに違いない。幻想郷が異臭で滅ぶなんて事になる可能性も捨てきれないだろう。

 

「いや、まさか話を聞くとは思ってなくて先の話を考えてないんだ。」

「そっか、話が出来たら是非聞かせて欲しいな。参考になるかも知れないし。」

 

 なんの参考かは聞かないでおこう。

 

「話は終わった?」

 

 既に話す事が無くなっていたようで麗華たちはオレたちの会話が終わるの確認してきた。

 

「ああ。」

「それでは旅行の件、よろしくお願いしますわ。」

「じゃあね、海斗くん。」

 

 そのまま、二人は帰宅するため駅前から歩いて近くの車に乗り込む。

 

「じゃあオレたちも帰るとするか。」

 

 これと言って麗華の用事があるわけでも無いので、早いとこ戻った方が良いだろう。

 

「あ、かいとが帰って来た。」

 

 駅前から麗華と歩いて屋敷に戻ると柏が庭でじっと立っているのが見える。目が合うと小走りで駆け寄ってくる、どうやらオレたちの帰りを待っていたようだ。

 

「掃除の次は出迎えまで覚えさせられてんのか?」

「ううん、違う……翔子が虐められてるの。」

 

 麗華に聞き取られないように小声で喋る。

 

「アイツも盛んだな。もう部屋に戻らしてもらうぜ?」

「ええ。用事も無いし、好きにしてて良いわよ。」

 

 麗華に用事があるか確認し終えてから、オレと柏は翔子の部屋に向かう。

 

「それで今はどうなんだ?」

「ずっとは見てなかったから分からないけど、もしかしたらまだ続いてるかもしれない。」

「とりあえずこの件はオレに任せてお前は自分の仕事をしててくれ。」

「かいとがそう言うなら……。」

 

 そう言うと柏は仕事に戻るため部屋から離れていく、そして柏が見えなくなるのを待ってからオレはノックして反応を待たずにドアノブを回す。

 

「はい……なんだ海斗じゃないか。」

 

 何事も無く開けられればよかったんだが亮が出てくる。翔子を虐めるとしても実行犯として考えられるのは亮くらいだし、翔子の部屋にいるって事は今も虐められたと考えるべきだろう。

 

「よう、取り込み中だったか?」

「そのとおりさ。」

「あっそ、それは別にいいんだけど中に入れさせてくれよ。」

 

 亮が体で塞いでいる扉を開けて部屋に入ろうとすると、当然のように拒まれる。

 

「僕としては良くないな、悪いけど今は忙しいんだ。」

 

 この行動は当然予測の範囲内だ、中に入るには相手が思っている以上の強引さで行けば入れるだろう。

 

「忙しくて無くても断るだろうが。」

「当然だよ、あまり他人とかかわりたくないんだよ翔子は。海斗であるなら尚更―」

「んなもん、本人の口から直接聞かなきゃわかんねぇだろうが。」

 

 亮の言葉を妨げながら力技で部屋に入るとベッドには翔子が座っている。

 

「ひく……うぅ……。」

 

 ただ座ってるだけなら良いが、その瞳から涙が流れているのが分かる。

 

「っと……ここまで強引に入って来るとは思わなかったよ。」

「なるほどな、泣くまでやられ続ければ誰だって人を怖がるわけだ。それに目が見えないなら尚更だ。」

 

 たまに屋敷を一人で歩いているのを見かけるが手伝わないで欲しい雰囲気を出してたのはこの事が理由だろう。

 

「勘違いしないでくれるかな? 少し教育してただけじゃないか。なぁ、翔子。」

「そ、そうです……私が悪い事をしたので……。」

 

 こうして第三者が介入しても翔子から震えは無くならない。それほどまでに恐怖を刻み込まれているのだろう。

 

「ほら、翔子もこう言ってるじゃないか。」

「悪いがオレは他人を信じる事は無い。たとえ本人の口から直接聞いてもそれを、はい、そうですかと信じる事はないんだよ。」

「なら質問しよう、いつまでこの部屋に居る気なんだい?」

「さぁ、いつまでだろうな。オレよりもお前の方が良くわかってるんじゃないのか?」

「ふぅ……今ここでキミなんかと争ってもメリットは何も無いし、ここは引き下がるよ。」

 

 このまま二人で言い争っていても、この状況が長引くと判断したためか。亮は部屋から出ようとする。

 

「お、御待ちくださいっ!」

「心配しないでも後でまた来るよ、翔子。」

 

 その言葉を聞いた瞬間、翔子の顔はどんどん青ざめていく。後で来るということはオレが居なくなった後にまた虐められるということだろう。

 

「虐められるのに慣れた人間ってのは逆に虐めがなくなると不安に思うみたいだな。」

「……柏ちゃんに言われて来たんですか?」

「そんなところだ。」

「私の事なんて気にしないでください。」

「だったらオレが気にならないようにしろっての。」

「わかりました、これからは朝霧さんや柏ちゃんに迷惑が掛からないようにします。」

 

 なるべく早く亮を連れ戻して少しでも被害を抑えたいのか、翔子は少し気が立っているようだ。

 

「全然わかってねぇ、それじゃあダメだ。」

「ダメって、どうしてですか? 」

「お前から柏を避けてもあいつはお前の事を気にかけるだろう。」

「じゃあいったいどうすればいいんですか?」

「簡単な話しだ、我慢出来ないのに我慢しようとするから目立つんだよ。弱い人間は誰かに頼ればいい。」

「でもそれじゃあ迷惑を掛けてしまいます。」

「生憎とそういうのは最近ありすぎて慣れちまったからな。こんな事じゃ迷惑だなんて感じねぇ、むしろ我慢される方が迷惑だ。」

 

 オレの言葉を聞いて仕方なく納得して落ち着いたようだ。

 

「だからお前は今日から柏と同じ部屋で生活をしろ。」

「え?」

「一人じゃなくて誰かが居た方が亮も手出しはしないだろうし、仲が良い柏なら大丈夫だろ。」

「でも、そんな勝手なことを亮様が許すはずが―」

「アイツが許す許さないなんて事は関係ない。オレがしたいからするだけだし、お前もその方がいいだろ。」

「そ、それはそうですけど……。」

「なら決まりだな。」

 

 話を終わらせて部屋を出るとタイミングよく、柏が向かってくるところだった。

 

「翔子は?」

「お前、仕事に行ったフリしてただけだろ。」

「だって心配だったから、でもちゃんとツキには言ってあるから大丈夫。」

「とりあえず今日からお前は翔子と同じ部屋を使え。」

「わかった、かいとありがと。」

「……それと今からでもいいからちゃんと手伝って来いよ。」

「うん!」

 

 そう言うと柏はすぐに翔子の部屋へ入る。

 

「さて、お嬢様に許可でも貰いに行きますかね。」

 

………。

 

……。

 

「随分と時間が掛かったようだけど、もう用事は済んだのかな?」

「ああ、終わったぜ。」

 

 庭に出るとベンチには本を読んでいる亮がいる。どうせ出掛けないでオレを監視してたってところだろう。

 

「昔のキミからは考えられない行動だったよね、他人の為にだなんてさ。」

「だな。」

「でも、次はどうなるか分かってるよね。」

 

 そう言う亮の顔はまだ他人に見せるような表情のままだ。

 

「それは分からないがもう次は無いと思うぜ。」

「……なにかしたのかい?」

 

 オレの言い方から何かを察したのか、聞いてくる。別に隠す必要は無いから、言っても別に構わないだろう。

 

「なにって、部屋を変えただけだ。」

「どうやらその自分勝手なところは変わらないみたいだね……。」

 

 ここまで会話して遂に表情が崩れる。その表情からは相当イラついているのがすぐ分かる。

 

「おー、昔は見た事無かったけどお前もそんな顔に出来るんだな。」

「あまり僕を怒らせないで欲しい、どうせ残された時間は少ないんだから。」

「時間がどうのは意味分からんがお前が怒ろうと部屋を変える事は変わらない。麗華にも許可は貰ったし、すでに移動済みだ。」

 

 すると何か気付いた事でもあったのだろう、徐々に怒りの感情が隠れてくる。

 

「……翔子が目的なのかい?」

「いや、全然。」

「そうかな? 自分でも気付いていないだけでキミは僕を妬んでいる。だから敵わない僕自身ではなく、翔子って訳なんだろう。」

 

 どこをどう聞いたらそんな考えに行き着くのか、つくづく麗華を好きになるヤツは勘違い野郎だ。

 

「面倒だし、どう考えてもらっても構わない。」

「そうか……なら仕方が無い。キミが翔子に付きっきりになれば僕が麗華お嬢様に近付く手間を省くことが出来る。」

 

 色々ツッコミどころは満載だが怒っていることには変わりないし、ここは気にしないで置こう。

 

「つうことはお咎め無しってとこか。」

「勘違いしないでくれ、今回は僕にとってのメリットを優先させたに過ぎない。さっきも言ったとおり次は容赦しないよ。」

「ま、少しは気にしといてやるよ。」

 

 話し終えると亮は先程の表情から既に作り笑いに変えて、屋敷の中へ入っていく。

 

「早く帰って来たってのに変わらなかったな、それでもこれで当分は何も無いだろう。」

 

 亮と少し距離を置いてからオレも続いて屋敷に入る。恐らく今日はこのまま何も無く、一日中本を読むことに集中できるだろう。

 

8月6日

 

「紫さん、どういう事ですかっ!」

 

 紫がいる部屋に急いで入ってくるのは文。

 

「どうしたの急に?」

 

 多少声を荒げているが気にした様子も見せないまま紫はお茶を飲む。

 

「どうしたの? じゃありませんよっ! 私がコツコツと貯めた情報を記事にしている最中にネタを生み出していたなんて!」

「大袈裟ねぇ、ただ海斗が作った料理を食べただけじゃない。」

「へぇ、意外だな。海斗の奴が料理を作るなんて。」

「男の人の手料理って美味しかったですか? 私は食べた経験が無くて。」

「初めてだったらしいし、普通だったわよ。可もなく不可もなくってくらい。」

 

 部屋には魔理沙と早苗の姿もあり、紫と変わらずお茶を飲みながら話を聞いている。

 

「それだけじゃないですよね?」

 

 文は文句を言いに来ている割にちゃんとメモを取るのを怠らない。そして紫に近付いて腰を下ろし、話を聞く体勢になる。

 

「後は女の子を助けたお話かしら。」

「そう! それですよ! どうして私を呼んでくれなかったんですか?」

「呼ぶ暇が無いほど切羽詰まってたのよ。」

「へぇ、そいつは私も気になるな。」

「その女の子からしたら海斗さんはヒーローに見えてそうですね。」

「人間は私たちに比べてか弱いですから、仕方ないかも知れませんが……」

「だったら良いじゃない、ていうかなんでアンタらはここに居るわけ? 暇人のたまり場じゃないんだけど。」

 

 喋るのが面倒だったのか、文が落ち着いたのを見計らって寝転がっている霊夢が三人に聞く。

 

「そうだったのか?」

「あら、それは気付かなかったわ。」

「紫さんに呼ばれたもので……。」

 

 魔理沙と紫は笑いながら気にしていない様子で答えるが早苗は少し申し訳無さそうに答える。

 

「お賽銭入れてくれれば別に良いけど。」

 

 そう言うと霊夢は起き上がり、茶菓子を口に運ぶ。

 

「そういや、新聞は三部作なのか? これじゃあ明らかに中途半端だぜ?」

 

 机に置いてある新聞を手に取りながら魔理沙は気になっている事を訪ねる。

 

「海斗さんの外見とイメージ、趣味趣向、そして本当の姿? という構想になっていて上中下と言ったところです。」

「こういうのって普通、起承転結なんじゃないかしら?」

「だったら起承転で止まってるって事になるな。」

「結まで続くなんて常識に囚われていてはいけない……と言うことでしょうか?」

「早苗さんの言うとおりです。まぁネタがあればそんなの関係無く、随時出しますけど。」

「丁度良いわ、文にお土産があるからあげる。もしかしたらネタになるかも知れないしね。」

 

 文の勢いが少し納まるところを見逃さず、紫はあらかじめ用意していた本を差し出す。

 

「これは……なにかの台本ですか。」

 

 それを受け取るとパラパラとページを流し見る。

 

「海斗が作った人形劇の台本だそうよ。」

「血塗られたサンタクロースって……さぞ不評だったでしょう。」

 

 文が見終わると読みたそうにしてる魔理沙に手渡し、その後ろから早苗も一緒に台本を見る。

 

「それが思いのほか好評だったらしいわ。」

「どう考えても嘘としか思えないですよ。それでもネタにはなります。」

「こんなのをネタにするよりも、もっと面白い事がそろそろ起こると思うわけど。」

「……アンタが言う面白い事も信用できないわね。」

 

 クスクスと含み笑いをする紫を見て、何かを感じ取ったのだろう。霊夢はぼそっと呟く。

 

「そういや面白い事で思い出したんだけど、最近空を飛ぶ船が目撃されてるらしいぜ?」

 

 どうやら魔理沙の目的はその話をしに来たようで、見ていた台本を早苗に預けて話し出す。

 

「そんな噂があるの? 全然知らなかったわ。」

 

 霊夢は気にした様子も無く、表情は変わらない。

 

「てっきり霊夢さんなら何か気付いていると思ったんですけど、人里に行けば話を良く聞きますよ。」

「そうなの。紫や文も聞いたことあるの?」

「それはもちろんです、まだ記事にはしてませんけど。」

「悪いけど私は初耳ね、最近は出掛けてたし。でも異変になるほどの事なら時間が経てばわかるでしょう。」

 

 早苗を除く四人はまだ異変が起こっていない為に落ち着いている。それはまだ異変と言うには及ばないと判断しているからだろう。こうしてこの日の幻想郷もいつもと変わらず日付が変わっていく、これから起こりうる変化に対応するための準備をしているかのように。




いかがでしたでしょうか?

これで護衛キャラは一通り出演したかと思います……名前だけってのもあるかもしれませんが。

因みに言うと8月6日は一つの分岐点です。
随分前に海斗が行っていた大きな分岐点で特に原作と変わらなかった場合が今回のお話です。

それと今更ですが幻想郷回の日付はあくまで護衛世界基準ですので。

次回も2日分で漸く海斗が不調になります、が変わる可能性が大いにありますので読者の方々も妄想を膨らませながら御待ちくださいませ。

読者の方々、ご観覧ありがとうございました。
ご意見、ご感想、ご指摘がありましたらお気軽にメッセージ等にお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。