もし1㍉も乙女ゲーを知らないアタシが悪堕ち転生をしちゃったら? 作:ぴんぽんだっしゅ
「ったく、……余計なことは、放っておいても幾らでも向こうからやって来てくれるんだから。
……望んだ結果は、なかなかやって来てはくれないってゆーのに、さー」
愚痴が思わず口を突いて出てしまう。つい、こぼれ落ちてしまってもそんなの、仕方無いじゃん。
アタシのこれからを考えてみてほしい。いや、ここにいる皆、かな?
一生これから、本の住人になってしまったかも知れないんだから。
出来ることを出来るだけ努力はしてみる、してみるけど……なんてゆーか……食虫植物に飲み込まれたちいさな蟻な気分てこんなかなー、もがいてもがいて、だんだん動けなくなって、死を受け入れる……。
どんなに望んだって、出口と思える脱出できる術は、入ってきた口から外へ出るしか無いのに見上げても、遥か遠く……。
リズとしての自分。こんせのアタシ。ここにいる理由。貴族だったから。姉様達の顔。隣で微笑むキャサリン。
色んなシーンが急にフラッシュバックしてくる。
もうぐっちゃぐちゃでパニくると、逆にそれで頭が真っ白になってく、少しは楽になれそう。
「蟻、……か。もしそうだとしても……何を見ていた?ガキじゃないでしょ……?」
いや──うん、無いな──
すぅ、と靄が晴れてくみたいに今目指すべき解がガツンと頭を叩いた。
そんな結末を、誰が!受け入れるってゆーの!!
どこからか全身にバキバキに力がみなぎってくる、そんな気がした。あれだよ、あれ。
試験の前の日、諦めきれなくて徹夜でしっちゃかめっちゃか公式や単語を暗記して詰め込んでる感覚。
なんか、やる気スイッチ入ったみたい!
自分で悪い妄想しといてなんだけど、諦めるとか、運命を受け入れるなんつー言葉はアタシの辞書には無い!無いのだ!
どんなことがあっても最後の一秒まであがいて、より良い結末に近づいてやるんだからぁーっ!
思わず、手のひらに変な力が入ってしまう。ぎゅっと握り込んだまま自然と熱がこもった動きや、ガッツポーズなんかしちゃったんだな。
やべー、やべー!
すぐに気づいてキョロキョロ。良かった、こっちに注目してる視線はないよーです。
変な動きをしちゃっても周りの視線が、こっちに向くような状態でも無かったのは救いってことかも知んない。精神的には。
いや、ね?そりゃま、どーしてこれで喜べるのよって状況は今も変わらず続行中だったって言えばその通りなんだけど。
「………………」
声にならない苦笑いくらいしか出来なくって。辛い。
こんな時、チートさえあればさくっと解決しちゃうんだろーけどー?
あいにく、アタシにチートは無いんよね。これがさっぱり。
やっぱ、あれかな?女神さま、とか神様、とかこの世界に来るときに会ってないし、会った記憶も無いし?
勇者召喚で魔方陣から現れたでもないし、なんか、ファンタジーなRPG染みた魔法が当たり前に存在する世界にポンと、素のまま、予備知識もないまま気付いたら現地人のティルフローズの体に放り込まれてた、そんなアタシのどこにチートが宿るフラグとか……あるべきイベントを起こせるシーンとかが含まれてたってゆーのよ?
自然と開いた手のひらを交互に見る。
チートぽいものって言ったら、アタシのこの……ロリコン好きする美少女な外見と、どこか棘がある毒がありそうなのに、甘ーく、きこえて、耳に届く萌えボイスは、……っとそれはチートつーほどチートじゃないもんね?
チートらしい、チートってゆーか、これかなー?ティルフローズの持ってた記憶、それにぜんせの記憶ってやつ。
あり得ないよね、記憶があるってゆーそれだけがチートなんて、ね。
記憶辿ったとこで、それが影響して直接に詠唱しなくても魔法が使えるってわけじゃないし、そもそもチートじゃないんだよ、このセラウェって世界には魔法が許されてて、一定の制約さえ乗り越えられたら魔法は自由に使える。はず、で……アタシにはその制約さえ掛かってなかった、充分な魔力さえあれば……。
あの、悪魔契約で出てきたのがポンコツでさえなかったら……。
手のひらをぐっぱぐっぱしてみる。
やっぱり、それらしい魔力は感じられないか。
この追い詰められた場面で、乾いた笑いしか出てこないってゆーのはどーしたもんか。
アーマリア、ジュラルタン両先生はふたりして入ってきた扉を確認に行ってしまった。
近くには寝かされたまま息を吹き返さな……じゃなくて、気絶から目覚めないバグラート。
それをクラスの子たちが心配そうに囲んでる。そいつは、じごーじとくなんじゃ?
「さて……と。どーしませうか?」
頼れそうなアルトの姿を探すけど、それらしい影もかたちも視界には映らないってゆー、今居ないでどーすんのよ……。リロメーゼも、後ろの取り巻きも、やっぱりアルトに着いて行動してるみたいでここに姿はない、と。クラスの子たちに頼れそうな子居たっけ、かなー?
マジでどーしよーか。状況整理でもしてみよう。
移動教室で、地下ダンジョンに螺旋階段を降りて、無事に目的の場所にはついたんだけど。
ふざけた男子に魔力の書物をあやくられた……か知らんけどー雑に扱われた本が怒ったか、何かに反応したかで、ここにいる皆を飲み込んだ。
本の中は息を出来てるってことはすぐに命はとられるわけでは、無い。そこは安心していい。
──で、この後まってる展開なんだけど……ありがちなのは討伐フラグ。
魔書を倒すまでは外に出られない、と。
そして、うかうかしてるとアタシたちも本のページ数の一部に取り込まれちゃうってとこかしら?
他にありえるは救出フラグ。
本が意思を持ってる時点でなんらかの力が働いてると思っていい。そこは間違ってない、はず。
本が破壊して欲しいと望むのか、連れていって欲しいと望むのか。
古い本ってのはそれそのものがつくも神。日本ぽく言うとまあそんなとこ、他所ならそれを憑依(ゴースト)とかってゆーの、かな?はて、どーだろ?
セオリー通りなら仲間になったり、後々やっぱり罠でしたー!って裏切って襲ってくるってとこかな。
ま、悪くない。いい線いってると思う。こんなとこでしょ。
──まずい、それ……詰んでるレベル位でマズイんじゃないの?
パッと見、ここにはさっきまでの部屋がそのまま再現されてるよーで再現出来てない。本のページをめくっても、ページに細かくびっしり書かれてた文字が消えちゃってて、今は真っ白。
つまり、ここにあるように、目の前に見えている魔書はフェイク。
見えているように見せられているだけで、ここには実際は存在しなくなった。
だから、まず、どこかに行った魔書を探しに行かなきゃなんないし。
じっとしてたら魔書の魔力として養分にされちゃうかもなんだ。
魔書が魔書である理由に、本そのものが魔力を宿していること、と授業で小耳に挟んだ。……って、気がする。真面目に聞いてなかったことはちょっと後悔してる……マズッたかなー。
魔力を宿していること、というのは魔力を作り出せるか、魔力を吸収しているか、のどちらかだってこととも習った。……気がする。
魔力を作り出せるというのは、限られた場合で発動するんだった……かな?力をもった場所に安置されていること、又は……濃い障気から魔力にしている場合もあるんだっけ……。
視界には障気っぽいのは映らないから、魔力を作り出せるってのはハズレ。
解としては、魔力を、吸収してる、とゆー以外出てこない。そんな状況なんじゃないかなー。今のここは。
おぉっ!という、歓声が聞こえて来て現実に引き戻されるみたいに還ってこれた。
「目を覚ましたっ!おい、大丈夫か?バグラート、解るなら答えろ!」
「起きたよ!
「良かった〜」
「何をしてたんだよ」
「お前のせいでなぁっ」
一斉にバグラートの回りがヤンヤヤンヤと、騒がしくなって言葉が質問が飛び交うのが見えるし聞こえてくる。
「どーすんのよ。魔法が使えないわよ、ここ。どうやって出るのよ」
「お前のせいだからな!」
「トイレどこぉー?」
「お腹空いたー!」
「もう、漏れちゃうよー……あーん!」
キンキンするだけで一部しか耳に届かないのはそのどの声も子供の声で、そもそもが非常に高いのに、手加減なく大きな声をバグラート一人に向けてぶつけてるからだ。
中には、全く関係ない八つ当たり?めいたものもあるとこは、とてもとても子供らしく思えて微笑ましかったり。
アタシ一人が大人な対応。とゆっても囲んでる輪からちょっと離れてたからだ。
あそこに居たら、熱がパンデミックみたいに伝染して思いをそのままぶつけてしまってた、かも?
そう思うと、この年代の無意識な残虐性ってのをなんか思い知って一歩引いてしまう。うーん、おそるべしは数の暴力かな。救いなのは当のバグラートがそれを全然、気にしてなさそうなとこだったりする。そんなとこも、子供らしいといえば子供らしかったり。
「うるせーよ。一人一人しゃべってくれよ、なんてゆってんだよ、お前ら!ギャンギャン言っててわかるわけねーだろ!?」
堪えるってゆーか、何言われてるか解ってないみたいじゃん。これはバグラートに効果無くって勿論のことだと思うわ。
つーかさ、何か必要なもの、食べるもの探しに行くってゆっても。
目の前の壁を注目。
ほーら、壁に嵌まった本棚もこのとーり、動かないし。
はいはい、注目注目。
この、本棚の並ぶ石壁には同じように描かれたそれっぽく見えてるドアも。ノブを回してみるけど。
でも、どのドアも開かない。
「……開かないしっ!廻せない?じゃないっ!」
あーこれってあれか。
見えてるものが全部、描かれた絵画的なもので、実際にはどーやっても触れられないくらいに蜃気楼っぽい……って。ホログラフ……みたいなもん、なのかな?
──そこでピン!ときた。
──本は?本なら!?
視線の向いてる先、フレームに収まった視界の中にはピカッと光って見えるくらいに注目すべき、いかにもフラグ発生させてくれそうで、行き詰まった今を打開させてくれそうな……机の上に置かれた本。
きっと誰もがピン!と来てるはずなんだろーけど、これはアーマリア先生が握っていた本だったりする。
そう!この異常事態に気づいたきっかけにもなったあの、びっしり書かれた中身が消えて真っ白なページが続く本。
この本の怪しさ全開具合は絶対で、今この瞬間、この本は怪しいどころじゃないくらい怪しい。
なんでかってゆーと、周りに溢れるくらいある本は触れないってことな、異常な本ばかりってことを頭にインプットして聞いて欲しい。
そう、なんだ……壁に並んだ本は触れない本ばかりなのに、この本、確か……触れてたよね?
触れないと、アーマリア先生が握っていた時点でおかしいことになったりしない?手から消失してなくちゃいけないってことにはなんないかなっ!?
「……とゆーことはっ!」
この本ならそれ──この空間においては見えている全てをまやかしにして実は触れない何かに置き換わっていて何にも出来ないってこと──が適用されてないかもって。
この本だったんだ……やっぱり。
触れる──
ページを捲ることができる──
そう言えばそうか、最初からこの本には触れてたんだった。
この本だけは、アーマリア先生がめくって見せてたじゃん。
キーとなるのは、この本で決まり!そう、よね──アタシたちを引きずりこんだ、この本の空間のボスさん?又は、ボスの皆さんってことだったりする?
「こ、これだ。これだったんだよ!」
この魔書の名前を教えて──
できるだけ詳しく──
誰か見てる人は──
一人で興奮して、脳にお熱が回ってる、くだを巻いてそうな酔っぱらい気味になってる辺り構わず絡んでいくアタシがいる──なりふり構ってらんない!ヒントが見つかったんだから、やっとこの行き詰まりっぽいダンジョンに光が指したんだから!
「──から、古い単語で書かれてたんだよ。きっと書かれた最初の単語は……うーんと、そう!あ、あんせれーと。書かれてたタイトルの始まりはあんせれーとだよ!……続きは覚えてないよ、役にたてなくてごめんね」
「ん。じゅーぶんじゅーぶん。ありがとっ!
あとは、……直接聞くしか無いけどだろーし」
ちょっと聞き込んでたら、バグラートの動きを目で追ってて、一部始終を見ていたたとゆー女子から聞き出せたのは、アンセレート=そのあとが解らないらしい。
やっぱり、本のタイトルはそれっぽい名前がつけられてたよーよね。
本の表紙にタイトルがあるってゆー概念は、このセラウェでも当たり前に機能してるみたいで。よかったー、最初から真っ白でなくて。
女子に返事をしてからはぁーと一息。そして、一点を見詰める。
直接、バグラートから聞き出せると確実なんだろーけど。
──ちらっと声のする方に目線を傾けると、視界に映るバグラートは人混みの中心で、あーだこーだここに居る色んな学園生徒を相手にしてる。
。あそこに混ざってくの?やだなぁー……しゃーないなー、……行くか。タゲをバグラートに定めていざ前進。
喧騒の中心地になってる、ギャンギャン騒がしい集団に向けて、足を踏み出すしか残されてなかったと思い直したんだ。
「ねぇ、ちょっと、ごめん。──バグラート、覚えてること全部教えて。──この本の表紙にこの本のタイトル……なんて書いてあったの?」
掴んでいた本を、バシッと、ドーンと、バグラートの注目を引くように両手で掲げて見せる。周りは話題の中心な注目の的になってるバグラートを囲んでるやつら──貴族の子女たち。邪魔なやじうま。それを掻き分けてバグラートの前にたったんだ。
「それが、どーしたって言うんだよ?そんなことより、ティルフローズは聞いてないのか?閉じ込められたんだぞ、俺たち。どーすんだよ!」
ここの熱は鬼気迫ってるようで、このバグラートを中心地に、一方で悲観してバグラートを詰る罵声が聞こえてたり、一方でバグラートを頼る声で楽観しているように聞こえた。
なんだかんだ、こいつって……トラブルメーカーでありムードメーカーでもあり、リーダーシップ取れるんだよなぁ。取れちゃうんだよ。
うちのクラス、こんなやつくらいしかいない、ってゆー風にはとっちゃダメなのか。
周囲からの意見をいなして、みんなをなんとか纏めるのに成功してるってのは評価してやらないとかわいそーかもだけどな。
じゃないと、パニックになってて良さそうだし。ここの空気はまだそこまで追い詰められてない。
クラスの総意としては、
『バグラートが(コイツのことが)居るからなんとかなる』みたいなとこ、あるのがなんとなくアタシも肌で感じてる。
たぶんコイツの性格なんだろーな、敵を作らないとゆーか、孤立して浮いてるアタシみたいなクラスメートを放っておいてくんないとこある。
アタシは、やりたいことやっておくからそこまで注目してくれなくていいって言ってんだけどー、バグラートは放っておいてくんない。
そんでアタシに構うついでに、キャタリンにも構ってる根っからのなんてゆーか、お調子者?
数人で小さなグループできるのがふつーと思ってた、正直、誰でも大きな塊は維持しきれないくらいには。
コイツ、そうじゃないんだよ。小さなグループを作らせないとゆーか、どこにだって絡んで噛みついて自分の制空権にするみたいに、あっちこっちに顔を突っ込む。
それが、当然であって当たり前に。
だから、自然とバグラートの領土はプライベートを維持しようとする、アタシの領土をまで侵そうとしてくんだよね。それが、ウザいやらくすぐったいやら。
「それが鍵だよ。ん、そう思ってるが正解、かな?出口に続いてるはずのドアの、ね」
に、しても。又、渦作って中心に居んのねーと続けるとコイツ。歯を剥いて気取った態度して、
『それは、俺だからだな』
なんて、豪快な笑みを浮かべて頬を転ばせる。……皮肉が通じない。やっぱガキは真っ直ぐ生きてて扱いづらいわ。
本の表紙に書かれていた言葉。本のタイトル。
それこそが魔書の名前だと思う。いや、魔書と繋ぐ答えが必ずやそこにあるはず!
魔書と繋がれたその先にはここから出れる真実の( トゥルー)ルートがあることを祈ってる、ううん、信じてる!これくらいしか、絶対的なコレだぁっ!って手がかりが無いんだもん。
だから!それが正解だってアタシは信じるしかない!信じて今は!ここから出るために行動しなきゃ!
その女子が言うには、本の表紙の色が変わる、または光ったようにも見えたとか。てことわ、ゆっくり明滅してたってイメージで良い、かな?
これはますます、魔書ってゆーのは触るべからずな書物な気がしてくるよ。
「……あ、と……本の表紙に書いてたのは、確か。……ライントリーとかライブラリィとかそんなだったな。なぁ?ティルフローズ。それが、何の役に立つんだ?」
それを黙って聞いていたバグラートがやっと口を開いた。ようやく思い出したとか、そんな感じで。
「いや、まあなんとなく……?知らないのと知ってるのとじゃ凄く差がそこにはあるように思えない?」
ライブラリィ、か。ライントリーは読み違いだと思うし、そこは大事じゃない。
ライブラリー?
図書室っていみだって書棚?
まあ、いいや。
その名がもつ意味は、複数の書物ってことなんだっけ。
そうなると、だ。
この先、やっぱ。いくつか、ボス戦があったりするのかー。
気付かないで手遅れって、本に食べられたくはないから退治したいね、はやいとこここから出たいし。
「あんせれーと……らいぶらりぃ……?」
アンセレート=ライブラリイお前は何がしたいんだ?
『ほむ、惜しい。聞いてなかったのか』
「じゃあ……えくせれんと」
『違うかな。サクリアート、だ』
え、えくせらーとじゃない?
サクリアート?
「オミノコンとかっ、オムニオズとかじゃなくてー?」
『しつこい、な?君は』
──サクリアート=ライブラリィで合ってるんだよね。
反応がない……。
ない、ね?
──えっ?
声がした。
クラスの誰でもない声。直接頭に響くこの声……?
『呼んだのはそっちの方じゃなかった?違っていたかな』
そう、呼び掛けたのはアタシ。
やっと──おでましなの?おでまししてくれやがったですか!
「聞こえてるなら姿を見せて!ここから皆を元に戻して!いますぐ、出しなさい!」
『そう言わなくても。せっかく、ここまで来たんだ、すぐに帰るのは勿体無くは思いませんか?』
だしなさいよ、今すぐここから。
──へ?そうはいかないって?
『客人が来たならタダで帰すのは悪いじゃないかな』
いやいや、みすみすご飯になんてなってあげないよ?
「その客がね、気に入らないから帰るって言ってるのよ!クレーム出してるの!
あんた誰?
ここのボス?
──いいから!姿、見せなさいよっ!じゃないと──」
出さないって言うならこの空間、引き裂くけど……いいの?
『ボス……おっと?何をするのかな?』
いいのね?
出でよ、サタン!……───